じゅんほのためいき ぴかろん
やっと、やっとやっと、ながいびーむすのすてーじがおわりました
ほんとうにもちじかんはにじゅっぷんだったのでしょうか?
さんじゅっぷん?
ぼくにはさんしゅうかんぐらいにおもえました…
でもこれでやっとほっとできます
つぎのすてーじはとびいりらしいおばさんたちの「ふらだんす」です
ちっ…
そのぶん、ぼくのかえるじかんがおくれます…
でもしかたがありません
ぼくはもうすこしがまんします
ふらだんす、せつぶんしょー、ふぁっしょんしょー、しめのあいさつ、そしておーらすのまつけんさんばです
ぼくは「まつけんさんば」がいちばんたのしみです
これがおわったらいよいよかえれるんですね?ね?
……
がーん…
ぐすっ
しょっくです…
いなさんが
「馬鹿、帰るのは明日の夜だぞ」
っていじわるをいいました
ほんとうですか?
しょっくです…
いなさんはいじがわるいです
てじゅんさんにおねがいして、いなさんをこらしめてやりたいです…ぐすっ
そにょんさん…ぼくはがまんできません…
だからぼくはこうしゅうでんわをさがしました
でもこぜにがありません…
そしたらすひょんさんがけいたいでんわをかしてくれました
すひょんさんはやさしいですね
しあわせになれますように
いなさんはいまじゅうぶんしあわせなので、こんどはすこしおちこんだほうがいいとおもいます!
ぼくはそにょんさんにでんわしました
そにょんさんのこえをきいたらなみだがでました
そにょんさんは
「待ってるからね…頑張って。もうすぐ会えるわ」
といってくれました
ぼくは
「あいしています」
しかいえませんでした…
いえにかえったら、らーめんをつくってふたりでたべたいです
だって、はじめてきすをしたとき、らーめんをたべそこねたから…
らーめんをつくりながら、やじゅうのようにきすをして、らーめんをたべてからやさしくきすをして
いっぱいおはなしをして(べっどで…ふふ)、そして…てぷんさんのよくわかってないことを…ふふ…ふふふ…
ああいけません…
ぼくまでがおかしくなってしまいます
それもこれもいなさんのせいですふんっ!
「何だよ、何で俺を睨むの?」
いなさんがいいましたふんっ!
ぼくは、ちーふのくちぐせをまねしてみました
「ぶぁか!」
ふふん
いなさんはちょっとなみだめになって、きょろきょろとだれかをさがしていました
でも、ぎょんじんさんは、はしっこのほうでうつむいてるし、てじゅんさんはいそがしそうだし
そくさんはもうすひょくくんのきがえをでれでれとてつだっているし、だぁれもきすなんかしてくれないですよっ!ふんっ!
ぼくはちょっといじわるになってしまいました…
はぁっ…はやくかえりたいです…そにょんさん…
◇B息のあと.. 妄想省家政婦mayoさん
「何て顔してんのよっ#」
「..ぁ..ぅん..」
B息が始まる寸前..前列に座っている私のそばにメイが来た..
「落ち着かなくてさぁ..」
「ぷっ..隣..空いてるんでしょ..座るよっ#..」
「サンキュ..^^;;..」
B息が始まるとメイはノリノリで身体を動かしていた
私は踊っているメンバーたちの顔をひとりひとり見ていた..
ロシアで調査スカウトしたギョンビン..
シベリア遠征に食料班で紛れこんでスカウトしたドンジュン..
隠れてシチュンのカフェに何度足を運んだか..
チョンマンとは屋上では絶対交渉しないようにしたんだっけ
スハは当初居所がわからずホンヨン母の所まで出向き..連絡先がわかった
帰りにホンヨン母に..鶏を一羽持って行け!と土産を持たされそうになった
もちろん丁重にお断りをして逃げるように帰って来たっけ
ホンヨン母の姉がラブの元彼女チュニャン母だったのでラブの居所もわかった
ジュンホのプロモーターのスンジェもホンヨン母のすぐ上の姉だ
そして..4人姉妹の一番上が..カン・ミヒ..怖いつながりだ
ギョンビンとドンジュン..なんて顔してるんだろ..
スヒョンはちょっとニコニコ顔だ..飲み会が楽しみなのか..
身体を揺らしながら前髪にふっ#っと風を送るチーフ..
“てんねん☆ナルちゃん”.. ..決定!^^;;
私が4人に視線を集中していた時テソンが私を見た..
テソンは皆に目を配り踊っている..あんまし上手くないけど^^;
ちょっと首を横に振ってテソンは私を見た..
「まだ..様子を見よう..」とテソンの目は言っていた..
スクリーンにメンバーのシルエットが浮かんだ時
鼻の奥がツンときた.. ..ちょっと下を向いて顔をあげた時..
テスがチーフに花束を渡している.. 薔薇ではない..
野の花のアレンジだった..チーフには似合わないな..
そんなことをふっと思っていると..
チーフが舞台の階段を降り.. いつものカツカツ#ではなく..
ゆっくりと私に向かって歩いてきた..
私の前に立ったとき..隣のメイが私の背を促した..
パチパチ目の私にチーフは花束を差し出した..
私はチーフを見..ステージ上のメンバー達を見た..
メンバー達はそれぞれの笑顔で私を見ている..
肩を組みながら手をあげたり..親指を立ててえへへ#と笑ったり..
ぅんぅん頷いてにぃーと笑ったり..指差しで笑ったり..
袖で見ていたテスは私に手元で両手を振った..
テスを懐に抱いているちぇみは“瞬き頷き顔”をくれた..
そして舞台上のテソンはいつもの優しい顔で見ている
皆の暖かい笑顔と会場からの拍手..
たくさんの苦労がいっぺんに吹き飛び..
私の苦労を無駄にしない皆の暖かい..熱い想いに
心から感謝したい気持ちでいっぱいだった..
私はテソンにしか見せない涙がこぼれた..
それは唇を噛んでも止まらなかった..
ステージが暗転になり..皆が袖に引き上げる..
花束で涙を隠した私をテソンは袖下で待っていた..
僕はふっ#っと笑って親指ハンカチで闇夜の涙を拭った..
袖下の端っこの幕に包まって僕は闇夜の涙を丁寧に唇で受けた..
顎に手を添えてち◎う..っと思った瞬間..
幕に包まった僕の頭にぐぅー★が落ちた..
ちぇみだった..テスは幕を開け..
「えっへへぇーいつまでやってんのぉー」
「ぷはは..邪魔するぞ..」
そう笑いながらテスは闇夜の頬をぽちゃぽちゃでナデナデした..
ちぇみは闇夜の頭をくしゃっ#とし、ぐぅーを落とした僕の頭をなでた..
ちぇみテスはあんどれしょーの方へ行き..
僕と闇夜もちょっと様子を見についていった
闇夜は途中テジュンさんを見つけると僕に耳打ちした..
僕はテジュンさんに手短に伝言した..
「あはは..わかってます..キツネさん..猟犬さん..天使さん..
えっ?僕もですか?…わかりました..いいでしょう..」
テジュンさんは笑って袖口に歩いていった..
きっとあのムームーのアジュンマたちは鼻血を出すかもしれないね..
闇夜とそんな話をして僕たちはあんどれしょーの控え室へ行った..
B息…ソクの瞳 ぴかろん
「B息」のステージを見た
スヒョクしか目に入らない
ああ
なんて美しい横顔…
時々僕の方をチラリと見るその澄んだ瞳
さっきの「匍匐前進」で、君は君の中の膿を全て出せただろうか…
あの、チョコパイの兄貴の、命がけのパフォーマンスで君は、君の過去から抜け出すことができただろうか…
少なくとも今舞台で踊っている君は…「本来の自分自身」なのだろうと思う
君は今まで、分厚い、ぬめぬめとした、過去と言う繭に閉じ込められていた
ようやくその繭を破り、少しずつ君自身が姿を現して来た
体中に、まだ、ぬめぬめと光る過去の遺物をくっつけながら、無意識にそれを振り払おうと頑張っているね
僕は君が脱ぎ捨てたその繭を、早く葬り去りたい
君のからだに付着しているモノを、全て取り去ってあげたい…
もう戻らないで…脱ぎ捨てた繭に戻らないで…
僕も…戻らない
一緒に前を向いて歩いていきたいから…
過去の苦しみを、脱ぎ捨てた繭の中に閉じ込めて、二人で心の奥底に仕舞いこもう…
忘れるのではなく、覚えておいて、時々引っ張り出しながら、でも前を向いて歩いていこう
スヒョク
この舞台のあと、アジュマたちがフラフラ踊り終わったら、僕達の最後のショーだよ
僕は君の鬼を打ち砕く
一緒に僕の鬼も打ち砕く
君と一緒に生きていく
だから僕を信じてついてきておくれ…いいね
さわさわと… ぴかろん
B息の舞台が終わった
俺はジュンホ君の
「これでかえれます、もうすぐですそにょんさん」
という独り言を聞いてちょっと意地悪を言ってやった
意地悪っていうか、本当の事なんだけど…
そしたらジュンホ君に「ぶぁか!」って言われた
狐に言われるのは慣れてるけど、他の人…それもあんな純粋なジュンホ君に言われるととっても傷つく
俺は縋りつく人を捜して舞台を見回した
けどギョンジンは今落ち込んでるし…ソクはスヒョクに夢中だし…テジュンは…
テジュンは…
俺は袖下から廊下へと出てテジュンを捜した
トコトコとこっちへ歩いてくる
俺を見つけてふわぁんと微笑む
俺は…さっき見たウインクを思い出した
「よかったよ、可愛らしかっ…?!」
俺は不安で…不安で不安で…
テジュンの唇に夢中で吸い付いた
テジュンはゆっくりと俺を押し戻して言った
「どうしたの?舞台でもそんな顔してたけど何かあった?」
「てじゅ…」
「ん?」
あれ、俺の見間違いだよね?ラブにウインクなんかしてないよね?
「どした?」
「…んん…なんでもない…」
もしもラブとテジュンが何かしてたら…
「そ?…あと少しだから頑張ってね、じゃ」
「てじゅ…」
「なに?」
「…てじゅ…ラブと何かあった?」
怖い…
何て答えるだろう…怖くてたまらない
なのに俺は聞いてしまった
「何かって…どういう意味?」
テジュンの表情はいつもと同じだ…
「あ…んと…」
「話を聞いて貰っただけだよ、イナさん」
後ろからラブが俺に声をかけた
「はなし…」
「だって…イナさんがおじさんを…」
「…」
「おじさんを独り占めしてるからさ、廊下で泣いてたんだ…そしたらテジュンさんがいたもんで…ね」
「うん。それがどうかしたの?イナ」
ほんとに?ほんとにそれだけ?
じゃああのウインクは?
「…さっきのダンスでお前、客席にバーンってやったろ?」
「うん」
「あれ…テジュンを撃ったの?」
「へ?…いや、別に誰を撃ったなんて…考えてもいなかったよ」
「…ほんとに?」
「何心配してんの?テジュンさんの事信用してないの?」
ラブはいつもの表情でいつものようにそう言った
じゃあやっぱり思い過ごしなのかな…
「そんなに心配ならテジュンさんの傍から離れなきゃいいじゃん、いい加減おじさん返してよ」
怒ったような顔をしてそういうラブに俺は何も言えなかった
「客席に行くね…フラダンスとファッションショー、楽しみだから…」
そう言ってラブはさっさと廊下を歩いていった
テジュンは俺の頭をくしゃくしゃにして髪の毛にキスをした
「何か心配事でもおありですか?子猫ちゃん」
優しい笑顔と優しい瞳で俺にそう聞くテジュン
俺はほっとして首を横に振った
たとえラブにウインクしたんだとしても…ただ話を聞いただけなんだ…そうなんだ…
俺って…
俺って身勝手だな…
「てじゅ…ごめんね…もううわきしない…」
「ふっ…」
「しんじてないだろ!」
「当たり前でしょ?何回その言葉を聞いたか!」
テジュンは俺を抱きしめてくれた
テジュン
テジュン
俺、ほんとはさ、ずっと一緒に居て欲しいんだ…
ごめんテジュン…
僕はイナの頭を抱きしめた
イナはラブ君に背中を向けている
イナの肩越しにラブ君を見た
ラブ君もこちらを振り返った
僕達はそっと微笑み合った
秘密は守り通すから楽しいんだよね…
君も僕も…これぐらいの事…してもいいよね…
それから僕は、可愛らしい子猫にたっぷりとキスをした
【63♪ちいさなアズマヤの中で byロージー】ロージーさん
アジュンマROの呟き2 ロージーさん
きのう○○の「ツ○ヤ」に行ったの…「半額キャンペーン」の時にゴッソリ借りたCDを返しに…
んで念のためワールドミュージックコーナーのハワイアンの棚をチェックしてみた…あった…「ハワイアンコレクション」…
こないもだあったのかしら…一応チェックした筈だったけど…歌詞カードを見てみた…ずいぶん短い曲なのね…
これでアズマヤの何を詩えばいいのかしら…見つけなかったことにしよう…とも思ったワタクシの目に…
次のページの「モーニング・デュウ」が飛び込んできた…「デュウ」露?…dewdrops…イケル…
曲さえ決まればイメージに導かれてあとは何とでもなる…家に帰ったら11時を過ぎていた…二つの曲を三回ほど聞いてお風呂に入った…
言葉がふつふつと沸いてきた…でも慌てちゃいけない…夜中に作るとミスも多い…大事な言葉だけをメモして眠ることにした…
朝…家族を送り出してからさっそく創作開始…元詩の活かせるところは残して…すんなり出来た…
お気に入りは「愛のデュウ・ドロップス 恋の形見」…問題は書き込み…日々の積み重ねでカタツムリから尺取虫ぐらいにはなったけど…
でも今回はほかにも問題が…途中で泣けて泣けて…でもなんとかやり遂げた…気持ちが昂っていたから「コメ」でちょっと凄んじゃったけど…
今日ばかりは気にならなかった…そのあとたっぷり泣いたから…
彼の苦しみを思えば…むーむーだかネグリジェだか知らないけど…着て…はだしで踊るぐらいなんでもないわ…
でもせめて…顔が小さくてショートヘアのワタクシのために…レイと同じお花で作った「かんむり」ぐらい用意してほしかった…
アジュンマAの呟き 足バンさん
フラか…私の人生にはなかった言葉だな…
まぁスポーツ嫌いじゃないしね、ロックのライブ行って思わず踊っちゃうし
舞台に立てるなんてもうコーフンしちゃうんだけどね…
なのに…なにこの衣装…あそこであんなにかっこいい子たちがキメテるってのに…
普段しないメイク下着で思いっきり絞ったけど…
ムームーじゃ、かんけーないじゃん
”誰秘”ポスターのジウたんみたいな服どぉ?え?観客倒れるって?
