遠山真佐美嬢からの返信 2000年12月3日 メールありがとうございました。ウェブサイトもさっそく見せていただきました。お名前が分からず、なんとお呼びしたらいいのか分からないので、失礼だとは思いますが、「れいめい様」と呼ばせていただきますね。 しばらく森下君の日記を見せていただこうと思って時間をおいているうちに1ケ月が過ぎていまい、お返事遅くなってすいません。でも「お嬢ちゃん」は参ってしまいましたよ! 私はもう27歳で、もう女の子の年齢は過ぎてしまっています。 アメリカの大学はたぶんれいめい様が思っているよりもずっと簡単です。私は大学院生ですが、日本の受験に比べたらとても簡単でした。たくさんの生徒さんが、ふつうに大学を卒業されたりしているので、ちゃんとがんばっていれば多分そんなに難しくないと思いますよ。私はこちらで専門のクラスを教えていますが、アメリカ人の生徒よりも基本的に留学生の方が努力家です。もちろんあまり勉強しないタイプの日本人もたくさんいますが、みんな結構がんばっています。 これは私の持論ですが、留学というものは目的がないとダメだと思うんです。「留学というものがしたい」と思って留学する学生さんが多いのはいつもちょっと寂しいですが、目的があるだけで、それが例え「たくさんアメリカ人の友人をつくる」とか「日常会話ができるようになる」といった単純なものだとしても、留学というものは成功しがちになると思います。でも私は、最近、あまりこうしたことをかたく考えないようになりました。アメリカでは個性というものを大切にする傾向があって、私は結局、いろんなタイプの日本人留学生を見てきて、「勉強せずに遊んでばかりいる」タイプの学生さんも、それはそれで、違った「アメリカ留学」の一面を体験しているのかもしれないな、と思うようになりました。私は大学に授業料を払っていただいたり、お給料をいただいたりしている身なので、絶対に勉強をサボるわけにはいきませんが、自分のお金で留学していれば、文句も言われる筋合いのものでもないのかもしれない、という感じです。 私も稚拙ながら、毎日の生活を http://www.wsu.edu/~masamito/journal/ で、ちょこちょこと更新しています。ここに書き始めて3年目のなりますが、わりとたくさんの方に見ていただいて、なんだかこれを更新するのも楽しく感じています。お時間があればぜひ見てくださいね。 最後にひとつ、進言させていただいていいですか? もし森下君のページのタイトルですが、Daily from Pullman, WSU というのはちょっと違うかもしれません。多分、A daily life in Pullman, WA(Washingtonのことです)か、もし日記だとしたら Journal (Dairy) from Pullman, WA になると思います。ちょっとおせっかいかな、とも思ったんですが、気になったので。 またメールくださると嬉しく思います。その時はぜひお名前を教えてくださいね。 遠山真佐美 |