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Gazing At " Promised Land "

2003年度 11月第3週


2週間ほど前から、ウチの塾のおんぼろパソコンはネット接続不能の状態になってしまいました。森下が孤軍奮闘するものの、ほんの少しだけ色目を使っては立ち上がってくれるものの、他に注意を逸らせば怒り心頭?すかさず粗大ゴミに逆戻り。結局復旧したのは11月14日。いつしかカウンター数も120.000を突破している。えらいこっちゃ!で、とりあえずは祐臣のデビュー戦から始めます。11月第一週と第二週はこれからおいおい書いてくつもり。この2週間、何度もアクセスしてくれた方々、本当にすいませんでした。

11月11日

祐臣のデビュー戦。奥さんに征希をクルマに乗せ、午前11時前に津競艇に到着。なにしろ俺もまた競艇デビュー戦。100円玉を入れて入場口を通過。初めて足を踏み入れる競艇場のきれいなこと! そしてじいちゃんやばあちゃんの多いこと! なにしろ尾鷲からもバスが出ている。使い道がほとんどない地域の暇人にとっちゃ手ごろな娯楽か。

祐臣の出走は第一レース。水面を見れば第一レースに出場するボートが水上を疾走している。祐臣は6コース、一番の外側。船券を眺めながら慣れない手つきで祐臣から流す。連複で1番と2番人気の選手に祐臣をかませる典型的なシロウトの買い方。まあ、当たったところで換金するつもりもないけどね。

午前11時10分、各艇がスタートラインを見据えながら点在している。スタート位置が決まっていないことに競艇初体験の俺はやっと気がついた。祐臣のボートはかなり後方に位置している。カウントダウンが始まる。祐臣のボートが動き出す。そしてスタートライン間近のボートも・・・。そして遂にスタート! 全ボートほぼ一線でスタートラインを駆け抜ける。競艇は最初のターンで大勢が決する。祐臣は!? 2位?3位? 混戦を抜け出す2つのボート、祐臣のボートじゃない! 3位! 祐臣は3位でターン。

結局、神風は吹かず、土壇場の逆転劇もなく水上の格闘技は幕を閉じた。祐臣のデビュー戦は3位・・・。征希も俺もハズレたわけだが、このハズレ券はウチの塾にすりゃレア物。塾の壁にでも貼っておこう。あとのレースには興味もなく、怪訝そうなオバチャン横目で俺たちは一番乗りでゲートを出た。さてどうするか? 征希がつぶやく、「そういや久居の最近できたホテルのレストラン、今度バイキングを始めたって広告入ってたな」 バイキングか・・・減量中の俺には辛いなと思いつつ、車のエンジンをかける。

減量は先週の金曜日まではうまくいっていた。計画通り、毎日0.5kgの割合で身体を削っていった。先週の月曜日には71kgあった体重が、金曜日には68kgを切っていた。わざわざ奈良まで出かけていって威張ってみせた鈴木のセンセの悔しそうな顔、ざまあみろ!だった。それが土日の恒例の飲み会で再び70kgの大台に乗っていた。俺の前には一時はダイエットに成功、その賞品に彼女をゲットした?征希が、78kgにまでリバウンドした体躯でバイキングの講釈を始めていた。悟りの境地に入っているようなこ奴の横顔を眺め、俺もダイエットやめよかな・・・。

無我の境地の住人、征希の漢文の授業。今日から綾奈(高田6年制)が参加。
11月12日

奥さんと二人しておんぼろエスティマで赤目四十八滝を目指す。さすがに紅葉の時期、そこそこには秋を満喫できるはず。途中で携帯が鳴る。鈴木のセンセから。「僕な、最近歩いてるねん」「なんで」「鬼多郎(俺のあだ名)に負けたらアカンなと思てな」「・・・で、今なんぼ?」「うん、なんとか68kgかな」 クソッ!センセのほくそ笑む顔が浮かぶ。今日からリセットや。

名張の本屋で高2の物理の参考書を見つける。慎太郎と松原(ともに津高)からのリクエスト。ちったあやる気になったのか。高2にすれば、センター試験まであと1年と少々・・・。志望大学は慎太郎が名古屋大学、松原が神戸大学とメチャ重い。野球部と受験生の掛け持ち、果たしてどうなることやら・・・。