上等じゃない。倒れてもらおうじゃない
すぐうちの病院運んで保険適応外で治療してあげる
あぁ…それにしたって私のすぐ側にすごいかっこした…あの方が…
さっき思わず”お久しぶりです”って握手しちゃったけど
あぁ…長い指の美しい手…お台場を思い出すわ…あなたはもう他の人のものに…
え?ここにいるスヒョク君のことだけど。違うの?え?えっ?
でもって総支配人…手振ったの、わかったかな
今日はまともなスーツだけど。なんかにやけてない?
うーんイナ君のおかげかな。それとも…
うげっいけない。もう時空が歪んでて頭おかしくなりそう
それにしてもみんな成長したな…特にテス君…はじめてうちに来た時は
あんなにめそめそしてたのに
紆余曲折…今は幸せそう…お菓子あげたの憶えてくれてるかな
そのうちにあの大きな人と一緒にひとことお礼でも言ってくるかな
菓子折りはいらないからそうね…
S氏とB氏のDVD一式ってのはどうかな。いひひひ
さてそれでフラだ
こうなったら思いっきり踊っちゃう。悔いなく行っちゃう
メイクもばっちり。柔軟ばっちり。目線もばっちり。ハートもばっちり
さぁいくわよぉぉぉ!カマーン!
アジュマR2号の呟き れいんさん
あたしもフラダンスに参加するのかしら…
なんだか場違いな気がして
入りにくくて、一人でうろうろしてたら
チュニルさんにあっという間にムームー着せられてしまったの…
さっきまで風邪気味で調子悪くて、
風邪薬飲んだから眠くて眠くて…
でも、やっとレンタルゲットしたホンピョを
根性で観たわ
だって一泊二日しかレンタルできないんだもの…
こ汚い野良犬な彼…ワイルドでキュートだったわ
そんな事よりこのムームーよっ!
この目が痛くなるような柄はどうよ
それにこの下腹…。うう…
お昼抜きにすればよかったわ
ミミさんもメイクしてくれるのはいいんだけど
もちっとナチュラルメイクにしてほしかったわ…
あっ!BHCのメンバーがいるわ!
どーしよーどーしよー
緊張しすぎて、手に汗かいちゃう…
歩く時に手と足が一緒に出ちゃうっ!
あの人達の前に行くのにも倒れそうなのに
その前で腰振って踊るなんて…
景気づけに一杯ひっかけてくればよかったわ…
開き直るとガンガンいっちゃうんだけどね…
あっ、ばっちりメイクのアジュンマ方がこっち見たわ
やっぱり入っちゃマズイかな…
このまま回れ右して、スタコラしちゃおうかな…
あんどれしょー◇舞台裏one.. 妄想省家政婦mayoさん
僕と闇夜が後ろを歩いていると
ちぇみと前を歩いていたテスが闇夜に寄ってきた..
「mayoシ..ウォーキング..チェックしてくれる?」
「ん?..いいよ..」
テスと闇夜は通路の廊下でステップを踏み軽く踊りはじめた
テスはあんどれしょーで軽い振りを入れてステップを踏みながら
ステージをウォーキングをする..それも..サンドゥと一緒に..
「ハナ..トゥル..セッ!..♪ンチャチャ..ンチャ..パリラリラァリ~~…」
「♪タリラリラァリ~~..ンチャッチャ..」
僕とちぇみは2人の踊りを廊下の壁に寄りかかり見ていた..
テスは前よりはだいぶ踊りが滑らかになってる..
足の運びはまだ..たまにドタバタだけど..
「ちぇみ..」
「ん..何だ..テソン..」
「テス..前より身体..柔くない?」
「っぷっ..ぁぁ..」
「何かしてるの?酢飲んでるとか..」
「ぷはは..ストレッチしてる..毎晩..」
「えっ?..それって..もしかして..」
「ん..闇夜に勧められたそうだ..」
「そうなの..」
「それに..あいつな..煙草も止めたんだ..」
「うそ..すごい..効果出てるんだ..テス..」
「ん..かなり..あれだ..その..」
「何..ちぇみ..」
「ん?..ぅん..撓るようになった..くっ#」
「くっはぁー..ちぇみ..やらしい..」
「ば..馬鹿..大事なことだ..」
「そう?」
「ん…」
俺は..闇夜の撓りは凄いぞ…とテソンに言える筈もなく..
そのうちお前も解る.. テソン..と心でテソンに言った..
そして..奥歯を噛んで誤魔化す..俺は罪人様である..
「んっと..クイックイッ..フリフリ..ヒューヒュークイックイッ#..どう?」
「んー..手を上に挙げて..ぅん..そうそう..そん時の..腰は..」
「グルグルっと..回す..」
「テスシ..ちょっと..重いな..」
「駄目?」
「ぅん..駄目..こう..軽っく#ね..テスシの半分くらいの動作..」
テスにダメ出しをした振りは腰に手を当てたウォーキングの後に
両手を挙げ軽く腰を回すだけの簡単な短い動作だ..
手の挙げ方と顔の向きでかなり感じが変わる..
闇夜がテスに見せた振りはほんの短い動作だが
ちょっとピリッとした色っぽさが見えた..
俺は一瞬だけ送られた.妖しい視線を逃さなかった..
テスは俺に背中を向けている..
俺は口元目元でほんの少し笑うと
闇夜はほんの少し眉を上げた..
テソンは隣でちょいと固まっている..
僕は闇夜の動きにちょっとドキッ#とした…
僕がボッとしていると..闇夜はふっ#と笑ってテスと踊りだした
「ハナ..トゥル..セッ!..♪…」ンチャンッチャ
「♪ヒューヒュークイックイッ..タリラリラァリ..ンチャンッチャチャ..」ンチャンッチャ
「..クイックイッ..フリフリ..」
「ヒューヒュークイックイッ#..クルリンッ#…」
「いい感じ..大丈夫よ..」
「ほんと?」
「ぅん..」
「えへっ..^_^v 」
テスは嬉しそうにちぇみの懐に戻って行く..
私は一度視線を落としてから顔を上げた..
テソンがいつものように片手を広げ私を呼ぶ..
その手に私の肩が納まると..
手のひらでポンポンと肩を叩く..
後ろ頭を撫でるおまけが付いた…
テソンはふっ#っと笑うだけだった..
それでも暖かかった..
お抱えドクター☆あじゅんまAの再会 妄想省家政婦mayoさん
前を歩いているちぇみテスの様子を安心しながらも
ちょっと寂しそうに見ている闇夜の頭を歩きながら引き寄せたとき..
僕の携帯がブルブル震えた..テジュンさんだった..
電話を切ってから僕はテスを呼んだ..
僕はテソンさんに言われてちぇみと舞台袖に急いだ..
テジュンさんが僕らを手招きした..
先生と久しぶりの再会だった..
「先生〜お久しぶりぃ〜^o^v」
「あらぁ..テス君〜心配してたのよぉ?近頃全然来ないしぃ〜」
「えへっ^^; ごめんねぇ〜」
「目に落ち着きが戻ったわね#..先生も安心だわ^_^」
「ぅん..ありがとう..」
「テス君..馬に追いかけらる夢はもう見ない?」
「ぅん..大丈夫..今顔デカイ人と一緒だから..」
「テスっ!」
「あっ...ごめん..ちぇみぃ〜^o^」
「ん..^_^」
「テス君..お隣の方は?恋人?」
「ぅん..ちぇみだよ..」
「そう..こんにちわ..はじめまして..」
「テスが以前世話になったと聞いたが..」
「そうなのよ..今はあなたがテス君を大事にしているのね..」
「ん...安心していい..」
「よかったぁ..テス君..幸せそうだわ..」
「ぅんっ^o^..先生は?いいことある?」
「ん〜ちょっとね..>o<..昨日ショックで寝込んだわ..」
「そうなの..>_<..」
「でも大丈夫よ..ほら..ここにいっぱい仲間いるし..」
「そう..ゲンキ出してねっ^o^」
「ありがとう...そうそう..チョンウォン君はどう?相変わらず?」
「ぅん..でも..親友のチソンさんの入隊が6月7日に決まっちゃって寂しそうなんだ..」
「そう..じゃぁ少しはおとなしくなるかな?」
「えへへ...どうかな..変わらないと思うけど..」
「ふふ..そうね..不可能な事は認めないか..これは変わらないわね..彼は..」
「そうそう〜^o^」
「ミンチョル君はどう?相変わらず..言いたいことは箇条書きかしら?」
「ぷっ...ミンチョルさんは..最近..”てんねん☆ナルちゃん”だよ、先生..」
「ラブラブでボケちゃったか..」
「そうみたい..えっへっへぇ〜〜^o^」
「先生フラダンスするんでしょ?頑張ってねっ#..」
「ぅぅ〜ん..踊れるかしら..」
「大丈夫#..待って..僕がおまじないしてあげるよ#」
テスはそう言うとあじゅんまAの両頬をぽちゃぽちゃの手でナデナデした..
あじゅんまAは嬉しそうに笑った..テスの手を食べたそうにしていたが..^^;;
俺はくすっ#っと笑ってその様子を見てた..
「どうです?テスの手は..」
「暖かいわ..とっても..テス君..ありがとう#」
「えへっ v^o^v 」
「また遊びにいらっしゃい..」
「ぅん..あ、僕ね..ちぇみとファッションショー出るから..見ていってね#」
「わかったわ..」
テス君は顔のでかい渋い恋人と帰って行った..
テジュンさんが一部始終を見ていた..彼らが帰ると私にニコッと笑いかけた..
私はまたヘロヘロとなった..
ふひゃひゃ^o^〜フラでも何でもカマ〜ン//..張り切っちゃうわよん^o^〜
パトロン オリーさん
Mayoしゃんに花束渡したのら
とっても喜んで泣いてくれたのら
僕も彼女には感謝してるのら
らって、ミンをロシアからスカウトしてくれたもの
今日はカツカツ歩きしないようにゆっくり歩いたのら
僕のカツカツ歩き、彼女苦手らしいから
携帯耳きりも苦手らしい
カツカツとパン!は僕の専売特許らからやめれないのら
でも今日は頑張ってゆっくり歩いたのら
でもって、どうしてミンは怒っているのだろう?
スヒョンにもわかっているらしい…
もしかして僕はおばか?
みんながわかっていることがわからない?
でも僕お仕事はできるもん
ミンはどうしたろう?
残りのステージ一緒に見ようと思ってるのに
まだお目目がつり上がってるのかな?
あり
誰とお話してるの?
あの小柄なムームー着た女の人は誰?
ミンがすごく嬉しそうにお話してるのら
誰?何?
ミンはオバサンが好きらったの?
あ、僕の方を見た…
僕はお手手をふわーーんとしてミンを呼んだのら
ミンは小柄な女の人にニコニコ挨拶してから
僕の方へ歩いてきたのら
「今の誰?」
「僕のパトロンです」
「パトロン?」
「ずっと応援してますって」
「店に出ないうちからパトロン?」
「ビューティフルナイトとDestination、インザベッドも観たそうです」
「インザベッドは公開してないだろ?」
「独自のルートがあるそうです」
「へ!?」
「正確には僕らのパトロンだそうです」
「僕らって、僕とミン?」
「そうです」
「で、何?」
「ちょっといい話を聞かせてもらいました」
「何?」
「まだ内緒」
「内緒って、何?」
「だから内緒」
「意地悪」
僕は唇を噛んだのら
「そっちこそ、スヒョンさんと何したの?」
「あ…」『ひいん、やっぱりばれてたのら…』
「キスしたんじゃないの?」
「い…」『浮気は現場を押さえられてもノーというのが原則らとか…』
「すごい濃厚なやつ」
「う…」『ろーしてそこまでわかるのら?』
「僕とドンジュンさんがステージでしたから?」
「え…」『そう、そっちが挑発したのら』
「言っとくけど、僕らのはステージのためだからね」
「お…」『ひいん、そうきたか…』
「でもスヒョンさんとはステージ以外だよね」
「か…」『た、退路をたたれたような…』
「どこで、どのくらいのしたの?」
「き…」『そ、そりは…』
「通路あたりでやったんでしょ」
「く…」『わかってるなら、聞くなよ、ひいん…』
「よかった?」
「け…」『じ、実際よ、よかったのら、ひいん…』
「隠れて変なことしても、だめだからね」
「こ…」『わかってりゅよおん…』
「わかった?」
「は…い」
ミンは俯いた僕の顔を両手ではさんで上を向かせると、
じっくり僕の目見つめたのら
『ごめんなしゃい…』
僕は思わず目が泳いでしまったのら…まずい!
