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蜘蛛の巣誤送 ぴかろん

「あ、総支配人、忘れてたわ、さっきBHCの…」
「何っ?!BHC?!」
「…え・ええ、BHCのオーナーから郵便物が届いてたのでお部屋に置いておきました」
「…オーナーか…ありがとう。と…ころでチニ君…最近…イナ君とは…うまくいってるの?」
「あー、私が忙しいのを気遣ってくれてるのかしら、メール来ないんです
朝になったら会えるしね、ウフ」『昨日の夜出発メールのあと、来ないなあ…バスだから電波が届かないのね、きっと』
「…そう」
「何か大切な連絡でも?」
「いや…郵便物を見てくる」
「…変な総支配人。そだ、メールしてみよっと」

『りす君へ
忙しくてなかなかメールできなくてごめんね。すごい人数よ。でも私が見た中ではBHCの皆さんがダントツに素敵
…その中でも…やっぱりリス君は…イ・チ・バ・ン(^o^)
あと何時間したら会えるのかな〜今、どこら辺走ってるのかな?
あ〜待ち遠しいな…(ちょっとパパがジャマだけどね)
あっ呼ばれちゃった。行くね
朝が待ち遠しいあなたのバンビより』

♪小鹿のバンビ

「…」
「イナ…チニさんからじゃないのか?」
「…見る勇気がない…」
「大丈夫だ。話し合えば…」
「…」
「どれ、僕が見てやる」
「…」
「むっ…これは」『突き放したかと思えば手繰り寄せる…なんて性悪な手口…』
「…なんて書いてある?」
「い…いや…その…」
「貸せ!…え?…こ…これは…えへっ」
『…えへ?…いかん、完璧に騙されている…』「イナ、返事は僕が書いてやる」
「え?でもいつものバン…チニさんに戻った…あっ」

『チニさん
貴方はどういう人なんだろう?
僕にはわからない
何もかも…

明日の朝、』

「バカミンチョル!返せっ」
「あっこらっ送信しちゃったじゃないか!」
「なにいっ?!」

「?」
「チニ君、どうした?顔色が悪いぞ」
「えっ…ええ…イナさんのメール、様子が変なんです…」
「チ…チニ君」『いかん…涙ぐんでる…』「あっ…チニ君!(走り去るチニ)…困ったなぁ…」

『イナさん、貴方のせいで泣いている人がいる事をご存知ですか?
私にとっても大切なパートナーです!
惑わせるようなメールはやめて、話し合いましょう!』

「イナ…さっきまで笑ってたのに、また泣いて…」
「お前が変なメールするからっ…」

『バンビちゃん…ごめん、どうしてもこう呼びかけてしまう…
一体僕の何がいけないんだろう…一晩のうちに、君の気持ちがこんなにも変るなんて…
あの日、温泉で話したよね?将来の夢とか…
あれは…嘘だったの?

明日の朝、君の顔を見るのがつらいよ…
でも…ちゃんと話しよう…そうしないと…』

「温泉?ああ…事業運営について、チニ君と3人で語り合ったな。えっ?まさかその頃からイナさんは僕を?」

『あの日の事を持ち出すのは卑怯です
あの日はお酒も入っていたし…
…こんな事メールでやりとりしていても仕方がない
朝、ちゃんと話しましょう!』

「イナ…もうすぐ着く。ちゃんと話し合え!何かの誤解だ!」
「うっううっ」
「ほら、ホテルが見えてきた!」
「いやだっ」

チッ「チニ君!BHCの皆さん、もうすぐ到着だ」
チッ「すみません…少し時間をください…」
チッ「…そうか…では30分したら○○室に来てくれ」
チッ「…はい…」

「許せん!イナさん!チニ君を弄ぶなんて!」

「お前の一人相撲だったにしても、ちゃんと思いを伝えて、そして終りにしろ!さあついた!…お世話になりますハン総支配人」
「こちらこそ。イナさん、こちらの部屋へどうぞ」
「嫌だあっ」


スパイラル  足バンさん

ハン総支配人:どうぞ
イナ:いや、あの、立ったままでいいです
ミンチョル:僕はちょっとはずそう。では外で待っている

ハン:さて、イナ君。単刀直入に申し上げます。チニ君を泣かせることは私が許さない
イナ:なんでテジュンさんが…
ハン:私の説明が必要ですか?
イナ:あの…チニさんは?
ハン:あとで来ます。その前に私たちのことをはっきりさせましょう
イナ:あの…なぜそんなにチニさんのことを?まさかテジュンさん…
ハン:あなたはチニさんを幸せにできると?
イナ:テジュンさん…
ハン:大変失礼だとは思いましたが、あなたのことを少し調べさせていただきました
  「オールイン」全24話。ざっと拝見しました
イナ:ちょっと、テジュンさん…
ハン:そしてここに編集音声テープがある

キュルルル
あーして、こーして、こんなんで、あれや、これや…
ハン:そしてこの辺りです
  「スヨンを想うと爆発しそうだ」
イナ:それは…
  「お前だけは、俺の人生の巻沿いにしたくなかった」

イナ:だ、誰です!こんなもの編集したのは!
ハン:チョンウォン君といいましたか。名刺をいただいていた
   あなたのことで何かお聞きできるかと連絡をしたら、急遽送られてきました
   そしてこんなセリフも…
イナ:もういいです!こんなものがなんだって言うんです!

廊下にてー
ミンチョル:あ、チニさん、今中で総支配人とイナが…
チニ:わかっています
ミン:ちょっと待って
ドアに耳を近づけて中の様子をうかがう2人

「二度とおまえを悲しませたりしない。二度とおまえを1人にしたりしない」
「誘ってみろよ」「今日なら落ちるかもしれないぞ」

チニ:!!
ミン:え!

無言でテープデッキを止めようとするイナ
ハン:なにするんです!やめて下さい!

イナ:やめない!僕がどんな気持ちかわかりますか!
ハン:そんなことでチニ君を本当に幸せにできるって言うんですか!うわ!あぶな…

チニ:やめてー! バターン!

部屋に駆け込むチニとミンチョル
テーブルの上で総支配人に覆いかぶさるように掴みかかっているイナ

ミン:イナ、お前…
チニ:イナさん、そんな。そんなことって!いやぁぁー! ドタドタバタン
イナ:チニさん!チニさん!な…
ミン:お前いったい何してるんだ!
イナ:なにって…ひく、ひっく僕は…ひっく
ミン:テジュンさん、話してくれますね
ハン:はぁはぁ…いいでしょう。とにかく最初に…待って下さい、ええと、こんなメールをイナ君にもらって…
ミン:なんだこれは。イナ、お前テジュンさんにこんなもの送ったのか?
イナ:え、ひっく、ひっく、え、な、なんでこれがテジュンさんの携帯に?
ハン:え?

スッパァーーーン!

イナ:イテェ!痛えな!なにすんだ!ミンチョル!
ミン:ばか!お前のオオマヌケでこんなことになったんだ!
イナ:なんでだよぉ…

「ピー 総支配人、問題が起きました!」チッ
ハン:どうした。 チッ
「男組様が毛布の数でもめて、中庭で喧嘩を始めました」チッ
「あと何者かが会場に忍び込んで盗聴マイクを仕掛けたもよう」チッ
「またトファン様以下数名が練習用のお部屋をご希望、それと…
ハン:わかった!今行く! チッ

ハン:申し訳ないがこの件はのちほど
ミン:こちらこそご迷惑をかけました
イナ:え、えぇ…ひっく、ひっく、うぅひっく、
ミン:もう泣くな!


