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三重の巨樹・古木
三重の巨樹・古木(川北要始補著)抜粋

18 中山寺のモッコク 
(ツバキ科、モッコク) 四日市市南小松
 モッコクは「庭木の王様」といわれるほど、昔からよく用いられ、庭の目立つ所に植えられる。ところが、この中山寺(ちゅうざんじ)では、庫裏と本堂を結ぶ廊下の傍で、この建物のなぜか裏側にあって、寺に参拝した人には気がつかない位置に育つ。その幹周囲は366cm、樹高は12mで、地上1.5m付近から4幹立ちの木。
 中山寺は法難にあって炎上後再建されるが、明応9年(1500)以前のこととされる。この再建の時に、モッコクは植えられたとされるので、樹齢500年を超える。
 私の調査では、この中山寺のモッコクを除いて、県内のモッコクは、植栽木と野生を含めて幹周囲210cm以下であった。また、全国の天然記念物のモッコクは幹周囲250cm以下であって、この中山寺のモッコクは全国最大ではないかと思われる。
  なお、中山寺は寛正2年(1461)、真慧上人(しんねしょうにん)創建という由緒ある寺。真宗田本山専修寺が栃木県二宮町(現)から、今の津市一身田町に移る数年間、この中山寺が布教の拠点だった。
「三重の巨樹・古木」の冊子は、県内の150本の巨樹・古木のガイドブックとして刊行したものです。
只今、緑の募金に500円以上ご協力いただいた方にご希望があれば当冊子を贈呈させていただいております。

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