冬、歳時のギャラリー



除夜の鐘



・大晦日の夜、日本人の心を揺さぶるのは、厳冬に包まれながら更けゆく夜に響き渡る名刹の「除夜の鐘」でしょう。しかしグローバル化が進んだ現在、海外駐在や単身赴任などで故郷の鐘の音を体感できるのは稀となってしまいました。下段の「叩けば鳴ります除夜の鐘」をぜひクリックしていただき、記憶の奥底にしまっておられた故郷の懐かしい梵鐘の音に思いを馳せ、幸多き新しい年をお迎えいただければ幸甚です。
(産経デジタル 提供 「叩けば鳴ります除夜の鐘」


おせち料理



・おせちはかつて「お節供(せちく)」といい、節句のときに神様に供えた物をさす言葉でしたが、節句のなかでも重要なお正月の料理にその名前が残ったものです。伝統的には五段重ねで、中身のお料理それぞれにも、一年の健康と幸福を願ったいわれがあります。
・例えば ○黒豆・・・・まめに暮らせるように。○えび・・・・腰が曲がる迄長生きするように。○かずのこ・・・・たくさんの卵で子孫繁栄。○昆布・・・・喜ぶ。等々です。これらを 5品から7品の奇数を詰めるのが基本でしたが、現在では品数も豊富になりましたね。


節分



・平安時代の儀式で、鬼に向かって、三石三斗のいり豆を投げつけて追い払ったことから、豆まきをする風習が生まれたといわれています。
・節分には、ひいらぎの枝にいわしの頭を刺したものを軒先にかけることもあります。一種の魔よけです。
そして家族で外に向かって「鬼は外」、内に向かって「福は内」と大声で叫んで豆をまきます。まいたあと、鬼を締め出し、福が出て行かないよう戸を閉めます。終ったらみんなでそれぞれの年の数だけ豆を食べ、一年の無病息災を祈ります。
・この行事の中の主役のような「鬼」のお面を、今年はお子さんと作ってみてはいかがですか。


バレンタインデー

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写真提供"Yahoo!グルメ - レシピ情報"

・起源はイタリアに始まります。西暦3世紀のローマでのことです。皇帝クラウディウス二世(在位268−270)の強権的な施政に反対して投獄されたキリスト教司祭であるバレンチノ(英語読みではバレンタイン)は、西暦270年2月14日に、処刑されてしまったのですが、獄にあって、目の不自由な娘さん(獄内の看守の)のために祈り続けると、奇跡的に目が見えるようになったと伝えられています。彼は死ぬ前にその娘さんに「あなたのバレンチノより」と署名した手紙を残したとか。
・このことが、現在では、この日に男女とも、お互いにバレンタイン・カードを出すあうようになり、バレンチノがしたように「あなたのバレンタインより」(From Your Valentine)と書いたり、「わたしのバレンタインになって」(Be My Valentine)と書いたりするようになったといいます。現在アメリカでは、クリスマス・カードの次に多く交換されているとか。
・実は、女性が男性にチョコレートを贈るのは、日本独自なんです。欧米では、恋人や友達、家族などがお互いにカードや花束、お菓子などを贈ります。クリスマスもそうですが、キリスト教になじみの薄い日本では本来の意味が忘れられて、セールスに利用されがちのようですね。今年のバレンタイン・デーは、あのバレンチノのことを思い出して、まずは「周りの人のことを気ずかう」など、加えて欲しい行事ですねぇ。(「The Family」 抜粋要約)


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