自動車訓練

当センター(指導課)の自動車訓練は、平成6年より社会リハビリテーションの 一環として行っております。 当センターには練習用の教習場と改造されている教習車両1台が完備され、 入所または通所されている方のニーズに応じて利用されています。訓練は
@ 新規免許取得のお手伝い
A 中途障害の方の自動車習熟運転のお手伝い
の2つを主に実施しており、現在まで多くの方が訓練を受け、 自動車を生活の一部として活用しておられます。 自動車は移動手段としてはとても便利なものですが、 危険も伴うものなので慎重に行っており、他の訓練とは違い、 検査や実際に車両を運転し、適性を見極めています。 期間は個人によって差はありますが、@については半年、Aについては3ヶ月をめどにしています。また、福祉制度の説明や車両購入のアドバイスも同時に行っており、改造などの相談にも応じています。特に中途障害の方については今までと運転操作方法が大幅に違うにも関わらず、一般の自動車学校では練習できないということもありまして最近のニーズは高くなっています。 最近の利用状況については

年度

平成6年度

平成7年度

平成8年度

平成9年度

平成10年度

人数

1人

3人

10人

3人

11人

28人

となっております。
@ の新規免許取得については近隣の自動車学校と提携し、送迎など配慮して頂いており、環境的にも利用しやすくなっています。
B の中途障害の方の障害については「脳血管障害」の方が多く、 次のような障害別割合になっています。


今後、さらに訓練の内容については充実していくと共に 自動車運転に関する相談や車両購入などについて問い合わせや要望等ありましたら、 当センターまでご意見をお聞かせ下さい。


<自動車教習場 >



教習場は、当センターテニスコート南側
敷地は約500u クランク・S字・車庫入れ等






<教習車操作機器>


改造個所 @ハンドルA手動アクセルブレーキ
Bアクセルペダル左右兼用
C補助ブレーキDウィンカーレバー等





(自動車訓練担当指導員)

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