由来・解説

今より1200年前、諸国各地で鬼神や魔物が暴れ回り人民を大勢殺傷しておりました。

時の天皇は坂上田村麻呂を将軍に命じ、伊勢・鈴鹿の悪魔や紀南の魔王を退治させました。

しかし、打ち洩らした多くの悪鬼どもの中には熊野の山奥や岩場に隠れるものがおり、将軍が懸命に鬼の行方を探している

ところへ立鳥帽子を着けた天女が現れ「南海の岩屋に悪鬼が隠れている、わたしは大馬権現である」とお告げがありました。

将軍は「鬼の城廊」ヘ攻め寄るべく、兵船を整えておりました・・・・・。

一方、各地に散らばった悪鬼共も、次が最後の戦と覚悟し、続々と団結し士気を高めておりました。

この地が「魔見ケ島」であり、この曲では追い詰められ、しかし勝利を諦めない鬼達の心の昂りを表しております。

雷鳴が轟く嵐の夜、最後の決戦に将軍達は熊野鬼ケ城ヘ行進してゆきます。幾土となく繰り返される戦い、

岩間に響くトキの声、完璧な鬼の士気のもと、鬼ケ城を攻めあぐねる将軍達・・・・・

そこに、一つの奇跡が起ころうとしていました。

この戦いの模様をあらわした曲が「鬼城」であります。

三重県熊野市・熊野鬼城太鼓

熊野鬼城太鼓紹介 | 太鼓衆(メンバー紹介) |  熊野地方の紹介 | 活動情報 | 掲示板 | 写真 | ソレント

Copyright (C) 2006 KUMANO-KIJYO DAIKO. All Rights Reserved.