ムラさん通信 第23号

2002年9月16日

ムラさん通信の索引へ
 第20号  |  第21号  |  第22号 

  ザ・サークルのギター弾き「ムラさん」から、 日頃お世話になっている「みなさん」へのお便りです。 ホーム・ページでは十分に伝えられないザ・サークルの近況や、 文化情報、私の雑感などを、随時お知らせします。
メイルでも配布していますので、必要な方はお知らせください。次回からお送りします。
ご意見、ご感想などは、 Eメール でどうぞ。

貴重な休日に、こんなモノを書く気分になるのはどうしてでしょうか。

小学5年生のときに、 担任の先生が、私と何人かの生徒に、謄写版の器械を見せて、
「学級新聞というものを作ってみないか」
とおっしゃいました。
別に強制するわけでもなく、関心があればやってみたらという感じでした。
たぶんやってみると言ったのでしょうね。
ガリ版の切り方や、印刷の仕方(輪転機ではありません)を教えていただきました。
どんな内容で、何号くらい出したのか、 全く記憶にないのですが、 先生が提案したこと、面白く感じたことは覚えています。
考えてみますと、 その後、中学校を卒業するまで、 よく学級新聞をつくっていました。

たぶん、その先生との出会いが、今こんなモノを書かせているのでしょう。
先生の影響力というのは本当に大きいのですね。

今回は次の話題をお送りします。
 ○サタデー・サンデー・コンサートに出ます
 ○読者の声2題
 ○県庁舎の耐震工事
 ○三谷幸喜の新作

 ◇サタデー・サンデー・コンサートに出ます◇ 

 毎年、春と秋、 三重県総合文化センターのエントランスホールで 無料のコンサートが開かれているのをご存知でしょうか。
サタデー・サンデー・コンサートといって、 土曜日と日曜日の午前と午後に1時間ずつのミニコンサートです。

 私たちザ・サークルは、毎回出演するようにしています。
今回は、 10月6日(日)の午後2時からと決まりました。 たくさんの方が見に来てくれるといいなぁと、思っています。

 サタデー・サンデー・コンサートのお知らせを入れたり、 夏までのザ・サークルの活動状況を入れたり、 「ザ・サークルの2002年の活動(速報版)」 も改訂しました。
よければ、ご覧ください。

 ◇読者の声2題◇ 

 毎号、何人かの読者の方からお返事をいただきます。
記事の中で取り上げさせていただいたりするのですが、 それだけでは、扱い切れませんので、 「読者の声」のような形でご紹介してはどうかと考えました。
ムラさん通信では、 「掲示板」も用意していないことでもありますし、 そのくらいの読者サービスは当然?

 まず、前号のパンの缶詰についての記事 へのお便りです。

 前回教えてもらった缶パンを購入しました。
おいしかったです。「うん、これなら年1回の試食会 もいいな」と思いました。ありがとうございます。

こちらこそ、早速お試しいただきまして、 ありがとうございます。

 前々号の「にほん」と「にっぽん」  についてもお便りをいただいています。

「日本」の読みについてですが、
1)東京オリンピックのときの朝日新聞の記事の記憶では、
  「にっぽん」が正しいので、そのように読もうという
  主旨のことが政府あるいはオリンピック関係者が展開
  していたように思います。「にほん」では「二本」と
  紛らわしいということもあったような。
2)「ジャパン」というのは、「日本」と同じ語源という説を
  読んだことがあります。漢字の音読みで「ジツホン」
  として見ると、そのニュアンスがわかるでしょうか。
  要するに、中国語は地方で漢字の読み方も変わるのですが
  なにか、南のほうの昔の中国語の「日本」の読みが起原なのが
  「ジャパン」ということらしいです。
  ちなみに、現代での「日本」の読みは
  韓国語では「イルボン」
  標準中国語(北京語)では、「リーベン」です。
  中国語で地方で読みが違う他の例としては「香港」が
  広東語では「ホンコン」
  北京語では「シャンガン」です。