氷解 ぴかろん

「イナ、とにかくチニさんを捜してちゃんと説明しろ」
「ひっくひっく…チニさん…」

「総支配人、トファン様のお部屋、御用意できましたが、ビデオ機器も貸せとうるさくて…」
「トファン様というと、ピーター様のいらっしゃる団体だな?すぐ御用意しろ」
『全く…ミンチョル君はイナさん『ドキン』のオオマヌケのせいでと言ったが…何のことだ?
それにチニ君『ズキッ』にあんな場面を見られて…はっ!』

「総支配人…」
「チニ…君…」
「いつからイナさんと…」
「…」
「私、私…」
「わかった。正直に話そう。実は昨夜急にこんなメールが来て…」
「え?イナさんから?…え?これ…総支配人に?!」
「そうなんだ。突然バンビちゃんと呼ばれ、僕もとまどった」
「…すみませんが、メールのやりとり、見せていただいてもいいですか?いいですよねぇっ!」
「あっチニく…」『…ったく…背も高いけど力も強いんだから…』
「…。…フフ…フハハ…そういうことだったのね…」
「チニ君?」『笑顔が戻った』
「もおっ…いやだわイナさんったらウフフ」
「何がウフフなんだね?」
「とにかく、大丈夫です。誤解ですわ」
「え?」
「心配しないで。イナさんには私からちゃんと説明します。総支配人にちょっかいかけないように言っておきます♪」
「あっチニく…僕には何がなんだかさっぱりわからない…」
チッ「総支配人!男組様が、毛布をめぐって大変なことに…!」
「わかった。すぐに行く」

「ひっくひっくチ二さん…チニさあああん…あっ」

突然目隠しされるイナ

「だっ…誰?」『まさかハン・テジュン?』
「だぁれだっ」
「チ…チニさ…」
「あら…涙が溢れちゃってる…」
「だって…だって…ひっくひっく」
「泣かないで…全てわかったわ。りす君ったら慌てんぼさん♪」
「えっえっ…」
「演歌さんと私のメルアド間違えるなんて…もう!」
「え?間違える?」
「あら?まだ気づいてないの?…これこれこうでこうだったのよ」
「え?でもアドレスが…あっ!最後のhとcが違ってた!」

「たまたま似たアドレスだったのね。もうっ」
「でも…チニさんのメルアドは、ちゃんと『マイスゥイートダーリンバンビちゃん』って登録してあるのに…そうだ…そういえば…
メルアド変えたのかなって思い込んで僕…僕…ひっくひっく」
「泣かないで。ヨシヨシ」
『ハ…ハグだっ…ハグしちゃった…いや、されちゃった…』

「…」
「ちーふ、どうしたんですか?」
「イナ、よかったな。どう見ても抱きしめられているようにしか見えんが」
「いなさん、はぐされてますね。あのじょせいはせがたかいですね」
「シッ、ジュンホ君、イナの前でその事は言うなよ。せっかく幸せを掴んだ…いや、掴みかけているのだからな。しかしこんな目立つ場所で…
スンドン会長にみつかったらどうする気だ…」
「すんどんかいちょう、どこいったんでしょう…」
「とにかく部屋に荷物を運ぼう。僕は総支配人と打ち合わせしてくるよ」
「はい」

「チニさん…こんなドジな僕だけど…いいの?」
「うふっかぁわいい?」
「えへっ…あ…テジュンさんにもちゃんと説明しなきゃな…」
「総支配人…きっと勘違いしたまんまよねぇ」
「…どうしよう…」
「ほっときましょ」
「え?いいの?」
「いいの!私達の誤解は溶けたんだもの…」
「チニさん…」
「それより、パパは来てないのかしら?」
「いや、一緒のバスだったよ」
「おかしいわね、目立つはずなのに…」

「会長、マイキー、今から素敵なショーを見せるわ。BHCのオーナーが参考にしろって。世界二位の物ですって」


接触 パート3 オリーさん

「イ・ミンチョルさんですね」「え?」
「シッ。振り向かないで、そのままで聞いてください」「誰?」
「ミンと言います。BHCのメンバーを守るようにと指令を受けてきました」
「僕らを守る?何から?」
「わかりません、が今回の企画には様々な所から色々な面子が集まってます。何が起きても不思議ではない。現にあちこちで盗聴器が見つかってます」
「僕たちの護衛?」
「はい。ゆくゆくはBHCに行くように言われていますが、今はみなさんを守るようにと」
「どこから来たの?」
「それは言えませんが、北の方から」
「もしかして、空軍にいたことがあるあの君?」
「そうです。正義感から空軍を首になった…」
「ああ、ファイルは見たよ。いつからここへ?」
「皆さんの後をついてきました。ここに来るまでは安全でしたが、ホテルの中はまだすべてチェックしていません」
「でもミン君、そのロングコートとサングラスはかなり目立つよ」
「そうですか」
「マフラーの巻き方も、ミニョン君とタメを張れそうだ。すぐホストでいける」
「…ただ北の方の任務が途中なので」
「これからホテルの総支配人と打ち合わせなんだ」
「彼は大丈夫です。問題は外部から来ている人間です」
「テジュンさんは友達だから大丈夫。危険と言っても撃たれるとかそういう事ではないだろう?」
「銃撃戦にはならないと思いますが、外で野営をしている団体にはあまり近づかないように。統率のとれていない集団のようです」
「わかった。君は祭の間、ずっといてくれるの?」
「わかりません。指令があればすぐ戻らないと。でもピョートルはどこかにいるはずです。彼は信頼できます。mayoさんに張り付いているのかもしれない…」
「ピョートル?」
「友人でチェチェンマフィアです。アナスターシャとも親しい」
「アナスターシャ?」
「個人的な事でした、忘れてください」
「ミン君」「ギョンビンと呼んでください」
「ではギョンビン、ホストクラブのチーフとして言うが、君はかなりイケテル。護衛はそのピョートルとやらにまかせて、君の祭に参加したらどう?」
「ミンチョルさん…」「何?」
「視線を僕に向けないようにして下さい。あなたの視線は武器になります」「え?」
「あまり見つめられると、僕は任務に支障をきたすかもしれない」
「この間、バージョンアップしたからね。ふっ」
「あなたの武器は客に対して使うようにしないと。仲間に使うと危険です
武器の確保は重要ですが、その使い方もまた重要です。課長の教えです」
「ギョンビンの上司はその課長さん?」
「北にいる時は。ここに来たらあなたの指示に従えと言われてます」
「そう、じゃ指示しよう。僕と一緒に打ち合わせだ。そして君も祭に参加だ」
「護衛は?」
「ピョートルとやらに任せよう。ギョンビン、君はBHCにとって新しい武器になる。さっ、行こう」


準備 妄想省家政婦mayoさん

「隊長〜毛布が全然足りません〜」
「各自の分はあるだろうが」
「この人数ではとても…」
「あの…追加の毛布を用意いたしますが…」
「ハン支配人、それには及ばない…第3中隊!それと救護班はここに残れ。あとの者は店に戻って待機!」
「了解!」
「申し訳ございません…人数を把握できなかったこちらの落ち度でございます」
「いや、あまりにも人数が多い。俺も収拾がつかなくて困ってたんだ」
「では…お戻りの方にはチジミのお持ち帰りを、こちらにお残りの方にはプルコギをご用意させて頂きます」
「申し訳ない…あいつらは武器がないと何もできないんだ。ところでBHCは到着したのか?」
「はい。先ほどもお聞きになってましたが…ドンゴン様、どなたかお知り合いでも?」
「ん……BHCの<闇夜のカラス>を知ってるか?」
「<闇夜のカラス>とは…BHCのショーの一部でしょうか?」(視察ではそんなショーはなかったが…)
「あんたも知らないのか…」
「はい…申し訳ございません…」(カラス…黒…カラス…見たような見ないような…)

「チニさん、会長がお着きになったのでお部屋の方にお通しておいたよ」
「祭りのついでに大事な商談も済ませたいからとおっしゃるから部屋を別に用意した」
「…また江南あたりの不動産取引の話かしら…」
「そういえばいつもの秘書の方とは違っていたな…」
「オ支配人、秘書はどんな方でした?」
「あぁ…背は僕と同じくらいだが…顔の造作がかなり濃いんだ…目も鼻も僕の2倍あるな」
「そう…聞いたことないわねぁ…」
 
♪ぴろりろぉ〜ぴろりろろぉ〜♪(志村けん:カラスの勝手でしょう??)

##無事に部屋に入れましたか?
さっきのブツの中に『リマリオダンス』VTR入れてあります
ピュートルさん!これはマツケン踊りと融合させなければなりません!!
ポイントは右手の指!!^_^..では…後ほど…

「誰のメールだ」
「おとうさん、まよぴーです」
「しかし…お前のその着信音は何だ?」
「あ、これは僕の好きな日本の『志村けん』の曲ですよ」
「『志村けん』?」
「僕が彼のファンでVTRを全部持ってるって話したら、まよぴーが曲を転送してくれました(^_^)v」
「そうか。で、何と言ってきた」
「(テープを取り出す)これを僕たちに見るようにと…マツケン踊りと融合すべきと…」
「『リマリオダンス』?」

〜テープを見る:ユリ・ピョー親子
「お、お、お前より濃いぞっ!こやつは…」
「…おとうさん!…僕のほうが顔は小さいですよ。まよぴーの話ではポイントは右手の指だと…」

〜画面凝視:ユリ・ピョー親子〜
「う〜む…これは…これはお前がやれ!わしと一緒に踊るんじゃ」
「おとうさん!クールな僕にはできません」
「何を言っておる。この踊りは濃い顔のお前にしか出来ない。すぐ覚えろ!時間がないぞ!」
「おとうさん…@@」

++まよぴーが余計な事してくれて…僕も踊るハメになっちゃいそうだ。どうしてくれる!
##あはっは…是非見たいです!ロン毛の付け毛も荷物に入ってるよん!頑張って!!