「嘘つけないんだから、変なことしちゃだめだよ」
そう言うとミンは濃厚なキスを僕にぶちかましたのら
ミンのキスも濃厚なのら
スヒョンと比べると、ちっと青くって、ちっと激しい…はふん
いけない、キスを比べるなんて…
イナじゃないんらから!
ミンの肩越しに、さっきの女の人が僕らのをじっと見てたのら
よだれ垂れそうなくらい、じっと見てたのら
『僕らのパトロン?いい話って何?』
女の人は突然座りこんで足元のボストンバッグから何か出したのら
CDなのら
CDを見ては僕らのちうを見て、またCDを睨んでいたのら
何してるんらろう?
そんなこと考えてたら、ミンに叱られたのら
「キスしてるとき、気を散らさないで!」
「はひん…」
囚われている… ぴかろん
僕はスヒョクの着替えを手伝った
それはもう積極的に手伝った
僕の横にさりげなく、ムームーを着た女性が立っていた
僕の衣装をまじまじと見つめていた
それから僕の顔も…
すみません…僕…スヒョクに夢中なんです…でも…
見つめてくれたお礼に…
バチン☆
ウインクしてにっこり笑っておいた
その女性は固まった
あれっ僕ってけっこうヤる?
「ソクさん…」
「あっごめん今ちょっとそのっ」
僕はしどろもどろでスヒョクの方を見た
スヒョクは涙ぐんでいる
ああ…女性にウインクしたのがそんなにショックだったの?
なんて可愛い…
「俺…俺…」
「スヒョク」
僕はスヒョクにキスしようとした
でもスヒョクは僕の口に手のひらをあてて顔を背けた
「…どうしたの?」
「俺…怖い…」
「…スヒョク…大丈夫だよ。僕に任せればいい。お客なんてかぼちゃかイモだよ」
「違うの…そうじゃない…」
「え?」
「俺…さっきの匍匐前進で、あの時の事、乗り越えられたと思った…。けど…けど…ほんとに乗り越えられたのかな…
すごく怖いんだ…何かの拍子にすいっとあの時に引き戻されそうで…怖いんだ…俺…」
スヒョクは不安そうな顔をして震えている
「戻っちゃだめだよ」
「…」
「戻ったって仕方がない…。元通りになんてならない」
「…そうだけど…そうだけどでも…」
「チョコパイの兄貴は君をとっくに許してる…。だろ?」
「でもアイツは…アイツはきっと俺を恨んでる…」
「…ねぇスヒョク…」
「…」
「人はさ、死んじゃったら…恨みとか憎しみから解放されるんだ…」
「…」
「喜びも感じないんだよ」
「…」
「死んじゃったらね…もうその人は何も考えない、何も感じない…。ただの物体になっちゃうんだ…」
「違うよ!違う…。思いは残ってるはずだよ!」
「いや…。人間はさ、生きてるから色んな事思ったり感じたりできるんだ。死んだら終わりなんだ」
「だって…だってアイツは…」
「死んだ人の思いってさ、生きてこの世に残ってる人間がさ、勝手に引きずってるだけなんだ…
生き残ってる者が自分でそう思ってるだけなんだ…。だからね…幽霊なんかいない
幽霊を見たって言う人は、自分が自分にそれを見せてるだけなんだ…僕はそう思う」
「…でも…でも俺…」
「君がした事は、正しい事じゃないかもしれない。でも撃たなきゃ君が撃たれてた」
「…撃ち殺されてた方が…よかった…」
「そしたら今度はその人が、君のように苦しむだけだ…」
「…行かなきゃよかったんだ…あの日…俺…あそこに行かなきゃよかった…」
「スヒョク…過去は変えられない…どうしようもない…。そこに留まっていたって仕方がない…
撃ってしまったその人の分まで、君は生きていくしかないんだ」
「…」
「スヒョク…」
「俺…あの時の自分が怖い…俺またあの時みたいな自分がひょいっと出てきそうで怖い…」
「僕が傍にいる」
「俺…アイツにいつも謝罪してる…けど許してくれないんだアイツ」
「君がそう思っているだけだ」
「許せないんだ…俺…」
「スヒョク…」
「俺なんか…ソクさんを好きになっちゃいけないんだ!」
「でも好きだろ?僕の事」
「…」
「自分を許せなくても、いけないって思っても…好きだろ?僕を…」
「…ソクさん…」
「君はもう十分に苦しんだ…。君だけが悪かったわけじゃない…
僕と一緒にいてもそうじゃなくても、きっと君は毎日その人に祈りを捧げるだろう?
…なら僕と一緒に祈ろうよ…謝罪しようよ…」
「だけど…」
「謝罪することと、僕を好きになる事とは、違う事だろ?」
「…」
「人を好きになるのに、資格なんているのか?」
「…」
「これからしっかり生きていこう…。二度と人を殺めないように…二人で支えあっていこう…。僕だって…」
いろいろな事があったんだもの…スヒョク…
「ソクさん…」
「二度と過去に戻るな…。忘れるんじゃない…ちゃんと覚えておくんだ…。二度とあんな事が起こらないように…」
「…いいのかな…俺…貴方を好きでいていいのかな…」
「気持ちは止められないだろ?」
「…」
「僕を好きって気持ち、止められないでしょ?ん?」
「…うん…」
「僕がお前を捕まえてるから、お前は僕を捕まえてて…。ね…スヒョク…」
「…できるのかな…」
「できるさ…。僕はお前でなきゃダメだから…」
「…ソクさん…」
僕はスヒョクにキスをした
そっと、優しくキスをした
「最後のショーだ…頑張ろう…毎日を精一杯生きよう…それが生きている者の務めだと僕は思う…」
「…ソクさん…」
「なんちって。ちょっとかっこつけすぎか?」
「…素敵です…」
てへへへ…
「さ、早くこれ履いて」
僕は、手に持っていた透け感のある素材のパンツをスヒョクに手渡した
「手伝おうか?」
「いいです!」
間髪を入れず断られた…
スヒョク…僕がいるから…一緒に歩いていくから…ね、スヒョク…
あんどれしょー◇舞台裏two.... 妄想省家政婦mayoさん
あんどれしょーの控えでは妖怪先生があっちこっちに指示をしている..
先生に.詰め寄っている人物がいた.. あれは..ソンジェ..ミニョン..
「どうして今回僕が出ないんですか?」
「あにょねぇー..」
「去年のショーに僕...出たじゃないですか..オープニングの白上下は僕の専売特許です#」
「僕だって..あのビニールシャツを着るべきなんだ..僕の肉体を存分に披露せねば..」
「だかりゃぁー...こんかいはぁー若いひとだけにゃの!」
「若い人って..じじいもいるじゃないですか..」
「そうですよ..顔のデカイのやら..ちびっこみたいのやら..」
「獅子頭やら..顔のクド過ぎるのも..」
「ぇぇ〜〜ぃ##…っるせぇなっ#..おめえらっ#」
「「ぁぅ..ぉぅ..ぁぅ..」」
「今回はあにゃたたちはつゅかわないわっ..りじゅむ感ゼロ..だからよっ##」
「リズム感ゼロって…先生..僕..歌手ですよ?」
「音程はずして歌手かよッ#…」
「うぐぐ.. (>_<)」
「しょれに..まふらー..」
「僕ですか?」
「ほかに誰がいるよっ#」
「ぁぁぁう..」
「あにゃたは..ですこだんしゅもまともにおどょれない..ダメ#」
「僕は微笑みが命です..」
「同じ口の開き..視線だけで服がアピールできるかよっ##..」
「ふぃぃ〜〜ん(>_<)」
「あたゃくしのおようふくは個性があってこしょ..きこなしぇるの##..ったぐ!わ〜たっかっ##..」
「「先生っ#〜〜」」
妖怪あんどれは2人にそう言い放つとすたこら僕等の方へ走ってくる..
僕と闇夜とのすれ違いざまに先生はぐるりと振り返った..
「ありゃりゃ..あにゃたたち..”幕間ちゅう”..」
「ぁふぁふ ^^; ^^; 」
僕等が揃って軽く頭を下げると僕の目の前にでかい妖怪顔があった..
不気味な笑いを残して僕等の前からまたすたこら消えた..
僕等が@o@..@o@の顔で呆然としているところにちぇみテスが戻ってきた..
サンドゥがテスを見つけて寄ってきた..
「おい!テス#..お前..ちょっこちょっこと..何処に行って.. ぉ..」
サンドゥはそう言いかけて..テスの隣のちぇみを見上げてちょっと引いた..
ちぇみはちっこいサンドゥを上から見て..ぷぷぷっ#っと笑った..
「よぉ..コンビに立てこもりさんよ.. 」 (サランヘヨのコンビに強盗=サンドゥ)
「ぁ..ぁんたは..」
「ぃやぁ〜弱い強盗さんだったねぇ〜..」
「うぐぐ..テス!..なんでこいつが一緒なんだっ#..」
「えっ?だって..僕の大事な人だもぉ〜〜ん..親びん#」
「うへっ?@o@//..」
「テスが世話になったらしいな..親びんさんよぉ..」
「ちぇみぃ〜僕の腹の傷は親びんのせいなんだ」
「ん..」
「く..くそっ ..親びん親びんって..空きびんじゃねえんだっ#」
「はは..金にもならねぇ空きびんだぁ〜なぁ..」
「ふぃぃ〜ん..」
ちぇみの凄みは向かうところ敵なし..サンドゥの負けっ..^^;;..
テスはちぇみとぷぷぷっ###と笑った後..
ますますちっこくなったサンドゥの側による..
「親びん..あんまし僕んとこ苛めると..清風明月の名入りの名刀でしゃきぃ〜ん##」
「ぁ..ぁ..駄目..駄目..痛いから..」
「だよね..」
「テスや〜」
「あはは..冗談冗談..ショーの練習しよう!親びん」
「ぉ..おぅ..わかった..」
テスは闇夜を促し..3人で廊下の隅で振りのチェックを始めた
「あんた..BHCの芋洗いさんだよな..」
「親びんさんよ.彼女も.名前があんだから..名前で呼べよ..」
「ぁ..はい..あの..」
「闇夜でいいですよ..」
「あ、そっ..」
ちぇみの睨みにサンドゥ勝てぬ..^^;
僕と闇夜は視線を合わせぷぷぷ##と笑った..
ちぇみも笑いをこらえて凄んでいた..
テスは可愛そうなサンドゥの頭をなでなで〃していた..
そこにはプルゴム組のちっこくても勇ましかったサンドゥの姿はなかった…
約束 れいんさん
「ちょっと、おまえらこっち来いよ」
「なんですか、てぷんさん」
「おい、ジュンホ、おまえさあ、祭の後の打ち上げの時、空けとけよな
ちょっとさ、いろいろ聞いときたい事があってよ」
「え?ぼくですか?」
「そうそう、おまえさ、一応結婚してんだろ?だからさ、その…いろいろとな」
「いちおうって…。ふうん、まあいいですけど…」
「そいで、スハ、おまえもさ…なんだよ、おまえ、しょぼくれた顔してよお。どうかしたのか?」
「え…いえ、別に…」
「ふーん…まっいいけどよ。おまえも祭の後、一緒に飲むぞっ」
「え?僕もですか?」
「あったりめーだろ。…おまえもさ、結婚してんだろ?」
「うっ…!」
「なんだよ、うっ!て…子供いんだろ?だからさ、そのへんの事をさ」
「てぷんさん、ききたいことってもしかして…」
「なんだよっ!ジュンホ!だからさ、シチュンやチョンマンには聞けねー事だよっ!
チェリムなんかが近くにいたら、ぜってー話せない事だしよ。おまえら口堅そうじゃん」
「ああ…そういうことですね。でも、てぷんさんだって、てじくんが…」
「それがよっ、酔ってたんだか、なんだか、記憶がねえんだよっ!
ビデオで研究もしてみたけどよ、なんだか肝心のところで、画面がぼやけちゃってよ
やっぱ経験者から、リアルに聞いた方がよ」
「経験者って…その…女性の方ですよね」
「何言ってんだよ、スハ。当然だろっ?おまえ、だいぶあいつらの毒気にあてられてねえか?
おまえ…手も握らなさそうな顔して、子だくさんとはな…。複数回は…って事だろ?」
「うっ!子だくさんって…。辛いところを…」
「ジュンホ、おまえだって寂しい子犬みたいな顔してて、やる事はちゃんと…よお」
「もう、なんなんですか、てぷんさん
ぼくにはちゃんとそにょんさんという、うつくしいつまがいて、しんこんりょこうにもちゃんといったんです
ときどき、こどもたちにじゃまされるけど、いつもだぶるべっどで、いっしょにねてましたよっ
ちうだって、やじゅうみたいにじょーねつてきに…」
「おいっ、あんまり大声出すなよっ。今キツネが睨んでたぞ。こえ〜こえ〜」
「だいじょうぶですよ。ぽやんとしてるみたいです」
「そうか…とにかく、スハとジュンホは打ち上げの時、俺の近くにいるんだぞっ。いいなっ!」
『うう〜…そんなあ〜…』
幕間 ぴかろん
テジュンさんと俺の秘密
守ってこその秘密
守らなくちゃ俺の余裕はなくなっちゃう…
なんでイナさんに気づかれたかな…
バーン☆がいけなかった?
まぁいいや、うまく誤魔化せたろうし…
ふ…
バレたって、俺にはあんまり影響ないし…
俺は正面中ほどの、空いている席に座ってステージを眺めていた
今からフラダンスのはずなんだけど…どうやらシロートさんらしくて、準備に戸惑っているみたい
CDがないCDがないと騒いでる…
ゆっくりやって…
その分休めるや…
俺はずるずるとだらしなく座ると、ふっとため息をついた
いつの間にかイナもラブもいなくなっている
僕はスハさんとテジンさんを盗み見た
スハさんはずっとテジンさんを見つめている
…そうなの?…スハさん…テジンさんの事が…
でもテジンさんはスハさんの方を見ない
避けているみたいだ…
さっきラブを避けてた僕みたい?
