GONE IN SIXTY SECONDS  60セカンズ

  スリル満点のカーアクション映画。
  息を飲むスピード、目を奪うアクション…危険が付き纏う多くの見せ場を、ニコラス・ケイジ自身がこなしたそうです。
  スタントマンに頼らなかったからこそ表現できた迫力というのが、確かにあるのだと思いました。

  どんな車でも“60秒”で奪ってしまうという、伝説の高級車専門泥棒・メンフィス。
  6年前、突然仲間の前から姿を消して足を洗っていた彼が、弟の命を救う為に再び元の世界へと戻ることになる。
  様々な思いのすれ違いから自分と同じ道をたどってしまった弟が犯した失敗…それを埋め合わせる為の過酷な条件。
  4日間で、高級車50台を盗むこと。
  かつての仲間の助けを得、今度こそはと逮捕のチャンスを付けねらう警察の目を潜り抜け、緻密に計算されたプロジェクト
  が動き出す…残された、わずか24時間という中で。

  車好きの方は、きっと見ていて面白いと思います。
  もちろん、車に関してはさっぱり、という人も十分楽しめます(私は、めいっぱい車音痴(^^;)
  1台一台に女性の名前をつける、という発想もすごいと思うですが…50台全部を覚えるっていうのもなんだかすごい、と
  思いました(笑)
  「ガブリエル」って…女性名でも使われるのかぁ。 …って、感想になってないぞぉ(汗)
  映画の中の紅一点、アンジェリーナ演じるスウェイがとてもカッコいいです。
  クールで強く、色っぽい。 メンフィスとのからみが絶妙です。

  難しいことを考えず、とにかくドキドキしながら観て…観終わってすっきりする。
  そういう映画かな、と思いました(良い意味で、ね)

  CAST  メンフィス・レインズ:ニコラス・ケイジ   / スウェイ:アンジェリーナ・ジョリー
        オットー・ハリウェル:ロバート・デュバル / アトレー・ジャクソン:ウィル・パットン
        ドニー:チー・マクブライド          / スフィンクス:ヴィニー・ジョーンズ
        キャッスルベック刑事:デルロイ・リンドー / キップ・レインズ:ジョヴァンニ・リビージ

  監督   ドミニク・セナ


SCARY MOVIE  最終絶叫計画

  ホラー・サスペンスを中心に、30以上もの有名作品のパロディが織り交ぜられた、ホラー・コメディ。
  R指定映画(17歳以下は保護者同伴)です。
  ホラーが好きな人、過去にたくさんそういう映画を見ている人、そして、ちょっと(?)卑猥なギャグを笑って流せる人なら、
  楽しめると思います。

  ストーリーとしては…過去に引き逃げ(しかも、追い剥ぎ(爆))の秘密をもつ6人の男女(3組のカップル)が、次々と殺人鬼
  に襲われてゆく。
  対抗しようとあがらいながら、または、殺人鬼の存在など鼻で笑いながら…次々に増えてゆく犠牲者。
  そして、結末は意外なところに…。

  さて…ご存知の通り(?)私は、ホラーが苦手です(^-^;
  なので、過去のホラー作品をいっさい知りません。
  コメディちっくな部分には笑えもしたのですが、ギャグの下品さに閉口する部分も多かったです。
  パンフレットも…なんだかもう…(笑)

  ホラー好きの方が、どれだけパロディを見抜けるか、という楽しみ方をする…というのが一番良い気がします。

  CAST  ドリュー・デッカー:カーメン・エレクトラ / ボビー:ジョン・エイブラハムズ
        シンディ・キャンベル:アンナ・ファリス / バフィ:シャノン・エリザベス
        レイ:ショーン・ウェイアンズ       / ブレンダ:レジーナ・ホール
        グレッグ:ロシリン・ムンロ        / ドゥーフィ:デイブ・シェリダン

  監督   キーナン・アイボリー・ウェイアンズ


STUART LITELE  スチュアート・リトル

  ちょっと変わったスタイルの、ファミリー映画。
  暖かさと元気、笑いとちょっとハラハラドキドキを味わわせてくれる…コメディと呼ぶにはちょっと贅沢な映画でした。

  新しい家族を迎える為に養護施設を訪ねた、リトル夫妻。
  二人が会ったのは、賢く、いじらしく、自分の姿…人間ではなく、ネズミであることを思って控えめではあるものの、なに
  より家族に憧れる「スチュアート」
  そんな彼を気に入ったリトル夫妻に連れられて、スチュアートは様々な幸せとトラブルに満ちた「家族」との生活に飛び
  込むことになる。
  ショックな出来事に落ちこんでも、絶体絶命のピンチに襲われても、前向きな気持ちはいつも彼を良い方向へと導いてく
  れる…。

  様々な出来事に、前向きさをなくそうとせず、信じることを大切にするスチュアート。
  そんな彼の心を愛した、リトル夫妻。
  最初は拒絶したものの…彼の明るさや一生懸命さに徐々に気持ちを許し「僕の弟だ!」と受け入れたジョージ。
  「ネズミのペット」という屈辱さに、どうしてもスチュアートを許せなかったのに、大切な家族のことを思い、最後に彼の命
  を助けたスノーベル。
  「家族」の繋がり。大切な人を思う気持ち。 そんな大切な物が明るさの中に詰め込まれています。
  ちょっと疲れてしまったときに観たい映画、かな。

