No.87〜No.106

打ち出し太鼓
落語会を迎えるたびに必ず血が滾る。
終えたあと、満足感、反省(?)、そして次への熱き思いがある。
そんな栄歌の独り言、裏話などをおもしろくお伝え出来たらエエなあと思います。


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 夏休み真っ直中!  new!        
ちまたでは夏休み、そして本格的な猛暑。その真っ直中にあって、シコシコと職場へ通う毎日。寝不足と夏バテで、それでもぶくぶくと体重が増えてくるのは何でやろ!?(←中年太り)
カラダに活力が漲らんのは、唯一のエネルギー源である「落語」だけが「夏休み真っ直中」であることやろ。7月12日に寝床の会を終えてからずっと落語フリーデイ。もうすぐ1ヶ月になろうとしている。ヒマなんやから練習とか新しいネタに取り組めばエエのやろけど、なかなかその気力が出て来ぃへん。
先日中日寄席が名古屋であった。(毎月第1日曜日にある。)その日は予定が立たずエントリーしてなかったんやけど、その日は無眠さん・砂九さん・のんきさんの3人しか出演者がおらへんと聞いた。1時過ぎにカラダが空いたンで砂九さんに電話してみた。「今やっとカラダが空きましたワ。3時前くらいになるかも知れへんけど、なんなら行きまひょか?」「いや、無理せんでも大丈夫でっせ。無さん、今日は質屋蔵やるっちゅうてはりますから。3人で充分やれまっせ。」「あ、さよか。ほな、ゆっくりさせて貰いますワ」電話切ってホッと一息、せやけどちょっと寂しかった。あとで掲示板で今度の中日寄席は盛り上がったと聞いてもっと寂しかった。
そんなこんなで、この「打ち出し太鼓」も2週間以上もお休みをしてた。さあ、踏ん張って行動開始。
いよいよ、今週末に伊賀の大山田村の「風庵」で1ヶ月ぶりの落語会。プロの会も手掛けたという風庵・庵主さま「小川さん」との電話打ち合わせも済み、アトは当日を迎えるのみ。さあ、少しずつ気力が戻ってきた。
今度の会がヒットして、伊賀の地に「寝床の会」の根が生えるとエエなあ。
No.106   2003年08月11日 (月) 01時39分


 「寝床の会」伊賀の陣 in 風庵        
伊賀地方の阿山郡大山田村と言うところに、風庵と呼ばれるイベントスペースがある。民家に手を加えただけの所やけど、風光明媚、自然に囲まれてのイベントはまた格別。
色んなアーティストを呼んだり、プロの落語会も開催される、そんな所の管理人さん「きーさん」こと小川さんから、寝床の会の出演依頼が来たのはひと月とちょっと前。
前回の寝床の会(敬和公民館)にお越し頂き、その後打ち上げにも加わって貰って打ち合わせをした。「きーさん」に無理を云うて入場料を極力抑えて貰ったり、かなりわがままを云わせて貰ったケド、快くお受け下さり来月の中程にいよいよ第1回が実現することになった。
会長がオーストラリアに英語研修中で不在(さて、ホンマに英語が堪能になるのかしら)とのことで、楽語の会から「川の家河太朗」さんに助っ人に来て貰い、いつもの寝床の会の形式「落語4席+大喜利」をやることに。
空気やお客さんも変われば我々の喋りや演技にもまた一段とチカラが入ると云うモノ。伊賀の方達意外でも是非来て頂いて盛り上げて頂きたいと思う。
一般参加OK!電話予約ならさらに安くなるらしい。寝床の会HPの「これからの予定」や栄歌の部屋の「公演予定」のページにリンク貼ってあるから要チェック!!

=「寝床の会」伊賀の陣=
と  き:8月16日(土)、午後6時開場、6時30分開演
ところ:イベントスペース「風庵」
木戸銭:500円(高校生以下無料)

「動物園」(お得意ネタのひとつ)欠多利
「代 脈」(第9回選手権優勝演題)栄歌
「時計屋」(衆朝ご自慢のバレ噺) 衆朝
「子 猫」(夏らしく怪談モノで)河太朗
  〜 大 喜 利 〜

No.105   2003年07月26日 (土) 12時36分


 第85回 寝床の会 7月12日(土)        
大盛況!!
栄歌社会人落語選手権二連覇凱旋と琢磨半年ぶり復帰記念で大いに盛り上がった。
DMの手応えありで前回よりは多いかな、と70数脚用意した椅子。開演前60名が2席目に80名を越え、「立ち見」の状態で演らせて貰うた。3席目は隣の工作室から木製の椅子も出してきて、犇めくような会場は熱く揺れた!
前回・前々回と落語の出来はメンバー全員ひどかった。連絡掲示板で反省を促し励まし合いながら今回を迎え、今日の出来栄えはみんな良かったのではないか!?
栄歌個人的な感想を言えば今日の「餅屋問答」はやっぱり不満足なモノ。練習不足の一言。マクラは冗長、立て弁は噛んでる、リズムはワルイ。例年「選手権」のあとはパワーが萎(しぼ)むのか、1ヶ月くらいはチョーシ悪い。これでもか、これでもかと言う位何遍も練習して高座に上がる選手権、その後の反動なんやろなぁ。。。気ぃを入れなアカン!反省は反省として、会場の反応はそれに反して良く笑って頂き、終わった後の気分はよかった。
今回、予告なしに岐阜から無眠さんが応援に駆け付けて下さった。コイツは嬉しかった!会の途中から南遊亭萬年クンも来てくれて、萬年クンはビデオとデジカメの係を、無眠さんは一番・二番を除く下座(太鼓)の係を全てやってもらった。
そんな助っ人に恵まれ、久しぶりに打ち合わせと自分の落語に集中出来て楽しかった。無眠さん、萬年クン、本当にありがとう!

