クランクとミッションの組み立て



クランクケースとジャーナルの隙間やバルブクリアランス、など重要箇所を
測定して、必要ならシムは交換Oリングやスナップリングも新品に交換します。
このエンジンは(TL-R用のピストン)やクランクシャフト、ベアリング、シール、
G/KやOリング等も新品にします。
交換部品でなくても摩耗が著しいクランク廻りのシムやワッシャーも念のため新品交換です。



ここから組み立てです。Yo
クランクケースの識別を確認。




クランクジャーナルのベアリングをSSTで圧入します。








同様に右側もベアリングを圧入する

スラトスシムの取り付け方向に注意!
一旦組み付けスラストワッシャーとクランクケースのクリアランスを測定します。
(0.06〜0.11mm)


クランクもシャフトのピン側とコンロッド側のマークを確認して使用するスラストシムを
決めます。サービスマニュアル参照
コンロッドのジェットの向きにも注意して組み付けます。

クランクシャフトを左側クランクケースに組みます。



ミッションを組み立てます。
部品をキレイに洗いキズとか無いか点検して部品を組み立てます。
Oリング類は新品に交換します。


ミッションも全て左側クランクケースに組み立てます。

シフトフォーク等はその様にしか組み立てられないようになってますから
組み間違いはないようです。
シフトカムも右左間違わないように入れましょう。
でも間違えて入れられませんが。笑


リードバルブは右側クランクケースの溝にいれます


ノックピンを入れ合わせ面に薄くシールをヌリヌリします


慎重に真っ直ぐに入れます。






トルクレンチで規定トルクで均等に対角線上にトルクを掛けて締め付けます。
8ミリのボルトは仮締め本締め二段かいで締めます。

8ミリは仮締め15N.m
本締め22N.m
6ミリは11N.m

シフトアームを組み立てます。


カウンターカムギヤシフトのノックピンをギヤシフトカムの裏側にある穴に入れます。
まぁ〜入れないと組めないので何も難しくありません。

ポジションアームやカムをケースに組み立て
シフトアームを組み付けます

組み付けたら確実に作動するかシフトを動かして確認します。


スプロケスペーサーの内側のOリングを新品にします。


シールにのリップに傷を付けないように入れます。


新品ガスケットとノックピンを2箇所入れカバーを取り付けます。





オイルシールリテーナーを取り付けてNo1カムドライブアイドルシャフトとNo2カムチェーン
を入れます。



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ジェネレーターとプライマリーギヤの組み立て
ジェネレーターとプライマリーギヤの組み立て