ハリポタの成功に刺激されたのか、
あるいは、技術の進歩によって空想世界の映像化が可能になったからか、
たぶんその両方の理由で、
ファンタジーの映画化が盛んです。
本家・ハリポタですが、第4作
「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」(公式サイト)は、
米国から約1週間遅れの11月26日公開に決まりました。
クィディッチのワールドカップ、
三大魔法学校対抗試合、
ヴォルデモート卿の復活、
と、映像的にも見所の多い巻なので、楽しみですね。
上記公式サイトでは、予告編も見られます。
ファンタジーの傑作と呼び声の高い
「ナルニア国物語」が映画化(公式サイト)されます。
その全7巻から第1巻「ライオンと魔女」は、来年の3月4日公開です。
原作(アマゾン)は、
妻の蔵書の中で見かけたような気がしますが、
私は読んでおりません。
この機会に英語で読みたいという向きには、
原書の7巻セット(アマゾン)
もでているようです。
現在公開中の
「チャーリーとチョコレート工場」(公式サイト)は、
児童向けファンタジーのロングセラー「チョコレート工場の秘密」の映画化。
いまのところ見に行く予定はありませんが、
こちらは原作を読んだ記憶があります。
たぶん、評論社版(訳:田村 隆一)で読んだのだと思いますが、今は
文庫(アマゾン)
しか出ていないようです。
新版(訳:柳瀬 尚紀)(アマゾン)
が出ているのですが、
アマゾンには柳瀬氏の翻訳が良くないという意見が複数寄せられていて、
寄せられた42の評価の平均は、三つ星にとどまっています。
旧版は五つ星です。文庫版か、
講談社英語文庫(アマゾン)
で英語のまま楽しむということになりましょうか。
どうせ英語で読むなら
原書(アマゾン)
という手もあります。
「世にも不幸せな物語」については、
5月28日号
でご紹介しました。
13巻で構成される予定(現在第12巻まで)のうち、
最初の3巻が一つの映画になったのですが、
その後、原作を読んだ結果、
相当脚色されていることが分かりました。
原作からカットされた部分があるのは仕方ありませんが、
原作にないストーリーが結構入っています。
映画を見た方にしか分かりませんが、
踏切に車を停めたままオラフが買物に行ってしまう、
汽車が近づいてくる、という場面とか、
最後の山場で、レンズを使って結婚届を燃してしまう場面とかは、
原作にはありません。
1巻のスートリーの間に、2巻、3巻をサンドイッチにするというように、
全体の構成も変えてあります。
現在、第4巻を読み始めたのですが、
筋の展開が大変面白いのです。
英語で読んでいても、
「どうなるのだろう」とハラハラしますが、
第3巻までは、映画が見てあって、先が読めてしまうので、
筋に対する興味がそがれてしまいます。
その映画が、実は、原作とストーリーの展開が違うのですから、
罪作りです。
映画か、原作かというと、原作。
4巻以降が映画化されるようでしたら、
原作を読んでから見ることをお薦めします。
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