江の浦にあった出来事・当時の遊びと生き物の様子です。
シャミセンガニ1 シャミセンガニ2 |
このカニは、今も江の浦でよくみかけます。岸壁にいるのをたもですくいます。 うまくすくうにはこつがあります。水深の浅い所にいるのをねらい、にげる方にタモをかまえます。ガザミとかワタリガニのことです。食べると美味しいですね。アオジャミセンと呼ばれているものは、特においしいです。タイワンガザミかと思います。 |
群れる魚 トンゴロ | 以前は、六月頃になると、たくさんのイワシの仲間が江の浦に集まってきました。中でも、トンゴロは、船と船の間や橋の下などの海面にもがっていました。(長島弁です。これが一番の表現です。) きみいわしもたくさん交じっておりました。トンゴロは釣っても食べませんが、きみいわしは、おいしいので釣って食べました。 |
〃 グレ・アジ・ギラ | 人気投票 特別賞 マス!第一位 グレ! 第二位アジ! 第三位 ボラ 子どもの頃に釣ってうれしい順です。 グレも小さいのは、こっぱグレといって歓迎されず海に放します。 ギラは、ギラチャコといって、ねばねばがたくさん出るので、釣るときらわれます。食べる地域もあるのにすみません。紀伊長島では、別名「はなご」といいます。「はなご」とは、鼻水のことです。下品ですねえ。 今は、グレ・アジ・ボラが釣れますが、ギラはみかけません。代わりにメッキと呼ばれる魚が巾をきかせております。 |
サメの胎児が!魚市場 | 魚市場では、サメもよくあがります。サメは、水揚げされるとき必ず、腹を切りさきます。切られた腹からサメの赤ちゃんがたくさんこぼれているのをよく見ました。小さいけれど、親ザメと姿かたちはそっくりです。サメは、ほとんどが卵胎生です。産まれる前に死んだ子ザメが可愛そうな気がしたのを覚えています。 また、サメといっしょにコバンザメもあがりました。 いたずらっ子達は、おでこにくっつけて落とさずにどれだけ走れるか競争してました。 |
じんべいざめ・海蛇 | 私が小学3年生の頃、市場にジンベイザメがあがりました。その知らせにこぞって浜へ急ぎました。確か、11メートル程の大きさで、その大きさにに感動しました。 その当時、浜には、クジラ(ザトウクジラ)やイルカもあがりました。 |
泳ぐゴカイ | みなさん、釣りをする方ならゴカイをよく知っていると思いますが、いつも土や岩の間にいるとは限りません。夏、岸壁をライトで照らすと、たまに水面をゴカイの泳いでいるのがみえます。糸うなぎかと思ってよくみるとゴカイです?ゴカイの泳ぎは、なかなか達者です。 |