「エ〜ィ…付け毛は…しんっと…これか…イケてる?…あっマズイ…俺、その気になってる…し」
 

資料検討  ぴかろん

「こ…これはなんとすごい舞台じゃ」
「ねぇっこの子カワイイでしょ?華奢なのに筋肉は程よくついてて…」
「うーむ『オールイン』にホ○トとして連れてきたら、間違いなくNo,1ですねぇ」
「でもこの子はダメなんだって、お姉様が言ってた。ここの社長が手放さないらしいわ」
「そりゃそうじゃろう…すたあのようじゃから」
「それより、ほら、これ」
「おおっ宙づりじゃ」
「このきらびやかな衣装、マツケンとはまた違う…」
「おおおっ火まで使っておる!」
「ワイルドさを演出しておりますね!こ…これは?」
「これはイリュージョンよ」
「…なんでもアリの舞台ですねえ…」
「そうなの!まさにこのホ○ト祭にふさわしくない?」
「あ…ここで切れた」
「私達にはこのあたりを参考にしろって事らしいわ」

「忙しい…イナさん『ドキッ』の事もちゃんと片付いてないのに、この上何の資料を見なくてはならないのか…」

BHCオーナーからの資料VTRを見る総支配人

「おおおっこれは!素晴らしい!さっそくMUSAの方々に提案しよう!
…ほおお、この群舞などは、ちょっと統率が取れているかどうかわからないけど男組の皆さんにやってもらうといいかも…」
「総支配人、何してるんですか?」
「チ・チニ君…いや、資料だよ…」
「バンビちゃんはお仕事中なんだろ?邪魔しちゃダメだよ」
「えっ?…イ…イナさん」『バンビちゃん?』
「そうね。じゃ、行きましょうかウフフ」
「ちょっ…と待ってくださいイナ…いえ…リス君」
『ほらね、ひっかかったわよ』
『チニさん、いいのかな、純真な総支配人をからかって…』
『いいのよ。たまには…フフッ』
「あ…りす…君、ミンチョルさんにここに来てもらうよう伝えてくれませんか?」
「…そんな、バンビちゃんとリス君の間柄なのに、敬語はやめてくださいよ…」『チニさん、これでいい?』
『バッチリよ!見て、総支配人の泳ぐ瞳を…これが見たかったの!』
『ほんとだ。BHCのメンバー以外でも瞳が泳ぐんだ?』
「何をゴソゴソ言ってるんです…のかな?じゃあ…ミンチョルさんにすぐ来てほしいって言ってくれる?」
「いいよバンビちゃん。じゃあ行こうかチニさん♪」

「…バンビちゃん?チニ君の前で僕をバンビちゃんと?と言う事は…やはり僕の誤解?ただの友達ということでいいのか?
…イナさ…いや、りす君。一体君と言う人は…」

テレビには階段落ちのシーンが映っている…
コンコン

「はい、ああ、MUSAの方々、さあどうぞ」
「…」
「ヨソル、あれは電影箱じゃ、現実ではないぞ。失礼、何やらあそこに殺陣の模様が映っておるが…」
「はい、あれは劇でして、実は皆さんに舞台であのような事をやって頂ければと…もちろん刀は竹光で…」
「偽者の刀ですな」
「…!」
「槍遣いもいる!だと?」
「…!」
「階段から転げた!だと?あれをやりたい?あの青年には負けたくない?ヨソル…。しかし、殺陣だけでは我等の意外性が見せられぬ」
「はい、そう思いまして男組の方々とともにこのような」
「ふむ、全員で太鼓を打ち鳴らすのか?」
「…」
「太鼓などはやりたくない?…ヨソル、あの青年は太鼓も叩いておるが…ん?負けたくない?やる?」
「ではそのような方向で…」
「よし!わかったぞ」


ボディーガード オリーさん

「ミンチョル君」
「え?」
「ハッ!!」
『ミン君、彼は知り合いだ。コート内ポケットの硬い物から手を離して!』
『了解!』
『よく手荷物検査に引っかからずに持ち込めたな』
『プロですから』
「何、2人でごそごそ言ってるんですか」
「や、やあ、ミニョン君、久しぶり」
「こちらこそ。そちらは?」
「ウチの新人で、ミンと言います。着いたばかりで勝手がわからなくて、失礼した」
「ミン君、コートにマフラー、僕に対抗してるの?」
「は?」
「ミニョン君、ミンは軟弱、いやソフト路線じゃなく硬派だから気にしないで」
「たしかに僕より地味ですね」
「職業上目立っては困るんです」
「え?」
「何でもない。ミニョン君、何か?」
「実はユジンの事でお話が」
「ユジンさん?」
「そう、最近おタクに行ってると聞きました」
「そうね、ここんとこよく見えてる。スヒョンを贔屓にしてもらってる」
「スヒョンさん?で店の外にまで連れ出していると聞きましたが」
「誰がそれを?」
「ソンジュ君とかいう軽いノリの若造…御曹司、友達だそうですね」
「彼は知り合いだが友達とではない」『あのおしゃべりめ!』
「困るんです。ユジンがホストクラブに出入りしてるなんて」
「どうして?」
「僕と会ってくれない、じゃなくてポラリスのブランドに傷がつく」
「ほお」
「僕の女性に手を出すなんて規則違反です」
「ハハ、そんな規則があったなんて初耳だ」
「彼女の清らかなイメージにもよくない」
「そう言われても、来るンだから仕方がない」
「断わってください」
「できないな」
「何ですって?」
「大人の女性が自分から来てるんだ。来てくれた以上こちらも商売でね」
「ユジンの清純なイメージが崩れたら責任とってくれますか?」
「それは君とユジンさんの問題だ。ポラリスのブランドが大事なら、僕とではなく彼女と話をすべきでは?」
「相変わらず強気ですね」
「スヒョンが無理矢理連れ込んでいるなら話は別だが」『何がブランドだ。ヨンスなんか鈍感でアヒル泣きとか言われてるんだぞ』
「そうですか、仕方ありません。スヒョンさんとやらに直接交渉しましょう」
「口出しはしないでもらいたい。おたくとウチとでは方針が違う。スヒョンと話しても同じだ。じゃ約束があるので失礼」

「見事な交渉です、ミンチョルさん」
「そう?スヒョンも今は編物とドンジュンに夢中だからユジンさんどころではないと思うが」
「編物とドンジュン??」
「それよりミン君、誰かが僕に話しかける度に、例の物に手をかけるのはやめた方がいい」
「すみません、長年の習性で。ギョンビンと呼んでください。それと僕をあまり見つめないで」


応援  妄想省家政婦mayoさん

♪おならおならあじゅおな〜かならかならあじゅかな〜♪(チャングムのテーマ)

##ピュートルさんほどの濃い顔ではありませんが…応援の手配をしました。まもなく到着します。衣装も持たせました
 黒蜘蛛はマスクの扮装に時間がかかりますので、少しお時間を下さい。[白夜倶楽部]資料はホテル側が受け取ったとの由
 もぐりではございません。どうぞ思いっきりステージでお弾け下さい(^_^)
 なお、ギョンビンさんがBHCの警護に付いた模様…祭りに参加の可能性大

「おとうさんこそ、何です?その着信音は…」
「わしもあらゆる髪型であちこちに出没する…今はチャングムが旬だ。お前も歌うか?」
「旬なら白夜にするべきでしょうに…メールはまよぴーですか?」
「うむ…さすが手回しがいいな…応援の2人が来る。[白夜倶楽部]として出るぞ!お前も腹を決めろ!」
「おとうさん…もう諦めてますよ…おとうさんには逆らえないのをご存知でしょう…」

「失礼します…[白夜倶楽部]はこちらでしょうか…」
「そうですが…あなたたちは…」
「チソクです」「ヨンジュンです」「「よろしくお願いします」」
「おぉ…来たか」
「お話は聞きました。歌も踊りもまかせてください」
「チソク君はミュージカルでステージ慣れしておろう。頼むよ」
「はい。お任せください。あ、ヨンジュンはコメディアンもやってました」
「お笑い大賞もとったそうじゃな」
「はい…でも妻は病気でした…そして僕だけ残されラストクリスマスになってしまいました」

「そうだったな…黒蜘蛛は遅れると聞いたが…」
「はい。先輩は『俺はカリスマと呼ばれる黒蜘蛛だ。中途半端な仕事はしない。いつもと違う自分を見せる』と言ってましたが」
「ふん!どんな扮装するんだ??どうせ喋らないじゃないか…もったいつけて…」
「あ、ピュートルさん、これを預かってきましたが…」
「ん?あぁ…衣装ね…付け毛もある?」
「ちょっとまってください…あ、ありました。ストレートとカールとありますけど…」
「うん。2バージョンあるんだ。好きな方選んで。じゃ…少し練習しよう」「はいっ」
「ピュートル、ギョンビン君がBHCの護衛に付いたようだが…」
「え?BHCですか…おとうさん…彼はBHC護衛はしない…いや、出来ないでしょう」
「なぜだ?」
「あそこのチーフはなかなかのやり手です。ギョンビン君をただの護衛に付かせるはずがない」
「では…まよぴーの方はどうする…危険ではないか」
「そこまで読んでますよ。彼女は。だから姿を見せないんですよ」
「そうか…何もないといいんだが…」