今年の赤目の紅葉はまったくのハズレ。くすんだ色彩のなか、四十八滝の中腹、百畳岩まで歩くもののリターン。あとは車で赤目から曽爾村に続く細い道を抜ける。さすがに曽爾高原を歩く時間はない。目的は曽爾村のオートキャンプ場の視察と香渓谷(こうちだに)。キャンプ場のほうは、ここで来春の塾の合格記念の合宿をやるつもり。そして香渓谷には紅葉のはかない望みを託す。

中2に平方根を教え初めて1週間。そこそこ平方根の計算はできるようになった。

古市が顔を出す。「岡君、昨日3着やったよ」「残念でした、生徒思いの俺はちゃんと見に行ってたよ。まあ今日は行けんかったけど」「今日は2回走って2回とも6着だって」「・・・そうか。これがプロの洗礼かいな」

深夜2時、久居駅に向かって走り始める。雨で濡れたアスファルトに鈴木のセンセの勝ち誇った顔がちらつく。俺は踏みつけながら走る、走る、走る・・・。

11月13日

朝起きて体重計に乗るのが楽しみになってきている俺がいる・・・病気やな。これがむかつくことに68.8kg。昨夜は健気に走ったのに・・・とぶつぶつ言っていると奥さん、「そんなに早く効果なんて出ないわよ」「でもな・・・」 時計を見ると午前10時。半時間ほど走って帰宅したのが午前3時、それから風呂に入って横になったのは4時前。ぐっすり眠れるのかと思うものの、眠りは浅い。もう一度寝ようかと考え、ふと祐臣のことが頭によぎる。「競艇場に行こや!」

祐臣の昨日の結果は2回出走してドベが2回。今日は気分をとりなおして一発来るかなと、午前11時に奥さんともども津競艇に到着。今日も買い方は変わらない。全て祐臣から流す。そしてスタート! しかしスタートで一瞬遅れ、この一瞬が最初のコーナーで内側を走るボートの横波を食らって大きな遅れとなる。5位だ! あげくなんとか4位を狙おうとしてコーナーを回りそこね、6位のボートにも抜かれ最後尾となる。

智ちゃんのお母さんが入院していたことを最近になって知る。お見舞いにと思っていたが、鎖骨骨折などもありなかなか行けなかった。そして今日、やっとこさ出向く。お母さんとは俺が手首骨折で入院した時のお見舞い以来。今まで何度も俺のお見舞いに来てもらったが、今日は立場が逆転。説教めいた台詞も用意しておいたが、鎖骨骨折と聞くや一挙に形勢逆転。いつものように立て板に水、俺に話す機会、突っ込む機会すら与えず押し切られた。

一時は癌かと思い、疑心暗鬼だったお母さん。子供を旦那さんの実家に預けてかけつけた智ちゃん、手術が終わったお母さんにキツイ一発、「あんたには騙されたわ!」 でも智子、騙されて良かったやん。

午前2時、ジャージに着替え今夜もめげずに走り出す。久居駅から自衛隊の桜通りを通ってサークルKで左折、ファミリーマートまで一挙に走り抜ける。昨日は何度か胸が押しつぶされそうな思いで立ち止まったが、今日は快調。しかしやはりスピードは出ない。遅いながらも一定の速度を保ったというだけ。まだまだやな。家に戻ってから体重計に乗る。67.6kg・・・思わずにやつく。病気やな・・・。

11月14日

なんと一志に来来亭ができた! 下宿周辺に乱立の仁志に言わせりゃ、「あそこは店員の態度悪いよ」となるわけだが、はやはり行かねばならぬ。かといって、ただ食うだけでは不安がよぎる。そこで奥さんと一志中の隣にある温泉に入って1時間粘る。サウナに10分入って5分休憩、また10分入って、ご丁寧に2度も身体を洗う。病気やな・・・。

なんとか自責の念を取っ払い夢にまで見た来来亭へ。ラーメン定食と言いたいところを堪え、「味噌ラーメン」・・・そして弱々しい声が追従。「それと・・・ギョウザ」

西岡の嬢ちゃんから電話、といっても同級生だが。前々から英語のプログレスの問題集を作らないかとの依頼を受けていた。「明日塾に行ってもいいかしら」「大歓迎、閑古鳥が鳴いてるねん」

