発信;2000年12月22日 Diary from Pullman この題も変更しなくてはならない。一時シアトルの college にトンボ帰りだ。理由はいろいろ。また折々この場でも書いていくつもりだ。 今日はとんかつを作った。とんかつは単純な料理だが、やはりおいしく食べられるものにするには、それなりのノウハウってやつが必要なんだと思う。それでも結構作り慣れてきた自分としては、それなりにコツが分かってきたようだ。 日本ではとん勝つということで、特に受験生を抱えた家でよく食卓に並ぶのではないか。自分の家でも受験前夜などは大量のとんかつが出されたことを思い出す。 そんな事を22歳の誕生日前に思っていた。 そうしたら、あぁそういえば、X’mas の季節なんだなぁと、また昔を思い出した。毎年のクリスマスパーティ、俺はいつも浮かれてなんかヘマをやらかしたものだった。今でも近所回しを集めて毎年やっているのだろうか。などと、どうでもいいことを考えて、今年は自分のアメリカの家族とX'mas を一緒に過ごすことが出来ないとまだ言ってないのを思い出した。毎年24日か25日にX'mas dinner を食べて、Presents の交換をするのだ。アメリカでもっとも静かな一日。おととしのクリスマスに期末試験後2日寝ないで行ったスキーの後、一口飲んだウイスキーで記憶が吹っ飛び、俺と俺を運んでくれた友達はその空間に土足で入り込んでしまったのだ。アメリカの父は激怒、俺の友達は平謝りだったらしい。(俺は酔って記憶がなかったので、その事は後で父から聞かされた)とまあ、アメリカ人にとってX'mas は家族との親睦を深める、とっても大事な日なのだ。俺も参加したかったんだけど、期末試験がこんなに遅くに終わるとは思わなかったので連絡が遅れてしまった。 アメリカのクリスマスは恋人のものでもないし、子供のものでもない。家族のためのものなのです。だからアメリカに知り合いのいない人はクリスマスにアメリカに来てはいけない。お店がすべて閉まっているのだから。何もやることがなくて、きっとつまらないでしょう。 皆さんが愛する人の傍らで一日静かに過ごされてはいかがでしょう。静寂と雪のプールマンより。 |