2014年12月1日


 後水尾上皇の第8皇女・光子(てるこ)内親王のために1668年(寛文8年)造営された朱宮(あけのみや)御所が前身である。

中離宮の表門

 参観者はその脇の通用門から中離宮内に入る。瓦葺切妻屋根を戴せた厳しい造りで、もと東福門院没後、その形見として女院御所より移  されたものである

林丘寺旧表総門

 瓦葺切妻屋根を戴せた厳しい造りで、もと東福門院没後、その形見として女院御所より移されたものである。

楽只軒(らくしけん)

 楽只軒は朱宮御所の一部で、1668年(寛文8年)頃の造営である。瓦葺、柿庇の建物で軒名は『詩経』の「楽只君子万寿無期」によるもので後水尾院の命名である。
 ほぼ正方形平面で、南面と東面に板縁を設ける。主たる部屋は東側の「一の間」とその西、建物中心部に位置する二の間である。

客殿

 書院造の客殿は、1677年(延宝5年)造営された東福門院(後水尾天皇女御、徳川2代将軍秀忠娘)の女院御所の奥対面所を移築したものである。
 客殿一ノ間の霞棚は、桂離宮の桂棚、醍醐寺三宝院の醍醐棚とともに「天下三棚」の一として知られる。

客殿柱

 

客殿前庭


表総門
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