株式会社赤塚空調設備は、家庭用・業務用のエアコン設計・施工を専門とする施工会社です、 三重県電気工業登録店（三重県知事登録第 28-282号） 産業廃棄物処理運搬業（第 02404193238号）
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技術的雑談 Technical chat
事務所・店舗など事業所で使用しているパッケージ（業務用）エアコンを、故障や買替などで廃棄する場合、一般的な「金属くず」として処分することは出来ません、業務用エアコン＝「産業廃棄物」として決められた手順で処理することが「産業廃棄物処理法」決められています。
更に令和２年４月１日の「フロン排出抑制法」改正により、フロンガス回収を完全にしないと産業廃棄物業者に渡せない、産業廃棄物業者も引取れないと言う事になり罰則も付加されました、もし業務用エアコンにフロンガスが残ったまま処分すると、所有者・引取業者・処分業者が法に問われる事となりますので注意が必要です。
では、破棄するにはどの様な手順が必要なのでしょう？
排出者（所有者）は、まず手始に空調業者・産業廃棄物業者を探すことになります。
パターンとしては、フロン回収業者 → 業務用エアコン取外し業者 → 産業廃棄物処理業者を個々に探して依頼するか、それぞれの業者手配を全てお任せ出来る取次店（電気店・工務店・建築屋など）に依頼するかになります。
○前者の場合は、業者との直接取引になりますので工事資格や都道府県登録、書類発行など堅実に廃棄処理してもらえるか確認された方が良いでしょう。
○後者の場合は、取次店からの再委託が多いので経費がかさんでいく事も考えられます。
当社は、フロン回収業 → 業務用エアコン取外し工事 → 産業廃棄物処理運搬「産業廃棄物管理票（マニフェスト）」発行まで行っております、その後は産業廃棄物処理業者に引き渡し、「金属くず」として最終処分して頂き、依頼者（排出所有者）様には、「フロン回収行程票」控と「産業廃棄物管理票（マニフェスト）」控をお渡ししています。
※経費としては、フロン回収（書類作成含む）が￥20,000円～ （業務用は家庭用に比べガスの封入量が多いので価格は高くなります。）
パッケージエアコン（壁掛け～天井埋込ビルトイン等）の取外し￥10,000～50,000円位
産業廃棄物処理（産業廃棄物処理運搬・最終処理・書類含む）が￥20,000円～
これらはパッケージエアコンの容量や大きさ・重量が大きくなる程、経費は高くなっていきます。
因みに、一般家庭でパッケージエアコンを使っている場合も有りますが、その場合でも「家電リサイクル法」では処分する事が出来ませんので「産業廃棄物処理法」扱いとなります、同様にフロン回収→産廃処理で廃棄する事となりますので出費がかさむことになります。
私も家電量販店の仕事もしていますが、絶対に引き取ってこない様に配送センターから言われていますので、お客様には申し訳ないですがその趣旨説明させて頂いています。
フロン排出抑制法については ← はコチラ
