Notting Hill  ノッティングヒルの恋人

  なさそうでありそうな、現実的で非現実的なラブストーリー。
  最初、ウィリアムを見て「これくらいの顔で、これくらいまともな性格なら、何も手の届かないようなスターと恋に落ちなく
  ても充分…」なんて、映画の趣旨に逆らうようなことを考えてしまいました(汗)

  ウィリアムがなんだかあまりに普通すぎて、でも、だからこそアナの「スター」としての顔が引き立つのかなぁ…なんて
  思いました。
  ジュリア・ロバーツと比較していいものかどうか分かりませんが、例えば自分の男友達が工藤静香(私の趣味…笑)とか
  を彼女としてつれてきたらどう思うだろ、とか… ←当時はまだキムタクとの話、なかったからぁ(^^;
  きっと動揺するだろうなぁ…なんて考えると、興奮しつつも「友人」として迎え入れた彼らはすごいと思いました。
  友人といえば…スパイクはすごいキャラクターだと思います。ウィリアムとは全然タイプが違って…なんで、この二人が
  一緒に暮らしてるんだろう??て真剣に考えてしまいました(笑)
  でも、ラストの方でアナを受け入れなかったウィリアムに「なんて馬鹿なんだ」とはっきり言ったシーンと、彼をアナのとこ
  ろへ行かせる為に往来で身を張って車を止めたシーンは「おぉ〜、いい友達だ」なんてちょっと感動してしまいました(^^)

  この映画は、どちらかというと「男性向けラブストーリー」なのではないでしょうか。
  「一般的な青年」であるウィリアムに自分を重ね、スターとの奇跡の恋に酔う。
  女性の方は、自分を重ねる対象がないですものね。 自分がスターだったら…と、アナに重ねる??

  CAST  アナ・スコット:ジュリア・ロバーツ / ウィリアム・タッカー:ヒュー・グラント
        スパイク:リス・エヴァンス      / ベラ:ジーナ・マッキー
        マックス:ティム・マッキンリー   / ハニー:エマ・チャンバーズ

  監督   ロジャー・ミッチェル


SHAKESPEARE IN LOVE  恋におちたシェイクスピア

  こちらも、時代背景は16世紀。
  シェイクスピアというのは、すごいらしいですね(らしい…は失礼か(・・;)) 世界中に熱狂的なファンの方がいらっしゃる
  そうで…。
  私が知っていることといえば…シェイクスピアの名前と「リア王」「ヴェニスの商人」「ハムレット」そしてこの作品の題材
  となっている「ロミオとジュリエット」の題名のみ。
  学がないったら…(__;)

  虚実が織り交ぜられた、「ロミオとジュリエット」に勝るとも劣らない恋愛劇でした。
  偉人としての偶像ではなく、一人の「男」としてとても人間的なシェイクスピアと、時代に逆らうように自分の意思をつき通
  し、夢に手を伸ばそうとするヴァイオラ。
  許されないからこそ燃え上がる二人の恋と、それをそのまま映し出すかのような情熱的な舞台。
  別れの日、練習ではロミオを演じていたヴァイオラがジュリエットとしてシェイクスピア演ずるロミオと舞台に立ったシーン
  は…都合がいいと思いながらも、やっぱりため息ものでした。

  これも、最後は賛否両論なのでしょうか?
  ラブストリーとしていえばハッピーエンドではないのですが…時代的な事を考えれば、ラストはこれで納得できると私は
  思いました。

  CAST  ヴァイオラ・デ・レセップス:グウィネス・パルトロウ / ウィル・シェイクスピア:ジョセフ・ファインズ
        フィリップ・ヘンズロー:ジェフリー・ラッシュ     / ネッド・アレン:ベン・アウレック
        ウェセックス卿:コリン・ファース            / エリザベス女王:ジュディ・デンチ

  監督   ジョン・マッデン


EVER AFTER  エバー・アフター

  現代(?)版シンデレラ。時代背景は16世紀だそうです。
  中世ヨーロッパの衣装はいいですね〜♪

  「現代風」だからでしょうか…王子がなんだか情けなく見えてしまう程、女性がすごく強いです(笑)
  ヒロインはもとより、彼女の継母や姉妹達、それに毅然とした王妃。
  私自身が情けない男が好きでないせいか(やっぱり男は強くなくては…精神的にね)どうしてもヒロインにばかり関心が
  行ってしまいました。
  情けないと言っても別にぼんくらではなくて(笑)ヒロインの心を射止めた素質は見とめるのですけど…女におぶわれて
  盗賊に助けられるシーンとか、ちょっとねぇ…。

