ムラさん通信 第19号

2002年6月24日

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  ザ・サークルのギター弾き「ムラさん」から、 日頃お世話になっている「みなさん」へのお便りです。 ホーム・ページでは十分に伝えられないザ・サークルの近況や、 文化情報、私の雑感などを、随時お知らせします。
メイルでも配布していますので、必要な方はお知らせください。次回からお送りします。
ご意見、ご感想などは、 Eメール でどうぞ。

 前号では、夏風邪のことで若干不正確なことを書いて ご心配をおかけしました。
寝込んでいたそうだね、とかいろいろな方に声をかけていただきました。

 本当に寝ていたのは6月1日の土曜日だけ。 翌日曜日はステージがあって、これはきちんと?こなしたあと、 帰宅して休息をとりました。
月曜日からは、ちゃんと出勤しました。
何となくしんどくて、気持ちを奮い立たせないと何事もできない、
高熱が出たりしないだけに、ひょっとしてメンタルなものでは…、
などと余計な心配をしたりもしましたが、
日に日に体調が回復し、それにつれて元気がでてきました。

 ラジオで、「うつ病」の専門家のお話を聞いたのは、 寝ていた土曜日でした。
年間3万人が自殺とか、これは交通事故死者の3倍、 きちんと考えなければならないことですね。

 ◇鷹見球審デビュー◇ 

 めったに見ないスポーツ欄ですが、 見覚えのある顔に思わず目がとまりました。
記事を読んでみると、やはり、 数年前に、初の女性審判員として 「ひと」欄に載っていた方でした。

5月25日付けの中日新聞によると、 全国の大学野球で、女性で初めての審判員になった鷹見仁子(たかみさとこ)さんが、 関西六大学野球リーグの神戸大学−大阪商業大戦で、 女性審判員としては同リーグ史上初めての球審を務めたそうです。

1996年4月に審判員としてデビュー、 老人ホームでケアマネージャーとして働きながら、 これまでに75試合の塁審を務めたそうです。

 男だから女だからという理由で 自分のやりたいことが狭められるようなことが だんだん少なくなることは本当に良いことです。

その道を切り開いてきた人たちがいます。
そんな女性たちを紹介する「座むら囃子」のページ 「活躍する女性たち」、 大幅にデータを増やして改訂しました。

 ◇イムジン河2題◇ 

  前号イムジン河を見たことをご報告しました。
今回は、関連の話題を二つ。

 だいぶ前になりますが、2月13日付けの中日新聞夕刊によると、
「韓国と朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)を結ぶ鉄道、京義線の韓国側部分が開通し、 北朝鮮に親族を残した離散家族ら約700人を乗せた列車が(2月)12日、 非武装地帯の手前に新設された都羅山駅まで走った」
とのこと。
イムジン河を越えて列車が乗客を運んだのは、 朝鮮戦争が始まった1950年以来52年ぶりだそうです。

アサヒコムによると、
「韓国側最北端に新設された都羅山駅までの列車の定期運行が11日始まった」
とのことで、一日ずれがありますが、
韓国鉄道案内の 「京義線復元工事、ついに臨津江を渡る」では、
「旧正月にあたる2002年2月12日、…臨津江を列車が渡りました。」
とのことで、多数決では、12日に軍配が…。

なお、北朝鮮につながったわけではありませんので、念のため。

 京義線については、 韓国鉄道案内が詳しい。
関心のある方は、 上記引用記事のほか、 京義線(ソウル〜臨津江、52.8km)、  京義線のソウル駅乗り入れ復活へ などの記事をごらんください。
 