きっとテジンさんもスハさんの事を想ってるんだね…
でも…あの二人は結婚してるんだった…
その向こうにいるのはウシクさんとイヌ先生だ
手を繋いで寄り添っているけど、なんだか苦しそうだ…
この二人にもなにか問題があるのかな…
ワイワイガヤガヤとシチュンさん、チョンマンさん、テプンさんとその彼女達が廊下の方に出て行く
ノーマル組か…
楽しそうだね…
あんなに明るい連中もいるのに…
いろんな人がいるんだな、BHCって…
弟たちは…ああ…またミンチョルさんと仲良くしてるや…
ミンチョルさんって扱い辛そう…
お前、苦労するんじゃないのか?
けどお前も頑固だからな…
お前たちお互いに苦労しそうだね…頑張れよ
ドンジュン君はスヒョンさんの背中を見つめてる
スヒョンさんの視線はミンチョルさんに注がれてる
ここも辛いのかな…
落ち着いているのはテソンさんとジュンホ君か…
特にジュンホ君は揺るがない何かを持っているね…
いいな…僕も欲しいな、そういうもの…
ラブ…
イナ…
二人ともいない…
僕は心細くなって廊下に出た
テジュンさんがイナの頭を抱きしめてキスしてる
僕は思わず目を逸らした…
そしてもう一度二人の姿を見た
見ておかなくてはと思った
どんなにあがいたって僕はテジュンさんのいる座にはつけないのだと思い知っておかなくては…
そう思って二人を見た
テジュンさんが僕を見る
キスしたまま僕をじっと見る
『百年早いよ』
『君を求める時がくるかも…』
テジュンさんの言葉が甦る
口ではそんなこと言いながら、僕を見つめる目が語ってるよ…
『絶対渡さない』
って…
僕は視線を落として客席に向かった
ラブがいない…
こんな時にラブを求める僕は酷い男だ
客席を見渡した
いない…
通路を歩きながらラブを捜した
こんなとこに
こんなかっこして…
ずるずると椅子の背にもたれ、目を閉じているラブ…
疲れたの?
眠ってるの?
僕はラブの後ろの空いている席に座った
座席の上からラブの顔を見つめた
さっき…誰を撃ったの?
どうして僕を見てくれなくなったの?
僕か悪い事はわかってるんだ…
寂しいけど…
ふっと身体がざわつく香りが鼻腔を掠めた
これは…
おじさんの匂い…
目を開けるとおじさんが俺を見下ろしていた
捜してくれたの?
「なんか用?」
出てくるのは捨て鉢な言葉…
「…いや…」
「何見てんのさ」
「…」
おじさんの瞳が寂しげに揺れている
「イナさんは?」
「…あ…」
知ってるよ、テジュンさんとのキスに夢中なんだろ?
俺、揺らしてやったからね、イナさんの事…
俺はおじさんから視線を外して姿勢を整えた
俺の両隣は空いているのに、おじさんは後ろの席に座った
俺に近づきたくないくせに俺を捜したりして…
「しょうがねぇな、こっちに座れば?何か用があるんでしょ?」
「…用ってほどじゃ…」
「…じゃ、そこにいればいいね」
俺はぶっきらぼうにそう言った
背中でおじさんのため息を聞いた
おじさんは席を立った
来るのか、それとも行ってしまうのか…
俺の心臓は早鐘のように鳴っていた
おじさんの匂いがすぐ傍で香る
身体の表面がざわざわと蠢く
おじさんは俺の隣に大人しく座った
おじさんの香りを胸一杯に吸い込んで
俺は目を閉じたままおじさんに聞いた
「何の用なの?」
「…用がないとダメなのか?」
「用があるから来たんでしょ?また背中撫でろっていうの?」
「ショーの時、誰を撃ったの?どうして…僕を見てくれないの…」
「おじさんが俺を避けてるからじゃん!」
「…ごめん…」
すぐに謝る…ずーっとそうだね…
「謝りに来たの?謝られる理由なんてないよ」
「…僕はBHCに行かない方がいいのかな…」
え…
おじさんが来ない?
…そんな…
「イナとラブの他はあまり知らないし…僕は良く思われてない…」
「泣き言言いに来たの?」
「廊下で何してたの?」
「おじさん」
「…」
「俺の質問にはちっとも答えてくれないね…。おじさんこそ何で俺に見えるとこでイナさんとキスしてたの?
俺の前ではしないって言ってたじゃん…俺、おじさんが信じられないよ。嘘つき!」
嘘つきは俺の方なのに…
おじさんはまた大きなため息をついた
その時ステージに灯りがともった…
流れてきたのはハワイアンだ…
アジュンマたちのフラダンスが始まった…
あんどれしょー◇舞台裏three.... 妄想省家政婦mayoさん
僕とちぇみはまた壁に寄りかかり
テス・闇夜・サンドゥのウォーキングを見ていた
「ぉ?..サンドゥさん、意外と身軽ですね..」
「お、そうかい.. ふひゃひゃ..」
「さすが..舞台慣れしてます..」
「闇夜さんよぉ..嬉しいこといってくれるねぇ..」
確かにサンドゥはいつもちょろちょろしているせいか身のこなしは素早い..
ただ..例の腰の回転はかなり重かった^^;;;
サンドゥは闇夜の腰の動きから目が離れない..^^;;
「ぅ〜む..最近とんとご無沙汰だからなぁ..」
「ぁの..」
「やっぱ腰は使わんと..駄目か..のぅぉ〜..闇夜さんよぉ〜」
「ぁふ..ぁひ..ぁふ..」
「親びんっ!このっ#すけべぇーおやじっ!!」
「テスゃ〜ホントのことだに..お前はいいなぁ〜存分に使ってんのか?」
「あのねぇ〜^^;;」
ちぇみは堪えきれずに後ろを向いた..そして..
ぐはは## ぶっはは# あっははぁ〜ぁ##と豪快に笑う..
僕はすんごく笑ったら悪いかな..と思ってちょっと困った^^;
それに..僕も笑えないし..実際..ひぃぃ〜ん>o<..
「もぉ〜ほら..サンドゥさん..軽く軽く..クィックィッ..」
「ぉう..クゥィッ#クゥィッ#っとな..」
「親びん..いいじゃんいいじゃん〜..」
「おしっ#テス!いけるな..」
「OKOK~」
ひととおり3人の振りの練習が終わった頃..
廊下に将軍と隊長の姿が確認できた..なにやらちょいと揉めているようだ
「ちっ..まだやってる..」
「親びん..あの2人どうしたのさ..」
「ぉぅ..テスゃ..ほれ..あの2人のシーンはくっついて〜離れて〜だろ?」
「ぁ〜ぁ..そうだったっけ...だって..お芝居じゃん」
「だろっ?ところがあの2人には違うらしい」
「ぷっ..変なの..」
「それに..あれだ..」
「わかったぁ〜口腫れてんでしょ..すでに..」
「そういうこった..テスゃ..」
将軍と隊長は手を握り〜見つめあい〜俯いて〜正面を見〜
そこで一旦手が離れるのだが..2人はべったりとくっついたまま離れない
「駄目だよ..ここで一旦離れるんだよ..」
「い..嫌だっ..」
「ドン〜..」
「ジョンはいいの?離れても..」
「だからぁ..お芝居だって..」
「##@_@…@_@## 」
「んもぉ〜そのデカイ目で睨むなよぉ..食われそうじゃん..」
「食べてやる..」
はむはむ◎わしわし#むちゅむちゅ◎がつがつ#..んーっちゅんーっちゅ#….
僕と闇夜..ちぇみテス..サンドゥの5人が見てるものかまわず
将軍と隊長はいつものが始まった..
「な?テスゃ..納豆みたいだろ?」
「ホントだ..」
「色気も何もないな..ありゃ...」
「あの2人..結構お勉強したはずだよね..mayoシ..」
「ぅん..おしゃぶりでも噛ませないと駄目だね..」
僕等5人がんな事を言ってると..重鎮チンが2人を離した..
「本番までち◎う.禁止!」
っと言い放ち..ホントにおしゃぶりを持ってきた..
30過ぎのいい男2人はおしゃぶりを噛ませられおとなしくなった..
チンは僕等5人の所へ寄ってきた..
「毎度毎度..お騒がせして..申しわけござらん..」
「いやいや..離れたくないのだろう..」
「まったくもって困った奴等で..どうか..大目に..」
チンは情けない顔で笑った..
テスがチンにふっ#っと笑って言った..
「チンさん..僕等と絡むんだよねっ!ステージで..」
「お、そうであった..テス君とやら..そちらは..」
「サンドゥだ..」
「ぉぉそうじゃそうじゃ..」
「楽しく踊ろうねっ##チンさんっ!!..^o^ 」
チンはテスの隣のちぇみに目礼してからテスの頭を撫でた
フラダンス〜贈り物〜 足バンさん
ステージが明るくなった
バックには巨大な透明アクリル板がたっている
そこには上から水が筋をつくって流れており、
ブルーにライトアップされたそれは幻想的な空間をつくり出していた
元々はMUSAのステージ用のセットだったが
演出の都合で使われなくなったものだった
舞台には華やかなムームーを着た女性たちが並んでいる
前列に数人。左右をミミ、ミヒが固めている
やはり舞台慣れしている自分たちがいた方がよいと
出演をかって出てくれたのだった
後列には”ロムシスターズ”と呼ばれている女性たちが並んでいる
ハワイアンが流れ
女性たちは優雅にステップを踏み、腕をしならせる
頭には控え目だが美しい冠と
腕にもお揃いの花の腕輪が付けられていた
急きょホテルから贈られた小さなプレゼントだった
♪あの日は夢か 愛のアズマヤよ
時の水に 流れてゆく
あの日の愛も いとおしいあなたも
今は遠く 離れてゆく
愛の昼も夜も 色とりどり
やがては 消えてゆく
赤い薔薇の 花びら
あの日の夢よ 愛のアズマヤよ
恋も夢も流れてゆく
飛び入りで参加した彼女たちだが
短い時間でかなりの練習をした
ミミがマジ先生を捕まえてきて無理矢理指導させたことは言うまでもない
忙しい中やっとのことで駆けつけた彼女たち
中には足を故障しているものもいたが
彼女たちは満員の会場に気後れすることなく踊った
♪愛のデュウ・ドロップス 恋の形見
憶えている 僕の指が
憶えている この唇
あなたの愛 そのすべて
僕の愛を 憶えていて
憶えていて 僕の唇
嘘じゃないと 誓った言葉
忘れないで 僕の愛を
彼女たちは美しい調べに乗って愛情をこめて踊った
それは今日の主役たちに心から贈るありがとうの、
そして励ましの詩だった
女性の中のひとりが書いたこの詩を初めて読んだとき、みんな泣いてしまった
そして愛するあの人たちのために心をこめて踊りたいと思った
衣装に少し照れたりはしていたけれど
それでもこの詩を贈りたいと思った
愛に必死に立ち向かっているあの素晴らしい男たちに
♪僕の愛を 憶えていて
憶えていて 僕の唇
好きだよと 囁いたあなた
忘れないで 僕の愛を
忘れないで 僕の 愛を
しなやかにステップを踏んでいる彼女たちの目にはひかるものがあった
自分の歩んできた人生
辛かった自分
迷った自分
心から笑った自分
そして今日一緒に踊っている友人との出会い
すべての自分の思い出の糸をたぐり寄せる
「ひとはひとりじゃ生きていけないのよ」
そしてその糸で紡いだ言葉を愛する彼らに贈りたいと思った
「たくさん愛しなさい…そして愛されなさい」
♪愛の昼も夜も 色とりどり
やがては 消えてゆく
赤い薔薇の 花びら
あの日の夢よ 愛のアズマヤよ
僕は今も 忘れられない
わすれられない わすれられない
「ずっと見ているから…ずっとずっと見守っているから…」
曲が終わり、少し照度がおとされ、
バックの水の流れのなかに女性たちは切りとられたように静かに止まった
いきなり会場から大きな拍手がおこった
素人のダンスと聞いて気楽に見ていたものも
最後には暖かい空気に包まれ心から感動していた
BHCのメンバーも他店のメンバーも拍手を惜しまなかった
舞台上の女性たちに初めて満面の笑みが溢れた
言葉にならない熱い想いに満たされていた
☆★彼らの贈り物 妄想家政婦mayoさん
フラが始まるから..テジュンさんから電話が来た..
僕と闇夜は舞台袖に急いだ..舞台が暗転になってフラが始まる直前だった
ちょっと中に進むとチーフがいる..僕らをふわ〜んと手で呼ぶ..
闇夜は後ろ腰のヒップバックから小さな巾着を取り出しチーフに渡した..
チーフは中身を取り出し「さすがだな..ありがとう..」とにこっ#っと笑い..
6個あるうちのひとつを自分で取り..
残りの5個をスヒョン・ドンジュン、ミン、イナ・テジュンさんに渡した..
僕たちは袖の奥まった廊下に近いところへ移動した..
チーフは「こっちで見れば?」と言ったが闇夜が掌を振って遠慮した...チーフが苦笑する..
フラの飛び入りが決まったときテジュンさんがチーフに聞いた..
彼女たちのこと詳しく知らないか..と..
チーフは「うちのmayoさんなら詳しいだろう」と闇夜の携帯に電話を掛けて来た..
闇夜が彼女たちの事..歌の詩を話すとしばらく考えたチーフは闇夜に注文を出した..
「何とかなるかい?」
「何とかします..」
そう言いきった闇夜は先に電話を切った..ぱんっ##っと..
闇夜はすぐまた何処かへ電話をかけ..
