三重南紀元気なみかんの里創生プロジェクト協議会とは?
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はじめに

「かんきつ」は、私たちにとって地域の経済活動を支える重要な産業であるだけでなく、ふるさとの姿を象徴する、かけがえのないものです。
 しかし、現在のかんきつ産地をとりまく状況は、高齢化や園地の荒廃が進む中、かんきつ価格の低迷や消費の減少など誠に厳しい状況となっています。この地域が、これからもかんきつ産地として生き残っていけるかどうか、大きな分岐点を迎えていると思います。
 平成14年5月、私たちは自らを改革し、発展させるため、「三重南紀かんきつ振興プロジェクト推進機構」を組織し、産地の姿を正しくとらえ、これから進むべき道の探求に着手しました。
 また、平成17年4月には、「三重南紀かんきつ振興プロジェクト協議会」に改組するとともに、「三重南紀果樹産地構造改革計画」を策定し、自ら守る果樹産地づくり、後継者が育つ園地づくりを積極的に推進してまいりました。
 私たちは、これまでの取組みを更に発展させるため、平成20年4月、「三重南紀元気なみかんの里創生プロジェクト協議会」を立ち上げました。これからの3年間は、かんきつはもとより、その他農産物の生産振興や農業資源等を活用した産業観光の推進によって、活力に満ちた地域づくりをすすめてまいります。
 今日の産地をつくってきた先人の思いを、明日の産地をつくる子供たちに繋げるために、私たちは地域の生き残りをかけ、歩みを進めてまいりたいと思います。
  
平成20年6月
三重南紀元気なみかんの里創生プロジェクト協議会  会長 山本 範光