2003年10月13日

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  ザ・サークルのギター弾き「ムラさん」から、 日頃お世話になっている「みなさん」へのお便りです。 ホーム・ページでは十分に伝えられないザ・サークルの近況や、 文化情報、私の雑感などを、随時お知らせします。
メイルでも配布していますので、必要な方はお知らせください。次回からお送りします。
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 ザ・サークル30周年記念コンサートには、
  お祭りのシーズン、
  三連休、
  あいにくの空模様
と悪条件にもかかわらず、 たくさんの方が、 それも遠方からもかけつけていただき、大感激です。
皆さんの暖かい応援のおかげで、 節目にふさわしい良いコンサートになりました。 ありがとうございました。

今回は、前回に引き続き、 ウイルス騒動の顛末をご報告します。

 ◇続・ウイルス騒動始末記◇ 

 前回は、 妻のパソコンでウイルスが発見されたこと。
念のためにと、私のパソコンを調べたところ、 こちらからも、ウイルス(の痕跡)が発見されたところまで お話ししました。
今回は、その続きです。


◇駆除できない◇

 私のパソコンで見つかったのは、 「W95.CIH.remnants」というウイルスです。
シマンテックのウイルス辞典 では、「W95.CIHの残骸の検知専用に作成された検出名」と紹介されています。
ホームページをいろいろ探してみますと、 ウイルスが駆除されたあとにも感染した痕跡が残っていて、 別なプロテクトソフトで検出されたりするようです。

 ウイルスは動作していないということで、これも一安心。 軽い気持ちで駆除にかかりました。
ところが、駆除ソフトで簡単に駆除できると思ったのが大間違いでした。
いったん駆除できたのですが、 もう一度スキャンしますと、 「\_restore\archive\」 という別なフォルダーに残っているというではありませんか。

駆除しようとしても、 「駆除できません」とのメッセージが返ってきて失敗。 ならば仕方ないと思い切って 感染ファイルごと削除しようしたのですが、 これも「削除できません」というのです。

 活動していないということなので、 今から思えば、ここで放っておいてよかったのですが、 駆除できないだけに、コンピュータの深部にしっかり取り付いて…、 といったイメージを持ってしまいました。 CIHというのは「チェルノブイリ」などとも呼ばれ、 実に強力なウイルスだそうですから、 痕跡が残っているだけでも大変、 何とか駆除したいと思いました。

 まずは、駆除ソフトのサポートにメイルをして、 「発見されたウイルスが駆除できないがどうしたらよいか」 と問い合わせました。

 一方で、削除不可ということは、 たぶんOSが管理しているファイルだろう。 となると、OSの再インストールしない限りは駆除できないのだろうか、 などと考えました。

OSの再投入となるとおおごとだな、とは思いながらも、 とりあえず、バックアップをとっておこうと、 バックアップソフトをインストールし、 バックアップ用のHDDまで購入したのです。 実は、これが墓穴を掘ったのでした。


◇復原のためのファイルだった◇

 そのうちに、ウイルス対策ソフトのメーカーから返事が来ました。
なんと、 「\_restore\archive\」 というフォルダーは、 OSの復原のための保存ファイルだったのです。 ウイルスを駆除したのに、検出されたのも道理で、 変更をすべて記録しておくわけです。 削除できないのも、当然でした。
フォルダーの名称から、ハハーンと思いつけば良かったのですが、 えてしてこういうときは、うまく想像力が働きません。

なるほどと思って、復元機能を無効にしたら、 ウイルス(の痕跡)は、きれいに駆除できました。

この時点では、これで一件落着かと思いました。
キリのよいところで、続きは次号としましょう。
次号もご愛読ください。


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