「1時間で持ってこい..すぐだっ#..持ってこないと..ばらすぞっ#」
僕は隣にいてちょっと怖かった..^^;..いつものことだけど..
1時間よりちょっと遅れて闇夜にフロントから届け物の連絡が入った..
それが巾着の中身だ..
フラが始まると袖にいる6人は自然に2人つづになり..
それぞれの想いを胸に..流れる歌を聴き..彼女らの想いを受けていた..
スヒョンは後ろからドンジュンの肩を包み込み..頬を合わせている..
泣き虫のドンジュンは歌の後半涙が溢れていた..
スヒョンは後ろから親指ハンカチで拭うのに忙しい..
ミンはチーフの頭を肩に引き寄せ..チーフの左手はミンの腰に回されていた..
ミンが時たまチーフの髪に優しいkissを落とす..
♪嘘じゃないと 誓った言葉 忘れないで 僕の愛を♪
ミンは歌の歌詞を繰り返しチーフの耳元で囁く..
潤んだ目でミンを見るチーフ..
イナはテジュンさんの横に立ち両手でテジュンさんの首に手を回している..
テジュンさんはイナの背からと胸からと.横抱きに抱いている..
♪憶えている この唇 あなたの愛 そのすべて
僕の愛を 憶えていて憶えていて 僕の唇
嘘じゃないと 誓った言葉♪
テジュンさんがイナに「ん?」っと振る..
「…ん…」とアヒル口の可愛い顔でテジュンさんを見つめるイナ..
『たくさん愛しなさい…そして愛されなさい』
『ずっと見ているから…ずっとずっと見守っているから…』
彼女たちの想いと彼らの想いが袖と舞台を結び,,ひとつになる..
3組のカップルたちはダンスと歌が終わる頃それぞれに軽いkissを交わす..
☆.。.:*・°☆.。.:*・°
ダンスが終わる頃..オ支配人が僕らのそばに来た..
「おやおや...君たちは?しないの?ち◎う..」
「「支配人〜^^;;^^;;…」」
あはは..と笑ったオ支配人は3組のkissが終わると袖の影に男6人を移動させる..
舞台から6人の彼女らが戻ってきた..
袖に誰もお目当てのメンバーがいないので落胆していた..
オモオモオモ>>>...うそぉぉ〜ん>>>...ふぃぃ〜ん>>>
ぁわわぁ〜ん>>>...ひひぃぃぃ〜ん>>>...…@@>>>>
オ支配人が6人の彼女たちを袖の影へ促す..
彼女たちが袖の影に行くと6人の男達が待っていた..
@o@~~(>▽<)~~@_@~~(^o^)~~(^_^)v~~(*^_^*)
テジュイナは..あじゅんまPとあじゅんまAの前へ..
ミンミンは..あじゅんまOとあじゅんまROの前へ..
スヒョドンは..あじゅんまR2とあじゅんまOG前へ..
6人の男達は手のひらをそれぞれ6人のあじゅんまの手のひらを重ねる..
あじゅんまが温もりのあるそれを見ると..小ぶりのtears dropの水晶だった..
@o@//~~(>▽<)//~~@_@//~~(^o^)//~~(^_^)//~~(*^_^*)//
「いつも僕達を愛してくれてありがとう..そしてこれからも僕たちを愛して..見守って..」
チーフはちょっとはにかんであじゅんま達に言った..
6人の男達は順繰りに6人のあじゅんま達をそっとHUGした..
目がぱちくりのあじゅんま..
鼻を気にするあじゅんま..
息することを忘れたあじゅんま.
つっぅ〜と涙が出るあじゅんま..
うれし涙とにやけ顔のあじゅんま..
震えの止まらないあじゅんま..
6人のあじゅんま達に微笑みを送り袖の影からそっと立ち去る6人の男達..
残された6人のあじゅんま達は輪になってほろほろと涙を流していた..
袖影から出て来たミンとくっついたままのチーフは闇夜の前に立つ..
「ご苦労さん..」
「いえ..仕事ですから..」
「あはは..久しぶりに聞いたな..それ..」
「そうかもしれない....かな?」
闇夜は僕を見た..僕は闇夜に頷いた..闇夜は肩をすくめてちょっと笑った..
「ミンチョルさん..」
「ん?何..」
「笑った顔が一番..素敵ですよ..」
「ふっ..そう?」
「はい..」
チーフは隣のミンに「そう?」と聞く..
ミンはぅんぅん..と頷いた..甘えた目でミンを見つめるチーフ..
「じゃ..チーフ..行きます..」
「ん..」
僕は闇夜を促して袖の入り口から離れた..
僕は歩きながら闇夜に聞いた..
「ね..さっきのさ..ばらすぞ#って何?」
「ん?知り合いの宝石屋のマダムさ..」
「ぅん..」
「芸能人と付き合ってんだ..」
「うそっ!誰っ..」
「言えない..重要機密事項#」
「ぁぉ〜ん..教えて..」
「駄目..」
僕は闇夜の頭を引き寄せて笑った..
やっぱり..闇夜っておもしろくて..変な奴..
でも..そこが好き…
あじゅんま・おまけ れいんさん
6人のあじゅんま達は思いがけないプレゼントに、皆、胸がいっぱいになっていた
日頃の疲れも、寝不足も、足の痛みも、花粉症の辛さも…
そんなものは吹っ飛んでいた
名前も知らない、顔も知らない、本当だったら知り合う事もなかっただろうあじゅんま達が
何か、目に見えない確かなもので繋がったような気がした
「がんばってきてよかったね」
「会えてよかったね」
皆、思いは同じだった
照れ屋のあじゅんまが言った
「皆さん…祭が終わったら、私達もぱあーっと打ち上げしませんか?
このtear drop 手配して下さった闇夜さんもご一緒に」
「いいわねっ。私、飲んだら…いや飲まなくても『おーやんふぃふぃ』振り付きで歌うわよっ
ビートルズナンバーもねっ」
「私も行くわ。今週ちょっと傷心気味だから、こうなりゃヤケ酒よ。総支配人も強制連行よっ」
「私も行くに決まってるわよ。鼻栓取っても大丈夫そうだし、足の腫れもひいたし…今夜は飲み明かすわよ」
「私もご一緒させて下さいな。このボストンバッグには札束ごっそり入ってるの
可愛いあの子達へのプレゼントなんだけど、ちょっとぐらい遣ったっていいわよね」
「あらあら、私も連れて行って。15日間お出かけしっぱなしで、忙しくてストレス溜まってるの。楽しみましょうね」
話がまとまるのは早かった
誰一人帰ろうとはしなかった
皆、今日一日は家の事など、きれいさっぱり忘れる事にした
…たまには、いーよね
そしてあじゅんまの一人が、早速、闇夜さんに約束を取り付けに行った
夜に強い闇夜さんはもちろん即OK
テソンには悪いけど、ちょっとだけ借りるね
早めに帰すから、その後は好きにして…
祭ももうすぐ終わる…
祭の後も、楽しい事が起こりそうな予感…
流れ出す想い ぴかろん
俺は舞台の上のアジュンマたちの踊りと、そしてその歌の歌詞に衝撃を受けた
アジュンマたちの想いが流れ込んでくる
「ひとはひとりじゃ生きていけない」
「たくさん愛しなさい…そして愛されなさい」
「ずっと見ているから…ずっとずっと見守っているから…」
自然に涙が零れ落ちた
たくさん愛して…愛されたい…
俺
おじさんに愛されたい…
俺はおじさんの方を見た
おじさんは俯いて顔を覆って泣いている
おじさん…
おじさんは俺の何倍も辛かったんだよね…
ずっと一人で耐えてきたんだよね…
やっと自分を取り戻したとこなのに…
おじさん…ごめん…追い詰めたりして…
俺はおじさんの背中を撫でようと手を伸ばした
でも…撫でられなかった
俺じゃなくて…おじさんはきっと…イナさんの手が欲しいんだよね…
俺は伸ばしたその手を引っ込めて、自分の涙を拭った…
見守っているから…
俺もおじさんを見守るよ…
辛くても…
俺
おじさんがいないと生きていけなくなっちゃったみたい…
「ラブ…」
おじさんが俯いたまま俺を呼ぶ
「…何?」
「僕の傍に居て…お願いだから…僕から離れていかないで…お願いだから…」
「…おじさん…」
離れないよ…そんなこと言わなくても…
俺、おじさんに添うって決めたんだった
なのに俺、また揺れてた…
たとえおじさんが誰を好きであっても俺はおじさんが好きだから傍にいるんだって決めたんだった…
「お願いだから…ラブ…」
俺はおじさんの背中にもう一度手を伸ばした
そして、そっとその背中を撫でた
背中がピクンと動いた
俺はおじさんの背中に頬ずりした
おじさん
好きだよ…
「…居てくれる?」
「…言われなくても纏わりつくつもりだったよ…」
「…ラブ…」
おじさんはゆっくりと顔を上げた
涙でぐしゃぐしゃになってる
子供みたいにしゃくりあげてる
俺はおじさんの頭を抱いて、ヨシヨシって撫でてあげた…
そしておじさんの香りの中に包まれた…
「好きだよ、おじさん…」
「ラブ…ラブ」
おじさんの唇が俺の唇に重なる
何度目のキスだろう…
きっとおじさんはまた揺れるんだろうね
だけど俺、だけど俺…待ってるから…
おじさんの事が
すごく
すごく好きだから…
セツブンショー ラスト ぴかろん
フラフラ踊りのアジュンマたちに僕らは泣かされた
そうだよスヒョク…
ひとはひとりじゃ生きていけない
たくさん愛して愛されなきゃ…
僕らを見守ってくれている人たちがいるんだから…
僕は流れる涙を抑えることもできず、スヒョクを抱きしめた
スヒョクも泣いていた
「愛してもいいんですね…貴方を…俺…愛してもいいんですね…」
「愛して、愛されていいんだよスヒョク…」
「貴方と一緒に生きていっていいんですね…俺…」
「そうだよスヒョク…」
「傍にいて…いいんですね…」
「ああ…ずっと傍にいておくれ…」
僕のスヒョク…
僕はスヒョクの髪に口付けした
スヒョクは僕の肩に顔を埋めて、身体をゆるりと解いた
こんなに僕に身を預けたのは、きっと初めてだと思う…
ありがとうアジュンマたち…
そして舞台は暗転した…
いよいよ最後のセツブンショーが始まる
スヒョクと僕は、色違いの韓服風ファンタジック衣装で涙を拭いてスタンバイ
え?今度の衣装がどういうものかって?
口で説明できない…
チャングムに出てくる男の人の衣装あるじゃん
あれのですね、袖んとこがこう、ぶわっと膨らんでて、そんでもって…パンツの裾もぶわっと膨らんでて…
そんで、けっこう渋めの、茶系統のキンキラ衣装なんだよ
胸のとこにはもちろん何かの刺繍があってね…
よく白虎とか青龍とかの刺繍がどーんとしてあるじゃん…ああいう、空想上の動物の刺繍なんだけどさ
でもこれ…なんの刺繍なのかよくわかんないんだよ…
妖怪?…一角獣?…バク?…相撲取り?
いや…複数の動物が入り組んで刺繍されてるんだよ…説明できない…
ちなみに、パンツは透けたカンジの白いパンツ
上着の丈が長めだから下着のパンツは透けて見えないよ、残念でした
ま、僕はスヒョクの上着をスヒョクに気づかれないようにそーっと捲りあげたけどね…イヒ…
でも…ぱんつ…見えなかった…
まさか…ノーパン?
バコッ☆
妖怪が僕の頭を斜めに叩いた
痛いよ…
「これで最後だ、思いっきりやれ!」
「はっ…はいっ…」
「アタクチのナレーションは、ラストのラストにちょっとだけ入れるから、アンタたち、自由に羽ばたいてチョーダイッ」
「「はい」」
僕はスヒョクと見つめあい、頷きあった
スヒョクは反対側の袖から出てくる
幕の後ろを通って向こうへ行ってしまう
ああ…スヒョク…行かないで〜…なんちってヘヘ
もちろんスヒョクが行く前に、僕は素早くキスした
スヒョクはちょっと迷惑そうな顔をした
なんだよぉ〜
僕が拗ねた顔をすると、スヒョクはクスクス笑ってキスしてくれた
うふふん
しあわせ…
曲がかかる
最初の曲はLullaby of Birdlandというジャズだ
♪1.Lullaby of Birdland
僕は豆をゆっくり撒きながら舞台中央まで進んでいく
まるで種まきをするようにね
スポットライトがなんだか春の日差しのようだ
僕は柔らかな表情で種まき…豆まきをする
そこへ薄布を頭から被ったスヒョクが登場する
顔は伏せている
男の格好だけど女っぽくみえる
スヒョクの衣装は薄紫
上品なキンキラだ
僕のと色違い…
パンツは一緒だよへへっ
キレイだな
また薄い紫色がよく似合うんだ…
この衣装くれないかな…
貸してもらうだけでもいいな…
え?何に使うかって?
聞くなよ!野暮だなぁっ…脱がすに決まってるだろう!
はっいけない…顔がにやけてしまう…
でもにやけていいんだよ、だってここは顔を隠しているナゾの薄紫の君に、僕が心惹かれる場面だもの…
僕はふわふわと引き寄せられていくんだ…
彼とも彼女ともわからないその薄紫の君に…
それは僕自身の姿
いつの間にかスヒョクに引き寄せられて
僕はもう君しか見えない
といいつつイナにキスしたことを思い出し、そしてすぐに掻き消した
薄紫の君に近づく僕
僕から逃れる薄紫
しばしの追いかけっこ
そして僕は薄紫の君の腕を捕まえる
曲が変わる
♪6.ワルキューレの騎行(Die Walkure)
するすると薄布が落ち、顔を上げた薄紫
はっとする僕
そこに現れたのは鬼
鬼に遭遇した僕は身動きが取れない
さっきまでの静かな物腰とうってかわって、薄紫の鬼は、僕の周りを猛々しく飛び回る
今にも食い殺されそうな勢いだ
スヒョク…
その面の下の顔はどんな顔?
