第6章 札幌〜小樽どたばた散策
 翌朝、カラスの鳴き声で目を覚ましました。
 中村屋旅館の朝食は、バイキング形式でした。
 我々は、朝食からひたすら食べまくり、お櫃のおかわりまでしてしまった。
 8時すぎに旅館を後にし、まず、時計台へ向かいました。
 ちょうど、出勤時間と重なり、時計台までの道は、結構人がいました。
 さすがに、時計台まで来ると、観光客ばかりでしたが・・・
 本来なら、内部を見学したかったのですが、月曜日が休館(旅行日は月曜日)なので
 内部は見学できませんでした。
 その後、テレビ塔へ向かいました。
 テレビ塔からの眺めは、いつ見てもすっきりしていて、私は結構好きです。
 高所恐怖症のくせにこういう所は登ってみたいのでした。
 でも、ガラスぎりぎりまでは行けないんですけどね・・・
     
    時計台               テレビ塔              大通公園
 そんなわけで、ここから、中央市場へ向かいました。
 中央市場には、私たち観光客でも買えるように場外市場があります。
 そこで、我々は、新鮮な海の幸をおみやげにしようと、向かったのでありました。
 場外市場は、地下鉄の二十四軒駅から徒歩10分位の所にあります。
 我々は、ここで、かに・うに・いくらなどを買い込み、クール宅急便で送りました。
 後日KOMEは、家に帰ってから、「うに・いくら丼」を魚沼産のコシヒカリで食べるという、
 すごいことをしてしまいました。
 さて、場外市場で買い物した後、我々は、今回の本当の目的の
 「サッポロラーメンを食べる」こととなりました。
 地下鉄でまた大通まで戻り、ラーメン横町へ向かいました。
 ラーメン横町では、各店から呼び込みの声が掛かります。
 我々は、一通りのぞいた後、じゃんけんで勝った人が、店を決めるということになりました。
 結果、こんな時にKOMEが勝ってしまいました。
 KOMEは、この通りの中で唯一声をかけられなかった「とらさん」という店に入りました。
 お味は、まずまずでしたが、残念な事に、調理中にお店の人がタバコ吸っていた・・・
 ただ、お店の中はいろんな有名人の色紙が飾ってあります。
 何でも、ここのお店の大将と北野武さんはお友達だそうな・・・
 そんなわけで、KOMEとM氏はおなかが膨れたのでここで退散・・・
 残りのI氏・Y氏・T氏の三人は、もう一件食べに行きました。
 ビーズの稲葉さんがプロモーションビデオで使った店だったそうです(店名失念)
 お味は、「とらさん」よりも良かったと申しておりました。
 その間、KOMEとM氏は、近くのバッティングセンターで腹ごなし・・・
 ほとんど普段の生活と変わりませんなぁ
 その後、二杯目を食べた3人と合流し、次は、小樽へ向かいました。
 小樽といっても小樽運河を見たり、すしを食べたりしたわけではありません。
 我々は、99年春オープンした「マイカル小樽」へ向かったのでありました。
 ここへ向かう函館本線の景色は結構きれいです。
 ほんとに海ぎりぎりを走って、気持ちいいです。
 さて、マイカル小樽ですが、小樽築港の駅とつながっており、電車で行っても便利です。
 マイカル小樽には、「西部警察」や「吉本新喜劇」などのテーマパーク(?)などがあります。
 「西部警察」のブースには、Tシャツや携帯電話ストラップ、サントラや
 なぜか「石原プロ名物炊き出しカレー」なんかも売っておりました。
 「吉本新喜劇」の方は、入場料を払わないと、ブースに行けない仕組みになっていて、
 さすが吉本!! と、みょーなところで感心してしまいました。
 結局、マイカル小樽でも、ゲーセンで遊んだりして、ほとんど何もみないで、
 札幌に戻ってきました。まぁ、いつもこんな旅行なのでいいんですけどね。
 札幌に戻って、旅館で夕食後、今日こそ「ススキノ」へ飲みに行こうと、思っていたのですか、
 結局、その日もふかふかの布団の上でちょっと寝ていたら、結構いい時間になっていたので、
 行けずじまいでした。全く不思議な旅行ですなぁ。観光地巡りほとんどしないし・・・
   
   西部警察署にて?                   Y氏逮捕の図

 第7章 帰りはひとっ飛び
 あまり、観光地らしい所は、ほとんど回ることが出来ませんでしたが、
 普段、KOMEは、この四人と顔を合わすことがほとんどないので、こうして一緒に旅行できて、
 大変嬉しく思っております。
 また、毎年、誘ってくれてありがとうございます。この場を借りてお礼申し上げます。
 そんなわけで、早くも北海道を去ることになりました。
 飛行機のチケットが午前中しか取れませんでしたので、朝食を終え、新千歳空港へ向かいました。
 バイクで旅行を続けるY氏とは、ここでお別れです。
  Y氏とお別れ
 しかし、彼は、その1時間後、とんでもない目に遭っておりました。
 そんなことは、全く知らずに、M氏・I氏・T氏・KOMEの4人は、新千歳で大量におみやげを買い、
 10時10分発のJAL852便で名古屋空港へ向かいました。
 機種は、B737−400というあまり大きくない(と言うより小さい)飛行機でした。
 KOMEは、今回、生まれて初めて飛行機に乗りました。今時珍しいでしょう。
 そんな訳で、私だけ、飛行機に乗ったときから緊張しておりました。
 初めて乗った感想は・・・「ジェットコースターの加速みたい・・・」
 以外と、急激に高度があがるもんなんですねぇ。
 あっという間に雲の上に出ていました。
      
  お見送りの図                        見事離陸!! さらば北海道!!
         
    下界は見えず・・・                      名古屋は曇り空
 ただ、楽しみにしていた、飛行機からの景色は、見事に雲で見えませんでした。
 函館山も、昭和新山も雲で見えなかったのでした。
 私たちが、飛行機の機中で音楽なんか聞いてくつろいでいた頃、
 朝別れたY氏は、函館に向かう途中、中山峠で、ドライブインから出てきた車をよけきれず、
 横転していたらしい。しかも、バイクまで壊れてしまっていたらしい。
 今回の旅行で一番トホホな出来事であった。
 幸い、怪我はしたものの、命に別状はなく、バイクも親切な修理工場で応急処置をしてもらい、
 予定より一日早く帰ってきました。
 そんなことも知らず、我々は無事名古屋空港に到着し、13時発の四日市行きの高速バスに乗り、
 四日市へと舞い戻ったのでありました。
 
 あとがきみたいなもの
 今回の旅行は、私が以前勤めていた会社の方が毎年、夏になると誘ってくれる、
 「ラーメンツアー」の完結編となっておりました。
 私が、自営業のため、今回の旅行も、私の都合にあわせて頂いて感謝しております。
 以前、一人で北海道に行ったことがあったのですが、その時は、観光地と呼ばれる所を、
 急ぎ足で見て回るような旅行でした。その結果、写真を撮るだけのような旅行となってしまい、
 あまり、思い出としては、残っていませんでした。
 今回の旅行は、それとは逆に、気の合う人と、大した計画も立てず、という旅行でした。
 旅行先での会話や行動も普段とあまり変わらないような事ばかりでしたが、
 言葉ではなかなか言い表せませんが 「気持ちのいい」 旅行だったと思います。
 
  
旅行記・観戦記
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