送信 Pullman 2000年11月9日午前2時4分 受信 日本時間 2000年11月10日午後7時12分 当たらないことで有名なアメリカの天気予報だが、当たってしまった。今秋の初雪である。二日間にわたって約30cm程積もってしまった。まあ予報ではうっすら地面が白くなる程度といっていたので、違う方へはずれたのだが・・・ めちゃくちゃ寒い! 日中の最高気温は5度くらいじゃないか?ちょっとでも日が傾けば道路の雪が凍り出す。かくしてタイヤ屋は大忙し、ほとんどの車がスパイクタイヤになってしまった。 俺はというと第二中間テストの真っ只中、ただテストがあるだけなら、ただやるべきことをやればいい。しかし他のクラスのことはお構いなし、鬼のような宿題の山、山、山、である。しかも間の悪いことに Programing の宿題(今度はC言語のクラスを取っている)は TA( Teacher Assistant - 大学院生などがバイトとして教授のアシスタントをする、実際にクラスを持つこともある)にとって朝飯前のはずだが、いつも俺が12時間くらいかけてやる宿題を一時間くらいでやるくせに、今回は6時間もかかったと言いやがる。じゃあ俺には72時間かかるってことですかい?! 今週末は Veterans Day (ベトナム戦争に行った人、ありがとうって言うありがたい日?)で金曜日は休みなので三日間の週末。どうやら宿題とテスト勉強に忙殺されそうだ。ただでさえ昨日一昨日と家に帰ったのは11時、10時と忙しいのに。 今日は数学のテストがあった。結果はまあ計算ミスがなければ満点かな。今期の目標は一度でも満点を取ること。今期のすべてのテストはマイナスサインを付け忘れたりの easy mistake ! で満点を逃している。今回こそはと意気込んではみたが・・・結果は Answer sheet が知っている。 アメリカの理系のテストは結構簡単、それは言語のハンデがなくなるからだ。問題の言い回しもだいたい決まっているし、要はすべての公式を理解して使い方を暗記しておけばいい。特に数学は勉強時間と結果が面白いほど一致する。アメジン(アメリカ人の略、差別用語だが俺はよく使う)は横目で俺のテストを見て羨ましがるが、俺くらい勉強すれば君も取れるよと言ってあげたい。(火曜日から party なんぞするからいけない) 俺は初めて聞いた時驚いたのだが、たいていのアメジンは徹夜をしないそうだ。彼らにとって細かい毎日の宿題より睡眠時間のほうが大事というわけだ。(頑張っているアメリカの人たちのために言っておきますが、勉強する人は俺が舌を巻くほど勉強します) そんな時勉強しない奴に限って、あの教授の宿題は多すぎるなどと長時間友達に愚痴を垂れる。そんな暇があればその分勉強すればいいのにと密かに思うのだが、幸い俺の友達にはそこまでの馬鹿はいない。というか、俺の周りのアメリカ人は天才(秀才)が非常に多い。俺はいつも宿題を教えてもらってる。Gへ、でも俺のほうがテストがいいのは彼女にうつつを抜かすオマエが悪いのであって、俺にあたられても困ります。 前回の予告では「中間テスト編」と予告したのだが、たいして書くこともないのでこのような内容になりました。しかし中間テストの本番は来週であって、来週になればもっと書くこともあるかもしれません。ちなみにこの日記の本来の目的である、留学に対する Legacy (固定観念) Free化をより現実的なものにするために、皆さんの留学(アメリカの大学)に対する疑問や意見を教えてもらうと、この日記もより意義深いものになると思うのでBBS等にてご意見待ってます。 P. S. 現在このコンピューターの常備電源が正常に作動しなくなっており、Windows の時計は常に狂っています。しかし人恋しかったのはどうやら本当でありましょうから、訂正の必要はないでしょう。 11月10日 午前2時20分頃 森下直紀
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