古西伸崇の『ずおっ』

古西伸崇の『ずおっっ！！』

東京日記　一日目　二日目　三日目

　１４日午後１１時５分の夜行バスに乗って東京へ。社内で爆睡できるようにとジャージに健康サンダルで乗り込むが、赤ちゃん連れの客がいたせいで２度ほど眠りを妨げられる。

　午前６時５０分、池袋に到着し、インターンシップで東京に来ている森下先輩に電話。西葛西とかいうところにいるらしく、今から来てくれるとのこと。３０分ぐらいかと思っていたが、なかなか携帯の鳴る気配がない。通勤時間の池袋駅東口で、ジャージに健康サンダルはかなり人目を引き、少し塾頭の気持ちがわかる。

　８時を少し過ぎたとろで森下先輩と合流。とりあえず朝飯を、という話しになり駅に隣接する喫茶店へ。サンドイッチ２つとオレンジジュースを頼み１０２９円。池袋では朝飯を食べるのに１０００円もいるんか！？などと思いながら腹ごしらえ＆着替えをする。

　前田先輩は２時頃まで仕事とのことなので森下先輩の希望もあり、いろいろ問題になっている靖国神社見物へ。新宿で靖国通りを見た記憶があったので、靖国神社がある九段下もその近くに違いない、という俺の一方的な思い込み(希望？)をもとに新宿へ。

　新宿歌舞伎町を抜け靖国通りを発見するも、九段下の標識がある気配なし。２０分ほど迷ったあげく、道端の掃除のおばちゃんに道を尋ねる。おばちゃんの話によると、靖国神社は今いる新宿３丁目から歩くと、なんと１時間もかかるとのこと。地下鉄か徒歩かという選択で、最近の運動不足もあり徒歩に決定。これが後に後悔を生むことになる。なにせここ２年ほどのバイク生活に慣れすぎ、１時間も歩いた記憶がない。「えらい」「しんどい」「道あっとんのかな」をひたすら連呼しながら歩き続けること１時間弱、やっと長い塀とともに靖国神社が見えてくる。

　境内に入ってます驚いたのは鳩の色。日頃見慣れているグレーのやつとは違い、そこにいるのはほとんどが真っ白。早くも雰囲気に呑まれかける。参拝を済ませ、戦争を当時の品々とともに振り返る「遊就館」へ。館内には実物大の零戦や魚雷があり小学生なみにはしゃいでしまう。傍らでは森下先輩が戦艦大和の主砲の音をヘッドホンで聞いてにやついている。様々な部屋を回ったが、最も印象的だったのが、無数の戦没者の遺影が展示してある部屋。自分と同年代の人たちの写真を見て、なんとも言えない気持ちになる。最後に自分の生まれた日の新聞を５００円払って印刷し,靖国神社を後にする。

　その後新宿のドンキホーテで時間を潰し３時前に前田先輩と合流。昼飯も兼ねてマックに入り２時間ほど話し込む。森下先輩は知り合いと夕飯を食べるとのことなので俺と前田先輩は早稲田にある前田家へ。東京にきた１番の目的は麻雀。前に来た時にはボコボコにやられたのでリベンジをもくろむ。初日の面子は俺、前田先輩、森下先輩、そして横浜から参戦の村瀬。開始は午後１０時、それに合わせて前田家で仮眠しようとするが前田先輩の口撃に遭い失敗。早稲田駅近くにあるカレー屋で激辛カレーを食べ、汗をかきながら１０時を待つ。

　村瀬の遅刻により開始は１０時半、場所は近くの雀荘「ＮＯ.１」。朝の１１時まで打ち放題、２ドリンク付きで１人１３００円。序盤は、『遅刻して先輩３人をいらだたせる作戦』が成功したのか、村瀬が流れをつかむ。３半荘終わって１位２回に、２位が１回。＋１２０オーバーをたたき出す。しかしその後はホームの前田先輩が徐々に追い上げ、７半荘終了時点でトップに立つ。森下先輩は部屋の空気にやられ、くしゃみを連発し、そのせいか調子はいまいち。俺はというと２位、３位がほとんどない状況。つまりハコってビリ(－６０)か、トップ(＋６０ぐらい)を繰り返す。当然可もなく不可もなくで８半荘終了時点で＋７。むなしさを感じる。しかし朝方になると２０代後半組が睡魔とけだるさに襲われ始め、前半組がスパート。午前１０時終了で結果は以下のとおり。

前田＋１０１	森下－２３５	古西＋７６	村瀬＋５８

　村瀬は昼からサークルという強行日程のため横浜へ。俺たち３人は疲労困憊で前田家へ。ベッドを奪い合いながら３人とも深い眠りに落ち、長い１日が終わっていった。

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２０００年１１月８日、アメリカより発信
 ２０００年１１月９日、アメリカより発信
 ２０００年１１月１０日、ノッチンからの返信
 ２０００年１１月１３日、アメリカより発信
 参議院議員・高橋千秋からのメール
 ２０００年１１月２４日、ヨシキからの返信
 ２０００年１１月３０日、名古屋大学・野依教授の発言
 ２０００年１１月９日、塾先より遠山真佐美ちゃんへ送信
 ２０００年１２月３日、遠山真佐美ちゃんからの返信
 ２０００年１２月４日、アメリカより発信
 ２０００年１２月１３日、アメリカより発信
２０００年１２月２２日、アメリカより発信
２００１年１月10日、アメリカより発信。
2001年６月7日

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