  愛した夫の娘、愛した夫が愛していた女の子供…情と、妬み。「情」はあったはずなのに…王子の出現で、「妬み」ばか
  りが膨れていってしまう。ダニエルの母、夫の前妻に負けたくないという思いで、自分の娘を王妃にしようと躍起になるロ
  ドミラは、すごく哀しい女性だと思うのです。
  母の期待を受け…自らも自分に自信を持ちダニエルへのライバル心に燃えるマルガリート。内気で母と姉に押されるだけ
  だったのが、いつしかダニエルの勇気と気丈さに影響され彼女に味方するジャクリーヌ。
  ダニエルを取巻く女性家族の愛憎劇は、童話のシンデレラにはない深みがあると思います。

  童話の「甘い」ラブストーリーとはまた違った、「大人の為のシンデレラ・ストーリー」ですね。

  CAST  ダニエル:ドリュー・バリモア   / ロドミラ:アンジェリカ・ヒューストン
        ヘンリー王子:ダグレイ・スコット / レオナルド:パトリック・ゴッドフリー
        マルガリート:ミーガン・ドッズ   / ジャクリーヌ:メラニー・リンスキー

  監督   アンディ・テナント


BABE 〜PIG IN THE CHTY  ベイブ 都会へ行く

  実を言えば、私は「ベイブ」の1作目を見ていないのです(爆)
  それでも、充分に楽しめました。
  出演している動物たちがすごく人間っぽくて、豚や猿や犬だというのを忘れてしまいそうでした(笑)

  都会のクールな動物たちに冷たくあしらわれながらも、素直で正直で一生懸命な姿勢を変えないベイブがなんだかすごく
  可愛かったです。だからこそ、皆が彼に惹かれて行くんだなぁっていうのが、すごくよく感じられました。
  最初ベイブの事があまり好きじゃないように見えた(前作を知らないからかな、これは)エズメが、ベイブの事をすごく気
  にして彼を助ける為に走りまわるのも、「ああ、いい人だ」って(笑) 見た目より(失礼)身軽なんですよねぇ。
  「俺の幸運の豚」を追いかけて必死で飛ぶフェルディナントくんの根性と心意気は、なかなか拍手もんでした(笑) と中
  で力尽きて、ペリカンに助けられているのがまた笑えます(^^)

  ラストは、みんな収まるところに収まって…なんだかほっとできました。
  はらはらドキドキと心が温まるシーンとが一緒になった映画ですよね。家族そろって、皆で見るのもいいと思います。
  とにかく、1作目を見なければ…(笑)

  CAST  エズメ・ホゲット:マグダ・ズバンスキー / アーサー・ホゲット:ジェームズ・クロムウェル
        女主人:メアリー・スティン         / ファグリー・フルーム:ミッキー・ルーニー

  監督   ジョージ・ミラー


RUSH HOUR  ラッシュアワー

  ジャッキー・チェンが目当てで行きました(笑)
  ハリウッド本格進出第一弾ということでしたが…舞台が変わってもその身のこなしはやっぱり健在。
  走っているバスから標識に移るシーンなんて、すごく軽々、という感じで本当に「さすが」です。

  「罪はもちろん許せないけど、命が何より大切」
  ジャッキーが出る映画って、必ずこんな印象があります。
  この映画でも、スーを助けたくて必死で「まだ10歳(11歳だったかな?)なんだ、死なせたくない」と言うシーンを見て
  そんなことを感じていました。
  機関銃のようなクリスと今回はちょっと無口なジャッキーの対比はなかなか面白かったです(笑)

  後半はアクションの連続で、やっぱりこうでなくては(笑)
  クリスとの息のあったアクションは見ものですね。彼も昔からアクションスターだったんじゃない?と思うくらい、いい動き
  を見せてくれたと思います。
  ラスト近くで壷を守りながら戦うシーンは、すごいと思いながらもなんとなくコミカルな感じがしました。
  割れてしまうたびに「ああっ、もったいない〜」と(なに考えてんだか(^_^;))
  笑えたりハラハラさせられたり…なんだか「元気になる映画」という感じですね。落ちこんでいる時に見るといいかもしれ
  ません(笑)

  CAST  カーター刑事:クリス・タッカー       / リー捜査官:ジャッキー・チェン
        タニア・ジョンソン:エリザベス・ペーニャ / グリフィン/ジュンタオ:トム・ウィルキンソン
        ハン中国判事:チー・マ           / スー・ヤン判事令嬢:ジュリア・スー

  監督   ブレット・ラトナー

 

 

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