第3章 竜飛崎よどてっ腹をぶちぬかれちゃったね
 軽い衝撃で目が覚めました。列車は、どこかの駅を出発したようです。
 時間は、5時前でしたので、時間どうりに走っていれば羽後本荘駅を出発した頃です。
 一度起きてしまうとなかなか寝られないので、通路に着いている補助席で外でも眺めようと
 思って、カーテンを開けると・・・
たたずむM氏
 すでにM氏が起きていました。朝、いつもの癖で起きてしまったとの事でした。
 列車は、定刻どうりのようで、通路では秋田駅で降りられる方が身支度を整えていました。
 天気は、ちょっと曇り気味のようでした。
 列車は、奥羽本線の主要駅に止まりながら、8時26分に青森駅に到着しました。
 ここで、「日本海1号」は、5号車より後ろを切り離したり、青函トンネル用の機関車に付け替え
 たりするので24分ほど止まります。
    
   「日本海1号」  青森駅                 T氏青森到着の図
 青森駅で停車中に朝食を買い込み、青函トンネルへ列車は進みます。
 ここから進行方向が逆になり、右側には、陸奥湾が見えてきます。
 ちょうど見え始めた頃、車掌さんが、
 10個めのトンネルが青函トンネルだということや、トンネルの歴史などをアナウンスしてくれました。
 大小9つのトンネルをくぐり抜け、青函トンネルに突入しました。
 トンネルに入ってしまうと、景色は当然見えないのですが、
 トンネルの一番深い部分には、緑と青の蛍光灯が光っているそうです。
 車内からですと一瞬しか見れませんが、注意深く見ているとすぐに分かります。
 約40分ほどで青函トンネルを抜け、ついに北海道に上陸しました。
 木古内駅をすぎると、右側に今度は函館山が見え隠れします。
 北海道に来たなぁ、と思う瞬間でした。
 列車は、定刻どうり11時16分に函館駅に到着しました。
 ホームに降りると、カラッとした気持ちの良い風がふいていました。

 第4章 はるばる来たぜ函館!!
 KOMEにとっては高校以来の函館です。以前来た時とあまり変わってないようでした
 さて、次の列車の時間まで暫くありますので、ちょっと函館散策となりました。
 まず、函館山の方へ向かうことになりました。
 駅前から市内電車に乗り、十字街まで行き、そこからロープウェー乗り場へ向かいました。
 ここのロープウェー乗り場までは、結構な坂道です。
 しかし、数歩歩いて振り返ると、だんだん町並みが下の方に見えるようになっていきます。
 ロープウェー乗り場で数分待ち、山頂へ向かいました。
 しかし、山頂は真っ白・・・
 頂上の方だけ霧(雲?)がかかっており、下界は、ほとんど見ることが出来ませんでした。
    
  かろうじて見えた下界                  ショックのあまりたたずむの図
 そんなわけで、頂上からの景色を見ることが出来ませんでした。
 しかし、何とか函館市街を撮っておきたかったので、帰りのロープウェーで撮影してみました。
   
    雲の切れ間からの一枚                 函館駅付近
 ロープウェーを降り、再び十字街から市内電車に乗りました。
 次は、五稜郭へと向かいました。
 個人的には、函館競馬場へ行きたかったのですが、あえなく却下・・・
 五稜郭公園前の電停から、五稜郭までは、暫く歩きます。
 函館山山頂とは違い、歩いていても、結構汗をかきました。
 しかし、私たちは、ひねくれ者、且つみょーなところでけちんぼなので、
 五稜郭タワーは登らない(笑)
 かといって、公園の中を散策したわけでもありません。
 私たちは、暑さに負けて、公園の茶屋でビールを飲み、焼きそばを食べ一休み・・・
 いったい、北海道まで何しに来たんだか・・・ まぁ、毎回こんな感じなんですけどね。
 しかし、ここの茶屋の焼きそばはうまかった。
 旅行後、何がおいしかったかと、思い浮かべてみると、ここの焼きそばが真っ先に浮かびました。
 どこにでもある焼きそばのはずなのになんで美味しかったんだろう・・・
 
 茶屋のマスコット犬
 すっかり、茶屋でくつろいでしまった私たちは、他に見る時間もなくなり、
 バスで函館駅へ戻りました。

 第5章 函館本線
 だらだらと、函館散策を終え、「スーパー北斗13号」で札幌へ向かいました。
 「スーパー北斗」は、カーブでもあまりスピードを落とさなくてもいい作りになっている車両でした。
 函館駅を15時02分に出発しました。
 私たちの席は、進行方向の左側だったので内浦湾をじっくり見ることが出来ませんでした。
 それならば昭和新山を見てやろうと思っていたら、これまた雲で全く見えませんでした。
 今回の旅行は結構雲に悩まされています。
 それどころか、東室蘭駅ではついに雨が降り出してきました。
 結局、そんなに本降りにはなりませんでしたが、しょぼしょぼ雨が降る中、
 札幌駅に到着しました。
 駅の改札を出ると、雨は気にならないほどになっていました。
 函館駅にて
 さて、ここから本日のお宿の中村屋旅館を目指しました。
 旅館は、旧北海道庁の近くにあり、駅の近くにしてはかなり静かなところにありました。
 旅館に着くと、すでにオートバイで北海道を回っていたY氏と久々に対面しました。
 Y氏は、私たちよりも早くフェリーで北海道入りし、
 宗谷岬や富良野、襟裳岬などを回ってきたそうです。
 節約のため、夜はすべてバス停で寝ていたとのことでした。
 何でも、北海道のバス停には、冬の寒さをしのぐ為か、扉がついているんだそうです。
 そんな訳で、結構バス停での仮眠は苦にならなかったそうです。
    
 旅館で再会の図                      豪華な夕飯
 風呂に入って、食事を頂きました。たまには、こんな夕食もいいものですねぇ。
 夕食後、すすきのへ飲みに行く元気もなく、私たちは、早々と寝てしまいました。
 
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