2006年1月2日

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  ザ・サークルのギター弾き「ムラさん」から、 日頃お世話になっている「みなさん」へのお便りです。 ホーム・ページでは十分に伝えられないザ・サークルの近況や、 文化情報、私の雑感などを、随時お知らせします。
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新年あけましておめでとうございます。
今年もよろしくご愛読のほど、 お願い申し上げます。

 2日は、いろいろなことを新年初めて行う日です。 ということで、ムラさん通信の出し初め。
2006年初の話題は、 冬至と日の出、日の入りの関係について調べてみました。

 ◇冬至十日:冬至と日の出、日の入り◇ 

 少しずつ日が長くなっているような気がしませんか。 「冬至十日(とうじとうか)」の話は以前にもしましたが、 元旦が、丁度、冬至から10日目に当たっていますので、 改めて、「冬至十日」について考えてみることにしました。

 冬至は、1年で一番「日の短い」日ですから、 冬至を過ぎると、日が長くなっていきます。 冬至が過ぎて10日もたつと、 日没が遅くなってきたことに誰でも気が付くというのが、 「冬至十日」の意味ですが、 一体どのくらい遅くなるのでしょうか。

国立天文台・天文情報センター・暦計算室のホームページ で調べてみました。 順番に、私の住んでいる津の、夜明け、日の出、日の入り、日暮れの時刻です。
 
夜明け 日の出 日の入り 日暮れ 
2005年12月1日 06:08 06:42 16:43 17:18
2005年12月22日(冬至) 06:22 06:58 16:47 17:22
2006年1月1日(冬至から10日目) 06:26 07:01 16:54 17:29
2006年1月11日 06:27 07:02 17:02 17:37

 ここから、いろいろ新しい発見がありました。 何と夜明けは、冬至の後もどんどん遅くなっているのです。 夜明けが早まるのは、1月の半ばからです。

 一方、日暮れは、冬至の前から遅くなっている。 日暮れが最も早いのは、 11月下旬から12月上旬で、 12月1日の日の入り16:43、日暮れ17:18というのは、 ほぼピークにあたります。 その後、冬至までの3週間で、4分遅くなっている。 それが冬至後の10日間では、7分と加速度的に遅くなっています。 夜明けが遅くなるよりも、 日の暮れが遅くなる方が速いので、 日中の時間が伸びるのですね。

 この速さと、ピークから11分の差で、 日の暮れるのが遅くなっていることを、 誰でも感じとることができたわけです。 自然と切り離されて暮らしている現代人にとっては、 心のゆとりを心がけないと、 この季節の移り変わりを感じることはむつかしいかもしれません。

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