いつもなら11時頃には授業を終わる古西が3階に上がってこない。帰ったなかと思い、1階の教室に行くと竜神と荒井(ともに津高1年)と話している。「どないした」「今日の授業に遅れてきたうえ、英単語の試験の出来悪かったんでさ、英単語の書き写しやってるんや」 時刻は午前2時、れいめい塾を最も具現化している講師であることは間違いない。「1単語を15回ずつって・・・こんなん絶対無理ですよ」と、最近塾に入った荒井からグチが出る。「じゃあ腕相撲しよや。オマエが勝ったら書き写しを5回にしてやるよ」「ホントですか!」「ああ」 深夜3時の腕相撲、ジャッジは竜神。しかし古西は余裕で荒井を泳がせ、一挙にタップ。「じゃあ、1単語につき20回な」「そんな!」 古西がこの調子で攻めればこの学年、英語で悩まされることはないかもしれぬ。

11月15日

携帯が鳴っている。覚醒する前に娘のあいが携帯を持ってくる。征希からだ、「先生、祐臣の出走まであと30分!」「わかった、すぐ行く」 今日も祐臣のレースから一日が始まった。

古市のお母さんが競艇場で働いている。当然祐臣がウチの塾で過ごしたことを知っているわけだが、毎日のように負け続ける祐臣の姿に涙が出そうになったそうな。初日の3着は先輩たちのささやかなお祝い?それ以後の6着・6着・6着・5着、そして今日が6着と悲惨な成績。お母さんは2.000円払って入室できる特別観覧席勤務だが、祐臣のお父さんとお母さんが観戦に来ているのを知っている。やはり同じ人の子の親、子供に注ぐ愛情は伝わるものだろう。1年間のやまと競艇学校を主席で卒業したとはいえ、所詮プロ1年目。先輩たちに揉まれながら最後尾をひたすら走る息子、そんな息子の姿を眺める視線は冷静ではいられないはず。そこへ先週の新聞紙上に掲載された祐臣と津市長の握手しているスナップ、競艇場を揺るがすような紹介、「5番艇の岡君は地元出身で、競艇学校を主席で卒業しました。デビュー戦は3着、それ以後は6着・6着とちょっと不調かな? でも今日は頑張ってくれると思います」というようなアナウンス。プロとしては仕方がないことだが、人の子の親としては・・・。

久しぶりに慶子さんがやって来る。慶子さんは津市内の会社の二代目社長。お互い忙しいこともありなかなか会えない。先月にシゲさんや赤井と松阪で飲んだときに久しぶりの再会。そのとき、プログレス(セントなどで使用されている英語の教材)準拠の問題集がないので二人でつくってみないとの誘い。出来の悪い俺の娘たちと付き合う胃の痛い毎日を過ごしている俺としては、何がしかの刺激が欲しいところ。酒の勢いもあってままよと引き受けちまった。今日はそれを受けて訪問である。中3用の教材(セントは現在高1が使っているが)でたたき台を作ってみることで落着。肝心の話がまとまったとこで、ミスマッチかなと思いつつ征希を紹介してみようかと・・・。顔の広い慶子さんのこと、征希がお手伝いできる患者さんがいるかもしれぬ。ところがその征希、隣の教室のベッドで高いびき。「おい、お客さんやで」

征希は現在ウチの塾で不定期に漢文を教えてくれている。昔取った杵柄、なにしろセンター試験の200点満点はそんじょそこらのことでは風化しないはず。授業当日はコメダ珈琲店で予習に必死? そんな征希だが困ったことが一つ。こ奴、決してバイト料を受け取ろうとしない。じゃあと、いっしょに食事をしたときに奢ろうとしても、かたく固辞しやがって自分の分を払いやがる。そこで慶子さんへの紹介となった次第。これでお客の一人でも見つかれば俺も少しは安心できるのだ。

ところが話はとんとん拍子に進み、慶子さんのお父さんの身体を診ることに決定。さっそく夕刻に訪れることになり、「風呂に入ってくるわ」と征希は家に戻っていく。「今日は午後8時から漢文の授業やからな」と俺。「それまでには帰ってきますから」と言い捨て、ダイエットを封印した巨躯が階段を駆け下りていく。

森下が京都から戻り、古西が加わり飲み会が始まる。「大人チャレンジ!」と叫んで古西、桃チューハイをゴクリ、まずそうに顔をしかめる。酒のアテは最近マイ塾ブームの一人鍋、今夜のメニューはすき焼き。これで再び70kgの峠を越しそうだな・・・一人ごちながら日本酒を飲む。

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