CHARLIE’S ANGELS  チャーリーズ・エンジェル

  ドキドキできてしかも笑える、痛快アクション。
  1976年から1981年(日本では1977年から1982年)まで放映された、大人気TVドラマのリメイク版。

  卓越した運動能力と最高の知性、そしてセクシーな魅力を兼ね揃えた3人の美女が、謎のボス・チャーリーの指令を
  受け、危険な任務に立ち向かう。
  誘拐された若き優秀プログラマーと<音性追跡ソフト>の奪回。
  変装しての接近、ハイテク機器を利用したPC侵入、阻止すべく襲いかかる敵との戦闘。
  エンジェル達…ナタリー・ディラン・アレックスと、ボスとのパイプ役であるマネージャー・ボスレーが繰り広げるありと
  あらゆる方法を駆使した捜査の行方は…?

  アクションがかっこよかったー♪
  女性だと、動きがしなやかで柔らかい気がする(イメージ先行かな?)
  3人それぞれに綺麗ですごいんだけど、月並みながら、パーフェクトじゃないからこそ魅力的、なのだろうな。
  雲の上の人ではない、人間的な魅力が前面に出いているからこそ「憧れ」を表現できるのかな…なんて。
  しかし…格闘の最中に携帯で話をするってのは、どういうものだろうか(^^;
  携帯を蹴り壊され、「NYでいい男は貴重なのよっ」という台詞は笑えたけれど、敵にしてみれば「なめんじゃねーっ!」
  だろうなぁ…。
  そういう、どこか笑える場面、がふんだんに盛り込まれ、最後まで飽きさせない映画だと思いました。

  CAST  ナタリー:キャメロン・ディアス      / ディラン:ドリュー・バリモア
        アレックス:ルーシー・リュー      / ボスレー:ビル・マーレー
        エリック・ノックス:サム・ロックウェル / チャーリーの声:ジョン・フォーサイス

  監督   McG(マックジー)


臥虎藏龍 〜Crouching Tiger,Hidden Dragon  グリーン・ディスティニー

  中国で1920年代に書かれた武侠小説を原作とした武術映画。
  …久しぶりの中国もの(笑)

  天下の名剣「グリーン・ディスティニー」を軸に、5人の人生が複雑に絡みあっていく。
  その名剣の使い手として名を轟かせ、師の敵を追うリー・ムーバイ。
  彼の弟子である女剣士、ユー・シューリン。
  貴族の娘でありながら優れた武術の才を持ち、剣士への憧れを抱く、イェン。
  過去、砂漠でイェンをさらい、いつしか永遠の愛を誓う仲になっていた、盗賊ロー。
  リーが追いつづけた仇であり、イェンに武術を教えた師である、ジェイド・フックス。
  若い二人の情熱的な愛と、けして表に出すことはないけれど長い時間をかけて培われてきた静かな愛。
  自らの求めるモノ、愛しく思うからこそ相手に望むモノ。
  憎しみ、反発心、慈しみ、親愛の情…。
  様々な想いに突き動かされ、それぞれが自分の運命の結末へと戦い抜いてゆく。

  予告編の映像が綺麗だったのと、チョウ・ユンファがお目当てだったのは言うまでもないかも。
  ただ、実際見てみると…ワイヤーで吊っているのが丸分かりなのが惜しい(^^;
  普通の人間使ってるんだから無茶を言うな、というのはあるけれど。
  しかし…事件の起こりからリーの迎える結末まで(って、ほとんど全篇になるけど)見ながら、イェンに向かって「全部
  お前が悪いんじゃーっ」とか思ったのは、私だけじゃないと思うんだけどなぁぁぁ(笑)

  飛びまわるシーンはとにかく、武術の格闘シーンはさすが本場、と思わせる動きでした。
  格闘モノが好きな人なら、見ていいと思います。

  CAST  リー・ムーバイ:チョウ・ユンファ / ユー・シューリン:ミシェル・ヨー
        イェン:チャン・ツィイー      / ロー:チャン・チェン
        ティエ氏:ラン・シャン       / ジェイド・フォックス:チェン・ペイペイ