スヒョク…
君の膿を今ここで全て出してしまうんだよ
身動きのできない僕を弄ぶように、からかうように動き回る鬼
僕はなんとかしてこの呪縛から逃れようとしている
左手に持った豆の枡に右手がかかる
豆を握るとようやく体が動く
そしてまた曲が変わる
♪1.Introduction(「ツァラトゥストラはかく語りき」より)
あの「2001年宇宙の旅」で使われた曲だ
曲に合わせて僕は豆を鬼に向けて投げつける
ひるむ鬼…
豆を投げつける僕…
身を竦める鬼…
ありったけの勇気を込めて鬼に向かって豆を撒き散らす
そして鬼は倒れこむ
同時に面が割れる
しばし呆然と佇む僕
また曲が変わる
♪Canon
静かな旋律の流れる中、僕は薄紫の君に恐る恐る手を伸ばす
そして薄紫の君を抱き起こす
ゆっくりと顔を上げた薄紫の君は、僕の顔を見つめ震える
僕は一目で恋に落ち、彼を立ち上がらせて手を取り合う
「貴方の心の中の鬼は…今消え去りました…
後に残った美しい心…たいせちゅにしてほしい…
でも油断してはいけません…何度退治してもまた、鬼はやってくる…
その度に貴方は心を強く持って、やってくる鬼を追い払うのです…
辛いかもしれない…苦しいかもしれない…
でも逃げないで立ち向かうのです
そうすれば貴方の心は、美しいままでいられる…
一人が無理ならば、すぐそばにいるその人とともに、貴方の中の鬼を退治するの…
一人ではできなくても、きっと二人ならできるはず…
さあ…前を向いて…
どんな困難にも…二人で立ち向かっていって…
忘れないでこの時を…貴方と出会えたこの瞬間をくうううっ…」
最後のアレはなんだ?
妖怪め、自分で自分のナレーションに酔ったんだな…
感動してたのに水さすなよ…
でもスヒョクの目は潤んでいる
ああ…可愛い…
僕のスヒョク…
僕達はしっかと抱き合い、そしてスポットライトの方を見上げる…予定だった
しっかと抱き合った僕達…いや、僕は…我を忘れて彼に口付けをした…
そしてそのままライトが落とされるまで離れなかった…
スヒョク…愛してる…
じゅんほ…いじわるになる… ぴかろん
ふらだんすがおわりました
かんどうしました
いっぱいあいしなさいといわれました
あいしています
そにょんさんとこどもたちとおとうさんとおかあさんとさんみんせんせいをあいしています
いっぱいあいされなさいといわれました
そにょんさんと(いかどうぶん…こうやるとみじかくできますとおしえてもらいました)にあいされています
ぼくはしあわせですね
そのあと、すごいいしょうのそくさんとすひょくさんのせつぶんしょーでした
とってもげんそうてきですてきなしょーでした
さいごにそくさんは、ぶたいのうえですひょくくんにちゅうをして、けっしてはなれませんでした
とってもすきなんですね?
でもなにもぶたいのうえでしなくても…
ああ、どんじゅんさんとぎょんびんさんもしていましたっけ…
ふっ…
まったく
せっそうがないんだからな…
ぼくは、そくさんとてじゅんさんが、いっしゅんかぶりました…
ふとまえのざせきをみると、いなさんとてじゅんさんがすわっていました…
どうせちゅうをするにきまっています
ぼくはぶたいとまえのざせきをこうごにみました
てじゅんさんとそくさんがかぶります…じいいいいっ
でもてじゅんさんはいなさんにちゅうをしませんでした
いなさんはてじゅんさんのかたにもたれて、あまえているのに…
あれ?
ふおんなくうき?
まさかね…
「てじゅ…『せつぶんしょー』じゃなくて『せっぷんしょー』にしちゃったね、そくったらさ…」
いなさんが、これいじょうかわいくできないっていうくらいかわいらしいこえとあまえためつきでてじゅんさんにいいました
でもてじゅんさんは「しっ」といなさんをしかりつけてまえをむいています…
あれ?
いがいです…
てじゅんさんはのらねこにあまあまだったはずなのにな…
『ふおんなくうき』
ぼくはめもにかきこみました
ぼくのちょうさ・けんきゅうでは、たいていここでてじゅんさんががまんできなくなって
いなさんにちゅうはむはむとやって、お・しはいにんをこまらせるのです…
なのにいまはなんだかいなさんにたいして…『つめたい』です
『うわきにきれた』のか『あいそをつかした』のかそれとも…
てじゅんさんが『うわきしている』
…まさかねぇ…
ふふふ…
そうだったらどうでしょう
くろうのおおいひとでしたから、のらねこにひとあわふかせてやるのもいいかもしれませんね…
ちょっとぐらいいいですよてじゅんさんふふふ
ぼくはつい、こえをだして「ふふふ」といってしまいました
いなさんがぎろっとにらみました
ふんっさっきてじゅんさんにはあんなにあまえたかおしてたくせにっぶぁかっ!
てじゅんさんもぼくをみました
「ジュンホ君、どうした?イナがうるさい?」
「…あ…いえ…『いいですよ、ちょっとぐらいのアレは…』」
ぼくのいったことがてじゅんさんにつたわるかな?
てじゅんさんはいっしゅんぼくをぎょうししました
そしてちょっとかんがえて、それから、くちのみぎはしだけくいっとあげて、ぼくにほほえみました…
それからいなさんにわかんないように、ういんくしました
ちょっといろっぽいな…
これはやっぱり『うわき』みたいなこと、してるな…
ぼくさーのかんです…
…おもしろくなりそうですが
「くれぐれも『ちょっと』にしておいてくださいよ、まわりがめいわくしますから…」
というと、てじゅんさんはぼくをすこしにらんでからふっとわらい、うなずきました
てじゅんさんのかおをじいいっとみつめている、ひとみをうるうるさせたいなさんは、なんだかふあんそうにみえました…
ふふ…
おもしろいことになりそうなよかん…
しーらないっと…
揺れる時 足バンさん
僕はフラのショーの時に袖に呼ばれていた
出演している女性たちへのささやかなプレゼントのためだった
ほのかに蒼くひかる透明な壁にさらさらと水が流れる
僕はその優しい調べに目を閉じていた
でもその詩が耳に届くと僕の心臓はずきんと音をたてて鳴った
あの日は夢か 愛のアズマヤよ
時の水に 流れてゆく
あの日の愛も いとおしいあなたも
今は遠く 離れてゆく…
足が震えた
手がびりびりと痺れた
突然身体ごと引き戻される
雨上がりの匂いのするあの日の夕べに
スヒョンがすっと近づいてきて僕の肩を後ろから抱きしめた
僕の左頬にスヒョンの頬が合わされる
一瞬逃げ出したいと思ったけれど
流れる詩とスヒョンの腕が僕の身体をつつみこんで動くことができなかった
憶えている 僕の指が
憶えている この唇
ぽろぽろとこぼれる涙を拭ってくれる指
暖かい腕。懐かしい香り
スヒョン…
優しくされると僕勘違いしちゃうんだよ…
やっぱり大丈夫かもって思いたくなっちゃうよ…
忘れないで 僕の愛を
忘れないで 僕の 愛を…
曲が終わりスヒョンは軽くキスをした
そしてポケットチーフで僕の涙をくしゃくしゃと拭いてくれた
垂れ流しになっちゃってる僕の揺れる気持ちは
スヒョンに隠すこともごまかすこともできずにいた
フラの女性たちにハグしてあげたとき僕は姉さんを思い出した
綺麗な優しい姉さん
アメリカで元気に暮らしているだろうか
そして今近くにいてくれたら言ってくれるんだろうか
あなたの信じる方に歩いて行きなさいって
通路に出て僕は足早に歩きどこに行こうか考えた
「ドンジュン」
背中にスヒョンの声がした
何気なく振り返る
そんなことにさえ僕は力をふり絞らなきゃいけなかった
スヒョンは僕の側に来ると通路の壁に背中で寄りかかった
ポケットに手を突っ込むのはいつもの癖
片足を壁にかけて俯いている
沈黙に戸惑って僕もスヒョンの横の壁に寄りかかってみた
「おまえ…無理しすぎてない?」
僕が答えずにいると向こうのドアが開いて
ミンチョルさんとギョンビンが出てきた
ミンチョルさんは腕をギョンビンの腰に回しながらスヒョンに微笑みかける
「客席の方に回ってるぞ」
「ああ」
ギョンビンは視線だけを僕に向けて通り過ぎる
僕たちはそのふたりの足音が消えるまで黙っていた
「僕…スヒョンに酷いことしてるよね…」
「そう?」
「だってミンチョルさんは…」
「そうだな。おうちの外におっぽりだされたもんな。落としもの見つかるまで帰ってくるなって」
「スヒョン…」
スヒョンは壁に寄りかかったままで僕を見た
僕も寄りかかったままスヒョンを見た
「今ね、心当たりを手当たり次第捜してるから」
「…」
「もう少しなんだ…」
「…」
「見つかったら…ちゃんと報告するから」
「ん…」
「ごまかしたりしないから」
「ん…」
僕の目からまたぽろぽろと涙がこぼれた
スヒョンは優しい目になってそっと片腕をのばし僕の頭を抱き寄せた
「もう少し…待っててくれる?」
「ん…」
遠くに次の舞台の曲が聴こえてきた
「スヒョクの舞台見てあげよう」
「うん」
Lullaby of Birdland…スヒョンの好きなナンバーだ
Lullaby of birdland - whisper low,
Kiss me sweet, and we'll go
Flyin' high in birdland,
High in the sky up above all because we're in love.
そんな一節があった
思い出すのは君の… オリーさん
六人のあじゅんま達に挨拶を済ませた僕達は
客席からセツブンショーを見ることにした
いつの間にかミンの機嫌は直っていた
たぶん、例のパトロンという彼女と話をしてからだろう
いい話って何だろう?
まだ僕には内緒…
一体いつパトロンなんか見つけたんだ…
「ミン、パトロンの彼女だけど…」
「何?」
「僕は今までパトロンは持たないようにしてきた
確かにメリットはあるけど、反面リスクも大きい。だから…」
「心配いらないよ。感じのいい人だったでしょ」
「たしかに、可愛いらしいご婦人だった。でもそれとこれとは話が違う」
「パトロンじゃなくて、一種のサポーターって言った方がいいかも
とにかく僕らのことすごく応援したいんだって」
「サポーター?」
「うん。ほら、サッカーの応援団」
「サポーターね…とにかく気をつけた方がいい」
「大丈夫だよ。僕にまかせて」
ミンはそう言うと、肘掛にのせた僕の手を握った
「彼女達の踊りと歌もよかったでしょ。贈り物も喜んでもらえたし」
「ああ」
「僕もあの歌、すごく気に入った」
ミンはまたあの歌を口ずさんだ
僕の愛を 憶えていて
憶えていて 僕の唇
嘘じゃないと 誓った言葉
忘れないで 僕の愛を
舞台ではジャズの音楽にのって豆まきが始っている
薄紫の衣裳をつけたスヒョクをソクさんが追いかけている
「彼女達、マジ先生に特別レッスン受けたらしいよ」
「マジ先生?」
「マツケンサンバを振り付けた先生ですよ。ね、マツケンサンバちゃんと覚えてる?」
「だ、大丈夫だよ。待って待ってのステップで、キックトントンだろ」
「そうそう、ちゃんとリズムにのってね」
「わかってるよ」
「あ、今むっとした…」
ミンは僕の顔を覗くとクスクス笑った
音楽が突然ワルキューレに変わった
激しい戦闘的な曲調…
突然スヒョンとのことを思い出した
通路での激しい口づけ
どちらともなく求め合ったあの口づけ
なぜあんなに激しく?
ワルキューレの雄雄しいメロディと舞台で猛々しく走り回る鬼
スヒョンの腕に力がこめられ僕を引き寄せた瞬間が蘇る
力強く僕を引き寄せたあの腕…
僕は思わず目を閉じた
また音楽が変わる
ツァラトゥストゥラはかく語りき…2001年宇宙の旅
コンピュータの名前は…HAL
宇宙空間で繰り広げられるHALと宇宙飛行士の闘い
そしてワープゲートにたどり着く
不可思議な宇宙空間…そこへ迷い込む僕
そのホテルの一室にいる人間はなぜかスヒョン
こんな所まで一緒に来てしまったな、とスヒョンが笑う
はっと目を開けると、舞台では鬼が倒れこみ面が割れた
カノンの優しいメロディが流れをかえる
面が割れ、素顔をさらした鬼を抱き寄せ抱擁する男
同時に僕の中である事が生々しくよみがえっていた
僕を見つめるスヒョンの瞳、
僕を抱きしめるスヒョンの腕、
そして僕をとらえるスヒョンの唇…
今夜は帰さないって言ったらどうする?
冗談まじりのスヒョンの囁きが少しづつ僕を包み込んでいく
突然割れるような歓声と拍手で我に返った
ショーが終わったのだ
僕も拍手を送った
幻想的で美しい舞台だった
ミンは僕を振り返った
「ねえ、最後ほんとにキスしてたよ、あの二人」
「そうだね」
「すごくいい舞台だった」
「ああ」
ミンは興奮していて、弾けるような笑顔を見せた
その顔に、なぜかスヒョンの切ない笑顔が重なる
僕は思わず目を閉じて、ミンの手を握りしめた
ミンはその手を強く握り返すと僕に囁いた
「好きだよ」
その囁きは舞台に送られる大きな拍手と一緒に
僕の耳に吸い込まれていった
☆★Andre Kim exposition de mode_1 妄想省mayoさん
セツブンショーが終わると
舞台の中央からせり出すように縦にステージが追加されT字型にステージが組まれた..
