Windows のカスタマイズ 2


 とことん不必要なファイルを削って、身軽、快適な Windows を作り出す方法。

 削除可能なファイル群

サンプルサウンド ; マウスポインタ ; スクリーンセイバー ; デスクトップテーマ ; オンラインサービス
、、のうち、いるものだけ残してあとは削除。

 フォント

 ほとんど使用しないフォントであっても、一度表示してしまうとフォント用のキャッシュファイル(ttfCache)に追加されてしまう(Win9x/ME)。 Windowsは起動時にこのキャッシュファイルからフォントを読み込むためにキャッシュファイルが大きくなると起動時間も遅くなる。

 フォントは [\Windows\Fonts] フォルダに保存されている。 しかし、現在利用中のフォントは削除してはならない。 あらかじめ「画面のプロパティ」で、削除しようとするフォントが利用されていないか確認するべし。 
 欧文フォントは、「Arial」や「Times New Roman」とその関連ファイル(BoldやItalicなど)があればよい。 和文フォントは「MSゴシック」や「MSPゴシック」、「MS UI Gothic」、「MS明朝」、「MSP明朝」のみがあればよい。 最低限。 また、拡張子がfonの等幅のシステムフォントなども残しておく。

 INFファイル

 INF(インフォメーション)フォルダ内にあるファイルは、プラグ&プレイによって周辺機器をインストールするときに使われる設定ファイルである。 このフォルダに入っていれば、ハードウェアウィザードで一覧に表示される。 しかし、利用しない機器も多数登録されている。 不要なものは削除してしまう。

 CABファイル

 WindowsフォルダにCABファイルが収められたOptionsフォルダには、Windows98のセットアップCD-ROMの内容と同様のファイルがコピーされているので、必要なければ削除。 残しておいた方が便利な場合も多い。 容量は大きいので貢献度大。

 Program Filesフォルダ

 Uninstall Information フォルダの中で不要なものは削除してしまう。

 不要ファイル例

○:削除しないほうがよいもの
△:削除しても構わないが余裕があれば残しておきたいもの
×:削除してもよいもの

フォルダ名 要? 内容
All Users そのパソコンにログインするユーザーが共通で利用する環境
Application Data アプリケーションのスタートアップ時の設定ファイルなど
APPLOG アプリケーションの実行ログ
CATROOT デジタル署名の格納場所
COMMAND MS-DOSプロンプトなどで使うコマンドラインのコマンド
Cookies Webページから受信したクッキーが入っている
CURSORS × アニメーションカーソル
DCI デジタルカメラで使うDCI関連のファイル
Downloaded Program Files × Internet Explorerが自動的にダウンロードしたJavaアプレットやActiveXコントロールなど
DRWATSON × 「ワトソン博士」のエラーログ
Favorites Internet Explorerのお気に入り
FONTS フォントファイル
forms × メールで使われる規定のフォーム
HELP × ヘルプファイル
helpdesk システムファイルチェッカーを使ったときのバックアップ先
History Internet Explorerの履歴
IME MS-IMEのシステムと辞書
INF ドライバのインストールに使われるドライバ情報の格納場所
Installer Windows Installerに対応したインストーラ
JAVA Javaの実行に必要なファイル
Local Settings Microsoft製品が利用する場所
MEDIA × マルチメディアデータ
Msagent Microsoft Agent関連ファイル
MsApps Microsoft製品が利用する場所
msdownld.tmp × 一時作業ファイル置き場
Offline Web Pages × Internet Explorerでオフラインで使用するページのデータ置き場
OPTIONS メーカー製マシンなどではWindowsのCD-ROMと同じ内容がコピーされている
PIF MS-DOSプロンプトなどで使う環境設定込みのファイル
Recent 最近使ったファイルのショートカットが入っている
SAMPLES × JavaScriptやVBScriptのサンプルが入っている
SendTo ショートカットメニューの「送る」で表示される項目
ShellNew ショートカットメニューの「新規作成」で使われるひな型
spool 印刷するときの作業場所
SYSBCKUP システムファイルが更新されたときのバックアップ場所
SYSTEM 各種のシステムファイル
SYSTEM32 各種のシステムファイル
TEMP × 一時作業場所
Temporary Internet Files 表示したWebページのキャッシュファイル
TWAIN_32 32ビットTWAINドライバ
TWAIN 16ビットTWAINドライバ
VCM × 各種ツールが入っている
WEB × フォルダのカスタマイズをするときに使われる部品が入っている
スタートメニュー スタートメニューのショートカットが入っている
タスク × 指定したスケジュールで動くタスクが入っている
デスクトップ デスクトップに表示されるフォルダやファイル

 DirectX

 「DirectX Uninstaller」というツールを使うと、DirectX5〜DirectX8.0までをアンインストールすることができる (ディスプレイドライバとの関係で一部残ることもある)。 不要なヴァージョンはいったんアンインストールしてから、必要なバージョンのDirectXをあらためてインストールすればよい。

DirectX Uninstaller 0.13
フリーソフトウェア
ebrink作
www.ebrink.com/dxun

 不要ファイルの削除ツール

DEL DUST ver1.22
フリーソフトウェア
松山俊之 作
hp.vector.co.jp/authors/VA011258

 DLL

 「CL Windows」 というツールは、現在インストールしているVBのランタイムや、アーカイバ用のDLLなどを一覧で表示することができる。 必要なDLLはダウンロードする機能もついている。

CL Windows 1.18.3
フリーソフトウェア
後藤大輔 作
www.runan.net
インストール時にレジストリは書き換えない

 Shell の改造

 「98lite」 というツールは、Internet Explorerとシェルを切り離し、さらにInternet Explorerのアンインストールもできる。 Windows98/Meに対応している。  PREVIEW 版はフリー。 Windows2000/XP対応は未完成。

98lite
フリーソフトウェア
litepc.com 作
http://www.litepc.com/

体験レポートはこちら

 Shell の交換

 ウェッブ上で探すといいものが見つかる。 スキンだけを変更するソフトもあるが、綺麗なグラフィックの表示はマシンへの負担もおおきい。


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