繁忙時の悪戯 ぴかろん

「MUSAの方々は納得してくださったようだし、あとは男組の方々の群舞…それからBHCの方々『ズキドキ』の…」

チッ「はい、ハンです。何?トファン様が宙づり用ワイヤー、イリュージョンセットを用意しろと?以前頼まれたマツケンサンバの衣装は?それも使う?
前に本人に言っておいたが、他にも多くのパフォーマンスがあるから一組10分以内の演目となっていると、あの方々は解ってるのか?承知してる?
そうか…仕方ない、至急手配すると伝えてくれ」『…やっかいだな…』

「…忙しそうだよ辞めようよ」
「ダメ!言う事聞くって言ったでしょ?」
「でも」
「トコリンが間違えるからイケナイんじゃない!間違えなかったらこんな事になんなかったもん!」
「だぁってぇピコリンだと思い込んでたんだもん!」

『トコリン?そしてピコリン?』「なんだ、チニ君とイナ…りす君…」
『ほらぁ!「りす君」使えなくなったのはトコリンのせいなんだからね!』
『でもピコリン?、演歌さん、カワイソくない?』
「あの…二人で何をゴソゴソと?」
「あ…いや、ミンチョルの替りに僕がショーの話、バンビ…ちゃんから聞こうかなって」『これでいいの?ピコリン』
『いいわ』
「…そうですか。私もイ…リス君に聞きたいことがある」
「何ですか?」
『ダメ!もっと親しげに!』
「な…なぁに?バンビちゃん」
「それです。なぜ…私がバンビちゃんなのでしょうか…そしてなぜ貴方はりす君?」
「そ…それは…バンビちゃんの目が大きくて可愛いからだよ」
『どきっ』「…では貴方はなぜりす君?」
「えと…なんだっけピコ…チニさん」

「歯」
「え?」
「歯が大きいから!」
「…だそうですイテッ」『ピコリンつねらないでよぉ』
『だそうですなんて言ったら私がりす君ってつけたみたいじゃない』
『だってそぉじゃんかぁ?』
『甘えないで!演歌さんが疑ってる!』
「…歯が…大きいからです」

「なぜ私にその名前でメールを?」
「…」『ピコリン、どうしよう』
『思わせぶりな事言うのよ、得意でしょ?』
「…わからない?」『これでいい?』
『ナイスね』
「…それは、あの、私に対して特別に親しみを込めているという事でしょうか?」
「…まあね」
「…の感情は…友情ですか?」
「…バンビちゃんの感じたまま受け止めてくれればいい」
「はうっ…」
『ピコリンどうすんのさ、顔面蒼白になっちゃったよ』
『目がさ迷ってるぅ〜♪』
『ピコリン楽しそうだね…』

「総支配人、御気分が悪そうですわ」
「ああ…すまない、少し横になりたい…」
「まあ大変。トコ…イナさん、総支配人を助けてあげて」
「バンビちゃん大丈夫?僕の肩に掴まんなよ」
「あ…いや、いいよりす君…頼むからそんなに僕の目を覗き込まないで…」
「ホントに大丈夫?」
「りす君、悪いが僕は友情しか感じていない…それだけはハッキリさせたい!」
「…バンビちゃん…」
「例えりす君を傷つけたとしても…」
「バンビちゃん、僕も友情しか感じてないけど…」
「え?」
「わからなかった?」
「え?ええ?」
「やだな、他に何を感じるわけ?」
「…す…すまないが一人にしてください」

「…演歌さん大丈夫かなあ」
「大丈夫よ。大体演歌さんだって、あのメールが自分宛だなんて勘違いするのがおかしいのよ!」
「…もういいかな?ピコリン」
「仕方ないわね、許してあげるわトコリン」
「えへっ」「うふっ」


混乱続き  足バンさん

ミンチョル:イナ!今までどこにいた!本番に向けていろいろ準備があるんだ、少しはこちらに気をまわせ!
イナ:ごめん、ピコリンが…
ミン:ピコ?
イナ:いや、なんでもない!
  それよりさっきいたのポラリスのミニョンさんじゃない?なんの用?
ミン:いや、ユジンさんをうちの店に近づけるなと
イナ:なに?いちゃもんつけてきたの?
  ドンジュンと一緒に車にでも乗せちゃえば?面白そうじゃない?
ミン:これ以上ややこしいこと言うな。それからあの隅で目立たないように目立っているギョンビン君だが
  一歩間違うとあぶない。注意していてくれ
イナ:忙しいなぁ?!全然自由時間ないのかな
ミン:チニさんも忙しいんだ。終わってからにしろ

ハン総支配人:はぁ…(ズキン…ズキン…)
ソンジュ:やあ!総支配人!お疲れですね!
ハン :は、ソンジュ様。お待ちしておりました
ソンジュ:ロイヤルとれなかったって?僕はいつも最高の部屋にしか泊まらないんだけど
ハン :申し訳ございません。今回はイベントの…
ソンジュ:わーかってるって!で、会場に女性は入っちゃいけないの?内緒でチョンソ連れてっちゃだめかな
ハン :申し訳ございませんが今回の趣旨をご理解い…
ソンジュ:わーかった!OK!テファ、どうする?やっぱり男ばっかりだって
テファ:…
ソンジュ:お前は少しホストの研究した方がいいな。BHCの誰かについてもらおうかな
ハン :あ、え?び、BHC?(ドキン!)

ソンジュ:まぁいいや。じゃよろしく総支配人!
ハン :はい。どうぞお楽しみ下さい(ドキン、ドキン)

ジッ「総支配人!至急来て下さい!」チッ
ハン:どうした! チッ
「男組様が中庭に塹壕を掘っていらっしゃいます!」チッ
ハン:ざん…わかったすぐ行く…(はぁ…) チッ

チン:ヨソル、どうした?
ヨソル:…
チン:おお、あちらはたしか男組とやらのドンゴン殿だ
  なに、睨んでいるわけではない。男組は皆あのような目をしておるなに?
ヨソル:…
チン:なにか通じるものがある?話してみたい?わたし抜きで話せるのか?
将軍:さっきから何をごちゃごちゃ話している!
  おい、チン、さきほど黒蜘蛛という怪しい名を耳にした。知っておるか?
チン:はて?存じませぬが
将軍:刺客やもしれん。用心しろ
チン:将軍、ではそろそろそのチビTをお着替えになった方がよろしいかと
将軍:そうか?慣れれば動きやすいが
  さきほどアイドルと間違えられてサインを求められたぞ。「魂」と一筆したためておいた
チン:あまり目立つ行動はお慎しみくだされ!
将軍:ふん


ボディガード パート2 オリーさん

「テジュンさん遅くなりました」
「やあミンチョルさん」
「顔が赤いですけど」
「りす君と…いや、何でもないんです」
「でお話とは?」
「そうでした。おかけください。おや、そちらの方は?」
「新人のミンです」
「ギョンビンです。よろしく」
「支配人のハンです。また新しいタイプの方ですね」
「彼は諜報活動に携わってます。それが片付き次第ウチへ出ます。あっと、これは内密に」
「どおりで孤高の雰囲気があります」
「でしょう。いいホストになります」
「頼もしい新人ですね。ただ…」
「ただ?」
「ちょっと心に傷をお持ちのようだ」
「ミン君、彼は君の心の傷に気がついたみたいだよ」
「修行が足りません。一見で読まれてしまうとは」
「君のせいじゃない。テジュンさんの才能さ。で?」
「はい、祭の準備は進んでいます。広間と広間をぶち抜いて大きな会場にします。中央に大きなステージ。階段を作れというリクエストもあります
各クラブの出店をステージの両脇に設置します。お客はステージとクラブと両方同時に楽しめるしくみです」
「大掛かりですね」
「予想以上の反響です。でお願いですがオープニングセレモニーで挨拶していただきたいのです」
「それはBHCの代表、それとも参加クラブすべての代表?」
「参加クラブすべての代表です」
「それは…」
「無理でしょうか?あなたなら挨拶はお手の物だと思いまして」
「もちろんできますが、問題があります。参加者も多い中、僕が代表となると…」
「他店の目がきびしいですか?」
「いい人がいます。MUSAの中にソンギ先生をお見かけしました。先生なら文句は出ないでしょう。ミニョン君も男組も何も言えないはずです」
「経験も実績も十分だと言う事ですね」
「今はMUSAを軌道に乗せるため家来の振りをしていますが、ホストの草分け的存在ですから」
「なるほど。お願いしてみます。ありがとうございます」
「ところでミン君の部屋をお願いします」
「シングル一部屋追加ですね」
「僕と一緒にしてください」
「ではツインに変更いたしましょう」
「ダブルにしてください」
「ダブル!!」
「テジュンさん?また顔が赤いですょ」
「ミンチョルさん、ダブルですか?」
「そうだよ、ミン君、何か不都合?」
「そういうわけでは…」
「一緒の方がより安全だ」
「ミンチョルさんもイナさんも、もしかして…」
「イナが何か?」
「い、いえ。何でもありません。で、ではダブルをご、ご用意いたしますので」
「テジュンさん大丈夫ですか?真っ赤ですよ」
「だ、大丈夫です。で、では後ほど、し、失礼」
「忙しいな、テジュンさん」
「誤解しましたよ」
「誤解?」
「ダブルですよ、部屋の件」
「ミン君、だったら誤解じゃないよ。正解だ」
「!!!」