  監督   アン・リー


X−MEN  X−メン

  アメリカの超人気コミックの実写化映画。
  原作のファンの人も、知らない人も楽しめる作品になっています。

  特殊な力を突然変異的に持ったミュータント。 彼らは、人間から恐れられ忌み嫌われる存在とされていた。
  中には、法的に縛り弾圧しようと力を尽くすものさえいる…彼らの運命を理解しようともせずに。
  その様子を、静かに見つめる二人の男。
  人間とミュータントの共存に希望を持つチャールズ・エグゼビア教授<プロフェッサーX>
  ミュータントが新しい地球の支配者と考えるマグニートー。
  人間を脅かそうとする計画に、プロフェッサー率いるX-メンが立ち向かう。
  過去をなくした一匹狼のローガン、その能力ゆえに人と触れ合えぬという哀しい運命を背負ったローグ。
  マグニートーに狙われた二人をX−メンの仲間に加え、過去仲間であった二人の間に火花が散ることとなる。

  原作…知りませんでした。
  日本で格闘のゲームになっていたのは記憶があって、「原色の派手な兄ちゃんたちが暴れる」というイメージで…。
  (ファンの方、すみません(^^;))
  パンフレットで原作の説明を読んで、初めて「すごい作品なんだぁ」と知りました。
  映画を見て…それまで頭にあったイメージが一掃されました。
  持って産まれた力・運命の重さから、逃れることが出来ない苦しさ。 それでも、その中で希望を持って歩く道を
  見つめること。 力を憎しみの方向へ働かせてしまったマグニートーと、できることを見つけ希望に変えようとする
  プロフェッサー。
  ただ派手な戦闘があるだけじゃなく、そういう心の部分がしっかりと語られてました。
  ローグが渋くてカッコいい♪と思ってしまった私は、サイクロプッスを「青いなぁ(^-^;」とか思いながら見てしまいました
  が…原作はもっとしっかりして誠実な男性だそうで。
  次回作(決まっているそうですね)に、ぜひとも期待したいところです。

  CAST  ローガン<ウルヴァリン>:ヒュー・ジャックマン / エグゼビア<プロフェッサーX>:パトリック・スチュアート
        マグニートー:イアン・マッケラン          / ジーン・グレイ:ファムケ・ヤンセン
        サイクロップス:ジェームス・マーズデン      / ストーム:ハル・ベリー
        ローグ:アンナ・パキン               / セイバー・トゥース:タイラー・メイン
        トード:レイ・パーク                 / ミスティーク:レベッカ・ローミン=ステイモス

  監督   ブライアン・シンガー


AUTUMN IN NEW YORK  オータム・イン・ニューヨーク

  久しぶりの、正統派ラブストーリー。
  ニューヨークを舞台に描かれた、「永遠の…真実の愛」

  ニューヨークで人気の高級レストランオーナーで、一年以上同じ女性と付き合った事がないというプレイボーイのウィル。
  美術学校で帽子のデザインを学ぶ、少女と女性の顔を併せ持つシャーロット。
  シャーロットの誕生日…祖母の知り合いであったウィルを紹介されてから、それは動き始めた。
  ウィルからの、舞踏会の為の帽子の製作依頼。誰のものかと思いを巡らせながら作られたそれは、シャーロット本人への
  送り物だった。
  舞踏会への招待を受け、艶やかに踊る二人は、次第にお互いに心を奪われてゆく。
  けれど、それは期限付きの恋。 …シャーロットは不治の病に冒されていた。
  プレーボーイであるウィルなら自分がいなくなった後も次の女の子がいるだろう。
  誰も、傷つくことのない恋…のはずだった。

