三谷幸喜のシチュエーション・コメディ(シット・コム)
「HR(ホームルーム)」
(公式ホーム・ページ)
が放送されています。
フジテレビ系(わが家では東海テレビ)で、
毎週水曜日の午後11時からの放送です。
昨年の10月から、放映されていますが、
最近になって気が付いたのです。
私にとっては、遅い時間帯ですので、
毎週予約でビデオにとっておいて、2時間、4回分をまとめて見る
ということをやっています。
シチュエーション・コメディというのは、
スタジオに観客を入れて、その笑い声も一緒に放送してしまう連続テレビコメディとか。
アメリカ製の連続テレビコメディのスタイルで、
子どもの時に見た「アイ・ラブ・ルーシー」や「奥様は魔女」が、
このスタイルだそうです。
テレビドラマと舞台のちょうど中間にあたるもので、
「コメディ」を追求してきた三谷幸喜としては、
いつか挑んでみたいジャンルだったと語っています。
(公式HPのあいさつ)
辞書もいくつかひいてみました。
(リーダーズ英和辞典)
situation comedy : n. 状況喜劇 《登場人物と場面設定とのからみのおもしろさで笑わせる, 連続放送コメディー》
(COD)
situation comedy : a comedy in which the humour derives from the situations the characters are placed in.
(拙訳:おかしみを登場人物のおかれた状況設定から引き出す喜劇)
(COBUILD)
A situation comedy is an amusing television drama series about a set of charactors.
The abbreviation sitcom is also used.
(拙訳:シチュエーション・コメディは、登場人物のセットによるテレビの面白いドラマシリーズ。
略語のシットコムも同様に使われる。)
ということは、主要な登場人物は毎回出てくる、とか、
劇の状況として、ある設定がしてあって、そのおかしさで笑わせる、
とかの要素もあるようです。
ところで「HR」ですが、
舞台の設定は、定時高校の1年A組、
主な登場人物は、
公式ホーム・ページ
をご覧ください。
英語教師の轟先生に、スマップの香取慎吾が扮しています。
なお、香取慎吾は、「合い言葉が勇気」以来、
三谷幸喜によく起用されるようになっていますね。
来年のNHK大河ドラマの「新撰組!」でも、
近藤勇役が決まっています。
スタジオには、
定時制高校の教室を中心に、
向かって右手に職員室、左手に食堂がセットされているようで、
それぞれ教室との間には廊下があります。
役者さんたちは、その三つを行ったり来たりしながら、
事件が展開していくわけで、
30分間は、続けて演じられる訳です。
昔の「てなもんや三度笠」、今の「お江戸でござる」のような
公開録画との違いは、劇場の舞台ではなくて、
あくまでもスタジオのセットになっていることでしょうか。
最近の19回目までの数回をみた感想は、
確かに面白いと思いました。
が、初めてみたときは、それほどでもなかったのです。
第1回から見ていないので、「状況」の設定をよく理解していなかったのですね。
つまりに続けて見ていかないと、
その面白さが分からないところがあります。
逆に、毎回見ていると、だんだん面白くなるということですね。
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