ムラさん通信 第13号

2002年3月3日

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  ザ・サークルのギター弾き「ムラさん」から、 日頃お世話になっている「みなさん」へのお便りです。 ホーム・ページでは十分に伝えられないザ・サークルの近況や、 文化情報、私の雑感などを、随時お知らせします。

メイルでも配布していますので、必要な方はお知らせください。次回からお送りします。

ご意見、ご感想などは、 Eメール でどうぞ。

先月25日付けの夕刊各紙には、
「日本金なし」の文字が踊りましたが、
これは、「カネなし」と読むのだそうです。

企業が経営不振のため、 スポーツ育成にお金が回らないのだといいます。
が、何か割り切れないものが、…

私の中では今ひとつの盛り上がりに欠ける中で、 冬季五輪が閉幕しました。

「配信のない週末が、なんだか物足りなくなってきました。」
などとありがたい励ましの言葉におだてられて、
またまた、お送りします。 第13号です。
そういえば、今日は雛の節句ですね。

 ◇ハリー・ポッター(日本語版)が1千万部突破◇ 

2002年2月8日付け中日新聞にのった 静山社の広告によりますと、
第1巻「賢者の石」が446万部、
第2巻「秘密の部屋」が323万部、
第3巻「アズカバンの囚人」が270万部で、
合計1千万部を突破したとのことです。

第4巻「炎のゴブレット」は、今秋発売予定だそうです。

「実は、私、ハリーポッターは図書館で全部借りて読んでいるのですが、
3が特におもしろくて、4を英語版で買ってしまいました。」
というお便りをいただきました。

私も、 'Harry Potter and the Goblet of Fire’の英国版 をつい買ってしまいましたが、
何と636ページという大部でびっくりです。
第1巻が223ページですので、その3倍近い厚さ。

なかなか第4巻の日本語版が出ないのは、
訳者の松岡佑子さんは、
静山社の社長さんだし、最近売れっ子だし、
翻訳している暇がないよなぁ、
などと勝手に解釈していましたが、
この分厚さと勿論関係あるかもしれませんね。

この厚さですので、
たぶん買っただけになりそうですが、
現在、第1巻を米国版で何とか読み終わって、 第2巻を米国版で読み始めました。

私は、大学紛争のどさくさに紛れて英語の単位をもらったような訳で、
知らない単語、分からない英文法の連続ですが、
これが、不思議なことに、読んでいると何となく雰囲気が伝わってくるのですよ。
たぶん、平易でいきいきとした英語なのではないかと、 勝手に想像しています。

ハリー・ポッター既報
◇ハリーポッターの原題、その後の調べ
◇ハリー・ポッターの原題
◇映画「ハリー・ポッター」見ました

 ◇モクモクの湯、入ってきました◇ 

モクモク手づくりファーム 「野天もくもくの湯」という温泉 が出来たと聞いていましたが、 機会があって、入ってきました。

この手の入浴施設では、 榊原温泉の久居市直営の日帰り温泉施設「湯の瀬」 が早かったと思います。

伊賀では、大山田村に 大山田温泉「さるびの」 というのができています。

昨年、上野市に行く途中立ち寄ったことがあって、 入浴はしませんでしたが、
田楽やポップコーンなど露店がたくさんでていて、
お祭りのような楽しい雰囲気を楽しませていただきました。

私は、もともと、お風呂好きではないし、 外で入浴するのは落ち着かない。
私の世代には、「神田川」ではありませんが、 石鹸とタオルを風呂桶に入れてという 銭湯のイメージが残っているのも、 何となく面倒くさい感じがする理由のひとつでしょうか。

温泉は手づくりファームの入り口にあって、 入浴だけならモクモクの入場券は要りません。
入浴料は大人800円。
これで、バスタオルとタオルが付いていますので、 何も持って行く必要はありません。

