綿で塩を包み、にがりを下の入れ物に取っていきます。吊るすこと3日、途中で綿に包まれている塩を叩いたりしながら根気良く待ちます。
吊るして、にがりを採った塩を天日干しします。自家製の塩は天日で乾かすことで固まりになります。
ここで固まりになっている塩を揉んでさばいてやります。最初に釜から上げる塩と最後に上げる塩では塩の粒の大きさが違っております。
これが魚作商店が造った熊野灘の塩です。まだまだ、製造工程の見直しや、商品化に向けて研究が必要でありますが、日々努力し、常に学び続けていきたいと思います。
そしてこちらが、熊野灘の海水を濃縮した海塩水です。この海塩水を魚作商店では、あじの開き、さんまの開き、かますの開きに使用しております。しかしながら、いい素材と手間隙を掛けた海塩水、これだけではいい干物は作れません。魚作商店では、この海塩水の濃度を調べる器具を用いて、塩分濃度を決めております。最後はやはり、塩加減をきちんと整えるという情熱を注がなくては熊野灘の海水100%のミネラル分を含んだ魚作商店 こだわりの干物は出来ないという事を再確認しております。 今後ともお客様に喜ばれる干物造りにがんばって参りますのでよろしくお願い申し上げます。