ネット上でアドレスを公開していると、
さまざまなメイルが届きます。
一時、ウイルスメイルが、毎週のように届くようになり、
HPから返信をいただくためのアドレスは、
すべてフリー・メイルにしました。
ところがフリーメイルは、
アドレスの末尾(@以下)が分かっているので、
あてずっぽうで、宣伝メイル、
それもいかがわしいのが、どんどん送られてくるのです。
タイトルだけみて、すべて「受信拒否」にするのですが、
もっと女性を喜ばせる方法を教えます、とか、
借金を減らす良い方法おしえますとか、
アメリカから送られてくるので、英文ですが、
私にも理解できるほど「わかりやすい」タイトルです。
とうとうもっと手の込んだものがきました。
Card Wish というサイトから、
あなたにeカードが届いている、というメイルがきました。
そこで指定のアドレスにアクセスしたのですが、
カードは表示されなくて、名前を入力するよう指示が出ます、
この時点でおかしいなぁと思いました。
無料のサービスといいながら、何の広告も出てませんしね。
でも、どなたかの好意をふみにじるかもしれないと思って、
アドレスに対応した、ネット上の名前を入力してみました。
やっぱり、
あなたのカードが見付からないので、
もっとくわしい情報を入力してほしい、
ときました。
やっぱり、個人情報を収集するための新手の手段だったのですね。
ここで、接続を切りましたが、
さらに、追い打ちがあったのです。
その僅か数分後に、メイルの着信が知らされました。
Card Wish にようこそ、
あなたの知人にカードを送りましょう、
というのですねぇ。
ここまでで、このメイル・アドレスが生きていることと、
それに対応した名前が収集されてしまうわけです。
人の好い場合、さらにアクセスして、
友人、知人にeカードを送ろうとして、
そのアドレスを知らせてしまうかもしれません。
本来の無料のeカードと明らかに違う点がありました。
まず、誰がカードを送ったか不明です。
次に、カードを開くために個人情報の入力を要求されたことです。
さらには、バナー広告もなくて、無料メイルにしてはとても簡素な画面でした。
しかし、だれかの善意があると思うと、
ほかの迷惑メイルのように、確信をもって削除することはためらわれます。
その心理をついてきているのですね。
大変便利なネットですが、
陰の部分も確実に広がっているようですね。
それなりの用心、自衛策が必要なように感じています。
ところで、一抹の不安が残っています。
どなたか、善意の方が、私にeカードを送っていただきましたでしょうか。
人を疑うにもはなはだしいとお怒りでしたら、
ご一報ください。
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