![]() |
三岐鉄道に乗って「員弁川のさかな館」に行ってきました (いなべ市にて 2014.12.26) 最近三重県立博物館の企画展「まちかど博物館」を見に行って各地のまちかど博物館のパンフレットを読んでいたところ、いなべ市のまちかど博物館の中でとても魅力的な博物館がありました。 その名は「員弁川のさかな博物館」です。員弁川で採取した魚を沢山展示しているとのことでとてもわくわくします。私の趣味で最近力をいれているのが「がさがさ」ですが、相通ずるものがあります。 地図を見ると、三岐鉄道の東藤原駅の直ぐ近くです。 三重県に住みながら私は三岐鉄道に乗ったことが無くこれも興味津々です。 ということで、三岐鉄道に乗って沿線を楽しみながらまちかど博物館を豪遊することを考えました。 今日の予定は、近鉄で富田駅まで行ってそこで三岐鉄道に乗り換えて、東藤原駅で下車して「員弁川のさかな博物館」を堪能したあとで、終点の西藤原駅に行って藤原文化センター(旧藤原博物館)も堪能して帰ってくることにしました。しかし、最初の「員弁川のさかな博物館」で2時間も堪能してしまったので、藤原文化センターは結局行かなかったです。 朝、近鉄富田駅に着いて、改札を出たところに三岐鉄道の窓口があり、駅員さんに富田〜東藤原、東藤原〜西藤原、西藤原〜富田の切符をくださいと言ったところ、「それでしたら1100円で1日乗り放題パスを買った方がお得です。このパスは北勢線の鉄道も乗れます」とのことで、パスポートを購入しました。 わくわくする小旅行の始まりです。 ここで、「員弁川のさかな博物館」に今日開館しているか電話したところ、毎日開館していますが、到着時刻に私は帰っていないかも知れませんと館長・・・「開いていればいいんです。」と返事しました。館長の説明を聞きたいときは予約が必要とのことですが、予約せずいきなり当日電話したので見て帰ってくるつもりでいました。 (しかし、30分くらい見ていると館長がさかな館に入ってきて、とてもコアな話を聞かせてくれました。その魚話は魚遊日記2014に載せておきますので、淡水魚に興味のあるかたはそちらを見て下さい。 近藤館長はとても親切で人間的に大きな方でした。この場を借りてお礼します。 |
![]() |
三岐鉄道は全線乗っても40分程度です。 |
![]() |
何処が駅かな?と思ったら近鉄富田駅の3番ホームが三岐鉄道始まりの西富田駅ということになっていました。 |
![]() |
私の家の近くには名松線が1両編成で走っていますが、そのイメージで電車を待っているとなんと4両編成です! |
![]() |
車両内部は北勢線のように狭くなかったです。一番前の席で観察です。 |
![]() ![]() |
車両内外に鈴鹿山脈に咲く花を紹介するシールが貼ってあって、心をくすぐります。 |
![]() |
富田駅周辺は結構住宅が多いですが、しばらく走ると田園地帯に入っていきました。 |
![]() |
ここで、車掌兼運転手から意外な放送があり・・・「この先の保保駅で電車を乗り換えて下さい・・」 うん? |
![]() |
乗り換えると、2両編成の電車でした。 |
![]() |
間もなく東藤原駅に到着・・・めちゃくちゃ寒いです。 |
![]() |
雪の藤原岳が目の前にどーんと見えて、小野田セメントの工場もどーんと見えます。ここは小野田セメントの駅みたいです。 |
![]() |
駅をおりても、街角博物館の案内は無いです。しかし、駅から1分も歩くとガソリンスタンド横に工場のような建物があり、道から10mほど奥まった建物になにやらそれらしき看板があります。 |
![]() |
つきました。ここがまちかど博物館「員弁川のさかな博物館」です。 早速扉をあけると・・・・ |
![]() |
内部をぐるりと囲む水槽。。。犬の臭いがします(館長によるとネコも犬も飼っているとのことです。)正面はトリートメント水槽。 |
![]() |
左を向くとソファーがあり、120cmと90cmの水槽を中心に員弁川の魚たちが迎えてくれました。 館長によると自分は60cm水槽を1個買っただけで、あとは全て人があげるというものをいただいたとのこと・・ |
![]() |
右を向くと看板が・・・これも人が作ってくれた物とのこと・・・ |
![]() |
ここに書いてある魚は5年ほど前は全て飼っていたとのことですが、今はお金のかかる肉食魚などはほとんど飼っていないとのことでした。この看板も誰かが作ってくれたとのことです。 |
![]() |
水槽の状態は非常に良かったです。水替えの頻度を聞いたところ「水替えはせずに減ったら足すだけ・・・」とのことで、驚きです。このカマツカ水槽のカマツカも状態が良くて、この水槽で繁殖した個体とのことです。びっくり・・・。 |
![]() |
カネヒラは大型のものがおり状態も良かったです。館長に「大きいかねひらですね」と言うと「いやいや、滋賀のカネヒラはもっと大きいです。しかし、私は員弁川の魚にこだわっています。」とのことです。 |
![]() |
このちくわのように太いどじょう・・・水替えはしないし餌が余ったらどじょうが食べるシステムとのことです。 |
![]() |
それと、水槽の魚の密度がめちゃ低いです。これなんか120cm水槽にカワムツ4匹のみ! 魚はもっと入れたいでしょうが、密度が高くて魚同志がスレると長生きしないとのこと。。。 館長曰く「わしは学術的なことはわからんでな・・」といいつつ、目からうろこのお話を聞けてとても勉強になりました。 楽しかった! |