三重県身体障害者総合福祉センター
身体障害者更生施設(生活援助棟)の概要
三重県身体障害者総合福祉センター身体障害者更生施設(生活援助棟)は、身体障害者福祉法第29条に基づく施設です。生活援助棟では、医学的リハビリテーションを始め社会生活適応技術訓練(自動車、調理、外出、スポーツなど)を行い、利用される方の様々なニーズに合致する社会復帰の援助を致します。平成5年10月開所。
1 施設利用にあたって
@ 利用対象者 肢体不自由の障害により身体障害者手帳の交付を受けている15歳以上65歳未満の方。
A 利用者の方と施設との直接契約になりますので、直接連絡いただくか、市町村にご相談下さい。
[平成14年度の具体的事例]
2 援助内容
@ 訓練指導内容
* 機能訓練 理学療法(PT)・作業療法(OT)・言語療法(ST)による身体機能回復訓練
* 生活訓練 生活指導員による生活全般における訓練
* 外出訓練 出身地域への外出や目的別グループ外出などの訓練
* 自動車運転訓練 新規免許取得及び運転技術の習得訓練(センター内に教習者・教習場あり)
* 家事訓練 在宅へ向けた調理技術等の習得訓練
* 情報処理訓練 パソコン・ワープロの技術習得訓練
* 創作活動訓練 陶芸、焼き絵などの創作技術の習得訓練
* スポーツ訓練 卓球、床上球技などのスポーツリハビリを狙いとした訓練
* グループワーク 合唱、楽器演奏など主体的参加を狙いとしたグループワーク
* 園芸訓練 屋外における園芸活動を題材としたクループワーク
屋内では簡易作業(授産)の適性も評価
* 福祉情報の提供 セミナー形式によるグループワーク
* 自立生活実習
各訓練は週間のスケジュールにより実施しており、利用者の方が選択決定されています。
A 健康管理
B その他
* 評価は、入所されて2週間はオリエンテーションと呼ばれる期間であり、各訓練の適性を評価します。その後は6ヶ月を単位としてケア会議が開かれ、細かくアセスメントされます。尚、評価は本人に開示し、担当市町村には報告しております。
* 評価会議は、医師をはじめ各専門職と生活指導員によって構成されています。
* 退所後の生活を考えるために施設見学・施設実習を実施しています。
* 住宅改修や福祉用具の相談及び環境調整を行っております。
* 自立生活実習室にて単身生活評価も行っています。
* 介護保険の相談や各市町村との調整も行っています。
3 定員
入所50名 肢体不自由者対象
通所10名 同上 (通所可能な方)
通所療護B型4名 同上
ショートスティ 2名
平成13年10月より 高次脳機能障害者モデル事業のため手帳なしの利用枠を拡大(入所5名、通所5名)
4 入所期間
お一人お一人の状況に応じたケア計画に基づいて訓練を実施し、社会復帰できるように援助しておりますが、おおむね在宅復帰が目標であれば、6ヶ月から2年程度です。
* 平成15年7月1日現在 平均在所期間 12.8ヶ月です。
* 利用者平均年齢 43.7歳
5 職員
訓練指導部チームマネージャー 1名 生活指導員 18名
看護師3名 理学療法士1名 作業療法士1名 ケースワーカー1名 医師・栄養士は兼務 職業指導員3名
6 当施設の特徴
@ 身体障害者の方の利用できる更生施設は県下で生活援助棟しかありません。
A 入所期間は短いため、各市町村在住の方がより多く利用できます。
B 毎月2名〜5名の退所の方がいますので、待機の期間はほとんどありません。
C 社会的リハビリテーションが中心ですが、住宅改修や福祉機器の相談にも応じます。
D 養護学校生の体験入所も実施しております。
7 施設利用の相談について
生活援助棟の利用については、施設見学・体験実習も行っておりますので随時相談を受け付けております。窓口は 生活援助棟 рO59(231)0037(鈴木) メールの宛先: 生活援助棟ケースワーカーへ
8 業務実績