傍聴   妄想省家政婦mayoさん

「うわぁ〜ソッキュ〜やっぱ高級ホテルはちがうなぁ…種類が多いよ…」
「ガンボ…ケーキ…食いすぎだぞ…」
「お前と北のスパイを捜す時は…頑張って痩せたんだ。食いたいくらい食わせろ」
「確かにあの時は痩せてたな…追憶では走るのが重そうだったぞ!」
「うるさい!あの時は太れと言われた。南極でまた痩せた。床屋をやってまた太った」
「風船みたいな奴だな…」
「ふん!おっ!見てみろよ…奴等…塹壕掘ってるぜ」
「アイゥ〜なに考えてるんだ…お、ドンゴンが目ん玉ひん剥いて走ってきた」
「ヒョンジンが殴られた…怖ぇぇっ〜よ」
「支配人走ってきたよ…@@が泳いでる」
「ひひ…ドンゴン…平謝り…」
「また元に戻すようだ…今度は何をするんだ…」
「敷地のごみひろいとかさぁ…落ち葉掃きとかさぁ…いろいろあるじゃん…なぁ…」
「ガンボ…ドンゴンに背の高いのが近づいたぞ…怪しくないか?あいつ…」
「……おい!…あの2人…見てみろ…」
「睨み合ってる〜」
「いや…話をしているぜ」
「でも…口が動いてない」
「…でも…喋ってる」
「エ〜ィ…目で会話できるかぁ?」
「俺らには無理だ。目が小さいからな」
「ちっ!悔しいがその通りだ」

「…@@」…「黒蜘蛛」を知ってるか?刺客らしい〜
「@@…」…「闇夜のカラス」を見たら知らせろ?新種のカラスか〜
「…@@」…油断するな?…わかった
「@@…」…黒ずくめを捕まえろ?わかった


練習  ぴかろん

「見て、あれがMUSA、どうやら殺陣と階段落ちを練習してる」
「階段落ち?」
「そうよ、てっぺんからゴロゴロって落ちるの。大迫力よ。さっき見せたビデオのあの子がやったの…」
「わしらのビデオにはその場面はなかったようじゃが」
「それは危険だからよ」
「そうか、危険な事は若者に任せるということか…でも私とて若者のつもりでしたがなぁ」
「マイキーは、若者じゃよ」
「でもマイキーに階段落ちは似合わなくてよ」
「やはり宙を舞うべきですな?」
「そう、私達は三人で宙を舞い、天使となるのよ!」
「おお」
「素晴らしい…」

「ヨソル!もう少し横になった方が痛みが半減するのではないか?」
「…!」
「黙れだと?ええい勝手にしろ!」

ヨソル、黙々と階段を昇り、転がり落ちる
「…!…!…」
「ほらみろ、ワシがおらんと困るだろう。何?今のかっこよかったかと?…ワシ、あっち向いてた」
「!!!…!」
「わかったわかった。見ておるから…ったく、寡黙なくせに煩い男じゃ…お?落ちてきた…痛そうじゃ…うむ。かっこよかった!」
「…」
「何?まだやると?!」
「…!」
「完璧にするから付き合え…だと?ふぅっ」

「おおっやってるね、みんな」
「ほんとね、ねぇ、トコリン達は何をやるの?」
「知らない」
「知らないって…無責任ねぇバスの中で打ち合わせとかしなかったの?」
「だってぇトコリン、ピコリンと演歌さん間違えちゃったからぁ悲しくてぇ…」
「また甘える!そんな奴には…こうだ。エイっ」
「わっ…あ…帽子?」
「うふ。似合う〜」
「キャスケット?なんだかジュンホ君が被ってそうだな」
「スーツには似合わないけど…デートの時は…丁度いいでしょ?」
「あっうん♪そうだ、トコリンもピコリンへのプレゼントがあるんだった♪待っててね、取ってくる」

イナ、部屋で荷物を捜している

「失礼します」
「ん?なんだテス、荷物持って」
「イナさんツインを一人で使ってるから行けって」
「え?」『なんだよ!後で部屋にピコリン呼ぼうと思ってたのに!』「でも君、ミンチョルと相部屋じゃなかったの?」
「それが、ミンチョルさん、構成とか考えるからってダブルの部屋を取ったそうで」
「ダブル?!なんでシングルじゃないの?」
「わかりません、ミンチョルさんの考えてる事は…」
「なんだよ、深刻だな…あっこんな事してる場合じゃないや、じゃ」
「あっ…イナさん冷たいっ…ふっ…ミンチョルさんも急によそよそしくなるし…ぐすっ」

「あら、そうなんですか。でトコ…イナさんは何を?」
「イナには勿論回し蹴り、飛び蹴りの連続技だよ」
「きゃっ素敵♪じゃあミンチョルさんは?」
「僕?僕は、ミンチョル技でも披露するかな?」
「ミンチョル技って?」
「…当日のお楽しみ…」
「ピコリ?ン・…ニさん…なんだよミンチョル、なんか用?!」
「チニさんに呼び止められたんだが、いけないか?」
「そうなの?」
「ええ」
「ほお。良く似合うな、その帽子」
「そお?」
「あまり『ばんびちゃん』を苛めないようにな」
「えっ…なんでそれを…」
「ふっ…僕には強力な助っ人がいるんでね」
「…スパイ?mayoさんが言ってた?」
「スパイじゃないけど、かなり『危険』…かな?」
「そだ、テス君が俺の部屋に移って来たのとその助っ人と、何か関係あるのか?」
「ふっ、さすがに勘がいい」
「聞き違いかな?ダブルの部屋を取ったって」
「そうだよ」
「一人で使うの?」
「ダブルだ。当然二人だ」
「なんでツインじゃないの?」
「…ふっ…」
「おいっミンチョル!おいって!」


様々な風景  足バンさん

ソク隊長:こちらソク! チッ
ハン総支配人:あの、ソク様、もうレシーバーに割り込むのはおやめください
   もう1度申し上げますがあなたは「クラブイエスタディ」のチーフなんです!
   警備はうちのものにお任せ下さい! チッ
ソク:私にはイベントの安全を保持する任務がある。心配するな。 チッ
ハン:はぁ…
オ支配人:武器類はみんなお預かりしたがまだダメか?
ハン:ああ、ソク様一行の警備グッズもお預かりしてくれ
オ :りょーかい

隊員:隊長、やっぱだめだっていってるんでしょ?
   おとなしく祭りを楽しんだ方がいいんじゃないですか?
ソク:大丈夫だ。それよりゴリアトはどうした?また潜伏してるのか?
隊員:明るいところは苦手だとかで
ソク:またそれか。だから友人ができないんだ
隊員:しかし今回は中庭の集団に親近感を憶えているようで、回りをうろついているようです
   あと「白夜」や「MUSA」という団体に同じ匂いを感じる者がいるとか
ソク:まぁいい。しばらく泳がせておけ

ミンチョル:もしもし
ソンジェ:到着したよ
ミン:で?
ソン:それだけ。じゃあ、会場でね。あ、ヨンスさんのとこには今ナレが行ってくれてるから
ミン:…。パンッ!

ドンジュン:あの…
ミン:あ?ああ、どうした
ドン:ダブルの部屋に変わったって本当ですか?テスが別の部屋に行ったって
ミン:ああ、それが何か?
ドン:僕はやっぱりジュンホ君と一緒ですか?
ミン:そうだ
ドン:わかりました。あの、ちょっとはお部屋にお邪魔してもい…
ミン:だめだ
ドン:あ、はい…ぐすん…失礼します…(なんだかチーフ冷たい…)
ミン:ふぅ!