またTの横半分の左右に白い大きなパネルが立ち左右からの出入り口となる..
パネルにはAndre Kimのロゴが彫られている..
★ openning .:*・°★
ステージからふわっ〜と風が起こり…甘いカサブランカの香りが会場に漂う..
♪5.Keep It Comin' Love…スポットがランダムにステージと会場を照らす…
★ stage1.:*・°★
♪7.September…イントロが始まるテスとサンドゥが左右のパネル裏から登場
♪Do you remember..the 21st night of September♪
ボーカルが始まるとテスとサンドゥは両腰に手を当て..左右に腰をフリフリしながらステージを軽快なステップで進む..
テス…ボトムは白のピッタリしたパンツで..裾は膝までの白いブーツにイン..トップスはミニの白いワンピース
サンドゥ…ボトムはテスと同じでトップスのワンピースは短いフレアー
ヘアは2人ともドレスと同じ生地をクラッシュ加工させたスカーフを巻き..透明のビニール素材のマントを羽織っている..
ウォーキングをしながら2人はビニールのマントを脱ぎステージに落とす
♪Ba de ya ♪ Ba de ya ♪say do you remember…♪
T形に伸びたステージの頂点で2人がボーカルに合わせて両手を上げ
ちょっとハスに構えた顔でお互いにクィッ..クィッ..と腰をぶつける..^_^##^_^
客席に両手でバキュン#をした2人は戻りながらビニールのコートを拾う..
中ほどまで戻り..正面を向いてフリフリで待機…同時にチンが登場..
片手をポケットに入れ軽快な足取りでウォーキングのチン..
ボトム&トップスは白..細身のチンにピタピタしたパンツが良く似合う..
もちろん裾はブーツイン#同じくビニールのマントを羽織っている
所々をつんつんと固めて立てたヘアがお茶目で可愛い..
チンがテスとサンドゥの場所まで来るとチンを前にして3人揃ってウォーキング
チンはステージ頂点でマントを脱ぎ..横に構えたあとに.
笑いながら人差し指と中指を立て..自分のこめかみから客席に向かい..ひゅっ#..っと投げかける
テスとサンドゥは胸の前に結んだ手を回しながら肩を回し腰を上下させる
3人は中ほどまで戻り..一度..正面を向く..
3人がパネルの左右に消える..
♪6.That's The Way(I Like It)
♪That's The Way…ah..ha..I Like It..ah..ha…♪
黒地に白の斜めストライプにフレアーのスカート部にモチーフの入ったサンドレス..
黒のシフォンのスカーフが肩に止め..ヘアはサンドレスと同じ斜めストライプ生地の長いスカーフ
額半分を隠して結び..あんどれデザインのサングラスを額上に乗せている…
ボトムは白いスパッツに膝丈の麻のブーツ..
ボーカルが始まるとリズミカルに歩く隊長=ドン…
ステージ頂点から中央に戻り正面を向き待機
真ん中のパネル前にトファン&マイキー登場…
♪9.Boogie Shoes
♪I want to put on my..my..my..my myboogie shoes…♪
黒地に縦ストライプのスーツはマイケル..
少し間隔の狭いストライプのジャケットに黒の革のカーゴパンツはトファン..
また2人ともあんどれデザインのサングラスをかけている..
真ん中で待機のドンと合流してステージ頂点へ..
サングラスをはずし..にやっ#っと笑うトファン&マイキー…
ドンは額のサングラスをかける..
右トファンと左マイキーの腰に手を回しステージを戻るドン
パネルの前で並ぶ3人…派手#…クドイ#…顔も!…服も!
3人が左右に消える…
★ stage2.:*・°☆
♪2.Honeybee
左右からヨンジュン&シゲッキー登場
濃い目の黄色に黒い刺繍のミディ丈サテン地のドレス..
シゲッキー…襟がフリフリの長めのジャケットが付いたドレス..
ヨンジュン…半袖のドレスで裾がフリフリ..2人ともドレスと同じサテンのブーツだ..
ドレスと同じ柄・同じ生地のスカーフを頭に巻いている
2人は片手を腰に手を当て..片手は頭に当ててリズミカルにステージを歩く
2人のしなやかなウォーキングに会場からため息が洩れる
ステージ頂点で両腰に手を当てポーズ..綺麗な手を見せることも忘れない
ヨンジュン&シゲッキー..ステージ真ん中で正面を向いて待機
パネル前に立ったチョンウォンが歩いてくのを待つ…
♪5.Anybody Wanna Party?
チョンウォンはヨンジュン等と同じ生地の黄色のジャケットに
ボトム&ブーツは黒..ボトム裾はブーツイン
真ん中のヨンジュン&シゲッキーと合流し前後して△になって歩きステージ頂点へ
チョンウォンは♪Anybody Wanna Partyのボーカル部が切れ..ベースの音が響くと
ジャケットを脱いだ..ジャケットはシゲッキーが受け取る
葉のモチーフが付いている黒の薄いシフォンのトップス…
チョンウォンのち○○は透けて見える…チョンウォンにしては果敢な露出である
どうも親友のチソンがこれを日本の”ふくしま”というところで行われたショーで着たらしい
「ならば僕も##っ」と…決めたようだ…
満足そうに右@@>>左@@>>と会場に視線を送るチョンウォン…
3人でステージ真ん中で振り返り一旦静止…パネル前で3人並んだ後に左右に消えた
ふぁっしょんしょーといじわると… ぴかろん
ふぁっしょんしょーです!
きれいです!かっこいいです!
あのちっこいさんどぅおやびんが、しらゆきひめのときよりもかわいいです!
てすさんといきがぴったり…
ふたりともかわいらしいですや○ざだったのにふふふ
あっ!さいしょにあいさつして『や』をうったおじさんだっ!
かっこいいっ!しぶいっ!すごいっ!
ああ…あのゆびでちゃってやるの…まねしよぉっと…
うちにかえったらじゅんにおしえてあげよぉっと…
つぎは…あっ…こいかおのたいちょうだっ…
ふうん…
こうやってだまってあるいていると…かっこよくみえるのに…
しゃべったりはぐしたりきすしたりすると、とたんに『いけません』になるのはなぜかな?
かおがくどいからかな?
とおもってたら…まいけるさんととふぁんさんだっ!
うわぁ…ちょっとかっこいい
でも…さんにんがならぶとなんだか…あつくるしいな…
さんにんならばなかったらよかったのにな…
ひとりでさんにんぶんぐらいあつくるしいな…
でも…すてきないしょうです…
ぼくもきたかったな…
あっ!まつけんさんばのせんせいだっ!
あれっ…いっしゅんどっちがどっちかわかんなくなっちゃう…
ちがうのににてる…
ふたごみたい〜
どんじゅんさんとぎょんびんさんみたい〜へへ
すらっとしててすっきりしててああさわやかでかっこいい…
すてきです
てのゆびまできれいです
ぼくはぼくさーなので、あまりゆびはきれいではありませんね…ざんねんです…
あっ…
ちょんうぉんさんだ…
かっこいいじゃないですか…
ちょんうぉんさんもだまっているとかっこいいんですね…
それにしてもせっかくはっぱがついているんだから、ち○びをかくせばいいのに、はずかしいです
え?ぼくがぼくしんぐしたときははだかでみせまくりじゃないかって?
ちっちっ…
ああいうものはかくしたり、すけたりしてるほうがいやらしいんですよ…ちっちっ…こどもだなぁ…ふふん…
だから、らぶくんなんか、えろちっくだったでしょ?
まあ…いなさんもさ、あのじゃらじゃらじーじゃんからみえかくれするち○びがえろかったですっていってあげますよ!ふんっ
(ぼく、いなさんをそんけいしていたことをはずかしくおもいます…)
ああ、ちょんうぉんさんたち『すっきりぼーいず』がきえちゃった…
つぎはどんないしょうかな…
わくわくします
えと…
まえのざせきにいるいなさんとてじゅんさんですけど…
いなさんはわらったりはずかしがったりつっこみいれたりとうるさいです
そのたんびにてじゅんさんが『しっ』とか『だまれ!』とかしかります
そしてまたしゅんとなります
ひーひーひー
もっとしかられろー
でもね、いなさんですからね、しかられてもしかられてもおんなじことをしています
あ…ぼくもしーえむさつえいのとき、おなじところでおなじまちがいをしてなんじゅっかいもとりなおししたんでした…
でもね、あれは、ぼく、もうあのとき、あたまのなかに『くも』がいたからなんですよ!
いまはとてもちょうしがいいので、ちゃんといえますし、ちゅういされたらちゃんとまもりますし、なんといってもいなさんより『じょうしき』はあります!ふんっ
あ、またしかられた…
いなさんはどうやらてじゅんさんにちゅうしてほしいみたい…
だからわざとさわいでちゅうもくさせようとしてるんですね…
ふっ…
てじゅんさんはみきってます
そんなちせつなわななんか…ふっ…
てじゅんさんもちょっといじわるになってきたみたい…
いいぞーがんばれー
ぼくはちいさなこえでおうえんしました
そしてちいさくがっつぽーずをしました
てじゅんさんがちらっとぼくをみてにこっとほほえみました
てじゅんさん、どんどんおとこっぽくなっていきます
かっこいいです…
いなさん、の『わがままおうこく』はもうすぐほうかいですね、きっと…ふふふ…
ああ…たのしみです…
みせにかえったあと、いったいいなさんはどんなふうになるでしょうふふ…ふふふふふ…
じゅんほのおねがい オリーさん
テジュンさんとイナさんのかんさつはとてもたのしいです
でも、となりのとなりのとなりのせきのギョンビンさんとチーフのようすがめにはいってしまいました
ふたりはぶたいをいっしょうけんめいみています
けどひじかけにのせてるチーフのてにギョンビンさんのてがかさなって
うえからぎゅっとつかんでいます
あいしあってるかっぷるですね
さっきまでギョンビンさんはめをつりあげてこわいかおをしていましたが、
なぜか、そうたぶんフラダンスのぜんごあたりからごきげんがなおったみたいです
ギョンビンさんはここへきたばかりのときはすぐしたをむいてあかくなったりしていたのに、
あっというまにたくましくなったというか、ねれてきたというか、たとえていうならこいぬからりょうけんになったようなかんじです
たぶんチーフにいろいろおしえてもらったためだとおもうのですが、ほんとのところはわかりません
たぶんぼくにボクサーのそしつがあったように、ギョンビンさんにもそしつがあったのでしょう、
でもなんのそしつでしょう?
このふたりもなかなかたいへんだったようです
みじかいまつりのあいだ、なんかいわかれたりくっついたりしたのでしょうか
かいてるひともよくわからないそうです
このふたりとイナさんたちのせいで、かなりまつりのきかんがながびいているようなきがします
それにこのふたりがもめると、なぜかスヒョンさんとドンジュンさんもまきこまれてたいへんのようです
このみっつのかっぷるさえいなければ、まつりはもっとはやくおわっていたようなきがしますが、ちがいますか?
でもとにかく、いまはなんとかおさまっているようです
ふたりともきがつよいのでたぶんこれからもたいへんだとおもいます
でもチーフのきがつよいのは、たんにつよがってるだけのようなきがします
それにくらべるとギョンビンさんのつよさはすじがねいりのようです
きっとギョンビンさんがチーフをじょうずにねじふせていくのだとおもいます
え?もうねじふせた?
ぼくのしらないところでなにかがおきてたのですね
まったくいそがしいひとたちですね
まさかこれからひとはらんあるなんてこと、ないですよね?
チーフとスヒョンさんがのみにいくとかいっていたのがちょっとしんぱいです
やめてくださいね、ぼくははやくかえりたいのです
ときどきギョンビンさんはチーフのみみもとでなにかはなしています
そのたびに、チーフはわらったり、なにかこたえたりしています
ギョンビンさんはチーフのかたにもたれてあまえたりもしています
かわいいですね
つよいりょうけんがあまえると、とてもこうかがあるとぼくはおもいます
ギョンビンさんはきっとあたまのいいひとですね
ほんとになかよしのきつねといぬです
でも、ちょっときになります
それはギョンビンさんがきがつかないところで、チーフはくちびるをなでたりしてます
めをつぶってなにかをおもいだしてるようなかんじもします
なんでしょうか?
なにかよくないちょうこうでしょうか
おねがいです、はやくかえりましょうね
わかってくれますね、みなさん
とくにさっきにさんくみのかっぷるのかたたち
ぼくはそにょんさんいはやくあいたいのです
さて、おはなしはこのくらいにして、はやくふぁっしょんしょーのつづきをみたいです
なぜかさっきのTha’s the wayのときはこしがしぜんにうごいてしまいました
とてもせくしーなうたでした。ふふふ…
☆★Andre Kim_exposition de mode_2 妄想省mayoさん
★ stage3.:*・°★
♪3.Don't Stop The Dance
△に待機していたサンドゥ_トファン_マイケルがウォーキング..
グリーンのサテン生地にゴールドの刺繍で縁取りされたタブリエ風のジャケット
3人ともボトムはサテンのカーゴパンツでブーツも深緑のサテン張りだ..
トファンとマイケルはこのサテンの上下が気に入った様子...
「これは..お揃いの△帽子がほしいですな..」
「ふぁふぁふぁ...パジャマにするつもりか?マイキー」
「いいと思いませんか?ゴージャスだ..女性も喜ぶかもしれません..」
「くはは...わしがパジャマにしたら...」
「したら?....」
「パジャマも頭もツルツルじゃ#ふふぁふぁふぁ」
「会長〜^^;;」
2人の前をウォーキングのサンドゥだが...彼はちょっと気に入らなかった..
