ムラさん通信 第8号

2001年12月09日


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  ザ・サークルのギター弾き「ムラさん」から、 日頃お世話になっている「みなさん」へのお便りです。 ホーム・ページでは十分に伝えられないザ・サークルの近況や、 文化情報、私の雑感などを、随時お知らせします。

メイルでも配布していますので、必要な方はお知らせください。次回からお送りします。

ご意見、ご感想などは、 Eメール でどうぞ。

寒くなってきましたね。
それに師走、 何かと慌ただしい気分のところに、 お呼びでないかもしれませんが、 ムラさん通信第8号をお送りします。

 ◇今年の演奏納め◇ 
12月には、二つのステージが入っています。

12月15日(土)は、 2ヶ月に一度、恒例のOK牧場、 今年最後の出演になります。
19時ころから、4回のステージがあります。
地図は、 HP でどうぞ。

12月22日(土)には、 大台町で、「クリスマス・チャリティコンサート」に出ます。
出演は私たちだけですので、ザ・サークルのコンサートのようなものです。
場所 : グリーンプラザおおだい
時間 : 18:30開場 19:00開演〜20:30終了予定
チャリティチケット 700円(小学生以下無料)
詳しくは、 リードボーカル・榎本のページ をご覧ください。
会場への簡単な地図も載っています。

お忙しいでしょうが、ご都合のつく方、応援お願いします。

 ◇ライト・ミュージック・フェスティバル◇ 

ブルースC.(カンパニー)からお知らせをいただきました。
一緒にステージを創ったりした、私たちとは縁の深いバンドです。

「来る12月22日(土)に玉城町の中央公民館で Light Music Festival というコンサートがあり、出演します。
 開場 16:30 開演17:00
  三重県のイベントで、音響・照明はGoodです。
ゲストバンドは2バンドあり。
前売り1,000円(申し訳ない・・・)」
この催しは、 県民文化祭の部門別フェスティバル の一つになっています。

 ◇「イマジン」のこと◇ 

12月7日の夜、NHKテレビのニュースを見ていたら、 ジョン・レノンの命日を前に、 「イマジン」のことを放送していました。
第6号の巻頭言で触れたのが、少し不正確だったこともあって、 放送の内容を、ご紹介したいと思います。
ただし、メモや録画したのでなく、記憶を再生していますので、 やはり不正確なところは、お許しを、…。

同時多発テロを受けて、 米国の某社(団体?)では、 傘下のラジオ局(1200?)に対して、 時節柄放送が好ましくない曲のリストを送った。

放送を禁止する趣旨ではなく、あくまでも参考で、 判断はそれぞれのラジオ局に委ねられた。
ジョン・デンバーの「悲しみのジェットプレーン」のように、 事件を思い出させる曲が多いなかで、 なぜか「イマジン」もリストに上げられた。
しかし、リストに同曲を取り上げたことを疑問視するDJも多く、 一方、こういう時にこそ、真の平和を願うこの曲を聴きたいというリクエストも多く、 実際には、放送されていた。

といったことだったと思います。

ニュースのバックに流れている「イマジン」を聞いて、 涙が出そうになりました。

なお、第6号で簡単に紹介した記事のことですが、 この際、少しだけ詳しく紹介しますと…

○10月1日付け中日新聞夕刊「目耳録」(敏)から
米中枢同時テロの被害者への献金を呼びかけるため、 テレビ各社が協力した番組で、 ニール・ヤングが「イマジン」を演奏した。
同番組は、全米で生中継、日本でも同時中継され、 超一流のミュージシャンが出演、 犠牲者を悼み、募金を呼び掛けたもの。

○10月3日付け毎日新聞夕刊(NY・佐藤由紀)から
NY市内で、2日夜、被災者を支援するチャリティーコンサート 「カム・トゲザー、ジョン・レノンの言葉と音楽の夕べ」が開かれた。
会場では「イマジン」の歌声が響き渡った。 同市のセントラルパーク内、ストロベリー・フィールドでの別の催しと共に、 全米でテレビ中継された。
オノ・ヨーコは、
「ジョンが生きていればテロに強い怒りを感じたでしょう。
でも、彼は(心の傷の)いやしのために立ち上がったはず」
と、米メディアに語った。

米国でも「イマジン」が「自粛」されずに、演奏されていたこと、 とてもうれしく感じます。

 ◇ノンタンが25周年◇ 

11月28日付けの毎日新聞によりますと、
キヨノサチコ作、偕成社刊、元気な白い子猫の 「ノンタン」の絵本 は、1976年8月刊行で、25周年を迎えたそうです。

今年7月の31作目 『いもうといいな』 までで、発行部数は2,670万部だそうです。

『ノンタンぶらんこのせて』や、 『ノンタンほわほわほわわ』 など、うちの子ども達も大変よろこんだ懐かしい本です。

作者のキヨノサチコさんは、 毎日新聞のインタビューに答えて、
「ノンタンはどちらかと言えば、よい子ではなく、 やんちゃで、いたずらで、どこにでもいる子です。
幼児がノンタンの中に自分を発見して楽しみ、…」
と、語っています。