「半分垢」衆朝/「餅屋問答」栄歌/「応挙の幽霊」欠多利/「悋気の独楽」琢磨/〜大喜利〜(「えいか・たくま」作文)
No.104   2003年07月17日 (木) 12時34分


 「プロ・アマ落語フェスティバルin三重」 チケット完成!        
わんわん軍団の「わんかなさん」に今年もチケットの制作をお願いしていた。
これで3回目。1回目は春に開催、サクラのデザインで色はピンク。「プロ・アマ落語バトル」と題して華やかなイメージ。2回目は、ワタシの着物と同じ萌葱色。この年から「プロ・アマ落語フェスティバル」と名前を変え、デザインも御神輿で賑々しいイメージ。今年はグッとシックに藤色にして、デザインは秋らしく○○○・・・これは、見てのお楽しみとしとこうかな♪
いつもかなさんのセンスの良さには驚かされる。彼女のHPでのカキコにも笑いあり感動あり(おおっ!「踊る大走査線」の宣伝文句みたい)、とにかく一度覗いてみて頂戴! 
http://www006.upp.so-net.ne.jp/wankana/
・・・ちゃうちゃう、かなさんのHPの宣伝と違うの。プロ・アマの話。
そのチケットが昨日郵便で届いたので(なんとお願いして数日で完成!早いのなんのって。。。)、今日仕事の合間にナンバリングで通し番号を付け「寝床の会」のハンコで割り印を押した。なんか早くも気持ちが高揚して、やる気満々〜♪
明日の寝床の会に持って行って、スタッフやお客さんに見て貰お〜っと!去年みたいに3ヶ月も前やけど売れたりして・・・(去年も7月の会で32枚買って貰ったし)
買うとか売るとか書いてきたけど、別に営利目的ではなくって、演者のギャラ、運営費等はワタシが1年間かけて貯めた貯金から捻出。で、足りない分と会場費や通信費の一部をお客さんにカンパして頂くようなカタチなの。なんかホンマに「道楽」してるな〜って感じ。このやり方は砂九さんの「三歩・三象二人会」がお手本なの。今年もエエ会になるとエエけどなぁ。

【プロ・アマ落語フェスティバルin三重】 
と き:H15年10月12日(日) 午後1時30分開場、午後2時開演
ところ:三重県津市駅前アストプラザ4F「アストホール」
木戸銭:前売り800円、当日1,000円
出演:春風亭昇太、浪漫亭砂九、料亭彦柳、千里家圓九、南遊亭栄歌
No.103   2003年07月11日 (金) 17時12分


 突然ですが、「中日寄席」 7月6日(日)         
5周年記念公演と銘打って・・・メンバーが足りん!
連絡掲示板(メンバー用)でこのコトを知ってエントリーした。ケド突然の予定、カラダは先週の内浜・萬徳寺の2連チャンで満ち足りた状態。ネタはどないしょう・・・ってことになったの。
いきなり出来るネタって云うても知れてるし、それでは自分もお客さんも面白くない。ここはひとつ「楽」でも「やせがえる」でもおよそ演らへんネタを演ってみようか、てなことで学生時代に覚えて最後にかけてから10数年演ってない「くやみ」をすることに決定!(あとで調べたら1986年6月のサウスロード以来、なんと17年ぶり!)しかも決定したのは前日の夜。(オイオイ、大丈夫かよ!?)
中日寄席は、中日ビルの2F「憩いの広場」を仕切って高座を作ったもの。ほとんどオープンスペース。はじめの頃は、買い物客の足を止めて聴いて貰っていた、いわば大道芸!最近では通りすがりのお客さんよりもわざわざお越し頂く常連さんの方が圧倒的に多くなって来ているが、それでも会場がざわついたり高座の横を通り過ぎる買い物客も居てて、結構「気」が逃げる。演者の声も逃げる。なかなかタフで修行になる落語会。
途中で絶句しはしないか(いちおうネタ繰りはしたケド、ほとんど昔の記憶に頼ってるよ状態)、真っ白になりはしないか(客が流れるとドキッとするのよね〜)、そんな不安と緊張で返って楽しく演れた。線路の上を走らせている落語が、突然レールが無くなって絶句する、そんな恐怖心って学生時代以降で経験したことないもんネ。もちろん絶句したことは未だかつて一度もないケド。とにかくスリル満点で楽しかった。
声が外へ向かってしもて自分に返って来ないので、マイクにクチを近づけるように前屈みになってけったいな高座やったけど、そこそこの出来栄えやった。(ちょっとだけ噛んだり、言い澱んだりはしたけども・・・)笑いも拍手も貰って満足して降りてきた。
大喜利も「謎掛け」と「遣り繰り川柳」、会場からお題を貰うて即興のネタやったけど、ソツなくこなして無事終了。
めっちゃ楽しかったぞぉ〜っ!! だぁ〜い満足♪

