2005年12月30日

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  ザ・サークルのギター弾き「ムラさん」から、 日頃お世話になっている「みなさん」へのお便りです。 ホーム・ページでは十分に伝えられないザ・サークルの近況や、 文化情報、私の雑感などを、随時お知らせします。
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今年も押し詰まってまいりました。 長らくご無沙汰していましたが、 今年最後の「ムラさん通信」、 駆け込みでお届けします。

話題は、 ウォームビズと、年末年始の映画の、 2本立てです。

 ◇ウォームビズの基本は重ね着◇ 

 地球温暖化防止のための運動として、 クールビズに続いて、 ウォームビズが政府 (環境省) から提唱されています。

ウォームビズとは、 「暖房に頼りすぎず、冬のオフィスを暖かく、快適に過ごすビジネススタイル」 とのことです。 「寒い時は着る」 「過度に暖房機器に頼らない」 が基本ですが、具体的には、 「暖房時のオフィスの室温を20℃にする」 ことが求められます。 「働きやすく暖かく格好良いビジネススタイル」 だともいいます (環境省) から、ファション業界への波及効果も期待しているのでしょう。 「働きやすい」、「暖かい」に、「格好良い」を加えた三つが、 ウォームビズの3要素ということになりましょうか。

 今年は寒さが厳しいですね。 政府に口出されなくても、暖かくしたいところです。
「この寒さ、言われなくてもウォームビズ」
ということになります。 もっとも、少々厚着しても寒いのには変りない、
「着込んでも、あまりの寒さでクールビズ」
と感じる向きもあると思いますが、 思い切ってたくさん着れば、 寒さはしのげるものだというのが私の実感です。

 私の職場、 三重県庁では、暖房の設定温度は19度 になっていて、 これでは、ワイシャツ姿では耐えられないのはもちろんですが、 背広をきちんと着ていても、相当寒く感じます。 そこで、思い切って、下着は長袖、ズボン下も着けることにしましたら、 「冬だからこんなものか」という程度で、 それほど寒く感じなくなりました。

外に出た時の「落差」が小さいのも良いようです。 逆に暖房が十分に利いているようなところに行ったりすると、 下着は脱げないので、困ります。 国民的運動ですから、どこでも20度になると便利です。

 シャツを厚手のものにするとか、 背広とシャツの間に、カーディガンのようなものを着るという方法もあります。 デパートなどでも展示してありますので、 ファッションを考えて着ると、 「格好良い」という「ウォームビズの第3要素」を満たすことになります。 が、人それぞれですが、私の場合は、 これは、いかにも「厚着」になって、 動きにくくなるような気がします。 第1要素の「働きやすい」という点ではどうでしょうか。

 下着の場合は、2枚着てもかさばりません。 肌に着ける1枚を綿、その上に薄手の化繊のものを着ると、 とても暖かくなります。 背広とかもそのままでOKで、 お金もかかりません。 柳の下に2匹目のどじょうを狙う ファッション業界には申し訳ないが、 新しいものを買わずに済みます。

冬の戸外など寒いところで演奏した経験では、 下着を着込んでも、動きにくくはなりません。 もっとも、肩の辺りが窮屈になると、 腕が動かしにくくなるので要注意です。 夏に着ていたTシャツとか、タンクトップを、 下着の上に重ね着すれば、肩が楽で、活動的です。

環境にやさしく暖かい冬を過ごすためのご参考です。
 ◇年末年始に見たい映画◇ 

 「ALWAYS 三丁目の夕日」(公式サイト)は、 昭和30年代を描いたロングラン漫画、 西岸良平(さいがん・りょうへい)の「三丁目の夕日」が原作ですが、 12の短編漫画のエピソードをもとに、 一つのストーリーに仕上げてあります。

まず、実写とコンピュタ・グラフィックスの技術を駆使して、 昭和30年代の東京が見事に再現されていることにびっくりします。 そして、ありふれたストーリーとくさい芝居に、 不覚にもホロリと来ているうちに、 私たちが高度成長と引き替えになくしてしまった何かを思い出させてくれる、 そんな映画です。

評判がよいので、 思いがけないロングランになっています。 三重県の場合、津では終わりましたが、 マイカルの鈴鹿、桑名、 109シネマの四日市、明和でまだやっています。 1月6日までですので、 ご覧になっていない方は、急がれることをお薦めします。

 「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」(公式サイト)は、 まだ見ていませんので、この年末・年始に必見です。 原作はだんだん厚くなっているのに映画の長さには制約がありますので、 どうも、映画だけでは分かりにくくなっているといううわさです。 ストーリーを簡単に頭に入れてから見た方がよいかもしれません。

 「キング・コング」(公式サイト)は、 往年のヒット映画のリメイク。 原作は1933年の作品だそうです。 テレビで見ましたが、 特撮映画の原典ともいう映画で、 随分興奮したのを覚えています。 その後、日本でも「キング・コング対ゴジラ」というのが作られました。 1976年にもリメイク版が作られているので、 カラーで見た記憶は、たぶんこれ。 今回のリメイクは評判が良さそうで、期待できます。

 「THE有頂天ホテル」(公式サイト)は、 1月14日からとのことですから、 一応は「お正月」映画といえるのでしょうか。 三谷幸喜の監督した第3作目の映画ですから、これまた必見です。 第1作が「ラヂオの時間」、第2作が「みんなのいえ」と、 いずれも大変面白い映画でした。 今回は、さらに力が入っているようで、期待しています。

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