香良洲神社
 御祭神は天照大神の御妹神にあたる、
 「稚日女尊(わかひるめのみこと)」 であり、
 古くは「お伊勢詣りをしてお加良須詣らぬは片参宮」といわれ、
参宮街道に近い加良須神社は大勢の参詣者で賑わったそうです。
 参拝の道は伊勢参宮街道から分かれ「からす道」と呼ばれていました。今も香良洲町近隣のあちこちに「からす道」と彫った石の道標や常夜灯が見うけられます。
 近年は町民や香良洲町出身者の参拝がほとんどですが、時には県外からの観光バスでの参拝も見受けられます。

正月、茅の輪くぐり(6月30日)、夜がらす祭(7月15日)、宮踊り(8月15日〜16日)はお参りが多く、正月と宮踊りの日は特に賑わいます。また、20年に1度、伊勢神宮より1年遅れで式年遷座が行われます。御木曳行事は町外の香良洲町出身者も交え香良洲町の大イベントです。

由来
 稚日女尊は天照大神の御妹神で、第二十九代欽明天皇の御代(飛鳥時代(今よりおよそ一四二〇年前)に、兵庫県神戸市の生田神社より勧請し、お祀りしたのが始まりと伝えられ、
 欽明天皇の御代にこの伊勢の海の浜洲で御神火が毎晩みえるので里の人々が畏れ騒ぎも一通りでなくこれを知った青木という人が神の御心をおがんだところ 「吾は生田の稚日女神である。姉神の在す神風伊勢のこの地に鎮まりたい。」 とのお告げがあり生田より御勧請申し上げ社を造営し祭を行い長くこの地に奉斎することになりました。

  と伝えられています。
平成26年4月の御遷座以後の拝殿と小香良洲社

正面から

斜め左から
右に旧拝殿が少し見えます

小香良洲社(建て替え中)

平成26年4月の御遷座以前の香良洲神社

一の鳥居

二の鳥居の両側には常夜燈

春(境内の周りでは桜が満開です)
↓下図 昔の香良洲神社の様子

旧拝殿(茅葺き屋根でした)

雪景色

伊勢神宮方向を向いている神宮遙拝所
日本海海戦で有名な「東郷 平八郎元帥海軍大将」も香良洲神社に参られたそうで社務所に飾られています

休憩所には古い絵も
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      香良洲神社の最近の様子は「式年遷座」で紹介中