「猫と金魚」気まま家のんき/「くやみ」南遊亭栄歌/「コンパ大作戦」若い家かもめ/「あくびの稽古」浪漫亭砂九/〜大喜利〜(謎掛け「七夕」「オールスター」・遣り繰り川柳)
No.102   2003年07月09日 (水) 21時04分


  そして、「萬徳寺寄席」 6月29日(日)        
萬徳寺寄席:毎年1月と6月の原則として第4日曜日に岡崎市名鉄東岡崎駅前の萬徳寺の本堂をお借りして開かれる落語会。
ワタシが楽語の会に正式に入会させて貰う前からこの「萬徳寺寄席」に何度か出させて頂いたコトがある。
その頃の萬徳寺寄席に対するメンバーの評価・印象は正直云うてエエものではなかった。季節柄、凍えるように寒い又は蒸し暑い→お客さんが少ない→なかなか笑って貰えない→せやからみんな練習がてらに高座にあがる→エエ落語会は出来へん→お客さんは増えない・・・の悪循環。
初めて出させて頂いた時「栄歌さん、あんまり期待しないで。あんまりがっかりしないで」と事前に何回も念を押されたコトを覚えている。よしそれなら絶対笑いをとってやると云う意気込みで「二人癖」で高座に上がり、そこそこ笑いを頂戴した記憶がある。
今の萬徳寺寄席は変わった。結構はいって下さるお客さんの中で確実に常連さんは増えてきているし、最近よく笑って貰える。熱演すると拍手を下さるお客さんも見え、この岡崎の地に落語はしっかりと定着してきた感じがする。みなお目当ての演者も居てはるようで楽しみにして下さっている。
さて今日の高座、やはり声が充分出ぇへん。滑舌も昨日に増して悪い。カラダは重い。ところがマクラでドッと来た。体調とは裏腹に結構お客さんのウケはよい。勢いでオチまで一気に持っていった。気持ちがよかった。落語の質としては決してエエものではなかったけど、お客さんとの一体感としてはサイコーやった。
落語というものはホンマにナマもの。スタジオ録音としての善し悪しと会場の空気の中での善し悪しとはまったく違うのやと改めて認識した。

「一目上り」かつお家たたき/「みどりの窓口」若鯱亭笑天/「夏の医者」竜宮亭無眠/「岸柳島」気まま家のんき/〜仲入り〜/「青菜」南遊亭栄歌/「仔猫」浪漫亭砂九
No.101   2003年07月09日 (水) 15時15分


 いざ!「萬徳寺寄席」 6月29日(日)        
恥ずかしい話、「ホンマもう年や」と思うた。
朝、ホテルで目を覚ましはしたものの体が起きあがらへん。正味しっかり寝たンは3時間くらいか?食欲もない(昨日しっかり食べたから当たり前か!?)アタマも痛い(二日酔い?)。けど、飛行機の時間があるからボチボチ朝飯を食べて出発の準備を・・・シャワー浴びたら少しアタマがハッキリしてきた。
今日のネタ「青菜」は昨日の「ちりとてちん」と噺が思いっきり「つく」ために一度もネタ繰りはしてない。(もし「青菜」をネタ繰りしてたら、昨日の晴れの高座で「喜ぃさん」と云うところを「植木屋さん」、「鯛の刺身」と云うところを「鯉のアライ」、「白菊」と云うところを「柳影」、云々と云い兼ねへん。。。)
で、ぼちぼちネタ繰りしようと思うたケド・・・こ、声が出ぇへん。。。w(゚o゚;)w こんなヤワい声帯やったか?馴れへん酒の所為か?とにかく飛行機に飛び乗ってブツブツとやった。
小牧空港から名古屋駅周りで行かなくとも、直で名鉄「東岡崎駅」へ向かうバスがあると聞いて、ちょっと割高やったけどそれに乗り継いだ。そこでもブツブツ・・・。周囲の怪訝そうな目はこの際お構いなし!・・・でまあ、ネタの方はなんとかなりそうやけど、落語演れるのやろか。
東岡崎駅へ着いてバスから降りると、すぐ大声を出してみた。・・・うん、少し嗄れているけど、なんとか出そうや。いざ出陣!重い荷物と重い体を引きずって、萬徳寺へ到着!
No.100   2003年07月07日 (月) 08時21分