チョンウォン:やあ!イナ!今着いたよ!
イナ:チョンウォン!おまえ!総支配人に変なテープ送りつけたろう!
チョ:やめろよ、く、苦しい!君のことを知りたいって言われたからだ!
イナ:ったく!なんのつもりだ!あんな編集するな!バカ!
   お前のやることは昔から全部俺の首を絞めるんだからな!
チョ:さっきチニさんと一緒だったな
イナ:関係ないだろう!
チョ:昔チニさんは…
イナ:お前のことが好きだったっていうんだろう?
チョ:なんだ、知ってるのか
イナ:何を言ってもムダだからな
チョ:ふん

ソンジュ:あぁ、暇だなぁ…ねぇ、チャン理事、なんとかチョンソを呼べないかな
チャン:いけません。総支配人にもはっきり言われましたし
ソンジ:チョンソを男装させたらどうかな
チャン:チョンソさんがうんと言うはずありません
ソンジ:友達なんだからOKするよ、きっと
チャン:いけません!
ソンジ:ちぇ
チャン:このたびのイベントは我がクラブの売り上げを伸ばすチャンスです。少しチョンソさんを離れて下さらないと
ソンジ:はぁーい!


ティータイム  妄想省家政婦mayoさん

「ウシク、ジュンホ、ちょっと付き合え」
「テソン、何処行くんだ?」
「うん。デザートの調査したいんだ。アフタヌーンティの時間だろ?行ってみよう」
「あふたぬーん…てーってなんですか?」
「あぁ、ジュンホ、ケーキやらサンドイッチ、ジャム付きでスコーンもあるぞ」
「ジャブ…すこーん?だれかをたたくんですか?ぼくはアッパーはとくいですがジャブはにがてです…」
「テソン、お前、梅茶しか飲まないだろうが…」
「ハーブティーはあるはずだ。まぁいい。とにかく行ってみよう」

「うわっ…ジュンホ君〜何にしようか?」
「う・うしくさんすごいです。てそんさんこれぜんぶたべられるんですか?」
「ジュンホ君、好きなの選んでいいぞ」
「たべるのがもったいないです。つまやじゅんやうぉんやおとうさんもさんみんせんせいもたべたいだろうなぁ」
「そうだなぁ…僕も妻やお義父さんと一緒に食べたい…」
「いいな、お前達は家族がいて…」
「テソン、デザートの調査って何よ」
「あぁ、ここのデザートは最高の材料を各国から集めて作ってるから一度食べておけと言われたんだ」
「誰に?…あ、mayoさんか。そういえば、何処にいるんだ?僕らと一緒に来なかったよな…」
「うしくさん、まよさんはおとこぐみにねらわれているんです。だからばすにもいっしょにのりませんでした」
「男組?…何が狙いなんだ?」
「mayoさんの持ってる情報全部だろうな…ほらっ、あそこにケーキにぱくついてる2人いるだろう?」
「ん?…見た顔だよな…」
「男組と一緒に来たガンボとソッキュ…たぶん、捜してるだろう」
「警護はついてないのか?」
「一応ついてはいるようだけど…」
「ミンチョルさんにさっきピッタリくっついてたのは?」
「あぁ、あれはいずれBHCにくる新人…」
「エ〜ィ…またスヒョンさんとミンチョルさんとドンジュンともめるな」
「ミンチョルさんが先手を打ったみだいだぞ…ダブルに…」
「えっ?ダブルって…ミンチョルさんの部屋、ダブルなの?」
「そういうこと…あっ!」
「ど・どうしたテソン!」
「あ・あそこ…」
「うしくさん、まよさんです!」
「ど・どこよ…ジュンホわかるのか?」
「はい。くろいものがみえました」

「おい、ガンボ…どうした?」
「いた!<闇夜のカラス>!ソッキュ、追うぞ!」
「ガンボ〜どうせ逃げられるって」
「そ・そうか?」
「見てみろ。もう、いないだろが…お前、よくちっちゃい目で見つけたな…」
「言っただろ。黒いものは見つけられる…目は小さくても」

「いったい…何処に隠れてるんだ…」
「テソン、mayoさんに発信器付けなかったのか?お前らしくないな」
「ウシクさん〜@@」


構想  ぴかろん

「…こう…かな?それともこう…」
「…失礼ですが」
「なんだねミン君」
「…ギョンビンとお呼びください」
「…ふうん、いいのかい?ギョンビンって呼んでも…」
「僕から目線を外してください!」
「で?何だい?何か聞きたいんじゃないの?ギョンビン」
「その…今何をやってらしたんでしょうか」
「ああ…ショーの構成を考えててね」
「でっでは、僕は外で警備します」
「だめだよ、僕は今集中して構成を練ってる。そんな時は無防備だろ?君が側にいて僕を守ってくれないと…」
「はい…」
「君の出番も考えてるんだ」
「僕は…表舞台は…」
「出るんだ!」じいいいっ
「は…はい…」
「君もいずれBHCで働く事になる。メンバー紹介しながら、僕の構想を話そう。ここに座って」
「えっ…ここって…ミンチョルさんのふとも…」
「椅子を持って来たまえ」
「あっ…」『どうしたギョンビン!調子が狂っているぞ!しっかりしろ』自分にビンタをくらわす
「ギョンビン、自分で自分をぶつなんて…しなくていい…かわいそうに…」とギョンビンの頬をそっと撫でる

ヘタン

「そう、そこに座って…。ショーの最初に、包丁を持った三人の男がステージ上に用意されたテーブルで、音楽に乗って野菜を切りまくる…」
「はい」
「この三人に出てもらうんだ」
「…テソン、テジン、テプン…」
「テソンは厨房のシェフ、包丁さばきは最高だ。テジンは、映画の中で、テソンに負けないくらいの包丁さばきを見せた」
「はい。資料として拝見しました」
「そしてテプン」
「存じてます。素早く、薄く、野菜をスライスしていました!意外と器用な人物だと記憶しています」
「そうなんだ。彼は実はものすごく器用なんだ。羨ましい…」
「は?」
「…僕は不器用でね…」じいいっ
「…うっ…」
「ギョンビン、鼻血が」
「大丈夫です、触らないでください!」
「…野菜早切りでオープニングだ」
「あい」
「そのあといくつかアクションを入れて、物まね等も入れて」
「はっ…ミンチョルさん、静かに!」

「あけてぇあけてぇミンチョルさん!何してんですかぁ」
「どけよっ僕が行く!ミンチョルさあん」
「うるさいっお前はスヒョコマシしてろ!」
「嫌だ!コマせないものをコマす事に意義があるんだっ」

バン☆ドアを開け、銃を構えるギョンビン
「何をしている!」
「お前こそミンチョルさんと何してる!」
「アンタ、ミン・ギョンビン」
「僕を知っているのか?」
「僕の事忘れたの?ドンジュンだよ」
「…ああ、あの時のナヨナヨした…」
「…君がミンチョルさんと相部屋なの?」
「警護のためでな」
「僕の警護もしてほしいな〜あのね、スヒョンさんっていう〜タラシの人にぃ〜狙われてるからぁ〜」
「お前がコマしてんだろ!」

「ミンチョルさん、この方々はホ○トですよね」
「そうだよ」
「どうしましょう」
「…そのドアを締めればいい」
「は?」
「ドアを締めるだけでいい」
「でも…」
「…こうやるんだよ」
ミンチョル、ギョンビンに必要以上に接近しながら、廊下にいる二人をじいっと見つめ、そして静かにドアを締める…パタン

「あ…ミンチョルさ…」ドキドキ
「ギョンビンが危ない!絶対危ない!」ドキドキ

「あ…のっ」
「ね、簡単だろ?」
「僕を見つめないで…くださいっ」
「震えてる…フフ」
「けっ警備に戻ります」ガシッ☆腕を掴まれるギョンビン
「まだ説明の最中だ」