モクモクの湯 靴を脱いで下駄箱に入れ、 下駄箱の木製の鍵を番台(フロント)に預けてお金を払って、 ロッカーの鍵とタオルとバスタオルをもらいます。

渡り廊下を奥に進むと、待合室になっていて、 ここで男湯と女湯に分かれます。
出た後は、ここで待ち合わせです。

中は、広々とした大浴場。
外に出ると、野天風呂が3つあります。
まだ寒い季節ですので、一番近い、源泉風呂に入りました。

熱くなくぬるくなく、いつまででも入っていられます。
伊賀の山中での入浴ですから、本当にリラックスしました。
本当に、身も心もポカポカという感じでした。

入浴後は、 「農村料理の店もくもく」で昼食、そのあとは、 新鮮な野菜、モクモク製品などを買って帰りました。

 ◇もう一つのイマジン、もう一つ◇ 

去る2月24日、上野市主催の市民大学講座で、 高石ともやのTalk&Folk を聞いてきました。

少し終盤で、NYマラソンに出た話になりました。

高石ともや 9月11日以後、キャンセル続出で、申し込みはあなたくらいだと言われたこと、
現場は異臭がただよい生々しかったこと、などを話した後、
その時、イエスタデーをリクエストされた、何故かと問うと、
現場近くのパークが慰霊の場になり、 こんな時には歌は自粛という雰囲気の中で、 誰かがつぶやくようにイエスタデーを歌い出すと、 涙を流しながら静かな大合唱になったのだそうですと、
そして、事件以後もっとも歌われているのがイマジンだそうです、
といったことを紹介した後で、歌い出しました。
イエスタデーとイマジン、 ともに日本語でした。

イマジン既報
◇もうひとつの「イマジン」2題
◇「イマジン」のこと

 ◇ロード・オブ・ザ・リングのこと◇ 

早くもご覧になった方からのお便りです。

「昨日(23日)、「ロードオブザリング」を見てきました。
3時間に及ぶ長編で、内容や撮影技術などなど、 大変おもしろいものでした。
又、原題は「 fellowship of the ring 」になっていたと思います。
そして、9人で出発する事になったシーンで、その言葉使われていた様に思います。」

2月22日付け毎日新聞夕刊によると、
闇の王サウロンが世界を支配するために、 恐ろしい力をもった魔法の指輪を作った、
その指輪を手にしたフロイドという若者が、
仲間を集めて、 指輪の力を封じるために旅にでる、
というストーリーらしい。
お便り後半の意味がこれで分かります。

同じファンタジーでも、 ハリー・ポッターとは少し違った趣らしい。
次々と迫る危機を乗り越えていく、 「正義」と「悪」の戦いが描かれるらしい。

日本大百科全書によると、 ファンタジーは次の三つに分類されるとのこと。
〔1〕トールキンの『指輪物語』のように現実世界とは独立に存在する驚異的別世界について語る物語。
〔2〕ルイス・キャロルの『ふしぎの国のアリス』のように登場人物が現実から別世界へ行き驚異を体験する物語。
〔3〕カフカの『変身』のように、非現実が現実へ侵入して驚異を実現する物語。
原作は、第1分類を代表する作品なのですね。

アマゾンのサイトを調べると、 原作は、7冊のシリーズ のようです。
その第1冊は、お便りにあったように、 「The Fellowship of the Ring」 なのですね。

事前の調べでは、以上のようなことですが、
見ずしていろいろ言っていても始まりません。
3時間近い大作で、3部作の第1部ということらしいのですが、
とにかく、見てみましょう。

映画のHPは、 http://www.lord-of-the-ring.com/ です。

 ◇千と千尋が金熊賞受賞◇ 

2月18日付けの各紙の報道によると、
世界三大映画祭の一つである第52回ベルリン国際映画祭で、 「千と千尋の神隠し」が、 最優秀作品賞に当たる金熊賞を受賞したそうです。

三大映画祭でアニメ作品が最高賞を受賞するのは初めてとのこと。

日本映画の受賞では、 1963年「武士道残酷物語」(今井正監督)以来2回目だそうです。

なお、同日付けの日本経済新聞によると、
2月15日までの興業収入は、約293億円、 観客動員数は、約2267万人とのことです。

「千と千尋の神隠し」既報
◇「千と千尋の神隠し」が興行収入日本一に
◇「千と千尋の神隠し」が観客動員数新記録
◇映画「A.I.」と「千と千尋の神隠し」 

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