 まだまだ続く、内浜の夜         
会がはねてから楽しみにしてた打ち上げ♪
勘朝さんの号令で近くの焼き鳥屋さんにいく。此処の焼き鳥がまた美味かった!酒の苦手なワタシがビールに焼酎にと不思議なほどクチをつけた。
程なく企鵝さんが駆けつけた。彼が到着した途端に会場の空気が一変した。彼は思うてた通りのヒトやった。ムード・メーカー、彼独特のボケ、知的な話題、並外れた個性・・・そのどれもが企鵝さん。直角さん、酔書さん、そして勘朝さん、誰もが彼を可愛がっているのが手に取るようにわかった。
隣に座らはった鴈治郎さんもエエ味やった。聖なる花園にこんな「むさい」オッサンがおってエエもんやろか。(←詳細は伏せるケドね。。。)この人の落語も聞いてみたいと思った。
そして、終始静かに笑顔で座ってはったけど、熊埜御堂さん。本当にお世話になりました。この人が居てはるから今の内浜落語会があり、東海地区の天狗連とのパイプが出来上がったンや。内浜の記録を取り続け、HPで世に彼らの活動を知らしめる為に多大な労力と時間を費やしてはる。我ら自分のために落語をやっているモノより遙かに奇特で道楽者なのかも知れない。「『楽』で落語を聴く会」のDVDをありがとうございました!
勘々さん、本当に三重・津市まで来てくれるの?「プロ・アマ落語:春風亭笑太さん」のために。あんまり無理しないでネ。でもちょっとだけ無理してネ。前売り券用意しとくからね。「真打ち昇進」頑張ってね。
魁書さん、かんなさん、勘楽さん・・・ああ、一人一人書いていたら紙面が足りん!ごめんね〜。
2次会はねたら、3次会!「せっかく福岡へ来たからには、長浜ラーメン」と勘朝さんのはからい。みんな解散かと思ったら結構ついてきてくれた。屋台のラーメンはまた絶品!多くの芸人さんに囲まれて本当に楽しかった。勘朝さんゴチになりました。随分散財させましたネ。今度名古屋に来られた時は、風来坊の手羽先と味噌煮込みうどんをおごらせてね。(やっすぅ〜!!)
No.99   2003年07月07日 (月) 08時20分


 福岡が沸騰!(2) 6月28日(土)        
1番手は勘タンさん。軽快な喋りとよく通る声が心地よい。まだ高座数が少ないため余裕は感じられへんけど、回を重ねるウチに克服出来るやろ。楽しみなヒト。
2番手勘樹さん。退職してから落語を始めたと言う奇特な方。一言一言丁寧に喋ってはる。生真面目な方なんやろなぁ。高座が出来あがってから開場までずっと座って練習してはった。お客さんと対話出来るような柔軟な落語になれば味が出てくるやろ。
3番手酔書さん。少々堅かった会場の空気をこの方が一気に払拭した。お客さんを掴むのが上手い。マクラに酔書さんの人柄が滲み出ていた。今回は落語やったけど、この人は色モンとして紙切りもやらはる。紙切りは筋書がなくそれでいて笑いを取らないといけない。酔書さんの変幻自在さは、紙切りで養われたのかも知れない。落語に紙切りに下座にと本当に器用なヒトやった。
いよいよワタシの出番。それ程アガってたつもりはないねやけど、ちょっと気負ってしもてたかも知れへん。あとから熊さんのストリ−ミングで拝見すると、早口で滑舌も悪く、登場人物の使い分けもファジーで自分としてはもひとつの出来具合。(無眠さんも同じコトを云うてた。わかる人にはわかるねんなあ。)それでも、ゲストという座布団の上で演らせて頂いたためか、実力以上の爆笑を頂戴した。本当に気持ちよく演らせて頂いた。ご配慮頂いた勘朝さんやスタッフのみなさん、歓迎して頂いた内浜のお客さんに感謝!!
さあ、トリで締めるのは勘珍さん。この爆笑のアト、本当にやりにくかったコトと思う。しかし空気を完全に変えて立派な高座やった。喋りもしっかりしててリズムもエエ。残念なのは1回だけ噛んだところ。「噛む」と言うのがアカンのとは違う。アカンのやったらワタシなんか噛みまくりもエエとこ。そうではなくて「噛んだ」ことで一瞬落語が完全に壊れたコト。「えへへ」と苦笑して、登場人物が消えて「勘珍」が完全に露呈したこと。アトで聞いたら「自分の中に『噛む』ということは存在しないんです」とのこと。大した心意気や。この若さで素晴らしいモノを持っていると驚かされた。
素晴らしいレベルのメンバーの中でイッショに落語を演らして頂いて、初めからお仕舞いまで勿体ない程の歓迎を頂戴し、本当に楽しいひとときを過ごさせて頂きました。この打ち出しで感謝を表すにはあまりにも狭すぎますが、本当にありがとうございました。
No.98   2003年07月07日 (月) 08時19分


