三線[サンシン]は沖縄音楽には欠かせない楽器。
琉球王朝時代、中国から伝わった楽器を体型にあわせて棹の長さなどを調整し、音もカタチも沖縄独特の楽器・三線[サンシン]になりました。
三線のパーツ
棹(さお)[ソー]
三線の木で出来ている長い部分。三線の質は棹の材質でほぼ決まります。
木材は黒檀(こくたん)[くるち]が最高級と言われています倭人地謡は手が出ない・・
今使っているのはイスノキ[ユシギ]だと思います。
材質は黒塗りになっているので見分けにくいのですが、胴から少しとびだしている部分でチェックすると良いらしいですが、管理人はよくわかりません・・・・
ちなみに、倭人地謡のちいねえとみゆさんは、縞黒檀のを使っています。やはり音の響きが全然違います。
胴(どう)[チーガ]
蛇皮(または人工皮)が張られている部分。
ニシキヘビのもの。 ウロコが大きいものほど上等といわれています。
本張りはやはり良い音がしますが、エイサーをやるには人工皮もよいかもしれません。
安価で本張よりハリのある音がする気がします。
絃(げん)[チル]
3本の絃はそれぞれ太さが違います 太い絃は低い音 細い弦は高い音正面から見て左から■低い音を出す 一の絃(いちのげん)[男絃=ウージル]
■中間の音を出す 二の絃(にのげん) [中絃=ナカジル]
■高い音を出す 三の絃(さんのげん)[女絃=ミージル]の順です。
今まで使っていて切れるのは女弦だけです。
買い置きには女弦を多めに買っておくと便利です。
糸まき[カラクイ]
他にも[ムディ][ジーファ]など様々な呼び方があります。音の高低を調整するためのもの。この部分は重要です。三線を購入するときは、ここをしっかりチェックしてくださいね、音が狂う三線ほど厄介なものはありません
カラクイは、しっかり握って少しづつ動かし、棹に向けて押し込むようにして止めます。
変な力が加わると、簡単に折れることがありますから注意してくださいね。