なるほど、そうだったのかと思い当たりました。
小さい子ども向けの絵本としては、
ブルーナの「うさこちゃん」(今では日本でもミッフィーだそうです)が有名です。
松谷みよこの絵本(絵は確か、いわさきちひろ)もありましたが、
うちの子ども達は、ノンタンシリーズが気に入って、 何回も読んで聞かせたのでした。

小さいお子さんのみえる方にはお薦め。
絵本を読んであげるというのは、本当にいいものですよ。

 ◇「声に出して読みたい日本語」買いました◇ 

「声に出して読みたい日本語」という本 が売れているようです。

八重洲ブックセンターで時間つぶしをしているときに、 たくさん積んであったので、面白そうだと買ってみました。

「この本は、暗誦もしくは朗誦することをねらいとして編んだものです」
と、著者の斎藤 孝さんが言っているように、
歌舞伎のせりふ、童謡や詩など、 どこかで聞いたことのある名文句、 口に出してみたくなるような「文」が 大きな活字で、振りがな付きで載っています。

もちろん、声に出す心地よさを味わうためにも、 便利な書物ですが、 物を書くときに、引用するにも便利です。

発行元草思社のHPは、 http://www.soshisha.com/

アマゾンでは、おすすめ度☆☆☆☆☆、売り上げランキング19位(11月23日現在)、 読者のコメントも投稿されています。

イーエスブックでは、読者総合評価★★★★☆

 ◇映画「ハリー・ポッター」見ました◇ 

面白かったですよ。
見てから読むか、読んでから見るか。
原作を読んでいない私も、面白く見ました。
お薦めです。

○読んでから見る人に..........
映画は原作に忠実に作られているそうです。
読んだときのイメージを壊さずに、 文字からだけではイメージしにくいところが映像になっている、
そんな感じのようです。

「クィディッチ」というゲームが出てきます。
ほうきに乗った7人1チームが、 3種のボール、6つのゴールを駆使して 空中で戦うスポーツなのですが、このシーンは圧巻。
文字からではイメージが湧きにくかったが、 映像で見られて良かったと、読んでから見た人の感想。

○見てから読む人に.............
私も読まずに見たのですが、 読んでいないと分からないということは全くありません。
大変楽しみました。
原作は、46か国語に訳され、100か国以上で出版され、 全世界で1億1千万部も出版されたというのです。
私も一度、読んでみようかな、と思っています。
時間が作れればですが、…。

映画の公式サイトは、
http://harrypotter.warnerbros.co.jp/
本については、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4915512371/250-8355266-1103410
作者へのインタビューは、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/tg/feature/-/95560/ref=fb_br_r_4_3/250-8355266-1103410
を、それぞれご覧ください。

 ◇映画「かあちゃん」を見ました◇ 

市川崑 監督/岸恵子 主演/原作 山本周五郎/です。
原作からも想像できるように人情もの時代劇。
長屋を舞台に、脇役も手堅く固め、 中村梅雀、春風亭柳昇、江戸屋小猫とか、 コロッケや宇崎竜童も出ています。
人情ものといっても、あと味さわやか、 気持ちのいい出来上がりで、 安心して見られる良い作品です。
お薦めします。

映画の公式サイトは、
http://www.toho.co.jp/kah-chan/welcome-j.html

なお、客席を見回しますと、
ハリーは、若い人が多く、 (吹き替え版は、子どもが多いのかも?)
かあちゃんは年輩の方が多かったのですが、
若い人たちにこそ、 こういう日本映画の良さを分かってもらいたいと思います。

いまはなき「津東宝」へ「どら平太」を見に行ったとき、 こんなに面白い映画なのに、客席は閑散としていて、 これでは映画館は儲からないわなぁ、と思いました。
良い映画ができるためには、まず見に行くことですよね。

 ◇「GODZILLA」を見ました◇ 

ビデオの整理をしていたら、テレビを録画した「GODZILLA」がでてきました。
折角ですので、見てみました。

なるほど、日本の「ゴジラ」とは似ても似つかない B級アクション的な怪獣映画で、ゴジラファンの不興を買ったのもうなずけました。

それより気になったのは、 南太平洋で核実験により生まれたゴジラが、 どこをどう通ったのかいきなりマンハッタンに現れ、 NY中を滅茶苦茶にするのです。

高層ビルの林の中で攻撃ヘリと戦って、 ロックフェラービルだかは、ポキンと折れてしまう。
マディソン・スクエア・ガーデンというのは、巨大な屋内競技場だったのですね、 それが、ゴジラの巣になっていてミサイル攻撃で爆破されてしまう。
ラストではブルックリン橋とかいう古い橋を壊しながらゴジラがワイヤに絡まってしまって、 そこをミサイル攻撃で息絶えるのです。

NY市も撮影に協力したという記事を見たような気がしますが、 今では、こんな映画上映したら、大変でしょうね。
ちなみに、1998年の作品です。

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