ムラさん通信 第12号

2002年2月23日


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  ザ・サークルのギター弾き「ムラさん」から、 日頃お世話になっている「みなさん」へのお便りです。 ホーム・ページでは十分に伝えられないザ・サークルの近況や、 文化情報、私の雑感などを、随時お知らせします。

メイルでも配布していますので、必要な方はお知らせください。次回からお送りします。

ご意見、ご感想などは、 Eメール でどうぞ。

国宝鑑真和上展で、 鑑真和上の坐像を見てきました。
ほんのりと香の焚いてある薄暗い部屋の正面に、 和上は座ってみえました。
あくまでも穏やかなお顔でしたが、 右の横顔には意思の強さが現れていて、 時間を超えて、偉大な人格が伝わってくるように感じました。

にわかに仏心を起こしたような錯覚にとらわれましたが、
凡夫には、まだまだ煩悩の中でもがかなければならないのでしょうね。

 ◇初の女性◇ 

男女共同参画社会の時代へと、 三重県でも条例が出来、 それに基づく計画が年度内に出来ることになっています。
素案が、三重県のHPで公開 されています。

そこで私も、 新聞等で初の女性と紹介された方々のデータベースを作ってはどうかと、 思い立ちました。
手元の資料をもとに、 このようなものを作ってみました。
http://www.ztv.ne.jp/mmura/Woman1st.html
未完成ですが、関心のある方、どうぞ。

 ◇カレンダーの壁紙◇ 

ディスクトップにカレンダーがあると便利だと思いませんか。
そこで、壁紙をカレンダーにしてみました。

JR東海のHPに、JR東海ミュージアムというのがあって、 その中に、 JR東海カレンダー というページがあります。

デザインは好き嫌いがあると思いますが、 (私は気に入っていますが)
翌月と2か月分のカレンダーは便利です。

 ◇ゴジラが一番多く上陸した港◇ 

最新作のゴジラ映画 「ゴジラ、モスラ、キングギドラ 大怪獣総攻撃」 を見に行ったことは、 新年号でご報告 しました。

最新作では、ゴジラは、第5福竜丸の出港した焼津港に上陸します。
ゴジラは、単なる怪獣でも、恐竜の生き残りでもなくて、 第二次世界大戦や原爆で死んでいった人の怨念の化身だからです。

といったことと関係なく、
過去のゴジラ映画 を通しての最多の上陸は、何と四日市港なのだそうです。
1964年の 「モスラ対ゴジラ」 など3作品でゴジラが上陸していて、
舞台になった回数としても、 国会議事堂に並んで、最多とのこと。

2002年1月1日付け読売新聞の記事からのご紹介ですが、
なんでも、四日市青年会議所では、
市民に親しまれる港づくりとして「ゴジラミュージアム計画」を提言しているとのことです。

 ◇日本のファンタージー◇ 

ハリーポッターの続映が続くなか、 まもなく「ロードオブザリング」が封切りになります。
知る人ぞ知るファンタジーの傑作「指輪物語」の映画化なのですね。

アメリカで見た方からは、 面白いよ、是非見に行ったら、 と薦められています。

ところで、ファンタジーとは空想物語、
超現実派のダズリーさんが、魔法使いのおいと一緒に住んでいるように、
現実とは違った世界を描く物語のことのようです。

日本では、英国などとちがって、あまりファンタジーが書かれていないようです。
というわけで、数そのものが少ないようですが、
ファンタジーとえいば、佐藤さとるということになりましょうか。
その代表作の コロボックル物語 がお薦めです。

佐藤さとるの魅力は、 日常生活の中にファンタジーが潜んでいることです。
これも代表作ですが短編の 「おばあさんの飛行機」 では、おばあさんが編み物をしているという普通の生活の延長に、 ファンタジーの世界が広がっています。

コロボックル物語も、 私たちの住んでいるこの世界に、実は小人たちも住んでいる という設定に、だんだん引き込まれていきます。

ハンディな講談社文庫は、今品切れのようですが、
子ども向けの 講談社青い鳥文庫 でも出ています。
 
人をやさしい気持ちにさせるなごみ系のファンタジー、
通勤電車の中などで読むと、仕事の疲れをとってくれるかもしれません。

お子さんがお見えの方は、 読んであげてはどうでしょうか。
親子一緒に楽しめますよ。

お便り、ご意見は、 Eメールでどうぞ

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