 福岡が沸騰!(1) 6月28日(土)        
会いたいヒトはぎょうさん居てた。
精悍な顔立ちで本格派落語の「直角」さん、笛(能管・篠笛)の「勘遊」さん、若いケド光っている「勘珍」さん、プロはだしの三味線「小きぬ」さん、美形「勘楽」さん、勘朝さんより持ちネタの多い「酔書」さん、上方落語の番頭格「勘米」さん、なが〜いカキコの「企鵝」さん、そしてその連中さん達を世に輩出してはる熊埜御堂さん・・・キリがない。
甘棠館笑劇場に着いた。中に入ると勘朝さんはじめみなさんが一所懸命会場・高座を作ってはる。勘朝さんがワタシに気づき「お〜い、みんな。作業一旦中止して集合!」。号令でみなさんが集まって来る。(そんな、わざわざ手ぇ止めて貰わんでも・・・)恐縮してしまう。
みなさんとご挨拶。ほとんどのヒトが顔と名前(芸名)と一致してた。内浜HPで予習済みやもん♪
今回の福岡訪問の目的はいくつかあった。もちろん栄歌の落語を聴いてもらうことは一番やけど。まずは下座の勉強、そして勘遊さんに会って笛を見せて貰う(ところが勘遊さんは都合で来られへんかった。残念!)、勘珍さんに喝を入れる(これは勘朝さんに頼まれていたコト)、企鵝さんの人となりを見極めるコト・・・これら挙げたらキリがない。
商店街寄席いよいよ開演。まず下座の三味線・小きぬさんに度肝を抜かされた。京都の土森さんも凄かったケドこの人も凄い!太鼓は酔書さんで笛は直角さん、酔書さんの出番の時は直角さんが太鼓を叩きワタシも少し笛を吹かせて貰った。やっぱり下座はやっていて楽しい!
出番のない勘々さんや勘楽さん達が受け付けをし、みんなテキパキと持ち場をこなしてはる。勘朝さんは心配そうにあちらこちらをウロウロと見て回ってはる。総大将、大変な気苦労やこと。
さて問題の落語の方は・・・っと、字数がかなりオーバー。残念やけどここらでちょっと休憩ネ。
No.97   2003年07月07日 (月) 08時18分


 内浜落語会        
粗忽家勘朝さん、福岡の内浜落語会と言う天狗連を取りまとめていらっしゃるハイレベルの素人落語家さんである。
大阪や東京など落語の本場から遠く離れ活動されているため、面識もなくまた交流会なども実現せず今日まできた。
実は1年程前からHPを通してその存在だけは確認していた。彼らはなんと本物のお囃子を導入し、またプロの落語会をもプロデュースしているという。その本場顔負けのレベルの高い活動を遠く離れた福岡の地で維持するコト、それがいかにパワーのいることか、オドロキであった。ワタシは一度勘朝さんや内浜の活動内容に触れてみたいと感じていた。
昨年の秋、楽語の会恒例「やせがえるの会・大須演芸場顔見世興行」に小倉からお客さんが見え、その方に地元・福岡の落語会を紹介したコトがキッカケで交流が現実のモノになった。
今年の5月にその勘朝さんがまず名古屋の「『楽』で落語を聴く会」にゲスト出演して下さり、その素晴らしい落語で「楽」のお客さんを沸かせて下さった。やはりホンモノやった!落語のレベルだけでなく、人間としての大きさも感じた。
それまで考えても見なかった「福岡訪問」の欲望がムクムクと大きくなって来た。
なんとしても勘朝さん達がつくった内浜落語会の中にどっぷり浸かって見たくなった。そして三重の田舎でやってきたワタシの落語がどこまで通用するか試してみたくなった。
そっと打診してみたら意外にあっさりOKの返事。勘朝さん来名の翌月の6月に、なんとホームグランドの甘棠館笑劇場で商店街寄席エントリーが実現!!
No.96   2003年07月07日 (月) 08時13分


 全日本社会人落語選手権 [いよいよ出番、そして審査発表!]        
さあ、いよいよワタシの出番!一騎打ちの相手は今年度優秀賞の圓九さん。まったくシミュレーション通りや♪
ワタシの代脈はマクラを入れて21分20秒。何遍やっても1分とちょっとオーバー。これは減点やねんけど、マクラを削るつもりはなかった。マクラを入れてネタをキッチリ20分以内で収めるのは結構キツイ。今まではマクラは時間調整程度にやっていたけど、ネタでキッチリ決める圓九さんには、やはりワタシらしいマクラを振って勝負したい。
高座の上では思いのほかアガらへんかった。マクラもしっかり笑いを取ってネタもほとんど噛まずに終えた。(満足!)降りてきて時計を見たらなんと19分07秒。うれしい計算違い。何処で早くなったかは分からへんけど、とにかくやるだけはやった。
いよいよ、本年度最優秀の発表。「『代脈』を演った『南遊亭栄歌』さん」、審査委員長で上方落語協会副会長の染丸師匠の声に「やった〜!」大声で叫んでしもた。去年より嬉しいタイトル。
その後はもうアタマの中は真っ白。優勝の挨拶もシドロモドロで染丸師匠の前で思いっきりうろたえてしもて・・・ああ恥ずかしい!今思い出しても発狂しそう。
終わってから言うのも何やケド、今年のメンバーは凄かった。レベルが高かった。
来年は我風さんも、さるやん(立の家猿之助クン)も出てくると聞いた。もちろん圓九さんも出るやろ。もっとタフな選手権になりそう。今度はどんなネタをかけようかな。
早くも気持ちは来年や!
No.95   2003年07月04日 (金) 00時27分