頭をかしげて椅子に座れと合図するミンチョル
ギョンビンは操り人形のように椅子に向かう

「コマせないものをコマす事に意義がある…か…いい言葉だな」
「…(@@;;)」

「「うわああん、ミンチョルさぁん、ギョンビ〜ン」」


潜入  オリーさん

「動くな…」
「…」
「動くと撃つ」
「俺を撃てばお前も死ぬ」
「その声は…」
「ミン…」
「黒蜘蛛、なぜここに?まさか祭に?」
「何?お前もか」
「なぜ僕の部屋がわかった?」
「…」
「僕の部屋と知らなかった?」
「…」
「迷ったな」
「ユリキムの部屋だと…スイートにいると聞いた」
「残念だな、ここはダブルだ」
「ダブル?連れがいるのか…そうか、俺では幸せにできない…」
「い、いや、違う」
「もういい。どうせ俺には資格がない」
「だ、だから違うんだ」
「この話は終わりだ…」
「誤解だがまあいい。なぜユリキムと?」
「祭に出ろと言われたが無視していたら、オ部長を買収して正式な指令を出させた。指令には逆らえん」
「僕は警護だがここの上司が祭に出ろと」
「ユリキムは白夜倶楽部を作るので俺が必要らしい」
「白夜倶楽部?」
「今回はそのための視察のようだ」
「ホストに無口は致命的なのになぜ?」
「寡黙と言え」
「同じ事だ」
「お前も白夜倶楽部に呼ばれるぞ」
「僕はBHCと聞いたが」
「ユリキムは俺とお前のセット販売を狙ってる」
「そんな…」
「それは無理です」
「え?」
「誰だ!」
灯りがつく…
「人の部屋に勝手に入ってきて誰だはないでしょう」
「ミンチョルさん!」
「つ、連れっていうのは…こいつか…」
「プロのくせにゴソゴソうるさくて寝られない」
「すみません」
「ミン、お前まさか…」
「違う!」
「ミン君はBHC専属だから渡せない」
「やっぱりお前…」
「ご、誤解だ」
「ミン君の権利はこちらにあります。ユリキムとやらに伝えて下さい」
「使いッ走りなら他をあたれ」
「あ、そう。じゃ逆にあなたがウチに出ませんか?専属は無理だけど、時々ミン君とショーなど」
「俺には俺のやり方がある」
「でもホスト経験あります?」
「…」
「いいなあ、その渋い顔。頭の大きさも何だか親近感が」
「お前は一体?」
「失礼。BHCのチーフ、ミンチョルです。よろしく」
「ミンの新しい上司か…ミンお前…」
「何度言わせる、違う!」
「彼はすごくいい。でもってあなたもすごくいい」
「俺の事は忘れてくれ。いずれ任務に戻る」
「残念です。でも考えておいて下さい、BHCの事」
「くどい!」
「渋い!」
「ミンチョルさん、彼を怒らせない方が」
「わかってるよ。ミン君もうすぐエクストラベッドが来るから」
「エクストラベッド?」
「さっきルームサービスに電話して頼んだ。黒蜘蛛の分だ」
「俺の分?いつの間に…」
「僕も仕事ははやい方でね」
「俺は出て行く」
「こんな時間にユリキムの所に行っても怪しまれて撃たれるだけです。3人で一緒に寝ましょう」
「ミン、お前の上司何を考えてる…」
「さ、さあ。仕事はできるようだけど」
「川の字で寝るのは最高ですよ」
「ミン、大丈夫か?」
「あ、た、たぶん」
「3本川の2本がミン君と黒蜘蛛だなんて。ふっ」
「俺は帰る」
「遠慮しないで。ここなら安全です」
「ミン…」
「黒蜘蛛…」
「さっ!僕が真中だ。ミン君do not disturbのカード下げてきて。ふっ」


続 様々な風景   足バンさん

ソンジェ:えぇと、これでどうかな
サンヒョク:ええ、いいでしょう。合計5曲
ソン:最後は2人で「約束」だね
サン:兄さん組も歌えばいいのにね
ソン:兄さんとミニョンさんで「ヘヴン」とかね。笑っちゃうな
サン:いろいろ大変なんでしょう?
ソン:なにが?
サン:噂ではその…お兄さんがうちを出られたとか…
ソン:情報早いな。でもまだわかりません。兄の考えてることよくわからないし
サン:ここだけの話、もしお兄さんとヨンスさんが別れたりしたらソンジェさんあなたはどうします?
ソン:あなたなら?
サン:留学します。彼女を連れて
ソン:やっぱりそれがいいかな
サン:僕らの方がずっと相手を大切にしますよね!
ソン:そう、きっとそうだと思う…

イナ:ピコリロリ〜ン!お昼どこ行く?
チニ:いやん、トコリロリン、そんな大きな声で恥ずかしい!
イナ:じゃぁ、耳元で囁いちゃおうかな?♪
チョンウォン:やあ!イナ!
イナ:うあぁっ!驚かすなよ!またお前か!
チョ:チニさん、お久しぶり
チニ:ようこそ当ホテルへ。お元気そうね
イナ:食事にでも出るの?
チニ:ええ、やっと休憩で…
チョ:僕も食事に出るところなんだ。レストラン「オルゴール」で一緒にどう?
イナ:いやだ
チョ:じゃ日本食の「水仙」は?
イナ:いやだ
チョ:カフェ「岬」で軽く…
イナ:そんなんばっかりかっ!このホテルはっ!
チニ:あの、チョンウォンさん、私は勤務中だから外に出るの、だから…
チョ:もしかしたらお邪魔だったかな。じゃ、また次の機会に
チニ:あら、行っちゃったわ
イナ:あの野郎、絶対に嫌がらせ言うために声かけたな
チニ:なにが嫌がらせなの?
イナ:あ?うぅん、なんでもないよーん、さ、ご飯食べに行こ〜♪

将軍:チン、ヨソルの奴、また中庭に入り浸っておるのか?
チン:はい。なにか話しが合うようで

将軍:ヨソルの前にいるのは「男組」のドンゴンとやらだな、で、その横の背の高い新顔はなに奴だ?
チン:「クラブイエスタディ」のゴリアト殿にございます
将軍:話しというがただ黙っておるようにしか見えんが。あのような暗い場所でいったい何を…お?誰ぞ通りがかったぞ
チン:おお、「ヘヴン」のテファ殿にございます
将軍:3人と目が合ったぞ。なにやら面白いな。砂糖壷に蟻が寄って来るようだな
チン:通ずるものがあるのでございましょう
将軍:皆ちょっと目が危なくはないか?

ヨソル:…
テファ:…
ゴリアト:…
ドンゴン:…

将軍:本当になにか話しておるのか?ちょっと行ってみ…
チン:およしなさいませ!将軍はカラーが違います。皆引いてしまいますぞ
将軍:ふん…つまらんな
お、そういえばチン、オープニングの挨拶の役を受けたのか?
チン:はぁ…表舞台は苦手なのですが…
将軍:私が…代わってやってもいいぞ。その…大変であろう?
チン:将軍、矢おもてには私が立ちます!目立ちたいのでございましょうが、こらえてくだされよ!
将軍:ふん


朝食 オリーさん

「ミンチョルです」
「兄さん、僕だよ。どこにいるの?」
「部屋だ。何か用か」
「朝食どうしたの?」
「ルームサービスを取った」
「会えると思ってバイキングコーナーで待ってたのに」
「約束した覚えはないが」
「それはそうだけど。兄さん、ヨンスさんに連絡してるの?」
「2人で話がつくまで連絡するなと言ったのはお前だろう」
「そうだけど。兄さん、ヨンスさんと別れてもいいの?」
「僕にそれを決める資格がないと言ったのもお前だろう」
「そうだけど。じゃあ本当にいいんだね」
「大事な事は彼女が誰を望んでいるかだ。何をしてあげられるかではなく」
「じゃあヨンスさんが僕を望めば兄さんあきらめてくれる?」
「仕方ないだろう。僕はお前のようにまとわりついたりしない」
「そんな言い方ないだろ。兄弟なのに!」
「とにかく話がついたらまた連絡してくれ」
「わかったよ」
「切るぞ」
パン!…『痛っ、指をはさんだ…』
「何だか深刻な話のようですね?」
「妻と別居したんだ。弟は妻を愛している」
「なぜ愛する者を捨てる…」
「黒蜘蛛、捨てるんじゃない。ただ…」
「ただ?」
「僕は昔の事を覚えていなくて、妻への愛が確信できない」
「ええ!記憶喪失なんですか、ミンチョルさん」
「そのようには見えないが…」
「覚えたからね、生活に支障が出ないように」
「そんな事できるんですか!」
「器用な奴だ…それでも愛する者を捨ててはいけない…」

「あなたも色々大変だったらしいね、黒蜘蛛」
「俺の事はいい。俺も資格がない」
「何だか、ここにいる3人て孤独ですね」
「昨日川の字でよく眠れたろう、ミン君」
「え、ええ、まあ」
「孤独な人間と一緒に寝ると安心できる。黒蜘蛛、あなたはどうでした?」
「…」
「久しぶりによく眠れたでしょ?」
「…」
「返事がないのはイエスの印ですね」
「ミン、彼女はどこへ行ったのだろう?」
「わからない。僕はてっきりあんたと消えたと思っていたけど」
「俺はお前と消えたと思っていた…」
「2人の手の届かないところへ行ってしまったのか…」
「コーヒーおかわりどうです?」
「いや、もう行く。世話になった」
「エキストラベッドはそのままにしておくから、よかったら今夜もどうぞ」
「…」
「待ってます」
「ミン、お前の上司は変わってるな」
「黒蜘蛛、今夜来る時はチャイムを押してくれ。でないと撃つ」
「…ノック2回を2度、それが俺だ」


騒々しい朝  妄想省家政婦mayoさん

「チンソク君は…踊りは完璧だ。ん〜とヨンジュン君は顔がやっぱりあっさり系だね…メイクは濃い目にしよう…」
「ピョートルさん、あの…指はどうでしたっけ…」
「ん?このダンスはね、こうやって…中指を人差し指に重ねるの」
「あっ、それ子供の時よくやったよね…仲間はずれにするとき…」
「そうそう…ここポイントだよ!触角ダンスにならないからね。忘れないでね」

♪ぴろりろ〜ぴ〜ろりろぉ〜♪(カラスの勝手でしょう?)

