LES RIVIERES POURPRES クリムゾン・リバー
ちょっと重い雰囲気の、推理サスペンス(なのかな?)
1998年に出版されベストセラーになった、フランスの同名小説が原作。
アルプス山脈のふもとにある大学街で発見された、おぞましい死体。
無数の裂傷と骨折、両手首は切断され、目は刳り抜かれ、裸で胎児のような形に縛られている。
パリから派遣されてきたベテラン刑事ニーマンスは、閉鎖的な雰囲気の大学の中で、この残虐な殺人事件の真相を
探し始める。
同じ頃、100キロほど離れた街で、若手刑事のマックスが同時に起きた墓の盗掘と小学校への強盗事件を調べていた。
なんの繋がりもないように見えたそれらの事件は、1つの接点で結びつき始める…。
初っ端の映像が気持ち悪かった(−−;
なので、このままラストの方まで怖い映画かと思ったら、そういうわけでもなく…謎解きとしては、まぁまぁ面白かった
かな。
ナチズム発想・近親交配…てのは別の意味で怖いけど(^^;
若い刑事とベテラン刑事の、どっちが何を調べてたか途中で混乱してしまって、人の顔の認識が下手なのを改めて思い
知った次第でした(泣)
ただ。個人的に、ラストの犯人だけはいただけない…。
ベストセラーになっているような物語に対して偉そうですけど…自分的に、あの犯人は反則な気がして(原作を読んで
いないせいかもしれないですけど)
アクション・スリルのドキドキ感を楽しむのもいいかと思いました。
(出演俳優さんの名前が、ジャンとナディア…というのに、ちょっと反応(^^; わからない方、すみません)
CAST ピエール・ニーマンス:ジャン・レノ / マックス・ケルケリアン:ヴァンサン・カッセル
ファニー・フェレイラ:ナディア・ファレス
監督・共同脚本 マチュー・カソヴィッツ
DANCER IN THE DARK ダンサー・イン・ザ・ダーク
ドキュメンタリー・ミュージカル…とでも言うのでしょうか?
「泣ける映画らしい」という評判を聞いて、見に行ってみました。
そして、私的な率直な感想…「納得いかぁぁん!!」
後味、悪かったです(ーー;
カメラの手ぶれもちょっと気になって…友人は40分でダウンし、最後まで見た私は頭痛(^^;
確かに、ミュージカルシーンは素晴らしかったと思う。
セルマの歌声は綺麗だし、100台のカメラを駆使して作ったという映像は見事の一言。
現実に懸命に…ただひたすら息子の為に生きる姿。
気遣ってくれる友人に支えられて頑張る姿に切なくすらなって。
だからこそ…途中からの展開に許せないものがありました。
「努力すれば必ず報われる」「頑張る人が誰でも幸せになれる」世の中、そんなに甘くないことは知っているけれど、
これはあんまりなんじゃないの?って。
それまでの「いいなぁ」と思った部分が、全て吹っ飛んでしまう衝撃が最後にありました。
そして、こういう作品に限って「結末に触れることを控えてください」とパンフレットに書かれている。
「シティ・オブ・エンジェル」の時もそうだったのだけど…。
確かに…最初にラストを知っていたら見なかったですけどね…私は(汗)
CAST セルマ:ビョーク / キャシー:カトリーヌ・ドヌーブ
ビル:デビッド・モース / ジェフ:ピーター・ストーメア
リンダ:カーラ・セイモア / ノーマン:ジャン・マルク・バール
監督・脚本 ラース・フォン・トリアー
DINOSAUR ダイナソー
ディズニーが送る、ハイパーリアルCG映画。
なんだか、すっごく早い時期から予告編が流れていて…その予告編がまた迫力で。
見たいなぁ…と言う気持ちを散々募らせてくれました(笑)
いざ見てみて…確かに、迫力!
一瞬、CGなのを忘れそうなほどでした。
最初…アラダーの卵が川を流れて行くシーンや。
違う種族であるプリオが、ヤーに反対されながらも育てるシーン。
そして、まったく違う種族のなかで、真っ直ぐに育ったアラダー。
なんとなく「ターザン」を連想させました。
強いものだけが生き残る。
弱いもの、足を引っ張るものに情けを書けていれば、さらにたくさんの犠牲が出てしまう。
厳しい環境で生きてゆく為の大原則。
群れのリーダーであるクローンの考えは…確かに冷酷無比で強引に見えるけれど…間違いな訳ではないと思う。
それでも、弱い立場の目から物を見、希望を信じ、諦めなかったアラダーに、皆が惹きつけられ、心を動かされ…
それが、奇跡と幸運をつれてきたのだろうな。
子供から大人まで、夢と元気を与えてくれる映画だと思います。
でも、少し大きなお子さん向け…かな?