 第9回 全日本社会人落語選手権:大阪本選 [後半戦]        
仲入り後4席がおこなわれた。
竜宮亭無眠 『動物園』
いよいよ名古屋代表の無眠さん。7年前には結構シドロモドロの喋りやったのに、今や余裕と風格さえうかがわれる。昨年くらいからマクラもツボにはまり本当に上手くなった。無眠さんのエエところは落語の中に自分を登場させるところ。登場人物から一瞬ふっと無眠さんが現れまた登場人物に戻る。染丸師匠をして「可愛い」と言わしめた、無眠マジック炸裂であった。
新宮亭当り目 『大安売り』
過去9回行われた選手権で一番多く年度優秀賞を取っているオトコ。(けど優勝は1回もない・・・いらんコト言うな?)今年は「逃げ」にまわっていると自分で言っていたらしい。それでも中学の頃から落語をやっていて経験も充分の腕前で結構笑いも取っていた。
摂津家哲笑 『野崎詣り』
スンマセン。この人の出番の時着物を着替えたり、マクラの最終整理していたから聴いてないの。泉笑会でも年長の哲笑さんやから、きっとエエ高座やったでしょう。
小林げん馬 『親の顔』
立川志の輔さんの得意ネタ「親の顔」を上方に焼き直したげん馬クン。単に翻訳しただけではなくしっかりギャグを入れて自分のモノにしていた。出だしでちょっとお客さんを置いていったキライはあるけど、後半はしっかり掴んで笑いを取っていた。将来が楽しみである。

此処で今年度優秀賞の発表。例年になく実力者揃いで誰が勝っても不思議ではないキビシイ戦いやったケド、そこは実力で僅かに抜きん出ていた圓九さんがやっぱり今年も優秀賞をとった。僅か0.6ポイント差で2位に食い込んだ無眠さん、同じ楽語の会のメンバーとしてワタシも嬉しかった。
No.94   2003年06月28日 (土) 01時51分


 第9回 全日本社会人落語選手権:大阪本選 [いよいよ開演]        
と云うことで始まった。ワタシは下座の様子を見ながら演者の次第も気になり、2階楽屋と1階下座を行ったり来たり。ここからはワタシの独断と偏見で落語の寸評を・・・せやから割り引いて読んでネ。
珍し家芝楽 『転失気』
この方は東京でもお馴染みの方、馴れた口調と人懐っこい笑顔で聴いていて心地よい。いきなりハイレベルのスタートや。スキン・ヘッドなんやけど、「カミガタへ行ってハゲんで参ります」の言い方は少々マクラがくさいか!?落ち着いた喋りで堅い会場の空気を見事なごませた。
三流亭無邪気 『大安売り』
声が非常にエエ。滑舌もよく、ちょっと枝女太さんに似ているかナ。マクラから本題に入った所でひとつマクラを抜かしたと一旦逆戻り。(ここらはアマらしいトコでご愛敬)ケド、付け足したネタはさほどおもろいオチもなくこの噺との関連もないから、結局無くてもよかったのでは?この人が終わったら前列の若いギャル達がぞろぞろと帰って行った。何をすんねや。。。
水都家艶笑 『初天神』
ひと言で云うてセミプロ。落ち着いた語り、しっかりした間。マクラ充分やってネタは途中から。マクラに余程自信があるのやな。このころから会場の反応が少し重くなって、マクラの面白さに比べ反応が僅かしかない。残念やケドそれも運。しかし世間は広い。此処にも実力者がいた。
千里家圓九 『狐芝居』
もうお馴染み。第2回にこの狐芝居で鮮烈なデビュー。もちろん芝居のシーンは7年前より良く仕上がっている。笛を吹きながら下座に張り付いていて、よくこんな安定感のある落語が出来るモノや。笑いの少ないこの噺でお客さんを十分に満足させる、この男の実力は底知れないと思った。
柱一豚 『宿屋仇』
このネタのエントリーを聞いた時、みんな「えっ」と驚いた。それもそのはず、本来は45分もあるネタなんやから。案の定、マクラを振らずいきなりネタに入る。会場が暖まっていたらそれでもついて来て貰えるのやろケド、ずっと会場は反応が重たいまま。オマケに無理矢理20分に縮めたため言葉が定まっておらず、噛んだり間をはずしたり。まあ「よく時間内に収めはりました」ってトコかな。
No.93   2003年06月27日 (金) 02時23分