##ピョートル?!生リマリオ、オファー来たわ(^_^)濃厚なステージ、期待してるわ!
++まよぴー?志村けん…忙しいかな…
##えぇ〜「馬鹿忍者シリーズ」もやるつもり?
++うん…だめかな…僕の師匠だ…
##駄目。日本に行く時間ない
++だって…彼は天才だよ?チンチャ!(本当!)…是非会いたいのになぁ…残念だ…そうだ、黒蜘蛛は何処に行ったんだ?
##昨晩、BHCの部屋にお泊りよ。ギョンビンさんとチーフと川の字でひとつのベットに…
++な・な…なんということだ…
##当てにしない方がいいかも
++でも罰は与えたい。何かないか?
##あれ、かぶせちゃう??
++あ、あれだね?
##そう…あのマスク
++よし。来たら承知しない…笑い者にしてやる!!

「ミンチョルさぁ〜ん…うえぇ〜ん@@」
「うるさい!ドンジュン!一晩中わめいて寝れなかったじゃないか!」
「でもウシクさん…ぐすっ…僕と一晩一緒ででうれしかった?」
「うれしくねぇ〜よ!」
「あ〜腹減ったぁ〜」
「あぁ〜うるさい!大体何で…どいつもこいつも僕の部屋に来たんだよ!」
「テソン、お前は1人でいると危ない…特に夜は…」
「ウシク…」
「ここには鏡もある…万が一ってこともあるからな…それに…な、ジュンホ」
「はい。てそんさんをひとりにするなとぼくはばすにのるまえにまよさんにいわれました」
「ジュンホ…」

「(トントン…)テソン様でいらっしゃいますね」
「…僕がテソンですが…あ、あなたは以前テープを持ってこられた…」
「そうです…これをお渡しするように…」
「えっ?…携帯?誰からですか?あの…ユリ…」
「連絡用にと…では…失礼いたします…」
「テソン…誰?」
♪ヤァ〜クソッケェ〜ネェ〜ヌンムゥリィ〜♪
「てそんさんでんわです」
「お♪ヘンボッケヤヘェ〜♪」
『ん…ヨ・ヨボセヨ?…』
『アンニョンハセヨ?』
『オ・オモ…キジベ…』
『テソンシ!キジベはないでしょうがぁ〜@@』
「テソン、mayoさんか?」
「あ・あぁ…『今何処よ!』…」
「ん?厨房〜」
『<どこでも厨房>かよ…心配したんだ!祭りがはじまったらどうする?』
『何とかなるでしょ…また連絡します…』


疑惑 ぴかろん

「やっぱりおかしい」
「何がおかしいの?」
「いない」
「いるよ」
「違う、あれは違う」
「え?そうだよ。そのものだよ」
「違うったら!もう!トコリロリンのパパじゃないでしょ?」
「だぁってぇ〜ピコリロリンのパパなら…僕のパパだも…」
「え?」
「あにゃ」
「とにかくね、アレは偽者よ!」
「そぉかなぁ…同じだと思うけどぉ」
「娘の勘よ!あれは別人」
「…確かめてくる?」
「ううん、やめて。あの人目つきが鋭い。総支配人に連絡してみる」
「じゃ本物のパパは?!」
「…」
「一緒に来たんだぜ!俺捜してくる」
「あ・・イナさん…。トコリン…気をつけてねチュ」
「!!!」
「じゃ」
「ホッペにチュ…チュ…(@_@;)」

「おかしいよ!」
「おかしいさ」
「ミンチョルさんがあんなストイックな男とダブルだなんて」
「ギョンビンがミンチョルさんと一緒に$$%$だなんて!」
「…おい、お前、もうミンチョルさんのことはどうでもいいのか?」
「どうでもはよくないけどまあいい」
「…あのギョンビンって人を狙うの?」
「うん!寒いとこにドライブに連れてって落とす!」
「…お前って…怖いな…」

「振り向かずに聞け!」
「げっ誰?」
「言っておくがミンとミンチョルは二人だけではなかった」
「え?」
「俺も仲間に入った」
「だっ誰なの?」
「お前はテス、そしてお前はドンジュンだな」
「なんで知ってるの?あんた誰?」『僕好みの渋そうな声』
「もう一つ教えてやろう。ミンは寒さに強い。それはもう強い。コートとマフラーで耐えられる」
「ええっ!」
「もし連れていくなら砂漠の方がいいかもしれん」
「…・あなたは?」
「むっ?」
「あなたは砂漠は弱い?」
「撃つぞ!」
「撃たれてもいいな、貴方になら…」
「おい、テスとやら」
「はい」
「こいつは何なんだ?!」
「単なるスヒョコマシです」
「違うよ!コマせないものをコマす男って言ってよテスさん!」
「とにかく!お前等はちょっとおかしい!」
「いい声〜ねえねえ振り向いてもいい?」
「振り向いたらコロす!」
「コロしてもいいから顔見てもいい?」
「だめだ!」
「ドンジュンやめろよ、嫌がってるじゃんか」
「そういう問題じゃないだろう!なんだ貴様等は!危機管理がなってない!ミンチョル君に抗議しなくては!」
「ミンチョルさんと親しいんですか?」
「…彼は孤独だ…そして私も孤独だ…一つの部屋で夜を明かした、ミンも一緒だったがな」
「じゃあ三人だったんだ!よかったぁ」
「じゃあ、今日は僕も入れて四人でアレコレしましょうよ〜」
「コロすぞ!」
「コロされたぁい」
「うううう…」
「顔みちゃおっと」
クルッ
「うぎゃああああっ」
「うわあああっみどみど」
「シュレックだああああっ」
「だから振り向くなと言ったのに…」


騒々しい朝  妄想省家政婦mayoさん

「あれ?ドンジュンとテスは?」(朝のおめざ:梅茶を飲むテソン)
「オ?…ミンチョルさんの部屋じゃないかぁ?」(昨晩洗って乾いた靴下を履くウシク)
「さっきそわそわしてふたりででていきました」
「ん?ジュンホ、見たのか?」
「はい、ウシクさん@@…ゲプッ…」(高麗人参ドリンク飲むジュンホ)
「アイゥ〜♪…ほっとけほっとけ!飯食いに行こう〜♪」(オレンジかぶりつきダラダラぁ〜テプン)

ーミンチョル部屋の前…へたりこんでいる、ドンジュン&テス
 バタン!ドアを開け、2人に銃を向けるギョンビン
「何してる!」
「ひぃぃぃひゃぁぁ…みどみど…が…」
「あぅあぅあぅ…シュ…シュ…レ…ックが…」
「なんだ?お前達か…」
「ん?どうしたの?ミン君…」
「例の二人の様子が…」
「ミ・ミンチョルさぁ〜ん@@」(駆け寄るドンジュン&テス)
 
「待て!お前が<闇夜のカラス>か!?」
「…」
「お前か…私にこんな物をつけさせたのは…」
「あらっ…グッチョルさんの命令は断れないでしょ?」
「ユリキムがグッチョルを買収する様に仕向けたのはお前か?」
「私にそんな力はないわ…」
「渋い男!と呼ばれるこの俺が…んな物を…オットケ…オットケ@@」
「あら?もっといろいろ変装してるじゃない…知ってるのよ。全部」
「うっ…タプタペ!(イライラする!)」
「それに…嫌いじゃないでしょ?」
「正直…黒蜘蛛で…20話まであの調子では…俺も疲れたが…」
「でしょう?…ん?ソフト帽も素敵だけど…」
「あの帽子にはこだわったんだ…」
「でも…それ、結構似合ってるし…可愛いわ ^o^ 」
「カリスマで勝負の…この俺に可愛いだとっ?!」
「さっ!<白夜倶楽部>でピョートルさんが待ってる。緑蜘蛛!!」
「このままで行けというのか!…お前は一体何者だ」
「ん?チェミコマシ…まよぴー…」
「ちぇ…ちぇみこましだとっ?!!」


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