さくらちる



2004年3月20日

 分野別英文をリンガメタリカを使用して行う。レベル的にまだまだ新高三には難しすぎるようだ。しかし出来ることをやってもしかたがない。しばらく様子をみることにする。野球部の練習は相変わらずハードなようで、授業中居眠りをこく。いたし方が無いとは思いつつも、残された時間を考えると少しあせりを感じる。野球部の二人よりも危機的なのが真歩の存在だ。中三の頃の勢いはまったく影を潜める、進研ゼミの成績は緩やかな下り坂だが依然高い数値を示している。しかし浪人勢も参戦する次回からの全統には不安がのこる。ここで一発カンフル剤の注入をしたいところだが、真歩の無気力症候群の原因は未だつかめない。

志望大学確定:
秋田  真歩:想定学部 大阪大学・地球総合(建築)/62(77%)
小林  卓矢:立命館アジア太平洋大学・アジア太平洋/57
佐藤     :大阪府立大学・経済/経済57経営58(4教科)
竹中     :
中野愛矢歌:三重大学・医学部看護/57(67%)
平田     :名古屋大学・経済/62(78%)
藤田  隼人:立命館大学・文学部/59〜62
坊  慎太郎:名古屋大学・医学・理学療法/58(80%)
松原  一裕:神戸大学・医学・保険/60〜64

2004年3月27日

 今年度最後の授業が終わる。次回からは名実ともに受験生に対する授業だ。松原がいない。明日は野球の試合があるらしい。聞けば三番を打つらしい。慎太郎は五番。野球部の主力としての気合は十分か。来年の今時期に文武両道の何たるかを高らかと後進に述べて欲しい。高校は高校受験と大学受験のつなぎの期間ではない。受験のために高校生活があるのでもない。学生の本分は勉学であるとは信じたくない。しかし現実は…。現実は厳しい。運。運は確かに必要だ。1点差で受かる者と落ちるもの、その差は何か。3点の問題を間違えたのと4点の問題を間違えただけの差なのか?うっかりなどと言って欲しくは無い。人生を左右する試験において、うっかりなどあるはずが無い。間違えるべく間違えているのだ。それが見直しに置いて明らかにうっかりであったとしても…。強くなれ。こんなに不甲斐ない先輩を目の当たりにして、まだ学べぬのか。

2004年4月4日

 先週に引き続きリンガメタリカのおとぎ話の項目を解説する。少し回り道のようだが、文の構成やそれぞれの単語の持っている本来の意味の解説を比較的丁寧におこなう。今週はそのおとぎ話についての課題小論文を課すことにした。題は「Write your opinion with logical reasons for the question following. Which kind of fairy tales is appropriate for a child: stories with violence contents such as horror, blood, and violence death and stories with soft contents?」
 英作文の課題を出すことは毎年試みていることだけれども、難色を示す生徒が多い。それもそのはず、今までそのような課題をほとんどこなしたことがないからだ。しかし国公立大学では着実に自由英作文を課す大学が増えているし、何よりも実践的な英語力を養うことが出来ると思っている。さらに基本的な英文法や語法があやふやな生徒にとっては、極々基本的な文章も書けないだろうし、その意味では英文法の練習にもなるし、難しい単語は知っていても、基本的な単語を知らない生徒にそれら基本単語の習得を促すこともできる。やっかいなのは日本人独特の完璧主義が顔を覗かしてくることで、間違いの無い英文が書けないと、書くこと自体をやめてしまう生徒が少なからずいることだ。多少の英文法の間違いなど怖がらずに、自分の考えを文章にしてしまう力強さが必要な課題なのかもしれない。

 春休みをもって新高校3年生はれいめい塾発祥の地、旧塾で日々の勉強を行う。旧塾は完全に高3の城であり、基本的な自治も任されているといってもいいだろう。塾頭や他の講師が授業以外の時間に行くことは滅多にないし、必要最低限の物資も生徒自身が運び込むか、ごくたまに講師が持っていくだけで、監視の目のまったくない自由な空間で自由に勉強することが出来る。しかし塾頭も方々で書いているように、旧塾自治領に入った生徒の多くが自由な勉強気風に流され、成績を急降下させている。自由には責任が伴うことをはっきりと自覚しなければいけない。
 毎年大学入試が終わると一斉に教室大移動が行われるのだが、今年は静かだ。というのも毎年のほぼ無条件の旧塾移動を制限するように、塾頭に具申したからだった。それはターゲット単語試験の合格者にのみ旧塾自治領内での勉強を認めるというものだ。受験生にとって最も基本的な作業である、暗記、それも英単語を覚えること無しに、受験期を乗り越えることはできない。単語もまともに覚えられない者が、自由に自分で計画を立て、目標とする大学に向けて勉強していけるとは到底思えないからだった。
 しかし新塾内では新しい生徒がお目見えし出し、高3が移動できないが故に窮屈な感じが広がっている。いつまでも新塾の一室を高3にあてがうわけにはいかない。よって協議の結果、春休み最終日をもって新塾内の高3部屋を廃止し、単語試験不合格者は新塾3階の中学生の片隅に移動してもらうこととした。
 この単語試験の告知からはや1ヶ月以上が過ぎようとしている、計画的な勉強計画の立てられない者を自治領に送るわけにはいかない…。

2004年4月11日

先週の英作文のそれぞれの答えを解説を交えながら採点をしようと、ホワイトボードに書いてもらう。しかし半分ほどの者が満足に英文を書いてきていなかった。すこしだけ頭にピリッとするものを感じたが、気を取り直してセンター模試の問題をやらせることにした。会話表現は時間をかければ大体の生徒が解けるが、いかに早く解くかがこの問題の鍵となる。全体で20問ほどの問題量だったが、標準回答時間は10分と明記されていた。さすがに10分では解くことができないだろうと思いながらも、20分ぐらいで解いてくれることを期待して、とりあえず制限時間は設定しなかった。しかし、30分経ってもほとんどの者が終わらず、少し不安になった。スピードをあげる秘策を練らなければ、いけないのだろうか。しかし英語の問題を解く上で、スピード・アップの秘策など無いと考えている。というのも、ゆっくりと丁寧に解けないのに、早く正確に問題を解くことなど、果たしてできるのだろうか。書店には速読や速答と銘打った問題集や参考書が肩を並べているが、そのうちの何冊が、本当にそのような成果を挙げることができるのだろうか。自分の未熟さを棚に上げても、「語学に王道なし」はそのとうりではないかと思うのだが…。

TopPage Diary
2000年11月8日、アメリカより発信
2000年11月9日、アメリカより発信
2000年11月10日、ノッチンからの返信
2000年11月13日、アメリカより発信
参議院議員・高橋千秋からのメール
2000年11月24日、ヨシキからの返信
2000年11月30日、名古屋大学・野依教授の発言
2000年11月9日、塾先より遠山真佐美ちゃんへ送信
2000年12月3日、遠山真佐美ちゃんからの返信
2000年12月4日、アメリカより発信
2000年12月13日、アメリカより発信
2000年12月22日、アメリカより発信
2001年1月10日、アメリカより発信。
2001年6月7日
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