 第9回 社会人落語選手権:大阪本選 [開演前]        
予定よりはやくトリイホールへ着いた。伝説の我風さん、三味線の神様土森さん、今回責任者でお骨折りの谷村さん、三落会OBの二八さんの姿が見える。程なく雷蔵さん、八景さんなど、少し遅れて圓九さん、当り目クンなどお馴染みの面々が姿を現した。
此処の雰囲気は一種独特。ハイ・レベルのアマチュア芸人達が集まりひとつの会を創り上げる「気」のようなモノを感じる。出演するモノも観戦するモノも、ベテランもビギナーも、一度は此処へ来てこの「気」を感じて貰いたい。
下座の方へ回って出囃子とハメ物の打ち合わせ。ワタシは圓九さんの出の時の「お兼ねざらし」の篠笛と「狐芝居」のハメ物の能管を担当。土森さんの三味線と合わすのやけど、音がうまく出ない。圓九さんの笛と較べると、響きも音量も運指のスムーズさも段違い!家での練習の時はもう少しキチンと吹けたのに、緊張すると指も唇もうまく動かない。息継ぎを忘れる。妙なところでリズム(タンギング)をとってしまう。こんなんで本番にキチンと吹けるのやろか。落語よりもこちらの方でムッチャ緊張してきた。
いよいよ開場。ワタシの患者さんがお子さんを連れて応援に来てくれた。その後とこママさん宅間さんたち、平子御夫妻・久保田御夫妻、いつもの常連さんが遠路はるばるお越しになって・・・よ〜し、気合い入ってきたゾ!
とりあえず・・・オシッコを済ませとこ♪
No.92   2003年06月26日 (木) 08時21分


 第9回 社会人落語選手権:大阪本選 プロローグ        
今回のこのタイトルはホンマに喉から手が出るほど欲しかった!
去年の優勝カップを返しに行って手ぶらで帰ったら、やっぱりマグレやったと云うことになるし(実際「マグレ」やったかも・・・)、去年はいつもと事情が違っていて例年と同じ意味での優勝ではなかったから。
と言うのは、圓九さんが5年連続でチャンピオンとなった時点でもう後続は出てこないかも知れない、誰も圓九さんを倒せないかもしれない、そんな声が出た。ここで一旦区切りをつけて(殿堂入りと云うコトで)優勝カップを返還、もう一度出るなら平でそれを狙いに来るというポジションをとった。
つまり王者不在のカップ争奪戦。圓九さんは挑戦者として出場。運良くワタシが頂いたケドもし圓九さんがチャンピオン席に座っていたら取れへんかったかも知れへん。運やマグレと云われない為には今年を逃すことは出来ない。
「代脈」は何回も高座にかけているネタ。しかも第2回の時の年度優秀賞を頂いている。その時のビデオを見てネタを繰ってみる。マクラを変えて何度ネタ繰りしても、どうしても1分30秒オーバー!マクラを削ればゆっくり間を取って18分で終われるケド、今年のテーマは制限時間という枠にとらわれて窮屈な落語をしないコト。地元では伸び伸び演れている落語がどうしても選手権では萎縮してしまう。マクラをしっかり振って自分をさらけ出す落語をして来よう、それが本来の自分の落語や、そう思って今回に臨んだ。
No.91   2003年06月25日 (水) 13時09分


 落語の出来と落語会の運営        
最近、落語会が終わって感じることは、自分も含めて落語の出来が皆ベストではなかったコト。ヒトそれぞれ色とか演出とか技術とかに差はあるのやけど、そのヒトなりにベストやったかと聞けば答えは「ノー」や。落語会に対するテンションや情熱が落ちたり冷めたりしてるかと言えば、それも「ノー」。会の運営は意外に精力的やったりする。
いままでとの違いは、最近お囃子を生で入れたり、写真を撮ってHPにアップしたり、またメンバーの補充にゲストを招いたり・・・精一杯落語会の充実をはかってきたのやけど、手を広げたわりにはメンバーは従来から固定の3〜4人。自分の出番まで写真を撮ったり、お囃子したり、交代で着物を着替えながら受付したり、ビデオのズームや残り時間を計算したり。ゆとりのないまま高座に上がり、マクラも上の空でネタに入る。
これではエエ落語が出来るハズもない!!
実際お客様から「最近ひどい」というお叱りも頂戴する。これはこれで有り難いことや。
考えてみたら落語やお囃子は自分たちでせなアカンけど、それ以外(受付・ビデオ撮り・デジカメ等)は、どなたかにお願いしてはどうやろか。そんなワケで今回寝床の会トップページに「スタッフ募集」のページのリンクを貼った。
出来たらマネージャーのような存在がいてくれたら、もっと助かる。日程の調整や依頼の対応、名簿の管理やDMの発送、会計まで引き受けてくれたら万々歳や!そんなヒトは居てへんやろか。それでもってそのヒトが女性で絶世の美女やったら、心まで癒されると云うモノや♪
No.90   2003年06月17日 (火) 16時46分


