桂文我さんの会に行ってきた。
鈴鹿市の南龍寺という小さなお寺の本堂で、前売り2,000円・当日2,500円。
ご近所のおばあちゃん達やろか、なんと80人以上も容れて、若いお客は我々だけみたい。
5分押しで2番太鼓。文我さんと奥さんと米平さんの3人らしい。太鼓2人と拍子木だけで笛がない。文我さんの笛が聴きたかったのに。弟子のまん我さんが内弟子があけたため、人手不足の感がある。ああ、下座を手伝いたいなあ。
1番手米平さん「つる」。15年ほど前、文我さんが雀司の頃よく営業をお手伝いさせて貰っていた。米平さんはその頃からのお付き合い。15年経って貫禄は出たけど、此処っちゅう時に噛む癖は全然変わってない。今日も噛みまくり。悪いけどちょっと寝てしもたワ。
2番手文我さん「花筏」。前半のギャグが少ない。親方の貫禄もないし提灯屋の徳さんのキャラが一定していない。後半は盛り返したケドかなり不満が残った。素人が何云うねんと言われそうやが、去年暮れの『楽』でのワタシの方がよかったのでは!?
ここで仲入り。ちょっと2,000円は高いゾ!そう思って迎えた後半戦。
食い付きは米平さんの立体落語。これは色モンとしてはグーやねぇ。見ていてなかなか面白い。このくらいの大きさの会場で見るにはOK!下準備も自分でしたとの事。感心した。
トリは文我さんの「寝床」。こいつは凄かった!ベースは師匠の枝雀さんと思う。それを自分風に上手く消化して、新しいギャグも入れてはる。ワタシもこのネタを演るケド文我さんの方が遥かに面白かった!
最後に此処の住職がこの寺を去ると言う、記念に文我さんと対談。これもオモロかった。当然打ち合わせなどないハズが、文我さんの感性が弾けて爆笑に次ぐ爆笑。ここらはさすがや!ワタシの理想とする大喜利の先生の型に近い。勉強になった。
「寝床」と「対談」で2,000円のモトは取った。満足!
「つる」米平/「花筏」文我/〜仲入り〜/立体落語「西遊記」米平/「寝床」文我/「対談」=住職vs文我=
No.83 2003年05月12日 (月) 01時52分
|