2003年11月03日

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  ザ・サークルのギター弾き「ムラさん」から、 日頃お世話になっている「みなさん」へのお便りです。 ホーム・ページでは十分に伝えられないザ・サークルの近況や、 文化情報、私の雑感などを、随時お知らせします。
メイルでも配布していますので、必要な方はお知らせください。次回からお送りします。
ご意見、ご感想などは、 Eメール でどうぞ。

 昨2日は、 英語劇に音楽を付ける という貴重な演奏体験をさせていただきました。

ザ・サークルのバンド活動外で、 個人的に頼まれたものです。 バンジョーでという注文でしたので、 これまた大変でしたが、 素人役者の方たちと素人音楽家が協力して一つの形を作っていくのは、 とても面白いことでした。

3月の絵画教室とのジョイントに続いて、 音楽的な幅が広がったような気がしています。

今回は、久々の映画の話題と、 ウイルス騒動の顛末の最終回です。

 ◇マッチ・スティック・メンは面白かった◇ 

 「最近映画の話題がありませんね」 とおっしゃってくれる方がありましたので、 久しぶりに映画の話です。

「忙しくて行っていないのですか」 と聞いてくださる方もあるのですが、 最近では、 釣りバカ14、ホテル・ハイビスカスなど、 少しは行っています。

 それぞれ面白かったのですが、 今年は、是非お薦めという映画が少ないように思います。
でも、「マッチ・スティック・メン」 (公式ホームページ) は、お薦め。 面白かったですよ。

 日本では、ある種の政治家のことを マッチ・ポンプ などと呼びますが、 米国で、 マッチ・スティック・メン というと、詐欺師のことらしい。 つまり、詐欺師が主人公の映画です。

この映画、 筋に手が込んでいるので、 お薦めしようとしても、紹介が難しいのです。 筋を聞いてから見ると面白さが半減するのです。 (新聞の映画評も歯切れが悪い) 詐欺の鮮やかな手口も出てきますが、 それを楽しむ映画ではありません。

神経質な詐欺師と少女の交流を描いた映画、 あるいは「レオン」の詐欺師版とでも言いましょうか。

正攻法でよくつくりこまれた映画という感じで、 面白かったですよ。
 ところで、「マッチ棒おとこ」が何で詐欺師なのか、 ご存知の方、教えてください。

 ◇続々・ウイルス騒動始末記◇ 

 前回は、 復元機能を無効にしたら、 ウイルスの痕跡が完全に除去できた、 というところまでお話ししました。 今回は、その続き、最終回です。

◇CD−Rが焼けない◇

 ところが、今度は、別なトラブルが発生。 CD−Rドライブをソフトが認識しなくなったのです。 CDドライブとしては認識するので、読めるのですが、 記録できる媒体として認識しないので、書き込めないのです。

最近インストールしたソフトをアンインストールするとか、 書き込みソフトを再インストールするとか、 デバイスを削除して再認識させるとか、 いろいろやってみてもらちが明かないので、 メーカーのサポートに問い合わせました。
既にあなたのやったこと以外で考えられる対策は、 OSの再インストールか、ハードの故障修理くらいですね と言うのです。

OSの再インストールということになると膨大な作業が出ますので、 ここは、まず機器の故障の線から、対策することにしました。
メーカーのいう修理代よりは、買う方が安いので、 内蔵型のCD−Rドライブを買って取り付けましたが、 やはり認識しないのです。

◇ノートンくん、やはり君が犯人か◇

 私の場合、CD−Rを使うようになってから、まだ1年程度です。 迷いましたが、いったん使い出したらCD−Rなしの生活には戻れません。

残された手段は一つ、OSの再インストールです。 マニュアルにしたがって、ハードディスクの中身を買ったときと同じ状態に戻すのです。

ハードディスクの内容が消えてしまいますので、 予めデータのバックアップが必要です。 OSの再インストールの後、 保存しておいたデータや設定ファイルを戻したり、 ソフトのインストールをし直したりと、 休日ごと何日もかけて面倒な作業が続きます。

ソフトをインストールするたびに、 CD−Rを認識するかどうかテストしていきました。 バックアップソフトをインストールした途端に、 CD−Rを認識しなくなったのです。
ここでは、OSの復元機能が役に立ちました。

 実は、一番最近にインストールしたこのソフト が怪しいと思っていましたので、 早速アンインストールもしたのですが、 勝手に設定を変えてしまって、もとに戻さないのですね。
「ノートン・ゴースト2003」というソフトです。 非常に質(たち)の悪いソフトだという印象です。

調べてみると、この会社のウイルス対策ソフトでも同じような症状が出るらしい。 「ノートン・アンチビールス2003」といって パソコンやさんにたくさん並んでいるソフトです。 この会社のホーム・ページに、 CD−Rを認識しなくなった場合の対策が出ています。
ゴーストの方は、何も出ていない。

 インストールしていくなかで、 発見された「ウイルスの痕跡」は、 実はあるソフトのインストールCDに含まれていることがわかりました。 ということは、このソフトをインストールしたときから、 ウイルス(の痕跡)はあったことになります。 インストール後、何回かスキャンしたのに発見されていません。

ということは、検索のデータが更新されて、 プロテクトがきつくなったので、 引っかかってきただけなのです。 何か独り相撲をとっていたような、…。

このソフトをインストール後、 復元を無効にして、無事「痕跡」を削除。 ようやくきれいな体になりました。

◇高い授業料、得難い経験◇

 何の益もないことにずいぶん労力をかけました。 あとで考えてみると、 選択の分岐点ごとに、 悪い方の選択をしていったことがわかります。 ただ、結果論的にはそうであっても、 対処方法が間違っていた訳でもなかったように思うのです。

 その後、妻が使っていた古いパソコンが突然こわれました。 立ち上がらなくなったのです。HDのクラッシュのようです。 本当に突然で、パソコンを終了しようとしたら様子がおかしくて、 それっきり立ち上がらなくなったのです。

妻がパソコンを使い出したのは、ごく最近のことで、 メイルとインターネットにしか使っていません。 それでもパソコンのない生活が考えられなくなっています。

ノートパソコンの安いのを買ったのですが、 私も使いたいので、いろいろソフトをインストールしたりして、 これまた、ずいぶん時間がかかりました。

 かくして、パソコンを使うための作業に忙殺される日々となったのでした。 費用もかけましたが、時間をずいぶん浪費しました。 高い授業料から何を学んだのでしょうか。

妻は、 あなたの厄をパソコンが拾ってくれたのよ、 とうまく慰めてくれます。 案外そうかもしれないと、 これも一つの得難い経験と割り切ろうとしているこのごろです。

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