j-mate10.jpg (73738 バイト) マテガイ捕り再び
(2014.7.12〜13:三雲町 五主海岸)

 今月のお気軽情報第64回(2002.6.9)「マテガイを捕りました」で紹介した三重県五主海岸のマテガイ捕りですが、あれから長期間による防波堤工事と浜茶屋が無くなってしまい、8年間にわたる工事が終了したので、実に12年ぶりに五主海岸にマテガイ捕りにいくことなりました。 子どもが12年前のマテガイ捕りの記事を見て連れていって欲しいと言われた為です。

 今年の状況ですが、アサリがほとんどいないとのことで、この堤防に登る入り口の店で駐車料金の名目で1000円お金を集めるようですが、今年は貝が少ないので無料のようです。 長い堤防道路の真ん中くらいに車を止めていざ出発です。 今日はお昼頃干潮の潮高が10〜20cmくらいまで下がるので道路から目測1km弱くらい沖まで潮が引いていました。
 お友達の伊勢のIさんによると、ポイントはとにかくできるだけ沖まで歩いて捕ることとのことです。 当日の土日は広い浜の沖に50名程度が散らばって貝を捕っているようでした。 マテガイはかたまったポイントに密集する性質があるので、できるだけ沖に行ってそのポイントを見つけるのがポイントのようです。 私は12年前鍬も持たずに捕りに行きましたが、伊勢のIさんによると鍬は必須とのことなので、鍬と塩を持参して行きました。
 子どもを連れて行くのは日曜日なので、ポイント探しを兼ねて前日の土曜日に肩慣らしで出かけました。
j-mate11.jpg (78018 バイト)  沖へ沖へ歩いていくと、一番沖の水際でバカ貝を捕っている人が沢山いましたが、マテガイ捕りの人は少なかったです。 しかし、水際ではなくちょっと丘に入ったところで専門の人が居ました。
 鍬と塩を持って1カ所のポイントを掘りまくっていました。親切な方で今年の状況を教えていただきこのポイントの近くで私のマテガイ捕りすることにしました。
j-mate12.jpg (90223 バイト)  鍬が無ければ、今年はマテガイは捕れないようです。 かなり沖なので潮で穴が小さく塞がるようです。
j-mate13.jpg (81793 バイト)  中を覗くと・・・・・おおー! お一人で何十匹もナイスサイズのマテガイをゲットされていました。
j-mate14.jpg (98228 バイト)  早速私の試し堀です。 このように一見マテガイの穴とは思えない小さな穴ですが、鍬で10〜20cm剥きとっていくと・・・
j-mate15.jpg (101026 バイト)  ぽこっと大きな穴に広がりました。これだけの大きさだとマテガイでしょう。。
j-mate16.jpg (78276 バイト)  塩を入れると、間もなくマテガイが飛び出しました。。 この瞬間がわくわくします。 12年ぶりに味わう快感です。
j-mate17.jpg (101505 バイト)  マテガイをつかんで、綱引きしながら難なくゲットです。
j-mate18.jpg (81087 バイト)  30分間、予備練習に捕っていましたが、楽しくなって気がつけば20匹捕っていました。。 結構なペースで捕れてきましたが、明日の本日があるのでこれくいらいで今日の土曜日は帰宅しました。
j-mate19.jpg (94393 バイト)  日が変わって翌日の日曜日に子どもと2人でやってきました。 鍬で穴を探してあげて、塩を入れて捕り方を教えてあげると喜んでいつまでも止めません。 鍬ですいて穴を見つけるのが子供は苦手のようで、結局最後まで私は鍬で穴開け番で子供は塩を入れて捕り番になりました。
 子供は加減を知らないので、どんどん捕っていきます。 結局塩が無くなるまで2時間捕り続けへとへとになって、車までの道のりが遠かったです。
j-mate20.jpg (82248 バイト)  こんだけ捕りました。。。 数を数えると・・・90匹越えてました。。昨日の試し堀に20匹捕ったから100匹オーバーです。大漁ですが・・・身体がしんどいです。
j-mate21.jpg (79793 バイト)  マテガイは最初の20匹は定番のバターワイン蒸し醤油仕上げでいただきました。 肉量も多く結構美味しいですが、独特の癖があるのでそれほどは食べようとは思いませんが、
j-mate22.jpg (79444 バイト)  IT検索してレシピを見ていくと5分ボイルして身を殻から外してからバターにニンニクのスライスで香り付けしてから殻を外したマテガイを炒めてワインで蒸して醤油で仕上げる方法がありましたので、2日目の90匹全てこの方法で料理しました。
 これはなかなか美味い! マテガイの癖がほとんど無くてガーリックが効いて幾らでもいけます。 ただ一度水で湯通しされているので貝の旨みはぐっと少なくなってました。しかし、マテガイの癖も抜けているのでとても美味しかったです。 これなら大漁にマテガイを捕ってしまっても幾らでも消費できそうです。