 KARA準備開始!        
サウスロードと河崎蔵々のアト、どうもテンションが下がって落語のことが手に付かへんかった。ケドもう2週間を切った。ボチボチ始動せねば・・・というので先ず手始めに7年前のビデオを見た。
7年前のビデオ、それはワタシが初めてKARAに挑戦した第2回社会人落語選手権のテープ。その中でワタシは「代脈」、圓九さんは「狐芝居」を演っている。奇しくも今年の第9回はその再現となる。
そのテープの中ではみんな若い!パワーのある落語をぶつけ合っている。ワタシはマクラ5分、ネタ16分演って1分オーバー。今年も同じ配分のつもりやから、ネタで1分縮めなければならない。それが今年のテーマ。圓九さんの「狐芝居」はやっぱり上手い!今見てもビックリするくらい上手や。この年にワタシが勝てたのは不思議なくらい。彼は今回さらにバージョンアップして来るねやろ。
1ヶ月ほど前、彼と電話で話をした。「今年は青菜を出そうと思うてますねや」と彼が云った。「そうか〜。青菜やったらまだワタシに勝ち目はあるかな。狐芝居で来られたらかなわんやろけど」とワタシ。フタを開けたら彼は「狐芝居」でエントリー。敵に塩を送ってしもた。こらぁ、ワタシも7年前よりグレードを上げなアカン。
ビデオの向こうで今は亡き「河乃源伍郎」さんが司会をやってはる。我風さんと一緒にこの会を立ち上げた男。その源伍郎さんに誘われみんなあの時集まった。その年のメンバーの竜宮亭無眠さん、柱一豚さんも栄歌・圓九と一緒に参加する。丸で源伍郎さんの追悼落語会みたいや。あの頃にかえってまた大阪でひと暴れして来よう!
No.89   2003年06月10日 (火) 03時24分


 伊勢うどんツアー・河崎寄席        
伊勢でお気に入りが3つ。@「サウスロード」のパエリアとピザ、A焼き鳥屋「にかわ」の尾っぽと手羽先の唐揚げ、B伊勢うどん。
サウスロードへ行くと必ず@かAにはありつける。河崎寄席は最近昼席なのでやっぱり「伊勢うどん」やわな〜。伊勢うどんに関しては衆朝さんが博士。
横綱は何と言っても『一平』。JR五十鈴ヶ丘駅の近く。此処は残念ながら日曜日が休みなので河崎寄席の日は無理。今までサウスロードに来てくれた砂九さんやかなさん・ジロンさんと行った2回ほどしかない。あんまり美味いんで2杯食べたら50円値引きしてくれよった。
大関は「つきよみ食堂」。近鉄五十鈴川駅と伊勢神宮内宮の間の23号線沿い。此処は大将がトラキチで、タイガースが巨人に勝った翌日は100円引き、タイガースが巨人に3連勝した翌日は半額になるらしい。伊勢うどんはもちろんのこと、カツ丼も美味かった。漫画もたくさん置いてあるから暇なときは是非行ってみよう。
そして今回初めて食べに行った「やまと茶屋」も結構美味かった。伊勢うどんにミニ丼がついて750円+消費税。舌も腹も満足、まんぞく〜♪
伊勢うどんは生卵やとろろを入れたり、いろんなかやくを付けたりするヒトがいてるけど、それは邪道!!ホンマの伊勢うどんは麺とつゆを楽しむモノ。よけいなものを入れたら本来の味が台無しや。是非ネギと唐辛子、それに薄く切ったカマボコ2枚だけにして下さい。これ、伊勢うどんファンからのお願いネ!
No.88   2003年06月06日 (金) 18時34分


 第8回 河崎蔵々寄席 6/1(日)        
伊勢市河崎の中心にある河崎商人館。どの建築物を見ても重厚で古風な創り。その中の蔵を改造して落語会を開かせて頂けるのであるから幸せこの上ない。
今日は2時開演と時間が早まったので12時に現地集合。。。のハズが会長がまだ到着していない。焦って電話をしたら会長の明るい声「大丈夫、大丈夫。今家を出たところやから十分時間には間に合うよ」・・・ワタシのアタマの中は「?」マークでいっぱい。よくよく確認したら会長の時計が遅れてたの・・・もう、ホンマにぃ〜。
会場へ入るともう高座も組んであって照明や仕切も出来上がっている。回を重ねる度にスタッフの手際がどんどんアップしていくのには感激!毛氈敷いて提灯ぶら下げてあっという間に会場が完成した。
時間が空いたので衆朝さんと昼飯に行こうかと言うことになった。外にでると道端に70歳過ぎのおじいさんが寝てはる。隣に自転車も寝てはる。台風一過でエエ陽気やから自転車を腕枕に昼寝してはんのやろか。て、ちゃうがな、倒れてはるねん。
一瞬衆朝さんと顔を見合わせてから、「大丈夫ですか?」と声をかけた。おじいさんは暫くしてゆっくり起き上がってきた。(ああよかった。生きてはるワ)「大丈夫です?」ともう1回声をかけた。おじいさんは手と顔を横に振ってはる。「・・・アカン・・・」(え、アカンのかいな)途端に[もうひとりの]ワタシの血ぃが騒いだ。あわてて駆け寄り「どうしたんですか?」聞くとおじいさんは手を振りながら「アカンで。誰にも言うたらアカンでぇ」と言い残して風のように去っていった。
ワタシと衆朝さんは大笑い!「アンタのこと誰か知らんのに、いったい誰に言うんや!?」あんまり可笑しかったんで、マクラでしっかりみんなに話してやった。
今日もまた落語のコト書けへんかった。内容は・・・ま、最近みんな緊張感がなくなってきているかな。これで押して測ってちょーだいっ!

「大安売り」欠多利/「胴斬り」栄歌/「死ぬなら今」衆朝/「悋気の独楽」琢磨/〜大喜利〜「色作文」「謎掛け」(SARS、父の日)
No.87   2003年06月04日 (水) 13時19分