CAST(声の出演) アラダー:D・B・スウィーニー(袴田吉彦) / プリオ:アルフル・ウッダード(高島雅羅)
ヤー:オジー:デイビス(渡部猛)
/ ジーニー:マックス・カセーラ(中尾隆聖)
スーリ:ヘイデン・パネティエーリ(須藤祐実)
/ クローン:サミュエル・E・ライト(中田譲治)
ニーラ:ジュリアナ・マルグリース(江角マキコ) / ブルートン:ピーター・シラグサ(玄田哲章)
監督 ラルフ・ゾンダッグ/エリック・レイトン
THE SIXTH DAY シックス・デイ
近未来SFアクション…かな?
もちろん(笑)シュワちゃん目当てで行きました(爆)
…まぁ、今回はそれだけでなく。
映画予告の「21世紀、貴方は2人いる」(だったっけ?)のフレーズに惹かれたからでもあったのですが。
物語はアダムの視点で(当然)進むわけなのですけど…ストーリーの途中にある、ちょっと衝撃的な展開。
「思い込み」と「ちょっとした複線」にやられた!という感じでした。
信じていたものが全て覆されたショック、苦悩と、何かを振り切ろうとする表情…そして、最後まで「自分」を付き通そう
とする姿がすごく印象的でした。
人間は、人間を作り出してはならない。
まして。記憶も何もかも同じ人間を再び作り出すことは。
…これから科学が進むにつれて。現実になりえるかもしれない話。
科学が悪だとは思わない。 進歩が悪いことだとは思わない。
けれど、犠牲にしてはならないものがある。
この映画でも表現されていたように思うけれど…死を恐れなくなること。その為に命を軽んじるようになること。
そうなることは、とんでもなく怖いことのように思えた。
こう言う技術については…賛成派、反対派。色々な意見が出るのでしょうけど。
そして、私には難しい話は出来ないんですけど(好きなこと言ってるだけ(^^;))
緊張、アクション、ちょっとした謎解き、そして、考えさせられること。
見所盛沢山な映画です(^^)
CAST アダム・ギブソン:アーノルド・シュワルツェネッガー / ドラッカー:トニー・ゴールドウィン
グラハム博士:ロバート・デュバル / ハンク:マイケル・ラパポート
マーシャル:マイケル・ルーカー
/ タリア:サラ・ウインター
ワイリー:ロドニー・ローランド / ナタリー・ギブソン:ウェンディ・クルーソン
監督 ロジャー・スポティスウッド
THA GRINCH グリンチ
ファンタジックな、クリスマス映画。
1957年にDr.スースによって書かれた「グリンチはどうやってクリスマスを盗んだか」が原作。
物語の舞台はフーヴィル。クリスマスを過ごすのに最高の街。
なによりもクリスマスを愛する「フー」たちが、今年もクリスマスの準備に熱を上げる。
たった一人を除いて。
全身緑の毛むくじゃら、普通の人の1/2の大きさしかない心臓を持ち、誰も近付かないクランベット山に住んでいる
クリスマスが死ぬほど嫌いな、グリンチ。
華やかに飾られていくフーヴィルの街並みを、苦々しげに見下ろしている。
フーの中にも1人だけ、真剣にクリスマスを考える少女がいる。
なぜ皆がこんなにクリスマスに熱を上げるの? グリンチって誰? どうして皆がグリンチを嫌うの?
そんな彼女…シンディとグリンチが出会ったことが、クリスマスの本当の意味を知る第1歩になる…。
観る前は、グリンチだけ異種族かと思っていたのだけど…住民同じだった。
見た目が違っても、グリンチって別に異種族じゃないんだよね。
ひねくれて自分に対してすら素直にならないグリンチが、なんだか人事に見えなかったりして。
なんだかんだ言ってもグリンチを「可愛い」と感じたのは、ジム・キャリーの持つ雰囲気もあったからかもしれない。
学校でいじめにあってぐれた…て感じで、ファンタジーの姿を借りつつの、現代風刺っぽいかなぁ。
笑えて、考えさせられて、最後に暖かくなれる…そんな、気持ちのクリスマスプレゼント。
CAST グリンチ:ジム・キャリー / シンディ・ルーフー:テイラー・マムセン
ルー・ルー・フー:ビル・アーウィン / ベティ・ルー・フー:モリー・シャノン
マーサ・メイ・フー:クリスティン・バランスキー / メイ・フー:ジェフリー・タンバー
監督/製作 ロン・ハワード
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