  ウィルが、散々ひどいことをしてるなぁとか(シャーロットがいるのに他の女の子と寝たり、昔子供を作っておいて別れたり)
  恋ってしたいと思ってする物なのか、なんだか変に計画的なんじゃないか、とか。
  …かなり、ひねくれてるかもしれない(^^;;
  本気で誰かを好きになったらプレイボーイは廃業、なんてことを聞いたことがありますけど、ラストのおじいちゃんしている
  ウィルを見て、それを思い出してしまいました。
  誰かを愛することというのが、それだけ「人を変える」パワーを持っているというこのなのかな。
  リチャード・ギアの演技のせいなのかな? 男の「可愛さ」が見られる映画のように思います。

  CAST  ウィル・キーン:リチャード・ギア / シャーロット・フィールディング:ウィノナ・ライダー
        ドロレス:エレイン・ストリッチ  / ジョン:アンソニー・ラパグリラ
        リサ:ヴェラ・ファミーガ      / リン:ジル・ヘネシー

  監督   ジョアン・チェン


THE PATORIOT  パトリオット

  1700年代後半…アメリカ独立戦争の話。
  戦争映画ではあるのですが、クローズアップされているのは大切な人(家族・恋人・友人 etc)を思う気持ち。
  そして、そこから繋がっていく、愛国心。

  かつては有能で冷酷な戦士であり、フレンチ・インディアン戦争の勇士であったベンジャミン。
  亡き妻の望みで平和主義者となり農夫を営む彼の元に、独立という名の戦争が再び迫ろうとしていた。
  愛する家族の為に参戦を拒否する彼を、長男であるガブリエルは臆病者と呼び自らは戦地へ赴いた。
  2年の月日が流れ、次男であるトマスもまた参戦を希望する。それでも尚、頑なに平和主義を貫こうとするベンジャミン。
  けれどある日、負傷して何人もの兵士と共に転がり込んだガブリエルと、彼らを追ってきたイギリス軍の冷酷な大佐、
  そして、彼によって目の前で奪われたトマスの命が…再びベンジャミンを戦場へと呼び戻した。
  トマスの鉛の兵隊を溶かし固めて銃弾に変え、多くの仲間と家族を思う気持ちに支えられ、彼は戦場を駆け抜けてゆく。
  ただ一人の男との決着の為に、そして、アメリカという国の独立の為に。

  印象的なシーンがとても多い映画でした。
  スパイ容疑で捕らえられたガブリエルを救う為、わずか3人…しかも、まだ幼さの残る三男・四男を連れてのゲリラ戦。
  参戦した父に最初反発していたものの、徐々に認め、従い、絆を強くして行くガブリエル。
  神に使える身でありながら、村の為に殺生への場に踏み出して行く神父。
  亡き息子のものであった鉛の兵隊を、1つ1つ溶かして行くベンジャミンの表情。
  ずっと心を閉ざしていた末娘のスーザンが、休息の後再び戦地へ赴く父を、初めて「パパ」と呼びしがみついたシーン。
  最初は主人の命令で参戦し、1年(だったかな?)従軍すれば得られる自由の為に戦っていた黒人男性が、最後の戦い
  の場で戦友の白人に「お前はもう自由の身だ」と言われ「今は自らの意志でここにいる」と答えるシーン。

  書き足りない数々のシーン…そのどれもに、誰かを思う強い気持ちが溢れていて、切なくなったり暖かくなったり…。
  ラストは、思っていたのとまったく違ったのですけど…予想を外されたことが、すごく嬉しくなる終り方でした。
  守る物の為に戦う…強い父親像が、ここにあると思います。

  CAST  ベンジャミン・マーチン:メル・ギブソン       / ガブリエル・マーチン:ヒース・レジャー
        シャーロット・セルトン:ジョエリー・リチャードソン / ウィリアム・ダビントン大佐:ジェイソン・アイザックス
        パーウェル大佐:クリス・クーパー          / コーンウォリス将軍:トム・ウィルキンソン
        ジャン・ビルヌーブ少佐:チェッキー・カリョ     / アン・ハワード:リサ・ブレナー
        オリバー神父:ルネ・オーベルジョノワ

  監督   ローランド・エメリッヒ

 

 

 

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