三重県 狸 SPOT t


私が住んでいるところは、三重県の津というところなのですが、全国各地 たぬきに関しては いろいろな伝承民話があるようで、この地方では 四日市市にたぬきがらみのお話があります。
 昔々、この町にいたずらたぬきがでて 人をだましてこまったので、それを退治するために「大入道」を作りました。さすがのたぬきも人間の智恵にはかなわず、いちのまにか姿を消してしまいました.。
という お話なのですが、この大入道は四日市市のシンボルキャラクターになり、一方たぬきを主人公にした カラクリ人形が お祭りの山車になりました。
これがなんと、美女・天女宇豆売命(あめのうずめのみこと)に化けていたたぬきが、本性をあらわし 腹鼓を打ち シンボルの「こうがん」を膨らませるという、まあ日本広しといえども、こんなユニークな楽しい仕掛け山車は ないのでは。
下の写真が、その「
こうがんふくらませたぬき」 であります。その勇姿は、この写真からリンクしています。

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このたぬきからくりは、戦災で消失し、1988年に復元されたもので、この山車を、夏祭りに登場させるのは 本町通り商店街の方たち。
宮崎良治さんという方がリーダーで、いろいろお話も伺いました。
また、この商店街は「ポンポコ スタンプ」なるものが買い物サービスとなっていて、けっこう私にとっては、ほっとする街並であります。


この山車は「岩戸山」という呼び名がついており、商店街にはその「岩戸山」をイメージしたお菓子「山車から栗」があります。松花堂さんから。正直、おいしいですよ。



そのお菓子、変身前と変身後です

こちら、津市からの「たぬき」のお話。

 谷川士清(ことすが)は、現在の津市に1709年に生まれ、「日本書紀」全般にわたる解説書「日本書紀通証」全35巻を完成、わが国最初の本格的な50音順の国語辞典である「和訓栞」を編纂しました。

父は、産婦人科医として名医の誉れ高かったといいます。その父に劣らぬ医者であった士清には、「近くの納所河原の狸が、難産の女狸を助けて欲しいと人間に化けてやってきたので、士清は狸と知りつつ助けた」という話が残っています。
この話を聞いた、京都の紫野大徳寺の聚光院の僧残月が、士清に「木狸庵(もくりあん)」と書された額を贈ったそうです。(この額は現在市が所蔵中。


2006.9.12 津のケーキ屋さんで、ついに「たぬきのケーキ」を発見。その名も「ぽんぽこ」。バースディケーキをという同僚氏と訪れた「ムッシュ」さんにて。嬉びっくり。

早速、デジカメに収め・・食しました。半熟ショコラに生クリームとチョコとアーモンドが飾られたもの、これが美味しい!
こちらのシュークリームのファンなのですが、まさかまさか、同僚氏に感謝。




      


三重県の鳥羽市から。伊勢志摩の観光拠点です。

市内のアット・ホームな旅館「海月」さんの玄関には、これぞ信楽狸というデカ狸が!。あっぱれ20代の女将KIKUさんと信楽狸のツー・ショットをカメラに。「たぬき」が縁で、すっかり私はKIKUさんのファンになってしましました。(それにしても、風格のある正統派狸。お腹のあたりの触り心地もよさそうです。)2001.7.撮影。リンクは狸のお腹あたりからしています。
そうそう 2001年8月、KIKUさんは、フジ「ウワサの5人・美人女将大会」にも出演、全国区へ。

さて、ここは鳥羽パール・ロード、やって来たのは相差(おうさつ)のその名も面白展望台です。鳥羽方面から入ると相差出口前の左側に位置します。
ここに鎮座するのが、「狸地蔵」。なんと、金網に防御されて。噂を聞いてやっと尋ねました。2001.7。
交通事故にあう動物では「たぬき」がダントツです。高速道路でのたぬきの事故件数は年間8000件以上に上るとか。たぬきは、驚くと立ちすくんでしまうフリージング(擬死)という習性があります。
たぬきの休憩椅子です。可愛い!ついつい座ってみたくなります。
「動物に注意」の看板はよく見かけますが・・「たぬきに注意!」の看板は珍しいです。




津市で唯一?のたぬきの構築物。
桜橋公園に寂しく佇むたぬきの公衆トイレです。2004年秋、何気なく発見しました。


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