「朝鮮半島の交通インフラ情報」というサイトにも、 都羅山駅の写真など、いろいろな記事があります。


 もう一つの話題。
 むかし発売中止になった、 ザ・フォーククルセダーズ(フォークル)の「イムジン河」が、 当時録音された音源で発売されています。

 1月31日付けの中日新聞夕刊などによると、 「イムジン河」は、北朝鮮の歌曲をフォーク調にアレンジしたもの。 フォークルの「帰ってきたヨッパライ」が大ヒットになって、 それに続くシングル盤として録音されましたが、 日本語の歌詞が原作に忠実ではないことや、 作詞者、作曲者の表示がないことに対して朝鮮総連からクレームが付いたため、 1968年2月の発売の前日になって、 東芝音工(現・東芝EMI)は政治的影響を考慮してレコード回収を決めた、 ということです。

日本民間放送連盟の自主規制リストにも載せられ、 いわゆる発禁、放送禁止になってしまった歌でした。

東奥日報の「ニュース百科」によると、
「2000年6月に平壌で行われた南北首脳会談を機に、
「統一を願う歌」として再び脚光を浴びるようになり、」
発売につながったとのことです。

 この歌の発禁、放送禁止は、 私にとっては、同時代のできごとでしたが、 深夜放送などで聞いていた記憶があります。
当時の若者には親しまれていた曲なのに、 それがある日突然放送禁止になった、
なんでやねん、
政府関係からの圧力とちゃうか、
とそんな雰囲気だったような記憶です。
発売前に回収されたとなると、世に出ていないのでしょうか。
この曲を、なぜ、みんな良く知っているのでしょうか。

今回の再発売元である 「アゲント・コンシピオ」のHPによると、
伝説のフォークル自主制作盤「ハレンチ」(1968年)に収録されていた、
リリース前にかなりの話題を呼んだ、
ということですので、
結構聞いていたという記憶は間違っていないのかもしれません。

「全共闘時代用語の基礎知識」なるHPでは、
「南北に分断された朝鮮半島の統一を願う趣旨の歌だったが、 たぶんその内容から発売禁止となった」
としていますので、 「朝鮮半島の統一を願う」という曲の内容が発売禁止の理由という受け止め方も、 当時一般的だったのでしょう。

なにせ、当時の学生にはよく歌われていました。

発売元のHP では、曲の説明と、一部の音も聞けます。

歌詞とメロディは、
http://www.fukuchan.ac/music/j-folk1/imujingawa.html
http://www.mahoroba.ne.jp/~gonbe007/hog/shouka/imujingawa.html
などで聞けます。

 ◇ハリポタ第4巻は、10月発売◇ 

 アマゾンから案内が来ました。

ハリー・ポッター待望の第4巻
『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』、
いよいよ予約開始!

14歳になったハリーが、マグルの親戚を離れてホグワーツ魔法魔術 学校に戻れる日まであと2週間というその晩。不吉な夢を見たハリー の、稲妻形の傷が激しく痛みだす…。

登場人物たちが思春期を迎え、ハリーが恋をしたり、それぞれに成長 していく様子が見られるのもうれしい。「死」など避けて通れない闇 の部分もクローズアップされ、物語は深みを増してゆく。強烈な印象 の残るエンディングを読めば、5作目への期待がさらに高まる。
大ボリュームの2分冊セット!

だ、そうです。

もっと詳しく知りたい方は、 アマゾンのHPで、…。

なお、出版予定は、 2002年10月だそうです。

 ◇夏のジブリ作品は「猫の恩返し」と「ギブリーズ」◇ 

 今夏のジブリはお得な?2本立て。

「猫の恩返し」は、
『95年に大好評を得た「耳をすませば」の姉妹編』で、
『日本中が元気になる冒険ファンタジー』 とのこと。
猫の命を救ったら、恩返しに猫の国に招待されるということですので、 何か浦島太郎のようなお話だなぁと思ってしまいます。

併映?の「ギブリーズ」は、 『“スタジオギブリ”という架空のアニメーション製作会社を 舞台に繰り広げられる日常を描いた作品』 ということです。
タイトルは、ギブリの人々という意味になるのでしょうか。

宮崎駿は、 猫の恩返しの企画のみで、 いずれの作品も、監督していません。

詳しくは、 ローソンのHPでどうぞ。

津マイカルでは、7月20日の公開だそうです。

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