「日」の読みは、「ニチ」のほかに、近日中のように「ジツ」、
「本」は、「ホン」のほかに、根本のように「ポン」という読みもありますね。
となると、「日本」を普通に音読みすると、
「ジツホン」、「ジツポン」、または、「ニチホン」か「ニチポン」ということになります。
「ニホン」という読みがどうして出来たのかが謎ですね。

 ◇県庁舎の耐震工事◇ 

 三重県庁は、昭和39年、1964年に建てられました。
耐用年数はまだ十分にあるのですが、 その後、2回ほど耐震基準が改正されているようで、 大きな地震が来ると危ないようなのです。

防災の本部にもなる建物ですから、 耐震対策が必要だということで、 今、県本庁舎の耐震化工事 (三重県庁のホーム・ページ) をやっています。

 これが、構造を強化するのではなくて、 地震で地盤が揺れても建物は揺れないようにする 「免震工法」という珍しい方法で行われているのです。
県庁のホーム・ページでは、この 工事の概要 が紹介されています。

 建物の地下を掘って、柱の下にゴムを挟むという大工事。
仕事は続けながらの工事で、 お客さんには相当にご不便をかけていますし、 職員も若干不便ではありますが、 新しく作るよりはるかに安上がりで、引越も不要。
工期は18か月で、来年の3月いっぱいまでです。

 施行している (株)大林組のホーム・ページでも紹介 されています。

 ◇三谷幸喜の新作「龍馬の妻とその夫と愛人」◇ 

 三谷幸喜の新作「龍馬の妻とその夫と愛人」が、公開されています。

 三谷幸喜といえば、テレビでもおなじみで、 「古畑任三郎」や「合い言葉は勇気」をご覧になった方も多いでしょう。
映画でも三谷幸喜脚本・監督の「ラヂオの時間」(1997年)や、 「みんなのいえ」(2001年)は本当に面白かった。
先日、「ラヂオの時間」のテレビ放映がビデオに録ってあったのを思い出して、 見てみましたが、筋を知っていたら面白くないだろうという案に相違して、 面白くも感動してしまいました。 (私も、単純な性格ですから…)

 しかし、三谷幸喜はもともと舞台の人。
彼に注目するようになったのは、
息子が劇場中継「笑の大学」を見ていて、
「面白いよ」とか言われて一緒に見ているうちに、引き込まれてしまって、
結局、何かに遅刻する羽目になったような記憶が、…、
関係者の皆さんごめんなさい。そういう訳でした。

 登場人物は二人だけ、
幕が変わっても舞台は同じ、取調室のような部屋、
検閲を受けにきた劇団の脚本書きと、 特高の検閲官との会話が延々と続くだけです。
これで2時間を超える長さで、どんどん見る人を引き込んでいく。
笑いながら見終わったときには、何かに感動していた、
これはすごいなぁ、と、それから注目しているのです。

 「龍馬の妻とその夫と愛人」の公式ホーム・ページは、 http://www.ryoma.so-net.ne.jp/ です。
配給元の東宝でもホーム・ページ を開いています。

 脚本はもちろん三谷幸喜。
監督は、市川準ですが、 三谷幸喜脚本、中原俊監督の「12人の優しい日本人」が面白かったので、 十分期待できます。
竜馬の妻のおりょう役は、鈴木京香。 「ラヂオの時間」にも出ていました。 私は、「合い言葉は勇気」で名前と顔を覚えた女優さんですが、 「釣りバカ日誌13」でも、光ってました。 よい女優さんですね。

三重県で上映するのが、 「ワーナー・マイカル・シネマズ桑名」と、「109シネマズ明和」 (109シネマズのホーム・ページ) だけというのは、いかにも寂しいが、 よい映画は、頑張って見に行きましょう。

お便り、ご意見は、 Eメールでどうぞ

ムラさん通信の索引へ

HOMEに戻る