バルブの組み立て その1
テンショナーアジャスターはバラして整理しておきましょう。

チェーンテンショナーを入れ溝に確実に入ったか確認してボルトを締めます。
当然ですがアジャスターはまだ入りませんよ。
バルブのタイミング合わせをします。
まずインスペク窓を覗いてフロントピストンをTOPに合わせます。

この位置を動かさないように!
次に1番側のカムギヤアイドルギヤにカムチェーンを掛けます。

この時まずないとは思いますがカムチェーンを強く引っ張りすぎてクランクが回らない
様に注意します。まずありませんが念のため。
ケースの刻印とアイドルカムギヤの刻印とギヤの谷を合わせます。

シャフトを入れて規定トルクで締めます

1番側同様に2番側も組み立てます。

2番側のテンショナアジャスターを入れます。アジャスタボルトを抜いておき爪を押して
縮めておいてから爪を上向きにしてOリングにグリスを塗って組み立てます。
キップボルトを7N.mで締めて
テンショナボルトは10N.mで締めます。

1番側のテンショナアジャスターはロックボルトが二段のネジになっていて先端の方は逆ネジ
になってます。
ロックボルトを手で締めてプッシュロッドを縮めその状態でロックネジを緩めるとプッシュロッド
がロックボルトの逆ネジ部分で締まって縮んだ状態を保持します。

爪を外側に向けて取り付けキャップボルトを10N.mで締めます。
次にロックボルトを締め付けるとロッドが外れてカシャ!と音がするのを確認したら
ロックボルトを23N.mで締めます。



組み立てたらクランクシャフトを反時計回りに2回転させて刻印が合っているか確認します。


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