LITHIUM

V

Velvet Underground:Sunday Morning;

Velvet Underground and Nico

日曜の朝が好きだ。日曜の朝は平日の朝となにかが違う気がする。
同じように太陽が昇り、同じように気温があがり、同じように風が吹いていても、日曜の朝は違う。
雪が降っていても、曇っていても、目の前で交通事故が起こっていたとしても、日曜の朝はなにかが決定的に違う。

VU の日曜の朝はそんな曲。
僕は、この曲のイントロで流れる楽器の音が好きだ。
そして、この音も日曜の朝だから、同じ音階でもなにか決定的に違うだろう。
鼓膜を通らず、感覚をつき抜けて響く音だ。
アルバムの一曲目にこの曲を持ってきているのだから、やっぱり VU は『わかっている』バンドだ。

日曜の朝は、なにかがはじまる朝だから。

W

Wiseblood:Dirtdish;

Dirtdish

フィータスとロリモシマンによる傑作プロジェクト。

これは凄いです。感覚が麻痺します。
ブルージーなボーカル、地下世界のジャズバンド的サウンド、ロリモシマンが叩き出すミニマルビート。
ミニマリズムが基本というか、重要なのか同じフレーズを執拗に繰り返す印象が強いです。
聴いていると、覚醒と麻痺を同時に体感できます。
ロバートクインも参加していたりする。

僕は、音楽を聴くとき部屋の中をぐるぐると歩きながら聴くのですが(シャーロックホームズみたいだ)、はじめて聴いたときは足の感覚が無くなってきて(もちろん歩き疲れたわけではない)、思わず床に座り込んだのを覚えてます。

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