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Gazing At " Promised Land "

2004年度6月第4週


6月24日

嬉野中の期末試験が始まっている。なにしろ嬉野、中間試験がないのでこの期末一発で終わっちまう。ヒリヒリしながら生徒の背中を眺めている。

そして他の中学も一斉に試験範囲の発表、試験範囲の表がコピーされ、これからの1週間をどのように過ごすかという話し合いがコンピューターの部屋を中心にして交わされる。この様子じゃ、来週の塾の中はイモを洗う惨状が予期されちまう。

こんな状況で中2VS高校生の歴史の試験。久しぶりのウチの塾独特の中学生対高校生対決。さて試験のエリアは明治時代、お題は俺が作った一問一答。ところがこの一問一答、タチが悪い。中間や期末は相手にせず、高校生になっても日本史で勝負できるようにと俺がてぐすね引いて作った優れもの。やたら記述は多いし、中学レベルを十分に逸脱している語句が春爛漫。大学生がチラリと見やり、「これ、高校生のプリント?」との質問、日常茶飯事。

東中2年の範囲が幕末から日清戦争直前までという途方もない範囲。なにしろ久居中3年の範囲が大正時代から現代である。もうすぐ追い越すやん! 高校生の隼人(三重6年制6年)にすれば、明治時代はまだまだ高校では踏み込んでいない前人未到の範囲、夏休み中に現代まで駆け抜けることが不可欠である以上は肩ならしにはなるだろう。また津東2年の千紗にすれば、兄が追いかけた“約束の地”立命館を標榜する以上は、明治時代はまだ高校で履修していないとは言え正念場。今からやっておいてもなんら遅くはない。

ここに中2と高校生の利害が一致、俺が無理やり一致させ?今日の良き日に試験となった次第。・・・して結果は?

試合(こういう場合、俺は試験とは呼ばない)時間は午後8時というのに、10分前になっても隼人の姿はない。千紗はというと、隣の部屋で夕刻から準備に余念がない。遅いぞ!隼人、バカボンドを気取ってるってか。

そして遂に登場したのが、8時ジャスト! 「中2に巻けたら2階から飛び降りたるわ!」という勇ましくも、俺の神経を逆なでるコメントを出しながら席に着く。アホ! 俺はホンマに飛び降りたわい! 席は中2で一番仕上がりのいい瞭の隣。「さっきやったらミス0やったからな」と隼人、自分を落ち着かせるようにつぶやく。「僕は昨日、ミス1やった・・・」と瞭。この発言に隼人の視線がさまよう。「うわっ・・・めちゃ焦る発言やん、めちゃくちゃ緊張してきたやん。負けたらどないしょ」「負けたら、駐車場でバスマットを敷いてその上で腹筋100回。そして上から恒例の・・・」「水をかけられるんでしょ?」と隼人。「あれ、よく知ってるやん」「だって古西先輩の授業で嫌と言うほど経験済みですからね」

教室内の試験1週間前の緊張のなか、それとは別の緊張感に震えながら午後8時5分、試験が始まる。聞こえるのは鉛筆の音だけ・・・。

今までの経験上いえることは・・・この類の試験に手を抜く奴、受験生として大成はしない・・・。

試験が終わった頃に征希と里恵が大阪から帰省。聞けば、征希の大学生の頃の愛読書がその頃の行き着けのビリヤード屋に置いておいたとかで、今日は二人して回収しに行っていたとか・・・。
現代文担当の里恵、隼人を見つけるやいなや「漢字覚えた?」「ちょっと待って、今日は歴史の試験やったし」「今日は中2と明治時代の試験や」と俺が助け舟を出す。「中2と! で、アンタ勝ったんか!」「当たり前ですよ、ミス0です」「ミス0を自慢せんの、相手が中学生やったら当たり前やん」 かつて嬉野中学で1学期の学年順位147番、それがウチの夏期講習で一皮向けて5番に入ったツワモノの里恵、言うことゴッツ怖いわ。
その横で征希、ウチのご父兄からの『飢え部』の活動報告の評判が良く「更新はまだですか」という声を聞き、さっそく気を良くして活動報告をコピー用紙に書き込んでいる。

征希の今回のダイエットのスタート地点は体重82kg、それが2か月の雌伏の期間を経て今や、66.5kgに辿り着いた。遠征の“Promised Land”は63kg・・・、つまりは射程距離にまで迫ったわけだ。無謀とも言える食生活のためか、少々の暴飲暴食では体重の変化がないところまでやってきた。

あらかた書き終わったか征希、俺の方を見て言う。「先生、ええカッコ言わせてもらっていいかな?」「なんや」「俺はね、今の俺の姿を受験生に見て欲しいんや」「どういう意味よ」「漢文は教えてはいるものの、それ以外の教科に関しては今さら受験生と勝負できるはずもなし。でもさ、ダイエットという誰にも身近なもの、誰にでもその気になったらできる行為、それに対する姿勢・・・体重落とすのは一朝一夕では無理やん。俺にとっての鬼門は70kg・・・70kgを巡る攻防ではホンマ何度も泣き入ったわい。でもさ、ひたすらに明日こそは、明日こそはと念じながらと貧しい食事を頬張る。そしてここまで、やっと15kgの体重を削ってきた。つまりさ、ダイエットであろうと、勉強であろうと一日やそこいらで実績が出るはずないんや。地道な毎日、英単語や歴史の一問一答でも同じや、試験前日から勉強しても無理やん。計画性と継続の維持、これが一番肝心やん・・・それを俺は受験生に見せつけたいんさ」

明日は明日で、高2をベースに1年と3年が群がる、古西主催の英単語の試合、何度も言うが試験ではない、試合。試合なのだ。ガチンコの試合が明日実施される。これはケンカ、学年も英語に浸ったキャリアもへったくれもない、地道にやった奴が勝つ・・・最もシンプルな試合なのだ。

最近は平和な奴が多くて、やたらやりにくい。平和がそれほど好きなら、名前さえ書けば入学できる大学へ進学すべきなのだ。

6月25日

試験は、中2の瞭がいち早く終了。隣に座った4歳年上の高3の隼人の試験を見やる。1974年の民選議員設立建白書という答えで隼人が民“撰”議員と書いていたことで心の中で狂喜。しかし中学では“選”だが、大学入試ではやっかいなことにこの“撰”が正解とある。まあ、今の京都府が奈良時代までが「山背」で桓武天皇以降から「山城」となる・・・まあ、それ大学入試。

結局、隼人だけがミス0で高校3年生の面目躍如か? そして中2の瞭、津東の千紗が続く。続くは慎也と愛友がそこそこ見れる程度で、後の面々のプライドは一切なし。これでは来週の結果が見てとれる。先輩の胸を借りてこの結果・・・結局は体育会系は皆無かい。これでは到底勝負はできない。

、 先月以来の難題が解決したと思いきや、再び勃発・・・ほんま「勃発」ってのが的確な修飾語やで。俺は酒の海でのたうち回り、あげく収拾策として奥さんのご来光を仰ぐ。結局はベロベロで深夜4時に久しぶりの家に帰る。

6月26日

すんません、男が自立できるために、いったい何人の女を必要としないといけないのか・・・。しょうもない男なんやけどな・・・でも、ほおっておかれへん奴っているやん。これでまたウチのHPってしばらく止まんやろなあ・・・。

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