このタブリエ風の衣装..彼が着ると幼稚園の“うわっぱり”にしか見えない.^^;
「さっきの可愛いワンピースの方がよかったな…」呟くサンドゥ..
ステージの頂点で3人はジャケットを脱ぐ..
ゴールドのラメ入りのトップスにスポットが当たるとチカチカと輝く..
3人が中ほどに戻り△で待機..
♪1.Sensation
ソンジュと男組弟ジンソクが肩を軽く揺らしながらウォーキング
なめらかでリズミカルな動き.. ..さすがモデル出身の2人..
トップスとボトムは前のおやじ3人と同じだ
2人は真ん中の3人の間を抜け..ステージ頂点でジャケットを脱ぐぅぅぅぅ
ソンジュとジンソクのトップスは...透明のビニール素材のシャツ
左右交互に横を向き.ゆっくりと一回転する..
ンフッ(^_-)..
どうだっ(^_-)..
腹王はもちろんのこと..
ち○○!お○そ!上腕二頭筋!背中の肩胛骨!..存分にご覧あれ..である..
ソンジュは正面を向いてぴくぴく#っと胸の筋肉を動かす..^_^v
ジンソクは “すぅぅ〜はぁぁ〜.. すぅぅ〜はぁぁ〜”を繰り返し腹の筋肉を魅せる^o^v
贅肉のない腹の筋肉がヒクヒク動くと..皆..鼻血が出そうになる..らしい
ソンジュとジンソクが振り返り..客席にちょっと屈んでウインクをしながら戻る..
中央で待機の3人と合流してまたステージ前方へ..
ゴールド3人組みが前に出る..入れ替わりにビニール2人が前に出る..
5人同時にステージ奥へ消える…
★ stage4.:*・°☆
ライトダウンの後..blue&purpleのライトが交差し..ゆっくりと伸びたステージを照らす
ピアノのイントロが始まった
ステージ入り口の左右に待機のヨンジュンとシゲッキー
♪22.Unforgettabl
ヴォーカルに合わせシルクシフォンのドレスを纏う2人がウォーキング..
頭は撫でつけられ..ドレスと同じ色の小さな帽子が片耳から乗せられている..
(ローマの休日のラストシーン..アン王女が頭に乗せていたあの形..)
シゲッキー…ドレスはパープルでライトの光彩で濃く..薄く..その色を変える
サテンのオーバースカート部分の刺繍はシルバーで施されている..
ヨンジュン…ドレスはダークグリーンにほんの少しブルーが入ったような色だ..
サテンのオーバースカートの部分はゴールドで刺繍が施されている..
2人とも肩から両方の腕をスカーフでくるみ大きく結んでおり..
スカーフはドレスと同色のたっぷりと分量のあるシルクシフォン..
ヨンジュンとシゲッキーは指を絡ませ..寄り添い..離れ..滑らかに進む..
時たま歩きながらひゅんっ#っとスカートの中から足を蹴り上げて歩く..
オーバースカートの中のたっぷりとしたペチコート部分がふわふわと靡く..
ヨンジュン&シゲッキーがステージ頂点で向かい合い指を絡ませ踊る..
ステージ中央まで戻るとベージュのドレスのヨソルとすれ違う..
ヨンジュン&シゲッキー..中央で待機..
ヨソル…ドレスは地模様のある張りのある生地シルクタフタ
ゴールドの刺繍&モチーフ..オレンジがかった微妙な色のベージュは色黒のヨソルに似合っている..
分量の多いスカート部を前腰で一箇所つまんで止め大きなリボンで飾られ
胸元は刺繍とモチーフ..肩から後ろへドレープが落ちる..
ヨソルの髪は綺麗にまとめ上げられ..ゴールドの髪飾り
長髪のヨソルはカツラも帽子もいらない..こういうときは..便利だ..
ステージの頂点で横に構え..足を前後にして腰をちょっと落とし..
腰に手を当てたまま..ちょっと背中を反らせるヨソル..
ちょっと色香の漂うヨソル..
「おっほぉぉ〜」と何処からともなく会場からため息が聞こえる..
ヨンジュン&シゲッキーがヨソルを迎えに行く形で近づく..
3人で▽になってゆっくりと戻っていく..中央で3人が振り返る..
ヨンジュン&シゲッキーが先にパネル前で左右に消える..
ヨソルはゆっくりと進み..パネル前で両手を上下に広げポーズ..
ヨソルに当っていたスポットが消え..ヨソルも消える..
ジュンホの人間観察 れいんさん
ぼくはいつでもかえれるように、にもつはぜんぶまとめています
なのに、いっこうにまつりはおわりません
ぼくのたいないどけいでは、ここにきてからすでに2・3かげつはたっています
まつりがはじまるまでに1かげつ、まつりがはじまってから2かげつ…
そんなところでしょうか
おみせのほうは、かいてんきゅうぎょうちゅう…
そっちのほうもしんぱいです
ここのほてるのしゅくはくひも、たいへんながくになってないでしょうか…
だいたいまつりのまえとあとでは、みんなじんかくがかわってしまいました
まず、そくさん
あのひとは、まえは、なにかかげがあって、ちかよりがたい、
どちらかといえばしぶいひとだったのにいまじゃ、あれです
すひょくさんにめろめろで、はずかしいいしょうもきこなして
ふしぎなうごきのおどりもしています
すひょくさんとあんどれせんせいのおかげで、きっとなにかふっきれたのですね
そしてぎょんじんさん
あのひともたしかこわいひとでした
みんなにいじわるをいったりしたりしていたのに
いまじゃなきむしになってます
ぷろいしきはどーしちゃったのでしょう
どんじゅんさんは、かるめなこあくまけいだったのに
いまはたえるせつないけいになっちゃって、みんなのにんきをあつめています
すひょんさんも、どんじゅんさんにほねぬきになってたころとはちがって
いまは、おとなのいろけとほうようりょくで
みんなのはーとをわしづかみにしています。あみものこうかでしょうか
ぎょんびんさんも、さわやかなせいじゅんはだったのに
いまは、じょーねつけいになっちゃって、わかいせくしーさでみんなをとりこにしています
ちーふもくーるできれるひとだったのに、さいきんはつごうがわるくなると、
ぽやんとかわいくなったりして、みんなのしせんをひとりじめです
このひとだけはちがうとおもっていた、まじめでかぞくおもいのすはせんせいも
うるうるしためで、てじんさんをみつめています
まじめなひとがおもいつめるとけっこうだいたんになります
そのてじんさんも、すはせんせいとなかよくしていたかとおもえば
きゅうによそよそしくなったりしています
まえもいいましたが、そのへん、はっきりしてください
それから、すはせんせいにかみがたかえるように、あどばいすしてくださいね
てじゅんさんといなさんのかわりようは、いままでぼくも、くちすっぱくいっているので
しつこくいうのもなんですが、てじゅんさん…
ちょっとくらいは、いなさんにおきゅうをすえてもいいとおもいます
でも、くれぐれもほどほどにおねがいします
だいたい、このひとたちのへんかのせいで、ぼくはいえにかえれなくなっているようなきがします
まだまださきはながそうですね…
ぼく…はやくいえにかえって、やじゅうにへんしんしたいのに…
みんな、そこんとこちゃんとわかっているのかな
といいながら、ぼくもみんなのかんさつするの、けっこうたのしみなんですけどね。えへへ
不満 ぴかろん
ぶー
ぶーぶー
てじゅが冷たい…
すっごく冷たい…
いっちゅも俺が甘えた声出しただけで我慢できじゅにちゅってしちくりるのに…ちゅめた…ぐしゅっちゅめたいっぐしゅっ…
こぉやって泣いてても知らん顔すりゅ…ぐしゅっえっえっ…
こぉやって声なんか出して泣いたりしたら
「外へ出るか!」
って怖い顔すりゅ…
ろーして?ろーしてしょんなちゅめたいのりゃぐしゅえっえっ…
さっきからイナがうるさい
僕はファッションショーに夢中なのにうるさい
だから「しっ」とか「だまれ!」とか「外に出れば!」とか言ってやった
そしたら泣き出した
ああ!うっとおしい!
というのはホントはウソだ
ちょっとかわいそうなんだけど
とても楽しいフフフ…
ヤツめ、ちょろっと僕の秘密に勘付いてるようだ…
だからとっても不安そうな目をしているのだフフフ
ありっ…
それじゃ秘密じゃなくなっちゃうじゃん…気をつけなくちゃ…
それにしてもラブ君…
若いのにしっかりしているし思いやりもあるし色っぽい…
ギョンジン君やイナよりずっと大人で周りの事を考えている
というより周りの事を考えすぎて、自分を犠牲にしてしまうタイプだな…
少し僕と似ているかも…
彼も究極の『えむ』なのかも…
うーん…
僕の場合はイナという確定した恋人がいるからいいのだが
彼の場合、この『イナ』が『ギョンジン君』にちょっかいを出すからなぁ…ふうむむむ…
もう少し懲らしめてやるしかないか…
それにしてもラブ君は色っぽいし可愛いし綺麗だしキスも上手いし柔らかいし優しいし○○だって上手だろうし…うう…
はっ!いかん!
イナがますます泣き出した…
ふ…ふふ…
まあいいか…
思うのは自由だ
そうだろ!
てじゅがいやらしい目をして舞台を見ている
なんでいやらしい目をしているのかわからない
らって舞台ではマイケルとトファンのオヤジが歩いてるんだぜ!
なんであんなおっさんをそんないやらしい目で見てるんだよ!
頭おかしくなったのか?!
オマケに後ろの席のジュンホ君が俺に対してやけに厳しい…
なんかしらないけどてじゅと会話が通じてるし…
俺には何のことだかさっぱりわかんないぐしゅ…えっえっ…えっえっ…
ちょっと声を出して泣いたら…少し離れたとこに座っていたギョンビンが俺を睨みつけた
なんでお前まで俺を睨むの?!えっえっえっ…
「泣くなら外へ行け!」
ちゅめたい…
「そーですおんがくがせくしーなのにいなさんのなきごえできがそがれてこまります!」
ひどいっ…
「ちょっとすみませんけど、静かにしてくれませんか?!今狐の神経を落ち着かせてるんですから!
もし…もしも狐が勝手な行動をしたら…イナさんのせいですからねっ!」
しょ…しょんな…えっえっええっ…
みんなに責められて俺はもっと泣いてしまった…
しょしたらてじゅがこわい顔して俺の口をぐいっとふしゃいだの…手で…
ふひん…お口でふしゃいでくりぇたらしゅぐにだまりゅのに…
でも悔しいから手のひらを舐めてやった
あ…
反応アリふふん…
べーろべーろべーろべろ…
「…イナ…」
「はふ?」
「こうしてやる!」
ひどいっ!てじゅは手のひらを俺の顔になすりちゅけた!ひどいっ…
俺はもう悲しくて我慢できなくて席を立って外に出た
ふええええふえええ〜
なんで急にちゅめたくなったら〜あおおおんあおおおん…
ロビーのソファで突っ伏して泣いてたら俺の腕をぐいっと引き上げて涙を唇で掬い取るヤツがいた…
られ?
ギョンジン?
ソク?
られ?
「お前はホントに…」
はへん…てじゅ…
ああ…てじゅら…
きしゅしてくれるら…はふん…
「行くぞ!ファッションショーが見たいんだ!」
へ?きしゅは?
「ほら!立てよ」
「やら!」
「じゃあここで泣いてろ!」
「やらっ!」
「…また我儘…。いいか、僕はファッションショーを見たいのを我慢してここまで迎えに来てやったんだぞ!それを我儘放題…」
「ばかっ!きらい!」
「…」
「てじゅのばか!きらいらっぐしゅっ」
「…そ…じゃ…もうBHCに行かなくていいんだ…」
「ちがうっ!らめら!いくにゃ!」
「きらいなんだろ?」
「ちがうっしゅきにゃ!」
「気まぐれ・我儘」
「うっううっ…」
「じゃ、僕の言う事聞くか!」
「…へんなことじゃなきゃきく…」
「じゃあダメだな…」
「…」
「先に席に戻るぞ」
てじゅはさっさとホールの入り口に向かった
俺は慌てて追っかけててじゅの背中に抱きついた
てじゅがほんとにどっかへ行ってしまいそうで怖かった…
「言う事聞く?」
「…一応言ってみて…」
「フラフラするな!」
「…」
「無理だろ?」
「…」
「じゃあ、口でごにょごにょ!」
「…」
「無理だよな…」
「…」
「じゃああれだ…フラフラしてもいい。口でごにょごにょしなくてもいい。その代わり…僕にも浮気させろ!」
「やだ!」
「なんだその間髪を入れない返事は!」
「絶対ヤダ!」
「…我儘〜」
「…やだ…」
「ずるいぞ、お前は…」
「らって…らっててじゅ…れったい…ぐしゅぐしゅ…」
「絶対なんだよ…」
「れったい…」
浮気なんかしたら…きっと…止まんないもん…
きっと…俺の事なんか忘れちゃうもん…
蹲って泣いてたらてじゅがまた抱き起こしてくれた
そして…やっときしゅしてくりた…
「ば〜か…ちゅっ」
「ぐしゅぐしゅ…」
「こんな可愛い子を放り出して他の人に夢中になんかなれましぇんよ…んちゅっ」
「はう…」
「…お前がもーちっとサービスよかったらなぁ…」
はむはむちゅうちゅう…
はへん…やっぱてじゅのきしゅはしゃいこーなのら…
らって…おれ…てじゅにほれてるもん…はふん…
いじわるしゃれたあとのきしゅって…しゃいこうら…ひひんへへん…