  ネズミが主人公…というのが、非現実的、というか、ちょっと絵本的な感じ。
  そういう目で見てしまったら、ツッコミどころだらけになてしまいますが(^^;;
  なんでネズミだけ普通に話せて猫は話せないの、とか…猫が好きだから(笑)
  こんな私なので、敵で悪賢い猫たちに、それでも反感持ち切れずにいました(こういう見方も、ありということで)
  もうひとつ、ツッコミ。
  パンフレットで「トムとジェりー」のアニメについて触れられていたのだけど…トムがネズミでジェりーが猫になってた(^^;
  これは…書いてる人の勘違いなのか誤植なのか…いまだに、ちょっと気になる(笑)

  CAST  スチュアート(声):マイケル・J・フォックス   / ミスター・リトル:ヒュー・ローリー
        ミセス・リトル:ジューナ・デイビス       / ジョージ・リトル:ジョナサン・リップニッキー
        スノーベル(声):ネイサン・レイン        / スモーキー(声):チャズ・パルミンテリ
        レジナルド・スタウト(声):ブルーノ・カービー / カミーユ・スタウト(声):ジェニファー・ティリー

  監督   ロブ・ミンコフ      


Reindeer Games  レインディア・ゲーム

  どんでん返し満載の、サスペンス・スリラーです。
  タイトル…意味不明なのですけど(^^; 「Reindeer」ってトナカイ、という意味のようですけど…やっぱり、サンタ姿の
  強盗、というところから来ているのかなぁ??
  実はこの映画、予告等見たことがなく、何の前知識も情報もないまま(その日まで、こういうタイトルの映画をやっている
  ということすら知らなかった(^^;))時間潰し的な感じで入りました。
  けれど、思いの他展開が面白く…良い拾いものをした気分でした(笑)

  車泥棒、という経歴は持つものの…いかにも人の良さそうな、普通の青年なルーディ。
  たったひとつの嘘が、彼の運命を大きく変える。
  嘘に嘘を重ね、自分を守る為に言葉で綱渡りをして行く。
  それぞれが騙し、騙されながら…1人ずつ、破滅の道へと落ちてゆく…。

  前半、伏線だらけです(^^; 見ているうちに、何を信じていいのやら混乱してきます(笑)
  余計なところに目を奪われていると(主人公のわりに、なんか弱いなぁ、とか(爆))見落としてしまう部分もあるかも。
  ビデオで見るのなら、吹替え版で見た方がいい気がします。字幕を読む手間が減るから(^^;
  アクションが始まると、「あぁ、あの時のあれ!」と思うところも結構あったりしたのですが、後からパンフレットを見て、
  そういえば、と思った部分もいくつかあって…ちょっと惜しかったです。

  ラストはハッピーエンド、ということになるのでしょうけど…ベンって、襲撃事件の犯人の1人だよなぁ。こいつが手引きし
  たせいでいっぱい人が死んだんだよなぁ…と、ちょっとだけすっきりしなかったりして(^^;
  結構、ツッコミ甲斐のある作品な気もします(笑)

  CAST  ルーディ:ベン・アフレック    / ガブリエル:ゲイリー・シニーズ
        アシュリー:シャーリズ・セロン / ジャック・バングス:デニス・ファリーナ
        ニック:ジェームズ・フレイン   / パグ:ドナル・ローグ
        ジャンピー:ダニー・トレホ    / アラモ・ダナ:スタブルフィールド

  監督   ジョン・フランケンハイマー


M:i-2  ミッション:インポッシブル2

  例によって…1を見てません(^^;
  スパイ大作戦すら、例の音楽と「なお、このテープは…」のフレーズしか知らないしぃ(汗)
  それでも、楽しめました。 大丈夫です(笑)

  生物兵器を巡る、頭脳戦・神経戦…そして肉弾戦。
  宿敵との対決は、魅惑の女泥棒を挟んだ愛憎劇までも含んで…互いを、とことんまで追い詰めてゆく。
  息をつく暇さえつかせない、緊張とトラブルの連続で、最後まで見るものの目を引きつづけてゆく…。

  スタントシーンのほとんどをトム自らがやったというだけあって、かなり見せ場は多かったように思います。
  特に、最初のロッククライミングは…ほんとにあんな危険なところを自力で登っていたんだと思うと…自然に拳を握り締
  めたくなります。
  バイクアクションの迫力も、カッコイイ(^^) 手に汗を握る・息を詰める、というのがぴったりの、目を奪われる場面でした。
  ただ、格闘シーンは…あんな大技、普通当たらないよぉ、とか思ってしまいました(^^;
  サマーソルト(で良かったと思うのだけど)って…背中がすっごく無防備なんだもん。
  …これは、私がジャッキー・チェンのファンだから思うのかも、ですけど。
  あと…ハントの行動が全部ダグレイに読まれてしまっているのも、ちょっと笑ってしまいました。…どこか一つくらい、意
  表をついてくれても良かったに…と思うのは私だけでしょうか(^^;

  トム・クルーズのファンで、彼の演じるラブロマンスとアクションが見たい!という人はぜひ見てみましょう。
  ところで…トム・クルーズって、歳を重ねるごとにいい男になって行くなぁ…と思ったのは、私だけでしょうか?(笑)

  CAST  イーサン・ハント:トム・クルーズ        / ダグレイ・スコット:ショーン・アンブローズ
        タンディ・ニュートン:ナイア・ホール      / ヴィング・レイムス:ルーサー・スティッケル
        リチャード・ロックスバーグ:ヒュー・スタンプ / ジョン・ポルソン:ビリー・ベアード

  監督   ジョン・ウー

 

 

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