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魚拓ミニミニ図鑑
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魚拓入門
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『魚種の選び方』
一般的には魚種にとらわれることはありません。釣った魚、好きな魚、何か夢を表現したい魚等々でいいわけですが、魚拓経験の有無等(芸術性とか、その方の思い入れを考慮しないで)から判断して、下記のような分類をしてみました。一つの目安にしてください。
初心者向きの魚
魚体が凸凹していないもの
鱗が目立たないもの
色彩の少ないもの
模様があっさりしたもの
海水魚では
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アイナメ、イシダイ、カガミダイ、カレイ、キンメダイ、クロダイ、サヨリ、セイゴ、ヒラメ、マトウダイ、メジナ、メバル等々
淡水魚では
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アユ、オイカワ、ウグイ、ニジマス、ワカサギ等々
例えばこんな魚
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中級者向きの魚
魚体の複雑なもの
色彩の多いもの
模様の複雑なもの
海水魚では
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イトヨリ、イトヒキアジ、イシガキダイ、カサゴ、カゴカキダイ、コショウダイ、シマイサキ、タカノハダイ、タラ、トビウオ、ベラ、ボラ、マンボウ等々
淡水魚では
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アマゴ、イワナ、ヘラブナ、マゴイ、ヒゴイ等々
例えばこんな魚
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上級者向きの魚
絵の具の置きにくいもの
細長いもの
形の丸いもの
凸凹のはげしいもの
極大、極小のもの
軟体、甲殻類
海水魚では
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アナゴ、アンコウ、ウツボ、エイ、オコゼ、カワハギ、コチ、サバ、シャコ、タチウオ、タツノオトシゴ、ハゼ、フグ、ホウボウ、イカ、タコ、エビ、カニ、貝類等々
淡水魚では
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ウナギ、キンギョ、ドジョウ、ナマズ、メダカ等々
例えばこんな魚
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魚体の選び方、扱い方について
つとめて新鮮であること
釣った直後の魚拓では、その魚の体温が指先きに伝わってくる。愛着もひとしお。
新鮮な魚ほど色乗りがよい。
不必要な体液が流れ出る心配が少ない。
保存する場合も新鮮なうちに処理したい。
意にかなったものを
同じ魚を並べてみると、自ずとその違いがわかる。
損傷はないか
傷、鱗落ち、ヒレの折れ曲がり等の観察を入念に。
両側を見る、片側が満足であればそちら側を使いたい。
乾燥し過ぎてはいないか
乾燥はヒレ先から始まる。乾燥すると色が乗りにくくなる。
いったん乾燥すると元に戻らない。『スルメ』は水につけても『イカ』にはならない。
みずみずしさを表現しようとすれば、それなりの魚体が必要。
クーラーのきいた部屋での魚拓は要注意。
水分がたまってはいないか
特に鼻、目、口、エラ蓋、ヒレ元、腹部等にたまりやすい。
意図しない"にじみ"の原因をつくる。
魚体の大きさにも考慮
極大、極小を避けて、色の置きやすい、拓しやすいサイズ、20cm前後のものからから始めてみたら。
以上です。
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魚拓作品
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魚拓入門・直接法魚拓1/2
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