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看護師について

最終更新日：Ｈ21.2.18

看護師には大きく分けて二つあります。
正看護師と准看護師があります。

正看護師（略称：正看）は看護高等学校（看護科、専攻科の5年間）、看護専門学校、看護短大、看護大学で養成教育が行なわれ、卒業すると看護師国家試験の受験資格が得られる。実際には卒業見込みの段階で国家試験を受験できるが、最終的にその年度で卒業できなければ、試験で合格点以上を獲得しても不合格扱いになる。国家試験に合格すると、申請により厚生労働大臣から看護師免許が交付され、看護師としての活動が可能になる。

准看護師（略称：准看）は准看護師学校（准看護師養成所）あるいは看護高等学校（３年）卒業後、都道府県知事試験の受験資格が与えられ、知事試験に合格すると都道府県知事から准看護師の免許が交付される。

准看護師が日本で設けられている背景には、戦後の看護師不足に対応するための暫定措置という性格がある。看護師には、ますます高度な専門的知識や技術が要求されるようになりつつあり、日本看護協会は、准看護師制度の廃止を希望しているが、幅広い労働条件の看護労働力を求める日本医師会などの要望もあり、検討段階にある。昼間は病院で働いて、夜間通える学校もある。
行うことのできる業務も正看よりも制限される。（基本的に正看護師の指導の下での行動になる）

つまり准看護師になるには看護高等学校（３年）卒業後に試験に合格する18歳が最年少である。
正看になるには看護高等学校（５年・専攻科を含む）を卒業後、国家試験に合格する20歳が最年少である。
これから目指すのであれば、准看護師は廃止になる可能性があることと、総合病院への就職が困難なことがありますので、正看を目指すのが望ましいと思います。訪問看護でも基本的に正看護師の募集です。（准看護師では、一人で訪問できないため准看護師が訪問するためには正看護師が共に行動する必要がある→正看護師のみの採用となる）
正看護師は国家試験に合格する能力が要求されるため、正看護師になるための看護学校の入学試験は比較的難しい。これに対して、准看護師の入学試験は正看に比べると容易である。

以下に看護師のメリット・デメリットに関してです。

看護師のメリット
地方・都会に関係なく、比較的求人が多い
（給料や休みなど待遇を気にしなければ比較的容易に仕事に就くことができる）
結婚・出産後の職場復帰も比較的容易である
他の職種に比べると給料が高い（資格手当て＋夜勤があるため）
目の前で患者さんが良くなっていくのを見ることができるため、やりがいがある

看護師のデメリット
生活が不規則になる。（３交代のため、夜勤もある）
重労働である（患者さんの移動などの業務がある。そのため腰痛を患いやすい）
排泄物のお世話がある（テレビのイメージでは、こういった描写がないため失望して辞めていく人も多い・・・。）
カルテに記入するなど、通常の看護師のイメージとは異なる業務が多い。
患者さんの取り違えや、薬の間違いなどが患者さんに重篤な事態を招くことがある
患者さんの病状が日に日に悪化するのを看なければいけない場合があることと、患者さんの死に立ち会わないといけない場合がある。